各育苗方式の特徴について簡単に説明
■地床
路地に直接播種し、高さ30cm程度まで育苗した後、定植する方式。
機械で定植する人が多いが、現在同様の機械は販売されていない。
育苗に失敗した苗は定植されないため、最終的な苗揃いは良い。
デメリットとしては育苗時の管理と定植に時間が掛かる。
新規で地床育苗をする人は少ないが、坊主不知の定植においては地床と似た作業内容となる。
■チェーンポット
鉢状の紙(チェーンポット)に培土を詰め播種し、
ビニールハウス内で育苗する。
定植はひっぱりくんに苗箱を乗せて、自力で引っ張りながら定植するため、プラグでの機械定植に比べると労力を要するが、機械の不調に悩まされることはない。
定植に高価な機械は必要ないためイニシャルコストは安く済むが、その分プラグでは使用しないチェーンポットの紙と敷き紙を使用するためランニングコストは増える。
■プラグ(セルトレイ)
セルトレイに培土を詰め播種し、ビニールハウス内で育苗する。
定植する機械によって200,220,448穴のいずれかのセルトレイを使用する。
人によっては機械を使わずにセルトレイから手で定植するが、その場合は穴数は関係ないが200穴が使われることが多い。
機械定植の場合、定植速度はとても速いが、苗の状態・圃場の状態・機械の状態によって定植ミスが頻発することがある。
最終更新:2017年11月08日 16:56