世界獣龍 テライグニス・アクアエル

登録日:2022/07/11 Mon 18:28:45
更新日:2023/12/31 Sun 20:34:16
所要時間:約 9 分で読めます






このテライグニス・アクアエルは単純な力だけなら我を超える、世界の名を冠するドラゴン!

目覚めた今、もはや全てを食らい尽くすまで止まらんぞ!!




《世界獣龍 テライグニス・アクアエル》とは、デュエル・マスターズのクリーチャー。
DMEX-14「弩闘×十王 超ファイナルウォーズ!!!」にて収録された。レアリティはスーパーレア。

解説

世界獣龍 テライグニス・アクアエル SR 光/自然文明 (7)
クリーチャー:ビーストフォーク・ドラゴン/暴拳王国 7000
マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のクリーチャーを1体選び、それ以外のクリーチャーをすべてタップしてもよい。
<アバレチェーン>自分のクリーチャーが攻撃する時、それがこのターン最初の攻撃なら、それ以外の自分のクリーチャーを1体選ぶ。その選んだクリーチャーをアンタップし、このターン、そのパワーを+7000し、「パワード・ブレイカー」を与える。

マッハファイターを所持し、cipで任意による自身のクリーチャー1体以外を敵味方問わず全てタップする能力を持つ。
更に暴拳王国特有のアバレチェーンを所持しており、自軍のクリーチャーの最初の攻撃に応じて攻撃したクリーチャー以外の1体にアンタップとパンプアップとパワード・ブレイカーを与える。

タップ能力は敵軍全てをタップ出来るために強烈だが、自軍にも被害が来るためにアバレチェーンを考慮しても自分のクリーチャーも2体までしか攻撃できないという制限が発生する。
アバレチェーン前提の能力ではあり、テライグニス・アクアエル以外のマッハファイターを持たないクリーチャーをアンタップ状態で残しても発動しやすい設計ではあるが、せっかく相手をタップしても追撃しにくいのが難点。
ただし、効果は実は任意設定なので別に発動したくなければ使わずに純粋にマッハファイターのみを活かせる。

また、タップ能力は相手ターン中に何らかの形で出せれば足止めとして非常に強力な効果を発揮するため、コンボを前提とした防御札としての運用を考えるのもありだろう。
また、使うのは容易ではないがタップされている状態を活かせる能力と組み合わせることも出来なくもない。

上述したようにテライグニス・アクアエル自身がマッハファイターを所持しており、相手クリーチャーをタップするのでアバレチェーン自体は発動しやすい点は長所。得られる効果も非常に攻撃的。
テライグニス・アクアエル自身にアバレチェーンを付与できれば、パワー14000のマッハファイターと相手は決して無視できないアタッカーに変貌させられる。

種族ビーストフォークドラゴンと有望な種族を得ているため、今後の何かしらの強化も見込めるだろう。
大型の多色ドラゴンなので有名どころ革命チェンジにも対応できる。

総評としては全体的にカードパワーは高いことは事実だが、単体で大暴れするレベルではないこともあって十王篇環境ではあまり見かけられなかった。
後述するが背景ストーリー上の設定の影響もあり、微妙にネタにされてしまうこともある。

相性の良いカード

ドラゴンズ・サイン R 光文明 (5)
呪文
S・トリガー(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
光の、コスト7以下の進化ではないドラゴンを1体、自分の手札から出す。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーに「ブロッカー」を与える。(「ブロッカー」を持つクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をそのクリーチャーに変更してもよい)

イメンズ・サイン P(R) 自然文明 (5)
呪文
S・トリガー
コスト7以下の進化ではないビーストフォークを1体、自分の手札からバトルゾーンに出す。その後、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その2体をバトルさせる。

共にテライグニス・アクアエルを踏み倒すことが可能な呪文で、S・トリガーのために相手ターン中に出すことも可能。
相手ターン中に出せればテライグニス・アクアエルのタップ能力によって一気に攻撃を止める防御網として強く機能させられる。
ドラゴンズ・サインはブロッカー、イメンズ・サインはバトル誘発効果を持つのでテライグニス・アクアエルをパワー7000の壁役や除去札としても使える。

剛力羅王 ゴリオ・ブゴリ KGM 光/自然文明 (4)
クリーチャー:ビーストフォーク/暴拳王国 5000+
マッハファイター
<アバレチェーン>自分のクリーチャーが攻撃する時、それがこのターン最初の攻撃なら、このターン、そのクリーチャーのパワーを2倍にし、「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
自分のクリーチャーの「アバレチェーン」のテキストにある「それがこのターン最初の攻撃なら」を、「それがこのターン最初または2度目の攻撃なら」に変える。

アバレチェーンを2回使用可能にさせる能力を使えるため、テライグニス・アクアエルのタップ能力のデメリットを減らしながらアバレチェーンの範囲を広げられる。
ゴリオ・ブゴリのアバレチェーンもテライグニス・アクアエルのように強力なパンプアップやパワード・ブレイカーを与えるため、自軍のクリーチャーの強力なフィニッシャー化も期待可能。
ゴリオ・ブゴリは4マナ、テライグニス・アクアエルを踏み倒せる上述の呪文は5マナであるために上手く組み合わせればマナカーブ的にも綺麗に繋げられたりする。

聖帝ソルダリオス VR 自然文明 (6)
進化クリーチャー:アーク・セラフィム 6000
進化:自分のアーク・セラフィム1体の上に置く。
メテオバーン−自分のクリーチャーが攻撃できる時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、進化クリーチャーではないアーク・セラフィムまたはビーストフォーク1体を、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。
W・ブレイカー

メテオバーンを持つ進化アーク・セラフィムだが、実はビーストフォークを持つテライグニス・アクアエルをマナから踏み倒せる。
テライグニス・アクアエルは自然多色だが、アーク・セラフィムも所属文明が同じなのでその辺でも地味に相性が悪くなかったりもする。

背景ストーリー

ジャオウガ鬼札覇王連合に所属する王国を監視するために美孔麗王国に《結晶龍 プロタゴニスト》、暴拳王国に《聖板龍 ジークシュトルツ》、月光王国に《断影龍 ユスティーツァ》を送り込んだ。
これら「監視龍」とも呼ばれる監視役のドラゴンが敗れた場合、大地の裂け目に住む龍とされる《地封龍 ギャイア》というドラゴンに封じられた最強のドラゴン」「ドラゴンの中のドラゴン」復活するという仕組みがあった。
あまりに強大な力は制御しきれなかったためにジャオウガがギャイアの中に封印していたようだが、推測するにジャオウガが新章世界でドラゴン狩りをしていた時代に出会った存在なのかもしれない。
監視龍が各王国の反乱などで敗れるという異常事態を想定し、そうなった場合に厄介な存在に王国を葬らせるために封印を解除するという悪趣味な意識も見える防衛システムだったと考えられる。

監視龍は各文明のキングマスターの働きによって敗れ去ってしまったことで、ギャイアの力の枷が外れて最強の龍・テライグニス・アクアエルが目覚めることになった。

そして、モモキングが最終決戦に向けて各チームのキングマスターの協力を要請し、一斉に獄鬼夜城に突入した際にテライグニス・アクアエルが登場。
テライグニス・アクアエルは覇王連合からの離脱を企んだゴリオ・ブゴリを取り込んでおり、《一王二命三眼槍》を装備した《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》と共に参戦。

ジャオウガは単純な力だけならばテライグニス・アクアエルは自身を超えると分析しており、目覚めた今は全てを食らい尽くすまで止まらないと宣告する。
《「新時代の福音」》が十二神騎全ての必殺技を受け継いだ「超銀河十二光線」で攻撃を仕掛けるが、テライグニス・アクアエルに到達する前に雲散霧消した。
テライグニス・アクアエルは「新時代の福音」への反撃が試みるが、そこに間一髪で《∞龍 ゲンムエンペラー》が割って入り、テライグニス・アクアエルを倒す担当をする意思を見せる。

交戦状態に入った両者だったが、ゲンムエンペラーはテライグニス・アクアエルを夢幻の無に呑み込ませようとするが、逆に夢幻の無が呑み込まれる。
世界を食らう龍は、物質や概念問わずに文字通り全てを「食らって」しまう能力を持っていたが、なおもゲンムエンペラーは夢幻の無を生み出し続けた。
圧倒的な暴食と終わりなき夢幻が激突を続けた結果、ついにテライグニス・アクアエルの方が自身の許容量をオーバーしてしまう
許容量をオーバーしたテライグニス・アクアエルはゲンムエンペラーの夢幻の無で虚無の向こう側へと追いやられて敗北するのだった。

テライグニス・アクアエルが追いやられた後は取り込まれていたゴリオ・ブゴリだけがその場に残り、正気を取り戻すことになった。

かませ

テライグニス・アクアエルは背景ストーリー上ではラスボスクラスの強敵として匂わされての登場だったが、下記のように色々とツッコミどころが多い。

  • 封印先だったギャイアよりも実際のカードパワーは大きく劣り、何なら環境でもギャイアの方が使用されている
  • 前評判の割には能力の相性の悪さでゲンムエンペラーにあっけなく敗北、そのゲンムエンペラーは力だけならテライグニス・アクアエルに劣るジャオウガに連敗を続ける
  • パワーだけはジャオウガを超えると言いながら、実際のカードのパワーではジャオウガを超えられていない(一部形態ならばアバレチェーン込みで超えられていることもある)
  • そもそもパワー自慢の設定や「世界獣龍」「ドラゴンの中のドラゴン」という大層な肩書の割に素のパワーは7000。一応、アバレチェーン込みなら14000にはなるが…

フォローすれば、ゲンムエンペラーは背景ストーリーでも最強レベルの存在として描かれているので、相手が悪すぎたとは言える。
「力だけならジャオウガを超える」という件に関しても、「だけなら」なので裏を返せば力以外はジャオウガに大きく劣るのだろう。そもそもジャオウガに関して言えば、力よりも未来視などの能力面の方がヤバい節がある。
そもそも背景ストーリー上の設定に反したカードスペックも、これまでにもそういうクリーチャーはいたので過度にツッコむことでもないと言えるか。

ただし、「ドラゴンの中のドラゴン」「世界の名前を持つドラゴン」の割にはその末路はあっけなかったことは否定できないだろう。

余談

  • テライグニス・アクアエルの名前の元ネタは世界を構成するとされる4つの元素から名前が取られているが、所持文明が自然と光なので「火(イグニス)」や「水(アクア)」を持っていない。

  • このクリーチャーの封印先だった《地封龍 ギャイア》は、後にDMART-05「神アート 五人祭でドラゴン♡サマー」にて「地封院ギャイ」として美少女へと擬人化している。
    しかし、ギャイアの設定から「ギャイに対応してテライグニス・アクアエルの擬人化娘も隠れているのでは?」とか「美少女のギャイもテライグニス・アクアエルに身体を突き破られるのか?」などネタが出ている。美少女の身体を突き破るのはグロすぎませんかね…
    果たしてテライグニス・アクアエルがギャイに関わることがあるのか注目(?)していきたい。




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最終更新:2023年12月31日 20:34