巨大な骨が掘り出される

  • ヘロドトス『歴史』
   →スパルタが敵対しているテゲアと争っていたが勝つことができず、デルポイに神託を乞うたところ、
   「アガメムノンの子オレステスの遺骨をスパルタに持ち帰れば望みが達せられるであろう」という託宣が降りる。
   場所はテゲアの町で、アガメムノンが子を埋めた場所があるという。
   これを、スパルタの市民の一人リカスが見つけ出したという。
   テゲアの鍛冶屋で、たまたま庭を掘っていた時に、7キュベスもある棺を掘り当てたといい、
   よもやそんな大きい人間がいると思わずに蓋を開けたら、棺と同じ大きさの死骸が入っていた、という。
   リカスが紆余曲折の末、骨をスパルタに持ち帰ってから、両国の戦いでスパルタが優位に立つようになったという。


  • プリニウス『博物誌』第七巻
   →クレタ島で地震があった際、山が裂け、背丈が46キュービット(約20m)もある身体が発見された、
     という記事が載る。
     この身体(骨?)については、オリオンのものであるという人や、オトスのものであるという人もいた由。
     また同書には、上記オレステスの身体が発見された事についても言及があり、大きさは7キュービット(約3m)とある。


      参考文献
『歴史(上)』ヘロドトス
『プリニウスの博物誌 Ⅱ』


最終更新:2016年03月18日 02:01