和泉黄金塚古墳



  • 「景初三年」銘の画文帯神獣鏡が出土したことで知られる。

  • 後円部中央の、女性を葬ったと推定される木棺から、大きい硬玉ヒスイの勾玉1個、小さい硬玉ヒスイの勾玉8個、
   硬玉ヒスイの棗玉5個、大小の碧玉製の管玉84個、さらに多数のガラス製小玉等で構成された首飾りが見つかっている。
   総延長は1m83cm。

  • 東側から発見された棺には男性が葬られていたが、頭部の位置にやはり
   硬玉ヒスイの勾玉4個、硬玉ヒスイの棗玉2個、碧玉製の管玉68個とガラス製小玉972個が発見され、
   これらをつなげると長さは1m83cmで、中央棺の管玉の総延長と一致する。
   ここから、おそらく当時の首飾り(御統)には一定の規格があったものと思われる。

  • 長さ157cmの楯が発掘されている。表面周囲に鋸歯文を配し、中央やや上に5つの巴形銅器が装着されていた。


      参考文献

『日本神話の考古学』森浩一


最終更新:2013年09月14日 02:25