バリッシュとは、
カウマ教の教えから外れた者の総称。
目の性に従えず、若しくは従わずに道から外れてしまった者達。
その多くは、定住する場を持たず、旅の中に居ると言われているが、人里離れた山深い中で暮らす者も僅かに存在する。
ただし猟師などに発見されると、迫害を受ける可能性がある為、次に猟師がそこを訪れた時には消えている。
バリッシュには三パターンある。
- 自分の目に合った職業、定住に従えない者。
- 同じ目では無い者と、婚姻関係にある、またはそこから生まれた者。
- 稀種・稀目である者。
この何れかである場合はバリッシュと認識される。
戦いの性を持った
犬が傭兵である場合、これをバリッシュと認定するかが
カウマ教団で討議された経緯がある。
意見はおおむね半々に分かれ、未だにその決着は付け難く、国、若しくは個人の考えで認識される事が多い。
国是としてこれに反する国がある、大きな規模では
トメリニア王国での手工業奨励がそれである。
また地場産業が闊達な地域ほど、その産業を活性化させる為に領主が
目の約を違えて奨励する事も多々ある。
定住の中で
目の性から乖離したのでは無く、
目の性と同列で別の仕事を持った者に関しては、
カウマ教団がそれを概ね容認していると考えられる。
最終更新:2012年09月08日 08:28