注意書き

舞台について特に決めてはいませんがたぶん幻想郷の外だと思います。
人間に飼われるゆっくりがいます。
虐待描写は温めです。
前半は特にいじめとか言った描写はありません。



「ゆっくりしていってね!!!」
「ん?なんだ、ゆっくりか…」
俺が大学のレポートを作成していると窓からゆっくりれいむが入ってきた。
まあ、特にゆっくりが嫌いというわけでもないし、汚れているというわけでもない、荒らしたり自分の邪魔をしないのであればそのまま放っておこうと思った。
「えーと…財務管理財務管理…」
教科書をめくり索引から項目を探す。
「おにいさん!!ここはおにいさんのおうちなの?」
「そうだよ」
無視して自分の家宣言されても困るので適当に答えておこう、あ、財務管理、5ページか。
「ゆ…あまりひろくないけどとてもゆっくりしたおうちだね!!」
「そりゃどーも、でもおまえの家よりは広いぞ?」
「そーだね!!!」
なんだ、理解はしていたのか、じゃあいいや、レポートを書こう。

しばらくれいむは黙って俺の方を見ていたがしばらくして俺に声をかけてきた。
「おにーさん!ゆっくりしてる!?」
何度も教科書とレポート用紙を見比べ、ペンを走らせる俺がゆっくりしてないように思えたのだろう、事実俺は今ゆっくりしていない。
「いや、あまりゆっくりしてないな」
「どおして!?ゆっくりしよう!!ゆっくりしていってよ!!」
そんなこと言ってもレポート書かないわけにはいかないし、でも急いで書くものでもなかったので、休憩がてらこいつと少し話してもいいかなと思った。
「じゃあどうすればゆっくりできるんだい?少し教えてほしいな」
「ゆゆ、そうだね…」
れいむは顔をしかめながら、しばらく考えた後答えた。
「おひるねをするとゆっくりできるよ!!」
「パスだ、俺に昼寝の習慣はない」
夜眠れなくなって授業中に寝てしまい、先生に怒られるのは嫌だからね。
「ごはんをたべるとゆっくりできるよ!!」
「却下、さっき昼飯を食ったばかりだからこれ以上は食べれない」
「ゆゆゆ…おにいさん、てごわいね…」
何が手ごわいんだよ、何が。
「そうだ!すっきりすればゆっくりできるよ!!」
「!?!?!?」
「ゆふふふ、すっきりすることにきづいたれいむはさすがゆっくりしてるね!!」
「俺には…」
「ゆ?どうしたの、おにいさん?」
「俺には…すっきりする相手がいないんだよぉ…」
お兄さんは泣いてしまいました。



「そう、おにいさんにはすっきりするあいてがいないんだね…」
「うぅ…」
ちくしょー、今まで親戚以外の女性に振れたこともない、俺の心の傷を掘り返しやがって…
「でもれいむにはすっきりするあいてがいるよ!!まいにちまりさとちゅっちゅしてすっきりするよ!!それもれいむもまりさもまだわかいからにんっしんしないすっきりだよ!!」
なんだよ、その「まだ社会人じゃないので避妊しています」みたいな言い方は!?それに毎日やってるのかよ!?
ああ、なんだろう、たかが饅頭の癖になんだか怒りが込み上げてきたぞ…?
「ちゃんとにんっしんしないれいむはとてもゆっくりしてるでしょう!!じゃあれいむはもうかえるね!!かえってまりさときょうもすっき…」
「饅頭が調子に乗ってんじゃねえぇー!!」
俺はれいむの顔面をがしりと掴むと全力で窓の外に放り投げた。
5秒ほどそのままの体勢で固まってた俺は、レポートを書くために椅子に座った。
「……ふぅ、すっきり、さて、レポートレポート…」
俺ったら学生の鏡だねぇ、さて、財務管理は…
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁ!!!!や゛め゛て゛え゛ぇぇぇ!!!」
「な、なんだぁ!?」
急に窓の外から悲鳴が聞こえてきた、俺はあわてて窓の外、悲鳴をした方向を見る。
「い゛や゛だぁぁぁ!!す゛っき゛り゛し゛た゛く゛な゛い゛い゛ぃぃ!!!」
「はぁはぁ、しょたいめんのありすにいきなりちゅっちゅしてくるれいむかわいいいぃぃ!!すっきりしよぉねえぇぇ!!」
なんと、さっき投げたれいむをありすが襲っていた、どうやら俺が投げたれいむがありすに命中、ちょうど口と口がぶつかる形になってありすが発情したのだろう。
まったく、この饅頭はどうしてこう俺の目の前ですっきりの話をしたがるんだろうか、すっきりしたがるんだろうか?
というか白昼堂々、何の遮蔽物もないアスファルト上で交尾するっておかしいだろ?
「んほぉぉお!!いいよぉ!!れいむ!!れいむぅう!!」
「い゛や゛だあ゛ぁぁぁ!!すっきりしたら…しんじゃう゛う゛よ゛ぉお゛ぉお゛!!!!」
最初は放り投げただけで許してやろうと思ったのに…目の前で交尾なんかされては俺の怒りは有頂天だ。
交尾に夢中で周りを見る余裕がない二匹に近づいた俺は金属バットで二匹まとめて叩き潰した。これでゆっくりレポートが書ける…
そう思ってレポート用紙を見るとおかしなところに気づいた、途中から文章が同じことの繰り返しを延々と描いているだけになっている…
きっと、れいむの話に適当に答えている時にレポートに対する注意がそがれたのだろう…
「やっぱり最初から追い出しとくべきだった!!あの饅頭がぁ!!」

結局、レポートは書き直す羽目になった。










あとがき
普通な虐待ものを書こうと思ったのですが…
虐待描写って難しいですね。



9月4日 1724


セイン




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最終更新:2022年05月03日 15:14