統一紀元前1424年、十六歳で家を飛び出した
ダリューの成長を軸に物語が進められる。
犬の
目を持ちながら、惰弱、軟弱な父親を見限り
ダリューは家を飛び出し軍に入隊する。
偉大な司令官と仰ぐ
バンダルトに傾倒しながら戦いに赴く
ダリュー。
しかし戦い敗れ傷付き、敗走した所を
カシュに拾われ、
カシュと その祖父母
デルサンと
ドルバと共に住む事とに成る。
一緒に生活をする中で
デルサンは禁忌である自分の技を
ダリューに伝受させようと考えた。
それは
ガルーシャ(組織)の技を応用した、陰陽の技術、才能と努力が有っても手に出来るとは限らない禁断の技。
それを
ダリューは手に出来る可能性があった。
しかし それを覚えれば当然
ダリューは追われる者に成るだろう、
それ故に
デルサンは
ダルバに
稀種の危険性の限りを尽くして
ダリューの体に その危険を徹底的に叩き込むように頼むのだった。
それがほぼ完了近しと成った時、
デルサン達は
ガルーシャ(組織)の頭首の命令で住んで居た地を離れる事になってしまう。
新たな師を前に 残された
ダリューは更なる自分の技を研磨する、自分の恥を灌ぎ、死んでいった友の仇を討つ為に。
最終更新:2012年09月12日 23:02