小ネタ
『たばすこ』
「はなちぇ! じじぃ!!」
キッチンに20代男性が立っている。
男に掴まれている赤まりさがなにか喚いているが無視している。
この赤まりさは男がペットショップの処分品ゲス
ゆっくりコーナーで買った。
いや、買ったといっても10円だが。
「うるせえ。」
「ゆ゛ぅ!」
男は親指と人差し指に力をこめる。
そうしながらも男は冷蔵庫から赤い液体の入った小瓶を取り出した。
「おい、チビ。」
「ちびじゃにゃいよ!! まりちゃだりょ!!!」
「そんな事は聞いてねーんだよ、カスが
おい、お前甘いもん食いたいか?」
男はいやらしい笑みを浮かべながら問う。
「あみゃあみゃ!!! よこちぇ!!」
「そうか、なら口を開けろ。」
男は銀色のボールの中に赤まりさを置く
まりさはニコニコしながら口を開けている
「あーみゃ あみゃー♪ まりちゃちゃま にょー♪ あみゃあみゃー♪」
「よく味わえよ」
男は小瓶の液体を赤まりさの口へ垂らす。
「あみゃあみゃー♪ あみゃ… びぃ゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛ッ!!!!」
「どうだ、あまあま(笑)は美味しいか?」
ボールの中でのた打ち回る赤まりさに、言葉は届いていないようだ。
「ぢぬ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ッ!!!! がり゛ゃい゛い゛い゛い゛い゛ッ!!!!」
「ほーら、もっと食え」
男は赤まりさを目掛けてタバスコを垂らし続ける。
ゆっくりにとって辛い物は、苦手というレベルではなくもはや「毒」や「酸」に近いらしい。
「だずげろ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ッ!!!
ばり゛じゃざま゛をだずげろ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ッ!!!!」
実際にもまりさの皮膚は炎症のような症状を起こしている。
「そうか、のた打ち回るほどおいしいか。よかったな。」
そんな事を言っているうちに赤まりさの悲鳴が更に大きくなった。
「お゛み゛ぇめ゛がい゛ぢゃい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛ッ!!!!」
「なんで甘い物食ってんときに目が痛くなんだよ、バカか。」
「ぢぬ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ッ!! ぢんじゃう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ッ!!」
「ゆ゛ぅ゛・・・・・ッ! ゆ゛ぁ゛・・・・・・・・・・・・ッ!
み゛ゃ・・・み゛ぁ・・・・・・・・・!
ぎょ・・わ゛・・い゛よ゛・・・ッ! い゛・・・ぢゃ・・・い゛・・ょ・・・・・・・・・・・・・」
そして、赤まりさは限界を迎え、白目を剥いて痙攣し始めた。
「ごはんをたくさん食べたら、おねむか。 幸せそうな顔だな。 」
「ゆ゛ッ!… ゆ゛ッ!… ゆ゛ッ… ゆ゛ッ゛… ゅ゛ッ…ゅ゛ッ…ゅ゛…ゅ゛…・・・・・・・・ゅ・・・・・・・・・・」
その顔は苦痛に満ちていた。
完
あとがき
3作目
こういうシンプルな作品は好きですね。
作者 きよ
最終更新:2009年04月28日 11:04