「ゆ〜ゆ〜 ゆっくりしていってね〜♪」
ゆっくりれいむいわゆる紅白饅頭が切り株の上にのって
ゆっくりたちに囲まれながらおうたを歌っていた
「さすがれいむのおうたはゆっくりできるんだぜ!」
「うんうん わかるよー ゆっくりできるんだねー!」
「むきゅ! とってもゆっくりできるわ」
「ちーんぽ!」
と人間が聞いたら雑音にしか聞こえないのだが
ゆっくりが聞いたらゆっくりできるらしくれいむは賛美を送られていた
KASRAC by昔話
そこへ・・・
「ゆゆっ! にんげんさんがきたよ!」
森の中なのにスーツを着た人間がゆっくりのコンサート会場(笑)にむけて歩いてきた
「こちらがれいむさんのコンサート会場でよろしいですね?」
「むきゅ? れいむはおうたを歌ってただけだからそうとも言えないわ」
「そうだよー! ここはれいむのコンサートかいじょうなんだよー!」
せーの
「「「「ゆっくりしていってね!!」」」」
「・・・私はカスラック協会職員の鬼井と申します。ところd」
「ゆ? れいむはれいむだよ!」
「まりさはまりさだぜ!」
「ちぇんはちぇんだよー」
「むきゅ! ぱちゅはぱちゅよ!」
せーの
「「「「ゆっくりしていってね!!」」」」
話を遮られて鬼井さんはストレスがマッハになっているのだが
それをゆっくりには気づくよちなどはない。
『ところで今れいむさんは10年ほど昔飼いゆっくりの故れいむさん登録の
「ゆっくりしていってね!」を今のコンサートでお歌いになりましたよね?
生演奏には利用許諾契約を結んで使用料を払う必要があるということは
ご存じでしょうか? 』
「むきゅ!そんなのは聞いたこともないわ」
「おにーさんはうそをついてるんだぜ!!」
「わかるよー おにーさんとはゆっくりできないんだねー」
もしこの場がプライベートであったのなら間違いなく潰されていただろう。
しかしこれは仕事であり、上司からの命令であるのだ。
「そうですか。ひとまず今日はここに契約書を置いておきます。 それでは・・・」
と言って鬼井さんはその場を離れた。
そこに残されたのは1枚の契約書
そこに書いてあるのは公式の契約書ならではのわかりにくい言い回し方と漢字だらけの文。
内容は要するに生演奏での使用料は、客席数や演奏時間などを基準に算定し
払わなかった数年分の金やこれから歌うたびに金を払っていけというものであった
1番賢いゆっくりであるパチュリーが読んだのだがパチュリーは
これを何かの英雄伝であると勘違いし、ゆっくりした物語ね!と言っていた
3日後
「ゆ〜ゆ〜 ゆっくりしていってね〜♪」
3日前のことなど既に記憶から消え失せたのかれいむはまたコンサートを開いていた
そこへ
「れいむさん この前の契約書の方はお読みになりましたか?」
鬼井さんと2人の職員がやってきた。
「むきゅ! とてもゆっくりできる物語だったわ!」
「わかるよー ゆっくりさせてくれるおにいさんだったんだねー!」
「・・・もういい 連れて行け」
ゆっくり相手ではこのようなパターンであることに
慣れているのであろうか。
いつもやっていることだとでもいうかのように2人の鬼井さんの部下が
背負った籠の中に入れていく
騒がれるとうるさいので加工所特製の「ゆっくりできる籠」だ。
どんどん重さで下のゆっくりがへこんでいくがその表情はゆっくりしていそうだ。
そのまま山を下りてKASRAC協会の支部のところに行く。
「ゆっくりはいつものところに入れておけ」
そう鬼井さんから指示を受けると2人の部下はゆっくり小屋へ向かっていった
その小屋と言っても粗末なものではない
大きさで言えば紅魔館にも匹敵する大きさであるのだが
中は檻とゆっくりしかいない
元々は粗末な小屋が著作権法違反罪で捕らえられたゆっくりの収容所で
あったのだが実際問題金を払えと言っても払えるゆっくりはそうそういない。
そしてゆっくりの歌は餡子脳のゆっくりが作っているだけあって
同じような単調な物ばかりであるのだ。
そしてゆっくりの歌が著作権登録されてしまえば似ているという理由で
どうとでもごねることができる
こうしてどんどん金を請求するためにゆっくりも対象にして捕まえることにしたのだが
捕まえるためには小屋をどんどん拡張しなければいけなくなった。
KASRACはゆっくりの騒音、食費、留置場所などの問題に対し
異常とも思える請求をゆっくりから除外することに決めた
しかし時は既に遅かった。
ゆっくりは存在自体が適当であるので扱いも適当でいい
そのためゆっくりを収容するときに適当な数を檻にいっしょに入れたため
繁殖し、数はどんどん増えていってしまうのだ。
そして餡子を売るために解体したり加工所に渡そうとすると
ゆっくり保護団体のゆっくりんピースから
「税金を滞納しただけで死刑や臓器販売などをするのが国のやることか」
との苦情を受け食品として処理することは不可能となった。
罪を無罪とし森に開放させようとしたら猟師など
自然を生業として生きていく職の人から
「我々の生活を破壊するのが国のすることか」
と苦情を受け「害獣の王」と名高いゆっくりを開放することは不可能となった。
1つの小屋につき何千匹もいるゆっくりを開放することは自然の生態系を
完全に破壊することにつながることは子供でもわかるのだ
こうしてゆっくりというどんどん増えていく負債を抱えた
KASRACの収益は8割減を超え
翌年には−120%となった。
こうした結果建前としての権利者に金を支払うということもできなくなり
KASRACという制度は完全に廃止を迎えた。
そして民間の企業に小屋は倉庫として安く売られることになった。
中のゆっくりは企業の所有物として加工所に売られることになった。
結局この騒動において得をしたのは建築業と加工所と小屋を買えた企業であるのだが
金が回ったことにより景気回復に貢献したのは別の話だろう
ただ1つ言えることはこれだけのゆっくりが処分されても
ゆっくりの数は変わらず人間との関係は変わることはないということだろう
あとがき
Q 何でゆっくりを刑務所に送らないの? バカなの?死ぬの?
A ゆっくりんピースによって少し扱いがよくなったにしても
人間と同等に扱われることはないからです
あと囚人の精神的衛生のため、囚人は甘味に飢えてるため食べてしまう
ということでゆっくり用の収容所が必要なため作られたということでお願いします><
あけましておめでとうございます。
それにしても自分の作品は書き終わってから考えるとおかしいところがどんどんでてくるなぁ
できるだけ修正していきますが細かいところは見逃していただけるとありがたいです
今年は10作くらいまで行くといいなー
参考サイト
最終更新:2009年01月02日 06:27