※若干オリあり?
※虐待度はやや低め
※若干罵詈雑言気味
※読むに堪えない文章は仕様です
そのゆっくり魔理沙はゆっちゅりーより一回り大きく、巨大やドスなどの特殊な連中を除けばゆっくりの中では相当大きいほうらしい。
「ゆ?ぱちゅりーどうしたの?そんなせまそうなばしょに入って?すごくくるしそうだよ!?」
「ぇ~いあ、あああうおううあえあお」
もはや口内にさえもわずかな隙間しかなく口を動かすのも難儀な状態だ。何言ってるかほとんど分からんが文脈を考えると「元気な赤ちゃんを産むためだよ」だな。
「なにいってるかわかんないよ!ねえ、おじさん。ぱちゅりーをここからゆっくりだしてね!」
なんだ、頭の悪いゆっくりのクセにちゃんと俺の存在に気付いていたのか。たいした奴だ。
「ダメダメ。そんな事したらゆっくりゃに襲われちゃうじゃないか」
「だいじょうぶだよ!まりさがゆっくりまもるから」
一週間も自分が種をつけた女を放っといて何を言ってやがるんだこの馬の骨は。
「それにゆっちゅりーは今妊娠しているんだよ。妊娠中は普段だとなんでもないことが危険になったりするからやっぱり出せないね」
「ゆゆっ!ぱちゅりーにんっしんしてるの!?」
「う、うぅ」
「なにいってるかわかんないよ!」
流石はゆっくり。文脈や音声から発言を推測するなんてことは出来ないらしい。
「うん。つまり、妊娠しているよってことだ」
「ゆ!ぱちゅりーすごいね!おめでただね!!」
「そういう訳だから、ゆっちゅりーをそのボールから出すわけには行かないんだ」
「ゆぅ!?そんなことないよ!こんなのなくてもゆっくりできるよ!!」
・・・どうやらこのまりさ種は独善的勝つ自己中心的な自信家らしい。全く聞き訳がなくクソほどの可愛げもありゃしない。
「・・・わかったよ。それじゃ、今から用事で出かけてくるから帰ってきたら出してあげよう」
「ゆ?ようじなんていいからゆっくりぱちゅ!?」
「ぱちゅりーをだしてね」と、言い切る前に軽くデコピンをかまし、そのまま玄関先に向かっていった。
ああ、くそっ!まじで不愉快だ。人の嫁孕ませといてさも当然のように旦那面していやがる。
今頃ならゆっちゅりーの胎内には俺の子供がいるはずだったってのに!!
思わずまりさを踏み潰してしまいそうなほどの苛立ちを抑えながら、奴に身の程をわきまえさせるための準備をしに紅魔館へ向かった。
「ぎゃお~、だべじゃうどぉ~♪」
庭で遊んでいるまりさとゆっちゅりーの前に前触れもなく現れた1匹のゆっくりゃ。
そして、少しはなれたところからその様子を見守るゆっくり愛好家と俺と紅魔館のメイド長。
「良いんですか、ゆっくりゃって貴重な種なんでしょう?それをただで提供してくれるだなんて・・・」
「あら、うち(紅魔館)の中庭には溢れ返るほど転がっていますもの。1匹や2匹消えたところで誰も気にも留めませんわ」
ニコリと瀟洒な笑顔を浮かべつつ、物騒なことを口にするメイド長。普通の男であればこの笑顔にころっと騙されるところなのだろうが、生憎この場にいる男集は平凡とは程遠い。
何せゆっくりに欲情し、光源氏のごとく自分好みのゆっくりに育て上げて結婚しようなどと目論むこの俺と、その更に上を行くゆっくり愛好家さんだからな。
「まあ、そりゃそうなんでしょうがね。でも、ゆっくりゃはお嬢様に似てるんでしょう?」
「お嬢様の上にお嬢様を作らず、お嬢様の下にお嬢様を作らず、ですわ。妹様はお嬢様ではありませんし、あの肉まんもまたお嬢様ではありません」
またしてもさっきゅん☆スマイル。どうやら彼女にとって妹様とやらはお嬢様の上位互換らしい。妹なのに。
「私は仕事がありますので、これで。ああ、あの肉まんは煮るなり焼くなりお好きなように」
やっぱり笑顔でそう言い残すと彼女はぱっと目の前から消えてしまった。
「・・・あの人、実はゆっくりゃが嫌いなんじゃないか?」
と、さっきまでメイド長のいたほうを指差しながら愛好家の意見を聞こうと振り返る。
「あの豊満なゆっくりボディを抜くなり犯るなり・・・ハア・・・ハァ・・・」
うわ、変態だ。目が血走ってやがる、きめぇ。
こいつと同類と思われたくないからどっかに行こうかと思ったが、庭のゆっくり達の様子を見守らねばならないのを思い出し、その場にとどまる。
「ぎゃお~♪」
と、相も変わらずの「人類は十進法を採用しました」といわんばかりのポーズでまりさやゆっちゅりーを脅かすゆっくりゃ。
俺たちがしょうもない漫談をしていた間、ずっと待っていたんじゃないかとさえ思えてくる。案外いい奴じゃないか。
「ぱ、ぱちゅりーはゆっくりしていてね!」
「う、うう・・・」
ボールの中でみっちりしているせいで微動だに出来ないゆっちゅりーをかばいながら果敢にゆっくりゃに立ち向かうまりさ。
しかし相手は格上の捕食種。まともにやり合って勝てるはずもなくまりさは体中ぼろぼろになってしまっている。
とは言え、ゆっくりゃにとっても必死に応戦するまりさを捕食するのは困難だったらしい。
突っ込んできたまりさを紙一重で回避、ゆっちゅりーを守るものがいなくなったその瞬間に、ヘッドスライディングの要領で彼女に飛びついた。
とにかく喰える相手から喰ってしまうつもりらしい。ゆっくりにしては賢い判断・・・だよな、きっと。
「う、うぎゅ・・・」
「たべちゃダメ~!!」
「いだだぎま~ず・・・うぎゃ!?」
案の定、ボールに邪魔されてゆっちゅりーを食べられない。
「あぐ・・・ぐぅ・・・うっ!?」
何度も何度も必死になって齧ろうとするが、やはり球状の丈夫なプラスチックボールには文字通り歯が立たない。
しかも、ゆっくりゃの低脳では何故食べられないのかが理解できないらしく、もはや半泣きの状態だ。
「ぱちゅりーをゆっくりはなしてね!!」
「うぎゃ!?」
そうしてボールに悪戦苦闘しているうちに体勢を立て直したまりさが背後から一撃を見舞う。
その一撃は見事に後頭部を直撃し、ゆっくりゃはこれまた見事に転倒する。
それだけならまだ良かったのだが、転倒した際に不運にも手に持っていたゆっちゅりーが、正確には丈夫なプラスチックボールが顔面にめり込み・・・
後頭部から肉まんの具が飛び出した。
「・・・・・・」
そのまま微動だにしないゆっくりゃ。
いぶかしげに様子を見守るまりさ。
ゆっくりゃが邪魔で様子を伺い知ることの出来ないゆっちゅりー。
そろそろ出て行っても良い頃合いだと判断した俺たちは駆け足で3彦野元へ向かう。
「お、おい!何があったんだ!?」
そんな台詞をいけしゃあしゃあと口走りながらやってきた俺を見て安堵の笑みを浮かべるまりさ。
「あ、おじさん!」
「なあ、一体何があったんだ?」
「あとでゆっくりせつめいするからぱちゅりーをたすけてね!!」
こんな状況でもゆっちゅりーへの気遣いは忘れないのか。まりさ種にしては出来が良いな。
愛好家と一緒にゆっくりゃを持ち上げ、ゆっちゅりーを救出すると、俺とまりさは同時に彼女の安否を気遣う。
「大丈夫か?」
「だいじょうぶ、ぱちゅりー?」
「う、うう」
良かった、どうやら無事らしい。
一方、愛好家はゆっくりゃの具を頭に詰めなおし、顔をほぐして元に戻そうとしている。
あのへこみ具合や中身の飛び散り加減を見るとそんなんで復活するとは思えない。
「うあああーーーー!!!!! ざぐやーーーーーーーー!!!」
・・・・・・すげえ、復活したよ。
「よーしよーし、泣かない泣かない。咲夜さんは君みたいな低脳肉まんなんかいらないって言ってから僕の家でゆっくりしようね~」
そこまでは言ってなかったような気がするが、まあいいか。
「い゛や---!!れみりゃはこーまがんのおぜうざまだどぅーー!!」
「じゃあ何で紅魔館のお嬢様なのに咲夜さんが助けに来ないんだろうねぇ?紅魔館のお嬢様だったら彼女がすぐに助けに来るはずなのにねぇ?」
ゆっくりゃの絶叫など意に介さず、ゆっくりゃの尊厳を破壊せんとする愛好家。こいつ、本当はゆっくりが嫌いなんじゃないか?
「うあーーーー!!!ぢがうーー!!ぢがうのーーーー!!れみ゛りゃはごーばがんのえでがんどなおぜおうざまなんだどぅーー!!」
「はいはい。そんなことはどうでも良いからお兄さんの家でプリンをたべようね~」
あれだけの泣き声を聞いても眉一つ動かさないなんて、もはや超然とした何かを感じるぜ・・・。
「う!ぷっでぃ~ん!!ぷっでぃ~ん、だべるどぅ~♪」
ゆっくりゃもゆっくりゃでプリンをちらつかされただけであっという間にご機嫌になっていやがる。こいつは真性のアホだな。
とりあえず居間に戻り、ボールやまりさの汚れを落とす。
「そうか、まりさがゆっちゅりーを守ってくれたのか」
「う、うん」
「じゃあ、ボールがなくても大丈夫かも知れないな?」
「ゆ!?それはダメだよ!!やっぱりボールのなかにいたほうがゆっくりできるよ!!」
どうやら、このまりさは本当に利口な奴らしい。自分の無力を理解し、それによって生じる不都合を受け入れる・・・人間でも出来ない奴の多いことだぜ?
よくよく考えてみると、ゆっくりゃ相手に善戦していたんだ。最初に会話したときの過剰な自信も以前ゆっくりゃに勝ったことがあるとか、そういう裏付けあってのものなのかもな。
「と、いうことだけど・・・ゆっちゅりーもそれでいいか?」
「うぅ・・・いああえおおいえいいお」
多分「うん、いままでどおりで良いよ」だな。
よ~し、これで圧迫されすぎた赤ちゃんが奇形として生まれても親に責任転嫁できるぞ~♪
クズのような赤ん坊を見たゆっくりに「きっとまりさがちゃんと守れなかったからだね!」とか「まりさがダメな親だから子供がちゃんと生まれなかったんだよ」とかいってやったらどんな反応するか、今から楽しみだなぁ。
これで後は出産日をゆっくり待つだけだ!!
---あとがき的な何か---
そろそろホスト規制で書き込めないことに性的な快感を覚え始めてきました。あへぇ
今のところさほど虐待らしい虐待描写はありませんが、まあタメみたいなものだと思って生暖かく見守ってください。
最終になると思われる出産シーンではそれなりに虐待がある・・・はず。
個人的には内と外から圧迫されて苦しむゆっちゅりーの描写も入れたいんだけど・・・。
ちなみにこの主人公のお兄さんは作者同様ゆっくりでご飯三杯(もちろん性的な意味で)行けちゃう人です。
ゆっくりの頬のラインとか見てるとフルボッキだよな!!
最終更新:2022年04月15日 23:29