ゆっくりいじめ小ネタ275 まりサンタ

「もうすぐ"くりすます"だね!」
「くりすますはおいしいものをたべて、ゆっくりできるものがもらえるんだよ!」
「まいにちがくりすますだとゆっくりできるね!!!」
「れーみゅもゆっきゅちしちゃいよ!」
「だいじょうぶだよ! あかちゃんはかわいいからサンタさんもたくさんごはんをもってくるよ!」

そんな声がチラホラと聞こえる冬の朝。
ここら辺一帯は、北国と言っても割と温暖な方で、越冬が他の所と比べると遅いのだ。
よってこの時期になってもゆっくり達は餌集めをしている。
そんな訳でゆっくりが可愛いくて仕方がない俺にはちょうどいい所なのだ。

今日も今日とて可愛がろうとしようと森を探索していると、一匹のまりさを見つけた。
段ボールを被り、気付かれぬように慎重に近づく。すると、まりさが何か言ってるのが聞こえてきた。

「ゆゆ・・・サンタさんはにんげんさんのところにしかこないんだね・・・
まりさのむれのゆっくりしたあかちゃんにぷれぜんとをあげてくれればいいのに・・・」
とりあえずまりさの独白を纏めると、どうやらこのまりさは群れのリーダーであり、群を率いてきたが
最近はれみりゃに襲われたり、他の群れに襲われたりとみんなをゆっくりさせれなかったらしい。
それで責任を感じているようだ。
でもちょっと感動した。これはプレゼントをやらねばなるまい。


「話は聞かせてもらったぞ! ゆっくりは滅亡する!」
「ゆ! どうじでぞんなごどいうのおおおおおお!!!」
まりさは泣きながらこちらを見てる。掴みは完璧なようだ。
「まあ落ち着け。俺はお前の立派な心に感動したんだ。」
「ゆ?」
「サンタクロースがこないだと? ならばお前がサンタになればよかろう!」
「ゆゆ? でもまりさはなにももってないよ?」
「安心しろ。俺が準備してやる。三日後に山を下りたところにある赤い屋根の家にこい。一人でな。」
そういって俺は一目散に山を下りた。


三日後、まりさは言われた通りに家にやってきた。ドアが開けられないらしいので開けてやった。
「ゆっくりおじゃまするよ!」
おお、えらいえらい。
俺は部屋に招き入れた。まりさはそこにあったものに目を奪われたのか、キラキラとした目で騒いでいた。
「ゆゆ! すごいよ! おかしとおもちゃがいっぱいあるよ! とてもゆっくりできるね!」
部屋に置かれていたのは、大量のクッキー(手作り)にゆっくり用のブランコや滑り台(自作)など
今まで見た事もない物にはしゃいでいるまりさだった。
「ドス? こっちの玩具は俺が直前まで運んでやるから、お前はこの袋に入ったクッキーを運ぶんだ。」
「ゆん! ゆっくりりかいしたよおにーさん!」
理解の早いまりさを褒めてやると、顎を突き上げて偉そうにしたのでデコピンした。
そして重要な話をする。

「いいかまりさ? サンタクロースは正体がバレちゃ駄目なんだ。つまりお前がまりさだって事をみんなが知っちゃいけない。」
「ゆゆ? わかったよおにーさん!」
「よしよし。ならばまずはこのサンタ帽を被るんだ。MDEFとLUKが1上がる。付けひげもだ。」
「ゆ?なにいってるの? それにまりさのおぼうしはどうするの?」
「この帽子にクッキーの袋を入れるんだよ。帽子を被ってたらバレるだろ?」
「そうだね! まりさきづかなかったよ! おにーさんはぱちゅりーとおなじくらいあたまがいいね!」
「まあそう褒めるな。後はタイヤのないスィーも貸してやる。サンタにソリは必須だからな。トナカイもこちらで準備した。」
「おにーさんにはおせわになりっぱなしだね!!! ありがとうおにーさん!」
よーし今から行って夜まで待とうか。」
「ゆーん!」


その日の夜。とある群れのゆっくり達が外でガヤガヤと騒いでいた。
「おそいねまりさ。どうしたのかしら・・・」
「むきゅん! だいじょうぶよ! まりさはつよいゆっくりだもの!」
「きっとごはんをさがしてるんだねー。たぶんねー」
群れのゆっくり達はリーダーの帰還が遅いので心配していた。
「ゆん? なにかやってくるよ!!!」
一匹のれいむが森の奥から何かがやってくる事に気づいた。皆がその方向を振り向くと

「ゆっへ! ゆっへ! おもくてゆっぐじでぎないいいいい!!!」
「がまんしてね!!! おかーしゃんのためだよ!!!」
2匹のれいむがやってきた。ロープを口で持って、頭にトナカイの角を付けたれいむだ。
何やら必死に運んでいるようだ。
そして彼らの前についにサンタクロースがやってきた。


「ゆっくりしていってね!!! これはまり・・・サンタからのぷれぜんとだよ!!!」
口に白ひげを生やし、赤い帽子を被ったまりさ。後ろに置いてあった帽子を掴むとソリから降りる。
「ゆっくりたべていってね!!!・・・・ゆ?どうしたの?サンタだよ? ゆっくりできるものをもってきたよ?」
まりさは予想外の反応に困惑していた。何やらみんなこちらを睨みつけているのだ。
まさか正体がバレたのか?まりさは内心ちょっと焦っていた。

群れのゆっくり達は段々とまりさの周りを囲む。そして囲み終えると、一匹のぱちゅりーがこう言ってきた。
「むきゅん! へんなおぼうしのゆっくりはゆっくりできないわ! きっとむれのしょくりょうをうばいにきたのよ!!!」
「そうだね! れいむをこきつかうなんてさいていだね!!!」
「へんなぼうしをかぶるいなかくさいゆっくりはとっととしんでね!!!」
そういって誰かがまりさに向かって先制攻撃をする。無防備なまりさはその一撃を食らってよろけると
全員が襲いかかってきた。

「やべでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!! ばりざはばりざだよお゛お゛お゛お゛!!!」
堪らず正体をばらすまりさ。しかし
「まりさはそんなへんなぼうしはかぶらないよ!!! うそつきはゆっくりしんでね!!!」
そういって取り合わない。むしろ暴行が激しくなった。
「どうじででいぶだぢもなのお゛お゛お゛お゛お゛!!!!」
「へんなつのがはえたれいむはゆっくりしんでね!!!」
れいむ達も巻き添えを食らった。
「どうじでえ゛え゛え゛え゛!!! ばりざはびんな゛をゆっぐじざぜだがっただげぇ!!!」
言い終える前に上から潰されるまりさ。その後も執拗なリンチは続く


「ゆゆ! にゃんだきゃおいちちょうなにおいがちゅるよ! むーちゃ!むーちゃ!ちあわちー!」
「みんな! このぼうしのなかにゆっくりできるごはんがあるよ!!!」
「ゆ? こっちにはゆっくりできるおもちゃがあるわ!」
リンチから抜け出したゆっくり達が帽子やソリの中のプレゼントに気づいた。
「ゆゆ! ゆっくりできるね! まりさもたべるよ!!!」
「チーンポ!」

ゆっくりできるご飯と玩具に皆がまりさをほっといて我先にと群がる。
「うめっ! うめッ! めっちゃうめぇ! まじパネぇ!」
「しあわせー!」
「ゆっくりすべるよ! ゆゆーん!」
「ぶらぶらチーンポ!」
ゆっくり達は実に楽しそうだ。その表情は実に可愛らしい。
対照的にまりさの顔はボロボロだった。最早誰だかわからない程に。
「ゆっぐじじだ・・・けっがが・・・」
お決まりに死に際のセリフも最後まで言えずに力尽きた。ついでにれいむ達も。

「ゆ? へんなこがゆっくりしたよ! よかったね!!!」
「れいむ! へんなこはほっておいておうちにかえりましょう?」
「そうだね!!! これはみんなでわけようね!!!」
そういってゆっくり達はそれぞれの家へと戻っていった。
そして今日一日ゆっくりと過ごせた事に感謝しながら床についた。



翌日、男の家。
「んで、大量の飾りとと大量に余ったサンタ帽が手元にある訳だが。」
コーヒーを飲みながらコタツでゆっくりする俺。目の前では肩までコタツに入った友人がゴロゴロしていた。
「お前のとこのゆうかにあげるよ。着せ替えでもやればいいさ。」
「いるかピザ。」
冷たい反応である。後、俺はピザではない。デブだ。
「雪見れいむでも食べる?」
「全部寄こせ。」
図々しい奴である。




一方、森のゆっくり達の群れ。朝から沢山の声が聞こえていた。
「でいぶのりぼんがあああああああああああああ!!!!!!」
「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛! ま゛り゛ざのぼう゛じがな゛い゛い゛い゛!!!!」
「ゆ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛ん゛!!!!」
「ごんなへんなぼうじはぜんぜんどがいでぎじゃないいいいいいい!!!!!」
「むぎゅううううううううんんん!!!!!」
これ以降、森には謎の赤い帽子を被ったゆっくりの群れがあると話題になり
沢山のゆっくり達がその様子を嘲笑ったという。


【あとがき】
構想1分 50分で完成
そろそろ聖帝様がカップルのゆっくりを駆逐すると思う。

by バスケの人

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最終更新:2008年12月09日 18:55
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