アイドルマスターミリオンライブ!Blooming Clover

登録日:2019/02/10 (日) 15:21:28
更新日:2024/03/07 Thu 08:28:17
所要時間:約 10 分で読めます




ようこそ!私たちの劇場へ!!

アイドルマスターミリオンライブ!Blooming Cloverとは、月刊電撃マオウで連載された漫画作品である。作者は稲山覚也。
当初は、イマイチ“これ”といった呼び方が定まっていない感があったが、現在は『ミリオンBC』で定着している。

アイドルマスター ミリオンライブ!シリーズのコミカライズ作品であり、2017年5月号から連載を開始。4月号では前日譚の0話を掲載、全アイドルの顔見世を行った。
ミリオンライブのコミカライズとしてはゲッサンが有名であり、月刊誌では2作目のコミカライズとなる。

内容としては同時期に開始したアイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズをベースとしており、ゲッサン版の連載中にはまだ存在していなかった白石紬や桜守歌織、青羽美咲も登場し、ミリオンスターズとして劇場を盛り上げていくこととなる。

物語の主役となるのは矢吹可奈北沢志保箱崎星梨花高坂海美の4人からなるユニット、Cloverであり、彼女たちを中心として様々なアイドルたちが劇場を舞台に、時には困難にぶつかりながらも成長していく様子を描いている。
また、所謂765PRO ALLSTARSのメンバーは既にテレビで見かけない日はないほどの人気アイドルとなっており、彼女たちの背中はミリオンスターズの面々にとって追いかけるべき目標となっている。
他にも、設定として触れられていただけであった志保の弟や海美の姉などのキャラクターが初めて顔を見せるなど、ファンには嬉しいサプライズがあったりする。

人気御礼により特設サイトが解説され、0話から3話までの試し読みができる他、4話から最新話までの試し読みができる。シアターデイズ内のコミックからもサイトへ飛ぶことが出来る。

コミックスには通常版と限定版があり、限定版にはミリオンスターズの面々が歌うカバー曲やドラマパートが収録されたCDが付属されている。
4巻まではカバー曲オンリーだったが、5巻にはCloverが歌う新曲が収録されることが告知されており、今後の新曲にも期待がかかる。

また、2018年のクリスマスにミリシタにコンシューマーを通しても初となる楽曲『メリー』が実装されるというサプライズがあったのだが、同日15:00のガシャ更新と共に、かなしほフェス限定カードが登場したのに合わせ、5巻限定版に収録されているかなしほデュオ版の『メリー』までもが実装されるという、二重のサプライズがあった。

短編でまとまったゲッサンに対してかなりの長期連載となり、『ぷちます!』や『シンデレラガールズ劇場』などといった四~五コマ漫画作品を除いた作品としては初めて合計10巻に到達した。U149の方が開始早かったんだけどBCはちゃんと定期刊行してたが故の勝利
2023年の電撃マオウ12月号に最終話が掲載され、無事に完結。
――したのだが、現在は単行本二冊分にも及ぶ番外編エピソード[encore]が連載されている。
[encore]ではまつりの妹、あずさとこのみの関係など本編中では深堀できなかった設定などが描かれている。
2023年時点で15巻まで単行本が出ており、2024年春頃に最終巻となる16巻が発売予定。
だったのだが、2024年7月頃に延期*1、最終巻限定版にはCloverのオリジナル楽曲2曲目となる「新曲(仮題)」、アニマスのトリを飾った「いっしょ」のカバーが収録予定。


【物語】

アイドルを目指す少女、矢吹可奈は憧れの765プロのミリオンスターズへの所属が決まり、意気揚々と765プロ劇場へと足を運ぶ。
可奈だけは他のメンバーよりも1ヶ月遅れて765プロに所属したため、他のメンバーの前で大好きな歌を披露することに。しかしその歌声はお世辞にも上手とは言えず、メンバーの1人である北沢志保は彼女の歌を酷評する。
しかしプロデューサーはそんな志保に対して可奈の教育係を任命し・・・!?



【登場人物】

ミリオンスターズ

オーディションやスカウトによって新たに765プロに所属することとなった39人のアイドル達。今は駆け出しのアイドルではあるが、それぞれが未来のトップアイドルとなる可能性を秘めた原石である。
主な仕事は劇場の定期公演であり、まだ持ち歌のない彼女たちは基本的に765ASの曲をカバーすることとなる。
ユニットデビューも順々に行っており、現在は4ユニットがデビューしている。


Clover

矢吹可奈、北沢志保、箱崎星梨花、高坂海美からなる4人ユニット、リーダーは北沢志保。
年齢も近くバランスもいい可奈、志保、星梨花と、彼女らを引っ張る年上のお姉さんの海美による4人ユニットであり、当初は海美のダンスに3人がついていけなかったり志保の家庭の事情でユニットがバラバラになりかけたこともあったが、4人がそれぞれ成長していくことで深い絆で結ばれたユニットとなっていった。



歌が大好きな14歳の少女。合唱部に所属しており、よく即興で歌を作っては歌っている・・・のだがその実かなりの音痴であり、オーディションではアイドルとして異例の0.5点を叩き出した。
しかしその歌声には聞く人を不思議な笑顔にする不思議な力があり、1ヶ月に渡る審査の末合格となった。
ミリシタ時空なので春香さんが大好き。また、誰が見ても未熟なのに人を惹き付ける不思議な魅力の持ち主。
アイドルになってからはステージの怖さや実力不足を知り落ち込むこともあったが、美希たちのステージを見たり、憧れの春香からのアドバイスを受けることで乗り越えていく。
あまり褒められたものではなかった歌声も歌織と紗代子によるレッスンで向上していき、それにつられてダンスの実力も上がっていき、アイドルとして成長していく。



真面目でストイックな14歳の少女。幼い頃に大好きな父が失踪し、中学生の自分でも家族を支えられる仕事としてアイドルを志した。
アイドルとしての基礎スペックはあまり高くなく、最初はスキップすらろくにできなかったが、才能を練習量で補ってきた。しかしその練習量がたたり倒れてしまうことも。
ユニット結成の際にCloverのリーダーとなることを申し出るが、同時に家の手伝いも忙しくなり練習時間が取れなくなることで周りと実力差が開き、弟の陸との喧嘩が切っ掛けでアイドルを辞める決意をするが、Cloverのメンバーの励ましでアイドルを続ける意志を固めた。そして、家が合宿所と化すことに。
可愛いものが好きで、いつも持ち歩く猫のぬいぐるみは父との思い出の品。
自分の問題が解決した現在では過去の自分の面倒くささを客観的に見れるようになったが、その度に煩悶している。



箱入り娘の13歳の少女。実家がかなりのお金持ちで、大きな家の外の世界への好奇心からアイドルとなった。
かなりの世間知らずであり、缶ジュースの開け方を知らなかったり志保の家に泊まるまで友達の家に外泊したことがなかった。
ユニット内最年少であり、その分体力や体格も他のメンバーに比べて劣るため自分のユニット内での必要性について悩み自信をなくすこともあったが、亜利沙からのアドバイスによって自信をつけた。
ジュニオールというオスの大型犬を飼っており、とても可愛がっている。



運動神経抜群な16歳の少女。元バレエ選手であり、その柔軟な体を活かしたダイナミックなダンスが持ち味。
ユニット内最年長であり、中学生である3人とは年齢が離れているが、プロデューサーは高いダンスの実力でお姉さんとして3人を引っ張って欲しいと思いユニットに選んだ。
実際、普段は天真爛漫といえる性格と行動が目立つが、ユニット活動では憧れのお姉ちゃんを胸に皆を支えようとしている。
かつて通っていたバレエ教室には時たま顔を見せており、体力不足に悩む星梨花の為に出来ることを考えていた時にはかつてのバレエの先生からアドバイスを貰った。
プロのバレエ選手として活躍する姉がおり、現在はフランスで活動しているが海美の活動はネットを通して見守っている。



ダブルエース

横山奈緒と佐竹美奈子の2人からなるユニット。リーダーは横山奈緒。他のユニットとは違い、どっちがリーダーでも構わなかった。
ユニット名の語源は昴曰く野球のダブルエースであり、奈緒と美奈子の2人両方かエースとして活躍するデュオユニットとして結成された。
観客を巻き込んだパフォーマンスが得意であり、ライブでは奈緒による美奈子へのサプライズで美奈子カラーのタオルを観客と一緒にぶん回した。



関西弁の17歳の少女。ミリオンスターズ内でもかなりの常識人であり、周りのメンバーの行動によくツッコミを入れている。食いしん坊キャラであり、登場する際には高確率で何かしら食べ物を口にしている。
ユニット結成当初は雑にリーダーに任命されたことや美奈子の不振な態度から活動に不安を感じていたが、昴とのキャッチボールでの会話や美奈子の不振な態度の正体を知り、不安を解消した。



中華料理屋の娘の18歳の少女。かなりの世話好きであり、よくミリオンスターズのメンバーに得意の料理を振舞っている。
ミリオンスターズへのオーディションには友達と3人で応募したが受かったのは自分だけであり、友人達からの応援で2人の思いを背負いアイドルとなった。友人達は美奈子の様子を見に来るために劇場に来たり、奈緒と一緒に美奈子へのサプライズを考えたりと今でも美奈子を応援している。


トライスタービジョン

田中琴葉、所恵美、島原エレナの3人からなるユニット。リーダーは田中琴葉。
普段から仲が良く歳も近い3人のユニットであり、琴葉の綿密なレッスン計画により3人とも高い実力を誇る。
地方ロケの際に琴葉と恵美が遭難してしまうハプニングが起きたが、エレナの番組スタッフへの必死の頼みや琴葉と恵美の執念によって発見され、事なきを得た。



カチューシャが特徴の18歳の少女。真面目な委員長タイプの性格で、割と自由な性格の2人に手を焼くこともあるが基本的に仲がいい。
Clover、ダブルエースを合わせた3ユニットの中でもまとめ役となることが多く、合同レッスンでは海美等にアドバイスを送ることもある。
学業も優秀であり、美奈子と一緒に奈緒、恵美、エレナのアホの子3人組に勉強を教えていた。



派手なビジュアルの16歳の少女。トライスタービジョンのビジュアル担当であり、志保からも可憐と並んでミリオンスターズ内トップクラスのビジュアルと評されている。
真面目で肩肘張りがちな琴葉をリラックスさせたりと気配りが上手い。しかし地方ロケではその気配りが原因で遭難する切っ掛けを作ってしまった。
カラオケやファミレスが好きな今どきのギャルであるが、学業は苦手で参考書を見て頭から煙を出していた。



ブラジル人のハーフの17歳の少女。ダンスが大好きであり、海美や歩と並ぶ実力を持つトライスタービジョンのダンス担当。星梨花からダンスについてアドバイスを求められた際には、上手に踊ることよりもダンスを楽しむ気持ちを大事にするよう教えた。
琴葉と恵美が遭難してしまった時は、面倒事を避けて通報しないよう提案する番組スタッフに対し必死に懇願し、捜索隊を出してもらうことに成功した。


シグナル

春日未来、最上静香、伊吹翼の3人からなるユニット。リーダーは最上静香。
ミリオンライブにおける所謂信号機ポジションの3人であり、ユニット名もまんま信号機である。いちごヨーグルトぽむぽむ?知らん。
他の3ユニットよりも半月ほど早くユニットデビューしており、その分テレビなどに出演する機会も多く、特に静香は歌番組で賞を取るほど活躍している。



サイドテールが特徴の14歳の少女。少々おバカな一面はあるものの、天真爛漫でとても元気な女の子。
4ユニット合同レッスンで失敗した可奈のところに春香と一緒にプチシューを持って励ましに行き、可奈が立ち直る要因を作った。
そんな未来も、志保が倒れた時の可奈の姿にかなりの影響を受けており、可奈とは互いに影響を与え合う良い友人関係を築いている。



黒髪お姫様カットが特徴の14歳の少女。歌番組で入賞するなど、活躍はミリオンスターズ内でも頭一つ抜けている。
両親からはアイドル活動を反対されており、人気が出なければ中学卒業と同時にアイドルを辞める予定で、未来と翼も了承していた。しかし志保が倒れた時の可奈の姿を見て勇気を貰った未来と翼が、両親の元へ直談判しにいったことで、アイドル活動を応援してもらえることとなった。
うどん好きで、事務所でもうどんに舌鼓を打っている。



楽しいことが大好きな14歳の少女。モチベーションにムラはあるが、アイドルとしてのセンスは抜群。
尊敬する美希のステージで可憐と共にバックダンサーを務めた際は、翼のミスをカバーしながら他のメンバーの邪魔にならないよう移動する美希の姿に改めて感銘を受け、呼び方を美希ちゃんから「美希先輩」に改めた。
真面目な志保とはイマイチ反りが合わず、気楽な態度を見せる翼に志保がイラついてしまう場面もあった。


その他のメンバー



セクシーな雰囲気の23歳の女性。アダルティな雰囲気を纏っており、プロデューサーや美咲に誘惑行為をよくするが空回りがち。
事務所内では年長者だけあってプロデューサーの仕事を手伝ったり、年下のメンバーの世話を焼くことが多い。一時期同い年の歌織と自分を比べて卑下することもあったが、このみのアドバイスで立ち直った。



自称セレブなお嬢様の21歳の女性。セレブと言ってはいるが、言葉の端々から庶民的なセンスが見え隠れしている。
実家のおかあさ・・・シェフはコロッケが得意料理らしく、事務所の差し入れにはよくコロッケを持ってきている。
彼女が主役の番外編では、プロデューサーからのお使いで、可奈と育の前で3000円以内でどれだけセレブなおやつを用意できるか四苦八苦していた。



アーティスト気質の15歳の少女。日本語と英語が入り交じったよく分からない喋り方が特徴的で、ロコアートなる芸術作品を日々制作している。志保捜索の際には、自作のかなり独特な形をした雨合羽を装備していた。
本作では「独創性のないものであれば高クオリティで素早く作れる」ということも明らかになっている。


不思議な雰囲気の20歳の女性。20歳とは思えないほどの自由人であり、よく自作の「さんぼ、わさんぼ、和三盆〜♪」という謎の歌を歌っている。
初見で可奈の歌の本質を見抜いた唯一の人間であり、「歌は喜びを謳い、想いを訴ふもの」という持論から、可奈には特別な歌のレッスンは必要ないのではないかと考えている。



ゲームが好きな14歳の少女。普段はかなりダウナーな性格でアホ毛も下向きだが、一度ステージに立つと一変、元気で笑顔の眩しいアイドルとなる。アホ毛も上向き。
可奈からステージにたった時の感想を求められた時には、「(ステージの上の酸素が)うすい」と答えた。



ポーカーフェイスが特徴の17歳の少女。手先が器用で、手品やトランプの扱いが得意。常に真顔に見えるが感情表現が苦手なだけで人一倍感情豊か。
可奈に、かつては志保はスキップもできなかったが、相当の努力をしてレッスンについてきていることを語り、自分も可奈と志保のように努力しなければいけないと歩にダンスレッスンの指導を頼みに行った。



派手な服と抜群のスタイルが特徴の16歳の少女。派手なビジュアルに反して意外と緊張しがちな性格で、好きなアロマで気分を落ち着けている。
翼と共に美希たちのバックダンサーを務めた時は、緊張から上手く話せずにいたが、事前に可憐のプロフィールを読んでいた律子の助け舟で上手く話すことが出来た。



本と妄想が好きな15歳の少女。恋愛、ファンタジー、ミステリーなど様々な本が大好きで、語り出すと止まらない。
上手く歌えないことに悩む可奈の元に奈緒、育と一緒に現れ、ふとしたことから少しだけ上手く可奈が上手く歌えるようになった現象の解説をし、その後も可奈の歌の特訓に2人と一緒に付き合った。



事務所内最年少の10歳の少女。まだ幼いが故に正論をズバズバと言ってしまう節があり、可奈の歌声を正直に「あんまり上手じゃない」と言ってしまい可奈をKOした。
育が持っていたリコーダーが切っ掛けで可奈の歌声の向上方法が見つかり、奈緒や百合子と一緒に可奈の特訓に付き合った。



お姫様キャラの19歳の女性。「ほ?」が口癖で、ファンシーな不思議ちゃんにも見えるが、時には年相応の落ち着いた女性の素のような一面を見せることもある。
志保、星梨花とのオーディション対決に負け、倒れた志保のカバーの為に練習したにも関わらずステージに立てなかった可奈の為、プロデューサーに自分の持ち時間を減らして可奈がステージに経つ時間を作って欲しいと頼んだ。



765プロトップのバストを持つ22歳の女性。元看護師であり、胸が大きいことがコンプレックス。
普段はおっとりとしているが、元看護師なだけあって志保が倒れた時は適切な処置を素早く行った。志保が回復した後も、体調管理を疎かにしかけた志保に対して笑顔で凄まじい圧をかけた。



美しい髪が目を引く17歳の少女。早とちりしがちな性格で、プロデューサーの言葉を誤解しては噛み付いている。
事情でミリオンスターズに合流するのが遅れていたが、駅で出会った可奈の周りを笑顔にする歌声に感銘を受ける。
合流後は教育係の茜の下で日々レッスンに取り組んでおり、早とちりしがちな紬と気配り上手な茜で良き凸凹コンビとなっている。3ユニット合同ライブでは、茜と共にステージのオープニングを務めた。



元歌の先生の23歳の女性。前職が前職なだけあって高い歌唱力を誇り、年下のアイドルの世話もよく焼いている。
前職の都合で合流するのが遅れたが、合流後は可奈の歌のレッスンの教育係となり、声帯模写などを用いて楽しく可奈の歌声を向上させた。
初ステージでは美咲がデザインした衣装を見に纏い、可奈と紗代子と共に「MUSIC」を歌い、プロデューサーからはとても楽しそうに歌うと評されていた。



ヒーローと動物が好きな12歳の少女。山育ちでとても元気な性格で、動物はだいたい友達。
歌織合流後は歌織によく懐いており、可奈と一緒に歌織の歌のレッスンに参加していた。
3ユニット合同ライブには育と共に観客として参加し、誤って身分を明かしてしまったが志保の家族と仲良くなった。



大きなツインテールが特徴の17歳の少女。重度のドルオタで、よくミリオンスターズの写真を隠し撮りしている。
ユニットに選ばれなかったことで最初は気落ちしてしまったが、すぐにメンバーを応援する姿勢に切り替え、自分のユニットでの存在意義に悩む星梨花に、アイドルファンらしい観点からのアドバイスをして立ち直らせた。



お調子者な16歳の少女。ウザカワいい言動とは裏腹に繊細な性格で、割と落ち込みやすい性格。気配り上手で、ユニットに選ばれずに落ち込んだ時に他のメンバーが気落ちしている様子を見て空元気で周りを盛り上げた。
その後は紬の教育係に就任し、ウザカワムーヴをしても素直に受け止めてくれる紬に対して照れたりしながらも、良き師弟関係を築き上げ、合同ライブのオープニングでは2人で会場を盛り上げた。



眼鏡をかけた17歳の少女。理知的な外見とは裏腹にかなりの熱血漢であり、どんなことにも全力で取り組む。
ミリオンスターズのオーディションではガチガチ緊張していたが、直前の組の可奈の歌声でリラックスすることができ、無事に合格することが出来た。そのため可奈には恩義を感じており、歌織と共に可奈のレッスン係を申し出た。
ステージに立つ時は、「素顔の自分でステージに立ちたい」という理由から眼鏡を外している。上条、ステイ。



ピンクの髪に黄色のメッシュが特徴の19歳の女性。アメリカにダンス留学した経験があり、ダンスの腕前は事務所でもトップクラス。
反面歌は苦手としていたが、歌織の歌のレッスンに対する姿勢や、歌とダンス両方を楽しむ環の姿を見て、自分もアイドルとして歌も楽しもうと決意する。



年齢に見合わぬ体躯を持つ24歳の女性。どう見ても小学生にしか見えないようなプロポーションであるが、中身は事務所最年長らしい大人の女性。
歌織と自身を比べて卑下する莉緒に対し、「大人でも怖いし大人でも泣くのに、他人の為に悩める莉緒は大人のレディである」と、大人の女性の定義を説いて立ち直らせた。



野球好きな15歳の少女。男所帯で育ったため俺っ子で言葉遣いは割とガサツだが、内面は女の子らしい部分も多い。
ユニットのことで不安を感じる奈緒を星梨花と一緒にキャッチボールに誘い、ダブルエースというユニット内を解説し、「どちらかがボールを投げたらどちらかがキャッチして投げ返してやればいい」と言って奈緒の背中を押した。



プロレス好きな19歳の女性。プロレス好きなだけあって闘魂逞しく、他事務所のアイドルが多く参加するライブに紗代子と歌織と一緒に出場することになった時は、紗代子と一緒に闘志を燃やしていた。
バイク乗りであり、志保が姿を消した時はバイクを使って志保の捜索を行った。



北海道訛りの14歳の少女。純真無垢な性格で、北海道の農家育ちであるために野菜の育てかたに詳しい。
Cloverが志保の家で合宿を行っている時には、美奈子、千鶴と一緒に実家の野菜を差し入れした。
後に亜美・真美が仕事で貰ったチケットを譲ってもらい、Cloverともども実家に里帰りすることになる。



太めの眉毛が特徴的な17歳の少女。天然気味な性格をしており、常にマイペース。
3ユニット合同ライブの時にはまつり、亜利沙と一緒にレッスンを行っており、息切れを起こしていた亜利沙を気にかけていた。



子役出身の11歳の少女。
演技力が高く本人も役者志望だが、過去に自分の態度が元で干されてしまいアイドルとしてデビューし直すべく765プロにやってきた経緯がある。
シアターに来る前は主に765プロ事務所で春香たちに面倒を見てもらっていた。

765PRO ALLSTARS

ご存知765プロ最初の13人からなるユニット。既に業界ではトップクラスの人気を誇り、ミリオンスターズの中にもASに憧れているメンバーは多い。
レギュラーでの登場はほぼ無く、時々ゲストとして登場してはミリオンスターズのメンバーの成長を促していく。



気弱で穴掘りが得意な17歳の少女。犬が苦手で星梨花の愛犬ジュニオールの写真を見て怖がっていた。
可憐と翼がバックダンサーを務めたステージでは、自身の経験を交えながら新たな仲間を歓迎する挨拶を行った。
クリスマスの特別編では、志保の夢の中に妖精「スノウ」として登場、彼女のクリスマスの思い出を共に振り返った。



アイドル兼プロデューサーの19歳の女性。真面目で計画を立てるのが得意であり、プロデューサーにダメ出しすることもしばしば。
バックダンサーである翼や可憐のこともプロフィールで事前に調べており、緊張からガチガチになっていた可憐に彼女の好きなアロマの質問をして助け舟を出した。



金髪と抜群のスタイルが目を引く15歳の少女。いつもソファで眠っているが、本気を出すと抜群のパフォーマンスを見せる。
バックダンサーである翼が水で足を滑らせた時に咄嗟に手を取り、更に律子の進行方向の邪魔にならないように方向転換してカバーした。



765ASのセンターを務める17歳の少女。可奈が大ファンであり、ドジっ子でありよく転ぶが、ステージでは他のメンバーをも活かす抜群のパフォーマンスを見せる。
合同レッスンで落ち込む可奈のところに未来と一緒に励ましに行き、自分のアイドル経験を交えたアドバイスを送り、可奈の背中を押した。この場面は長年の春香P必見。



天真爛漫な笑顔眩しい14歳の少女。実家は大家族で貧乏な家庭ではあるが、それを感じさせないほどの明るい性格。
彼女の持ち歌「キラメキラリ」は子供でも知っている人気の歌のようで、可奈が迷子の少年と一緒に歌ってあげた。
Cloverが志保の家で合宿している際に伊織と共に北沢家を訪れ、可奈たちを驚かせた。



水瀬財閥の娘である15歳の少女。ツンデレな性格で、ツンツンした物言いの中には彼女なりの優しさがある。
失踪事件を起こした志保を心配して訪れ、志保を厳しく叱った後に仲間に頼ることの大切さを諭した。その後、怖がっていた陸を安心させるため、うさちゃん人形を使って彼に挨拶を行った。


その他の人物


765プロ事務所の事務員。年齢は不詳。仕事は有能ではあるが、妄想癖があるのが玉に瑕。
ライブの演目を途中で変えたことを社長に謝罪しに来たプロデューサーに声をかけていた。



765プロの新事務員である20歳の女性。衣装作りが趣味であり、歌織のステージ衣装や可奈と志保のクリスマスライブ用のユニット衣装をデザインした。
その他にも裁縫全般が得意なようで、ユニット結成発表の場では、Clover、ダブルエース、トライスタービジョンそれぞれのメンバーのぬいぐるみを作ってきた。
種子島出身なだけあって海のスポーツが得意で、大人組と遊びに行った際はサーフィンの腕前を披露した。


高木順二朗

765プロダクション社長。豪快な性格であり、出番は基本的に黒いシルエット。
公演のプログラムを変更したことをプロデューサーに謝罪された時には「アイドル諸君が楽しかったならOK!」の一言で許した。


プロデューサー

ボサボサ髪に無精髭とうだつの上がらない風体の男。わざと志保を煽って教育係に就任させたり、ステージデビューできる人数に枠を設けたりと曲者な面が目立つ。
ただしアイドルのことは第一に考えており、志保が倒れる直前には真っ先に気づいて駆け寄ったり、ユニットデビューさせられなかったアイドルへ謝罪の言葉をかけたりしており、決して曲者なだけではない。
主食はカップ麺で、紗代子からはよく叱られている。


北沢陸

志保の弟であり、保育園児*2。志保からはりっくんと呼ばれて可愛がられている。
志保が(金銭的負担を減らすため)家を出たいと考えていると知り、それを自分が邪魔だからと誤解した末に志保と喧嘩になり泣いてしまい、それが志保失踪のきっかけとなってしまう。
大変シリアスなエピソードなのだが、りっくんの台詞を改変しては志保が悲しむコラがなぜかインターネット上で流行った。
合宿に来たCloverのメンバーのことは、海美や星梨花のことはお姉ちゃんとつけて呼んでいたが、可奈だけはなぜか可奈ちゃん呼びであった。
千早や亜美真美が出演している番組のファン。


箱崎父

星梨花の父親。髭が似合う濃い顔立ちのナイスミドル。読者からは星梨花パパ、せりパパとも呼ばれる。本名は不明。
娘に対しては衣装の露出を気にしすぎるなど過保護気味だが、意見そのもの*3は間違っておらずプロデューサーも言葉に迷っていた。
父親のいない志保の境遇を知って誠意を持って接する、星梨花のために奔走してダウンしかけたプロデューサーに助け船を出すなど素は好漢。
ミリシタにも出演しており、そちらは過去の姿のため本作と違ってヒゲがなく若々しい。


【余談】

クリスマス特別編である18.5話で登場した美咲デザインの可奈と志保の衣装は、同時期に開催されていたミリシタのミリオンフェスで登場した可奈と志保の新SSRの衣装そのままであり、公式Twitterで更新された四コマ漫画も稲山覚也先生が2本とも描いている。



追記・修正は1巻~4巻の限定版を全て持っている人がお願いします。



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最終更新:2024年03月07日 08:28

*1 ただし延期のお詫びなどがないため、7月に出る予定だった可能性もあり

*2 GREE版では幼稚園児だった。

*3 「これ(グラビア誌)を見た悪質な者が星梨花に目をつけないと言い切れますか?」