現在、小学校では「かけ算」を初めて習うときに、「具体的な場面を式で表すときの式の順序には意味があるから、一定の順序を守って式を書きなさい」という指導法が広く行われています。
例:「タコが2匹います。それぞれ足は8本。全部で足は何本?」という問いに
「しき:2×8 こたえ:16本」と書くと、式が間違いで正しくは「8×2」
だからその順に書け、と指導されるケースが増えています。その場合、教師に
よっては答の「16本」まで減点対象にする例もあります。
この話を初めて聞いても、「何のこっちゃ(笑) アホな教師がいるもんやな~」ぐらいにしか思わないかもしれません。何を隠そう、当サイト管理人も当初はその程度に軽く考えていました。ところが、本格的にこの問題を調べ始めると、
- 想像以上にこのような非常識な指導が広まっている
- この非常識を子供に教えるために「2本足のタコ授業」「単位のサンドイッチ記法」といったこれも無意味な授業が行われている
- しかもこれが教育業界では「常識」になっている(!)
という驚愕の事実が明らかになりました。
そもそもこの「かけ算の式の順序には意味がある」というのは社会的にも科学的にもまったく存在しない、非常識なルールです。
このような非常識なルールを当たり前のように小学校で教えることには、重大な弊害があります。
(1)実社会にはそんなルールがないことを知らないまま小学校を卒業する子が出ます。
(2)この指導法では、真の算数・数学の力が育たず、小手先の解法を身につけるだけで終わってしまいます
このような弊害を放置するわけにはいきません。
実は、このような「掛け算順序固定指導法は小学校の算数指導の常識」という教育業界の常識は、個々の教師の能力資質の問題ではなく、主要教科書会社各社の教科書指導書や、地域の教育行政によって統制されていると思われます。
この現状を打破して、まともな算数教育を実現するためには、この問題をより多くの人に知ってもらい、小学校教育業界の外から変えていくことが必要です。
当まとめサイトはそのためにあります。ぜひここで「掛け算順序固定」問題についての真相を知っていってください。
以上。
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最終更新:2015年11月22日 12:15