二人は
キリシア王国は避けて
タバルト王国を通る旅の途中で、無法な
バリッシュ排斥運動の事実を知る。
その地でバリッシュを助けている
スルバと知り合った
シャル達は、大勢で纏まれば
カウマ法国に無事に着けるからと同道を乞われる。
バリッシュ擁護の姿勢を取るトリュー伯爵の子息
ファルバンの屋敷に、二人を含んだ旅集団は集まった。
そこで匿われている者達と顔を会せた その時、突然、後ろの扉に鍵が掛かり 大量の水が室内に注ぎ込まれ始めた!
ファルバンこそ、実はバリッシュ擁護を語りながら、それを闇に葬る事を繰り返して来た 反バリッシュ派だったのだ。
絶望の阿鼻叫喚の中、絶体絶命の窮地に陥った
シャルは怒りに体を震わせていた。
それこそが、暴走の引き金に成り兼ねない一歩になるとも知らずに。
最終更新:2012年09月14日 01:41