みょんみょんみょんみょんみょんみょんみょんみょん

散歩中に喧嘩を売ってきたまりさ種を捕まえ、お仕置き部屋へとご招待。
最初は「ゆ!?まりさかいゆっくりになったのぜ!!さあ、どれいはあまあまもってくるのぜ!!」とほざいていたものの、今ではすっかり衰弱している。
その原因はというと…

みょんみょんみょんみょんみょんみょんみょんみょん
みょんみょんみょんみょんみょんみょんみょんみょん
「うるさいっのぜ!まりさゆっくりできないでしょおおお!!」
みょんみょんみょんみょんみょんみょんみょんみょん
みょんみょんみょんみょんみょんみょんみょんみょん
「やめるのぜ!ねられないからだまるのぜ!」
みょんみょんみょんみょんみょんみょんみょんみょん
みょんみょんみょんみょんみょんみょんみょんみょん

「くそどれいいいぃぃ!このまりささまになんのうらみがあるんだああぁぁぁ!」
寝る時に騒音を出すようにしたからである。
おかげでまりさが寝られずに困っているらしい。
まあ知ったことではないのだが。

まりさがいる透明な箱の周りには、たくさんのみょん種が生活している。
みょん達は普段通りに暮らしているだけであるが、語尾が重なってそれなりの騒音となっている。いわゆる”みょんみょんゼミ”だ。
みょん種多頭飼いで防音設備完備。結構金がかかる。
その代わり、こういうお仕置きも可能となる。
ちなみに、まりさが寝るときを狙って歌を歌うよう指示を出している。

みょんみょんみょんみょんみょんみょんみょんみょん
みょんみょんみょんみょんみょんみょんみょんみょん
「もう…やめるのぜ…まりさあまりねてないのぜ…」

すっかりボロボロのまりさちゃん。すっかりやつれたまりさに声をかける。
『今日はよく眠れたか?』
「ねむれるわけないでしょお… うるさいみょんをせいっさい!してほしいのぜー」
『やだよ』
「どおしてそんなこというのお!?」
『うるせえ。近所迷惑だから黙れ』
「そっちのほうがめいわくでしょおお!!」
『俺が迷惑なんだから仕方ないだろうが』
「ひきょうものぉ!! まりさはなにもわるいことはしていないのにぃ!」
『お前が静かになれば解決するんだよ!』
「うぅ…。わかったのぜ。しずかにするのぜ。」
そう言ってまりさは眠りについたようだ。
しかし、
みょんみょんみょんみょんみょんみょんみょんみょん みょんみょんみょんみょんみょんみょんみょんみょん
「ねられないのぜええええ!!!」
『だからうるせえって言ってんだよ!ボケ!』
透明な箱を叩くと、「ゆべえっ!」とまりさが衝撃にうろたえる。
『よし、みょんたち、きょうも頼むぞ!』
みょんみょんみょんみょんみょんみょんみょんみょん
みょんみょんみょんみょんみょんみょんみょんみょん
みょんみょんみょんみょんみょんみょんみょんみょん
みょんみょんみょんみょんみょんみょんみょんみょん

そして数日後様子を見ると、すっかり干物のようにやつれたまりさがいた。
「ゆっひーゆふーゆっひっひー」
『何だこれ、キッショ』
思わず本音が漏れてしまった。
まりさはこちらを見るなり声をかけてきた。
ゆっくりした声で。
ゆっくりした顔で。
ゆっくりした仕草で。
ゆっくり言った。
まりさは笑顔だった。
とてもゆっくりとしていた。
まるで幸せそうな表情をしていた。
まるで死んでいるような感じだった。
まりさは口を開いた。
ゆっくりとした口調で話し始めた。
まりさは笑っていた。
とてもゆっくりとした動作で顔をあげた。
まりさはとてもゆっくりとした速度でこう言った。
ゆっくりした口調で。

みょんみょんみょんみょんみょんみょんみょんみょん みょんみょんみょんみょんみょんみょんみょんみょん
みょんみょんみょんみょんみょんみょんみょんみょん みょんみょんみょんみょんみょんみょんみょんみょん

まりさは死んだ。

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最終更新:2022年06月07日 21:24