ロードランナー









 "Beep! Beep!"

 (ミッミッ!)

+ 日本語吹替声優
武藤礼子
『まんがキッドボックス』
広川太一郎
『マンガ大作戦』

なお、『ぶっちぎりステージ』及び現行版以降からは日本語吹替では無く原語版の音声を流用している。

アメリカのワーナー・ブラザーズ製作アニメ『ルーニー・テューンズ』に登場する、俊足を誇る青い鳥。
バッグス・バニートゥイーティーなどと並ぶ本作の看板キャラクターの一人(鳥)でもある。
無論、坑道を走って金塊を集めて脱出するゲームでは無い。あちらは『Lode Runner』で綴りが違う。
モンスターファーム』にも同名のモンスターが登場するが、そちらは二足歩行の恐竜に似た姿をしていて名前以外は似ても似つかない。

ダチョウのようにも見えるが実際は「オオミチバシリ」という鳥の雄で、
名前もオオミチバシリがその英名(greater roadrunner)から「ロードランナー」とも呼ばれている事に由来する。
けものフレンズ』でも擬人化されたロードランナーが登場しており、そちらでこの鳥を知った人も多いかもしれない。
+ 現実のロードランナーについて
カッコウ目カッコウ科アメリカジカッコウ亜科ミチバシリ属に分類される鳥。
北アメリカ大陸南部に生息する「オオミチバシリ」と中央アメリカ北部に生息する「コミチバシリ」の二種が存在。
体長50cm、体重300g程、全身が黒褐色と白のまだら模様の羽毛で覆われ、目の周りに青い皮膚が露出している。
長い尾羽を急停止や方向転換に使い、通常は20km/h程で走り、全力を出せば42km/hに達するとも言われる。
砂漠や荒れ地に住み、涼しくなった時に地上を走り回って餌を探す。飛ぶ事は可能だがあまり得意ではない。
雑食性でサボテンを盾のように使い、ガラガラヘビを好んで殺すとの伝説が地元には伝わるが、
実際の狩りは機敏さを活かして何度もつつき、疲れさせた所を地面に叩き付けて仕留めるというものであり、
さらに胃の内容物の調査によれば餌の70%は昆虫その他の節足動物、次いで小動物や小鳥、ヘビその他の爬虫類は4%程との結果が出た。
なお、カッコウ科だが自力で卵を温める事が可能で托卵はせず、ヘビの侵入を防ぐためサボテンの茂みに巣を作る。
オオミチバシリの鳴き声と動画
ゆっくりによる解説

彼を生け捕りにしようと企むライバルのワイリー・コヨーテといつも追いかけっこをしており、
仕掛けられたあらゆる罠を物理法則を無視して掻い潜り、コヨーテを痛め付けて逃げおおせるのがお約束。
車のクラクションのように聞こえる冒頭の鳴き声*1を発する以外で喋る事は無く、意思の疎通には文字が書かれたプラカードを用いる
ちなみに「字が読めない」というプラカードを出した事もあるが、標識などの文章の意味を理解しているので実際は読める模様。


MUGENにおけるロードランナー

DJ HANNIBALROYCE氏によるものが存在。
現在は海外サイト「Trinity Mugen」にて代理公開されている。
ドットは1992年に発売されたSFC用ゲーム『ロードランナーVSワイリーコヨーテ』のものを拡大し、
通常技のモーションを描き足すなどして格ゲーキャラに落とし込んでいる。

操作方法は6ボタン方式で、嘴での攻撃や体当たりの他、
コヨーテによる爆弾攻撃や相手を崖から突き落とす超必殺技などを所持している。
AIがデフォルトで搭載されている他、専用ステージも同梱されている。
プレイヤー操作(9:35~)

出場大会

プレイヤー操作



*1
余談だが、かつては自動車メーカーのクライスラーと契約を交わし、
スポーツカー「プリムス・ロードランナー」のクラクション音にこのロードランナーの鳴き声が流用されていた。


最終更新:2023年11月25日 21:35
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