ダンデの手持ち(アニポケ)

登録日:2023/01/01 (日) 00:00:00
更新日:2024/04/24 Wed 14:34:56
所要時間:約 12 分で読めます






出典:ポケットモンスター、128話『最高潮(クライマックス)!決戦前夜サトシVSダンデ!!』、
19年11月17日~2022年12月16日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

概要

『ダンデの手持ち』とは『ポケットモンスター(アニメ第7シリーズ)』の登場人物であるダンデの手持ちの事。


ダンデは『ポケモンワールドチャンピオンシップス』の1位であるため、新無印における世界最強の手持ちである。

ゲームでのダンデの手持ちは主人公が選んだ御三家によって変化するが、アニメではガラル御三家全部持ち。
なのでアニポケ世界のマサル/ユウリ・ホップは御三家を持ってないかもしれない。
バトルタワー仕様なのだろうか。




戦術としては攻めの姿勢を重視している。
それも単に脳筋の攻撃をするのではなく、特性や補助技、地形利用を駆使して攻めまくる。
前述の通り、この辺りもサトシと似ていると言われる所以である。

ただ単純に世界最強の実力を持つだけではなく、ポケモンバトルが興行であるガラル地方のチャンピオンだけあって、エンタメを重視する姿勢を見せている。
例えばマスターズトーナメント第一回戦の第一試合という、観客が一番試合に注目している試合にダンデが当たったため、
エースのリザードンではなく先鋒のゴリランダーを初手でキョダイマックスさせて観客を大興奮させるという手法をとっている。
リザードン以外のポケモンも他チャンピオンのエース級に強いからこそ出来る戦法である。


なお手持ち全員を三宅健太氏が担当している。
三宅氏の演じ分けが光るので、三宅氏のファンはぜひサトシとのファイナルを視聴して欲しい。


手持ちポケモン

( ヒトカゲ→リザード)→リザードン→リザードン(キョダイマックス)

CV:三宅健太
技(ワタル戦):かえんほうしゃ、エアスラッシュ、ほのおのうず、かみなりパンチ
技(キバナ戦):かえんほうしゃ、ドラゴンクロー、あなをほる、かわらわり
技(剣盾):エアスラッシュ、がんせきふうじ
技(MT):だいもんじ、エアスラッシュ、げんしのちから、りゅうのはどう
ダンデの最初のパートナーであり、最強のエース。
ダンデの移動手段兼、原作通り方向音痴のダンデの道案内もリザードンの役割。
トレーナーになる前から一緒にいた幼なじみポケモンで、ヒトカゲの頃はダンデの頭に乗っていた。
ダンデの初めてのバトル・ゲット・進化……いずれも傍にこのリザードンがいたという。
ちなみにダンデの初めてのバトルの相手はソニアのココガラで、残念ながらヒトカゲは敗北したという。

劇中では色んな強者とバトルを繰り広げていたが、ムゲンダイマックスに敗北した以外では無敗記録を伸ばし続ける等、大活躍していた。

ダンデのリザードンの特筆すべきことは、対戦相手のポケモンに対して有利になる様に技構成を変える事。
アニポケでは技を覚えるには特訓しないといけないので、技をコロコロ変えられるのはそれだけ強者の証でもある。
この事は作中でゴウが「前とは違う技」と言及しているので、視聴者の深読みではなく製作も意図的に有利な技構成を変えていると思われる。
またワタル戦やアラン戦を見るに、覚えさせてきた有利な技をここぞという時まで隠蔽して、隙をついて攻撃する事で最大ダメージを狙う。

キョダイマックスリザードンの姿こそダンデのリザードンの本気を出した状態だが、素のリザードンの状態でも桁違いに強い。
相性不利なワタルの赤いギャラドス相手に互角に戦い、ムゲンダイナを倒す寸前まで追い詰め、
XYで最強を誇ったアランのメガリザードンXを歯牙にもかけずに倒すなど、その実力は間違いなくアニポケ史上最強のリザードンである。
その強さは、地位に甘んじることなく続けるたゆまぬ鍛錬に支えられている*1


そんなリザードンの本気の状態であるキョダイマックスリザードンはもはや次元の違う強さを誇る。
素の状態では互角だったワタルの赤いギャラドスのダイマックス形態を何もさせずに倒すほど。
特に全力で放つ最強技の『キョダイゴクエン』は、カルネのメガサーナイトの『超キョダイゴクエン』*2を粉砕しながらメガサーナイトを倒し、
カプ・コケコのZワザ『ガーディアン・デ・アローラ』を打ち負かしたサトシのピカチュウの『1000万ボルト』と相殺できるほどの威力である。
(ピカチュウの『1000万ボルト』を防いだのはダンデのリザードンが初)

マスターズトーナメントのファイナルではサトシのピカチュウと対決。
キョダイマックスリザードンになり前述した通り『1000万ボルト』と相殺してキョダイマックス解除。
その後はピカチュウと素の状態で神作画の激闘を繰り広げるも、
過去のサトシたちの手持ちのパワーを受け取ったピカチュウの全力の『10万ボルト』と『だいもんじ』の接戦の末、僅差で敗北した。
……まあ、それでもピカチュウよりも先に意識を取り戻して、サトシ達の控室にダンデと共に様子見に来るぐらいにはまともに動けているあたり流石だが。

ドラパルト

CV:三宅健太
技(剣盾):ドラゴンアロー、ドラゴンダイブ
技(サトシ戦):ドラゴンアロー、かえんほうしゃ、10万ボルト、ドラゴンテール
高速の600族。恐るべき耐久力と速度を誇る強豪。
ダンデの飛行要員はリザードンが基本的に担当しているが、スピード重視の際にはこちらに乗る。
マスターズトーナメントまでにリザードン以外で登場していたポケモン。
『ドラゴンアロー』は設定通りドラメシヤを発射する技なので、ドラメシヤの意思で自由自在に動くため回避・相殺するのが難しい。
一方でドラメシヤに何かあると回収するまで『ドラゴンアロー』は使用不可。
ちなみにドラパルトの食事シーンが描かれているが、頭のドラメシヤは食事をしなかった。

カルネ戦で先鋒として登場。回想なので詳細は不明ながらもルチャブルを倒す。
しかし続いて出て来たガチゴラスの光線*3で倒される。
この試合ではあまり活躍しなかったものの、直後のゴリランダーの四タテと後のサトシ戦を見るに、
この試合でもドラゴンテールでサーナイトを除くカルネの手持ち全体にダメージを与えていた可能性もなくはない。

サトシ戦ではメガルカリオ相手に登場。
バレットパンチをくらってしまうものの、『かえんほうしゃ』でメガルカリオを徹底に追い込む。
続いて出て来たウオノラゴン相手にも有利に進んでいたが、
ウオノラゴンが古代の力に目覚めてしまったうえに、とどめを刺そうと接近しすぎたために、ウオノラゴンのトゲに捕まってしまう。
そしてアイリスのカイリューを倒したエラがみ+氷の牙のコンボで倒されかけるが、『ドラゴンテール』でウオノラゴンを控えに戻すことで脱出。
その後出て来たカイリューをドラゴンアローで翻弄しつつ、再びドラゴンテールで控えに戻す。
さらに出て来たメガルカリオを『10万ボルト』で麻痺させつつ、そのまま『かえんほうしゃ』で倒してしまう。

続いて出て来たカイリューが上空で『りゅうせいぐん』を発射。
『ドラゴンアロー』と共に上空に登っていく最中にドラメシヤが撃ち落とされてしまうが、無事接近。
しかし再び近づいたことでカイリューに抱き締められてしまい、『10万ボルト』で攻撃するも耐えられる。
そしてそのまま『カイリューせいぐん』でカイリューもろとも地上に勢い良くぶつけられ、ついに戦闘不能になってしまった。

やられてしまったものの、シロナのガブリアスを倒したエースであるメガルカリオを倒し、
さらに手持ち全体に大きなダメージを与え、後続のポケモンたちに有利な状況を作る等、このフルバトルのMVPである。

ゴリランダー→ゴリランダー(キョダイマックス)

CV:三宅健太
技:ドラムアタック、アクロバット、はたきおとす、10まんばりき
お馴染みガラルの草御三家。ドラパルトと並ぶ強豪で、リザードンに次ぐ準エース的存在。
ビックという少年はこのゴリランダーに憧れており、パートナーをサルノリにする予定。
ゴウの御三家のうちサルノリだけが最終進化しなかった影響でゴリランダーの不遇が1年以上続いたせいか、
このダンデのゴリランダーは他の2匹と比べ明らかに優遇されている。

アラン戦での先鋒として初登場。観客を盛り上げるために初手キョダイマックス。
ブリガロンが相当粘ったのでキョダイマックス解除までもつれ込んだが、『アクロバット』で止めを刺す。
しかし続いて出て来たリザードンに瞬殺される。
この事からそこまで強くないと視聴者に思われたが、実際にはアランのブリガロンとリザードンが強すぎたようだ。

カルネ戦では2番手で登場。
なんとガチゴラス・アマルルガ・パンプジン・ヌメルゴンを4タテする。という滅茶苦茶な戦果を挙げていた。
念のために言うが相手は地方リーグの参加者ではなく、カロスチャンピオンのカルネである。そのポケモンを4タテした。
アランのブリガロンとリザードンが評価された原因である。
しかしさすがにカルネのエースであるサーナイトには成す術なく敗北した。

サトシ戦では疲弊したカイリュー相手に登場。
直前のドラパルト戦で特攻が下がっていたカイリューの『ぼうふう』『カイリューせいぐん』を余裕で耐えて相殺する。
そのうえ『ドラムアタック』の効果で素早さを下げる事でカイリューの動きを鈍くし、『アクロバット』による肉弾戦で圧勝する。
次のネギガナイトには『スターアサルト』で大きなダメージを与えられてしまうも、これを下し、サトシ戦唯一2タテを果たす。
しかしダメージを負い過ぎていたのと、ウオノラゴンが覚醒した状態のままだった事もあり、激戦の末敗北した。

エースバーン→エースバーン(キョダイマックス)

CV:三宅健太
技:ねっさのだいち、とびひざげり、かえんボール、アイアンヘッド
特性:リベロ
お馴染み炎御三家。
ゴウの個体とは異なり、なんと隠れ特性持ちと言うガチ仕様。
新無印は他のシリーズと比べ隠れ特性個体がよく出ていたが、ダンデがリベロ個体を出したことには驚く声が多かった。
ちなみにタイプが変わる時、頭部の色がそのタイプの色に変化する。

サトシ戦の先鋒として登場。ピカチュウと対峙する。
『ねっさのだいち』で地面タイプになる事で電気技を無効化し、ピカチュウに大きなダメージを与え撤退に追い込む。
ピカチュウが控えに戻ったのでエースバーンも一旦交代する

続いてゴリランダーを倒したウオノラゴン相手に登場。
その身軽さで攻撃をかわしながら様々なタイプに変化をし、ウオノラゴンにダメーシを与え続け倒す。
ピカチュウが出て来たので地面タイプになるかと思いきや、ダンデがサトシの相棒を自分の相棒で下したいという考えのため、また控えに行く。

ダンデがもう一度ダイマックスが出来るようになったので、再びエースバーンを繰り出しキョダイマックス。
『キョダイカキュウ』でキョダイマックスピカチュウを攻撃するも、ギリギリのところで受け止められる。
一方でキョダイマックスピカチュウの『キョダイバンライ』を連続の足蹴りで粉砕しようとしたが、相殺できず撃破された。

キョダイマックスを解除させたため最低限の仕事はしたし、決して実力は低くはないが、なぜ『ダイアース』を使わず一気に『キョダイカキュウ』で片付けようとしたのか……。
というのもコイツが残って、サトシはピカチュウ一匹の時点で頭フル回転テクニカルな戦いと駆け引きをしなければならない状況だったわけで……。
エースバーンのキョダイマックス自体は「同じポケモンをダイマックスさせるより、別のポケモンのダイマックスさせた方が観客は嬉しい」
「そもそも1試合でダイマックスが2回できること自体が前代未聞の想定外であり、
インターバルが短い間にリザードンを2回キョダイマックスをさせることは、リザードンの負担がどうなるか未知数」などの理由や、リベロの特性から悪くない選択肢である。恐らく「エンターテイナー」としてのダンデが、
チマチマ攻めるよりキョダイマックス技のぶつかり合いのほうがより観客も盛り上がる」とでも考えたために割りをくらう形となったのだろう。

インテレオン

CV:三宅健太
技:ねらいうち、あくのはどう、アクアジェット
お馴染み水御三家。
通常のインテレオンは片手で狙い撃つのだが、この個体は二丁拳銃で攻撃する
なので普通よりも手数が多く、命中率も高い。
さらにシロナ戦を観戦した際に見たサトシのカウンターシールド戦法まで習得し、防御に隙がない。
しかもカウンターシールドは長時間使い続ける事が出来ないのに、それが可能になるほどインテレオンの技の出力が高い。

サトシのゲンガーを相手に登場。
ゲンガーが影に潜んだので、無理やり引っ張り出すためにアクアジェットをカウンターシールドを使用。
カウンターシールドの罠にゲンガーを捕まえたが、キョダイマックスされて逃げられる。
キョダイマックスゲンガーの『キョダイゲンエイ』で交代できなくなるも、
最終的に『あくのはどう』を急所(のどちんこ)にあててゲンガーのキョダイマックスを解除するまで追い詰める。
しかし『ダイアシッド』をくらい敗北する。

ダンデのガラル御三家で唯一ダイマックスできなかったが、他の2匹を見るにおそらくキョダイマックス個体だろう。
また、最初に退場したもののサトシにすぐにダイマックスを切らせたことからも強敵だったことがわかり、
ダンデのルール変更の申し出がなければサトシはどこまで粘れたかわからない。
逆に考えればフルスペックで戦えるからこそ、躊躇せずダイマックスを切れたともいえるが

バリコオル

CV:三宅健太
技:フリーズドライ、サイコフィールド、ワイドフォース、トリプルアクセル
ギルガルドとかではなく、まさかの起用に多くの人が驚いた。
新無印ではサトシのバリヤードが準レギュラー(序盤までだったが)な事に合わせているのか、
あるいはリザードン以外はガラルがルーツのポケモンにまとめたかったか、そんなところだろう。
だが面白い見た目に騙されてはいけない。なんとネギガナイト・メガルカリオと互角の近接戦を繰り広げる杖術の使い手である。


ゲンガーの相手として登場。
『フリーズドライ』で『ヘドロばくだん』を消滅させ、なおかつそのままフィールドごとゲンガーを凍らせる。
氷状態で動けないゲンガーをいいことに『サイコフィールド』を展開して有利な状況を作り、『ワイドフォース』で止めを刺した。
そして続いて出て来たネギガナイト相手に、氷のフィールドを利用して自在に動き、サイコフィールドで強化された『ワイドフォース』で追いつめる。
しかしサトシが相性の悪いネギガナイトを選出したのには理由があり、「虫技の『れんぞくぎり』でエスパー技である『サイコフィールド』を破壊するため」だった。
目的を果たしたネギガナイトはルカリオに交代。

ルカリオはすぐにメガルカリオになったが、バリコオルは氷のフィールドを利用した『トリプルアクセル』で追いつめる。
しかし波導の力でバリコオルの動きを見切ったメガルカリオの『はどうだん』によって敗北。
これにより、サトシのルカリオはルカリオに進化後最終戦まで必ず1体以上相手のポケモンを倒すという快挙を成し遂げた。
しかしネギガナイトとメガルカリオを大きく消耗させることに成功した。

その他

ムゲンダイナ

CV:?
技:ダイマックスほう、ムゲンダイビーム
ガラル地方に伝わる伝説のポケモン。
ムゲンダイマックスすればダンデのリザードンをも倒せる実力を持つ。
元々は剣盾編の際にゴウゲットして、危険なのでマグノリア博士によって地下に封印されていた。
だが後々「ムゲンダイナと人間は共存すべき」と考えたマグノリア博士によって封印は解かれ、ダンデの手によって教育されていた。
その過程でムゲンダイナはダンデを認めたらしく、その事に気付いたゴウはダンデにムゲンダイナを譲った事でダンデの手持ち入りする。

流石にサトシとのファイナルの際には手持ち入りはしなかった。
しかしサトシとダンデのバトルでメガシンカ・Zワザ・ダイマックスのパワーが入り乱れたせいで、シュートスタジアム周辺のガラル粒子に異常が発生。
人間との共存を考えるようになっていたムゲンダイナは人間達を守るためにスタジアムに現れ異常を修復。
サトシとダンデに再びダイマックス出来るようにしてあげて、その場を去っていった。



追記・修正はダンデのリザードンに勝ってからお願いします。

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最終更新:2024年04月24日 14:34

*1 ランクや制度からしてアランは、かつてダンデのリザードンが苦戦したキバナのジュラルドンやそれと同格の相手に勝利しているのはほぼ確定している。だが、そのアランを相手にダンデはリザードン対決において貫禄勝ちを納めている

*2 キョダイマックスリザードンのダイジェット・キョダイゴクエンとメガサーナイトのサイコキネシスが混じった技

*3 ワタルのカイリューの技エフェクトと同じだったため『はかいこうせん』の可能性が高い。