※ぬるいじめです
※虐待お兄さんがいます
※ネタいです
<<めーりんがぎゃくたいおにいさんをおうえんするおはなし>>
※めーりんのセリフには副音声を被せています
やあ、ボクは虐待お兄さん! ……なんだけど、最近なんだかマンネリ気味なんだ。
れいむをまりさをありすをみょんをさくやをれみりゃをふらんをめーりんを。
りぐるをるーみあをもみじをちるのをきめぇ丸をおりきゃらをひなをさなえをかなこをすわこを。
ドスまりさをクイーンありすをきめら丸をゆゆこをゆーびぃをれてぃをにちょりを。
焼く斬る潰す刺す犯す砕く食べる増やす混ぜる揚げる茹でる罵倒する言い負かす凍らせる。
ありとあらゆる種にありとあらゆる虐待をし尽くした後では、何を、どう虐待しても「これはやったなぁ……」という具合で、新鮮味がない。
惰性でだらだらと虐待を続けていたが、やっぱり満たされない。ボクの虐待道もここまでか……そう思っていた時。
「じゃお! じゃおーん!?(おにいさん! どうしたの!?)」
心配そうに声を上げているのは虐待用に捕まえていためーりん。お前、人の心配なんてしてる暇あるのか?
お前は今から虐待されるんだぞ? お前を虐待しても楽しくないだろうけど、ボクは虐待お兄さんなんだ。
そう、虐待をするお兄さんなんだ。そうしなければボクは只のお兄さんだ。そんなのは嫌だ。
名前もない他ただのお兄さんでは終わりたくないんだ!
そんな心の叫びと共に、めーりんを蹴飛ばす。何百何千と
ゆっくりを蹴り飛ばしてきたボクの足は、
意識せずとも生かさず殺さずの絶妙な力加減でめーりんを壁に叩き付ける。……満たされない。
虐待を始めた当初は、とても楽しかった。そう、ただ蹴り飛ばすだけでも、胸のすく思いだった。
いつからだろう……胸に燃える火が消えてしまったのは。よく分からない悲しさともどかしさに、我知らず、涙がこぼれた。
「じゃおじゃお! じゃおぉぉぉ!(よくわらないけどなかないで! おにいさんがなくとめーりんもかなしいよ!)」
めーりんは涙を流しながらなおも吠えている。そうか、お前も泣いてくれるか……
そして、そんなときにふと気付いた。めーりんは、じゃお、としか言わない。そして、とても優しい性格だという事に。
ゆっくりの姿が確認された当初、ゆっくりはとても純粋で、ただひたすらにゆっくりゆっくりと言って
人間をゆっくりさせようとしてきた。もしかしたら、めーりんはそんな原種の面影を色濃く残すゆっくりなのではないか?
そう思うと、じゃあなぜじゃおとしか言わないんだ? という思考が脳裏をよぎる。
「じゃお」。そう、じゃおだ。めーりんの出せる唯一の言葉。そこに秘密が隠されている気がする!
そう気付いたボクの手は、本棚の辞書に伸びていた。中国語の辞典だ。何故中国語かって? めーりんは中国じゃないか。
しばらくページをめくり、ボクはおそらくそうであろう記述にたどり着いた。
中国語で「頑張れ」の意味。
ピンイン:jia1 you2
頑張れ、か。そうか、めーりんはずっと、ボク達に頑張れ、頑張れと言ってくれていたんだ!
来る日も来る日も虐待され、仲間にすら喋れないとつまはじきにされ、それでもなお頑張れと言える。
けして諦めないという不屈の心。それがゆっくりめーりんというゆっくりなんだ!
そう確信した時、胸の中に熱い何かがこみ上げてきた。そう、消えてしまったと思っていたはずの、赤々と燃える虐待の火だ!
そう、方法も、種類も関係ない。虐待したいから虐待する、それが僕なんだ。それが虐待お兄さんなんだ!
ありがとう、ありがとうめーりん! 君は忘れかけていた大事な事を思い出させてくれた。
そんな君を虐待することなんてボクには出来ない。決して君だけは虐待しない、そう誓うよ!
「じゃ、じゃお? ……じゃお~♪(よくわからないけど、よかったのかな? いじめられないっていうのはいいことだよね♪)」
そうかそうか、君も嬉しいか! ボクも嬉しいよ。今日は記念すべき日だ!
数日後……
「や、やべるんだぜぇぇぇぇ! ばりざのこといじめないでぇぇぇ!」
「でいぶのおぢぼんぢぎだだいでぇぇぇぇ!」
「ごんだどどがいばじゃだいわぁぁぁぁぁぁぁ!」
数日後、そこにはとても活き活きとした顔で虐待をするボクの姿が!
めーりんの応援によってボクは自分を取り戻す事ができた。そう、ボクに必要だったのは新しいアイディアじゃない。
ボクの虐待を暖かく見守ってくれる、唯一無二のパートナーの姿だったんだ!
そんなめーりんにはボクの活き活きした姿を見て欲しいので、危なくないように常に透明な箱に入れて保護している。
御飯だって三食とってもあまあまな餡子やカスタード、時には肉まんやあんまんをあげているし、感動の涙で濡れた身体は
定期的にゆっくりトリマーにお願いして生まれたてのように綺麗にしてもらっている。
今だってめーりんは透明な箱の中でずっとこちらを見て涙を流している。僕が活き活きしている姿がそんなに嬉しいんだね!
有難う、ボクも君がそんなに感動してくれるととっても嬉しいよ!
さあ、次はどんな虐待をしようかな! そうだ、やっぱりシンプルイズベスト。普通に殴ったり蹴ったりしよう!
さあ、見ててねめーりん! ボクの活き活きとした虐待ライフを!
「じゃお! じゃおぉぉぉぉん!(やめてよ! めーりんにそんなのみせないでぇぇぇぇぇ!)」
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96スレ>>28さんの「北京語の加油(ジャーヨー)が訛ったもんだと認識してた 」
という書き込みに触発されて受信した電波。虐待お兄さんのテンションがアップダウン激しいのは仕様です。
勢いのままにたら書いたら何かよく分からないものができた……なんぞこれ。
多分壮絶なすれ違いが生み出した悲劇を書きたかったんだと思いますが定かではありません。
予想外に高評価だった「ふつうと~」の次がコレってどうなんだろう……
あまりにアレ過ぎるので収録の際は投棄場行きでいいかもしれません。判断はお任せします。
小ネタにしても次はもう少しマトモなものを書こう……
書いたもの
- ふつうとちょっとだけちがうゆっくりさくやのおはなし
- めーりんがぎゃくたいおにいさんをおうえんするおはなし
最終更新:2022年01月31日 02:44