夢瑠

「お父さん、お母さん、あたしを見守っていて」

『ヴァルキリープロファイル』シリーズの登場人物。
CVは『ドラゴンボール』の餃子や『忍たま乱太郎』のトモミを演じる 江森浩子 氏。

魔術師。倭国近辺に生息する人魚と人間のハーフ。
父親は倭国の将軍であり、夢瑠が生まれたことで将軍が和平に努めるようになり人魚との戦争は終わったが、
人魚の間では人間や人間に関わる者を迫害する意識が根強く残り、母親の人魚は迫害の中で死んでしまう。
辛いことがあっても笑うことで心を守り続けてきた夢瑠は、部族の目を気にするあまり母親の死にも涙一つ流せなくなっていた。
せめて父親に伝えて泣いてもらおうと一目会いに地上に出てくるが、願いを叶える「玉瑠璃」の伝説はただのおとぎ話と教えられた上、
父親も既に死んでいたと知り、その絶望から大渦に身を投げて自害。
この時、父親を探す手伝いをしていた少年が夢瑠の涙が変化した「玉瑠璃」を見つけ、夢瑠の願いを叶えるべく「両親に会えますように」と願う。
少年の思いを聞き届けたレナス(ヴァルキリー)によって夢瑠はエインフェリアに選定された。
その後、夢瑠が加入している状態で浜辺に行くと…。

彼女の選定イベントは作品中で一、二を争う長さである。
イベント省略ができないため、これを理由に夢瑠を好きになれない人も居るが、
イベント自体は前述の自害に至る過程及び「玉瑠璃」伝説に関する内容で、プレイヤーの涙を誘う。
途中に大渦が発生するムービーがあり、構成が凝られている。

このように選定イベントはシリアスなのだが、いざ戦闘に参加させてみると一変。
そんなこと忘れたと言わんばかりにキャピキャピ声で喋りまくる。
「殺りすぎちゃったりなんかして♪」「魔物さん、穴があったら入りたいですかぁ?」といった煽りボイスは勿論、
「いやぁん」といったダメージを受けた際のボイスや、ただ魔法名を唱えるだけの魔法使用時ボイスですら凄い。何かもう凄いとしか言えない。
大魔法「イフリートキャレス」の詠唱に至っては最早恋のおまじないにしか聴こえない。
夢瑠以外の魔術師に使わせると実にそれらしく聴こえるのだが…声の力って凄い。
上記の加入イベントに加えてこの声が嫌で夢瑠を好きになれないという人も居れば、逆に萌えたという人も居る。
更には(事実上夢瑠専用の指令があるにもかかわらず)ヴァルハラに送らずスタメンにしているプレイヤーも少なくない。
「選定されたばっかりに両親に会えなくなった」とネタにされる事も
人物特性に「元気印」「媚び媚び」がある辺り、どうやらスタッフも狙ってやっているらしい。
ボイス集

ちなみに「方向感覚に優れている」という設定だが、設定資料の方では何故か方向音痴という設定にされてしまっている。
人間の姿と人魚の姿を自由に使い分けることができ、戦闘中では魔法を使う時のみ人魚の姿になる
(この変身する動作のため、他の魔法使いと比べて発動がやや遅い)。
なお、彼女は大魔法「セレスティアルスター」の詠唱で「永遠」を「とわ」と読む少数派。
他にジェラード、詩帆がこの少数派に該当する。
因みに、この3人はスキル「Wait Reaction」で従える使い魔のグラフィックもインコで共通している。

原作での長い選定イベント
海外版
神界イベント集


MUGENにおける夢瑠

霊柩なき者氏による、原作ドットを用いて製作されたものが存在。
一時期入手不可となっていたが、現在はDLリンクが復活している。

元ネタが非格ゲー(しかも魔法使い)だけにかなり特殊なキャラである。
詠唱中は飛び道具に対して無敵、ダッシュ中は打撃に対して無敵が設定されている。
ゲージMax技は確率によって中魔法(90%)と大魔法(10%)のどちらかが発動する。
大魔法は発動から硬直が切れるまで無敵である。硬直が切れてから5秒間はゲージMax技を再発動できない。
魔法から使い魔攻撃に至るまで全てガー不という原作仕様をそのまま持ち合わせている
鬼畜性能に聞こえるが、魔法で攻撃する際にキッチリ詠唱しているため、一般的なガー不攻撃と比べて発生極端に遅い。
また、魔法には「属性」が設定されており、同氏作のキャラは状況に応じてダメージが軽減されるようになっている。

特定の魔法にステータス異常の追加効果があるなど、RPGらしいシステムが再現されている。
  • クール・ダンセル:凍結
  • アイシクル・エッジ:凍結
  • プリズミック・ミサイル:気絶、石化麻痺凍結
  • ストーン・トウチ:石化
  • ポイズン・ブロウ:

中魔法は通常魔法の3/8の火力で3倍量出現する。計算すれば分かる通り、全ヒットでも通常魔法と大差ない威力である。
しかし、ゲージ回収も3倍で発生保障もあり、長時間攻撃判定が持続する(3倍量が間隔を空けて順次出現する)ため、決して高いコストではない。
また、原作のシステムである「逆コンボ補正」が適用されるため、ある程度ダメージを上乗せできる点でも小魔法より優れている。
発動中ずっと硬直しているが、一度攻撃を受ければ行動可能になるため、中魔法に小魔法を重ねて弾幕を濃くすることも可能。

大魔法は全画面判定・ガー不と理不尽な性能な上、演出の長さも原作に忠実に作られているため、
嫌われる要素が揃っているが発動条件が厳しい(ゲージMax技、10%)ため、大目に見る寛大な心を持っていただきたい。
各魔法間の性能差も原作通りで、セレスティアルスターメテオスウォームが2強に位置する。
中魔法同様に適用される「逆コンボ補正」が、ヒット数の多い2強の強さを後押ししている。

なお、ガード時に光弾を発射して反撃することができる反面、一定確率でガードが失敗するという仕様になっている。
魔法使いらしく接近戦に極端に弱いため、近付かれたら負けである所は好感が持てる。
シングルには向いていないが、タッグで前衛タイプと組めば忽ち脅威となる。

また、回復手段として、エリクサーを使用して体力を回復する「AutoItem」というスキルも搭載されている。*1
通常立ち/歩き状態でガード可能な攻撃を受けると、一定確率で回避行動をとる。
ゲージは、ゲージMax状態など一部条件を満たしている場合を除き常に減少し続ける。

特殊カラーも搭載されており、11P(黒カラー)は火力が2倍、前述のゲージ減少量半減等の特典が付き、
12P(金カラー)はハイパーアーマー搭載、ダメージ半減、体力自然回復等の特典が付く。
また、「対強敵スイッチ」設定の上で12Pを選択することで凶悪キャラと同じ土台で戦うことも可能。
製作動画その1
製作動画その2
製作動画その3
12Pカラー

出場大会

削除済み

出演ストーリー



*1
専用の記述を導入すれば、タッグで相方を回復させることもできる。デフォルトで対応しているキャラも存在する。


最終更新:2023年06月19日 23:48