勝ちポーズ



ラウンド終了時に勝利したキャラが取るポーズの事。「勝利ポーズ」、「決めポーズ」などとも呼ぶ。
古くは『ストリートファイター』の時代から存在し、キャラクター性を表現する要素の一つとして定着している。
小学生の頃にリュウの腕組みや、テリーの帽子投げを真似した人も多いだろう。

基本的に対戦内容とは直接関係ない動作なため、イントロ挑発などと並んで格闘ゲームの中でも表現の自由度が高い。
その内容はかっこいいポーズを取る、たそがれる、勝利を喜ぶ、相手を罵倒する、狂い笑う、制御出来ない力に苦しむ、
傷つけた相手を心配する、自分の成長を感じる、逃げ出す、ワープして消える、腰を抜かす…などなど様々。
中には倒れた相手にさらに攻撃を加えるような非道な奴らもいる(山崎竜二ロレントジャガーノートなど)が、
もちろんFINISH HIM!!などとは別物である。

昨今の格闘ゲームでは1キャラにつき複数の勝利ポーズが用意されている事がほとんどだが、
特定のキャラに勝利する、特定の技でKOする…など、条件を満たす事で見る事が出来る特殊勝利ポーズも存在する。
豪鬼などの瞬獄殺KO、ケンシロウ北斗百裂拳などもその一つ。
また『月華の剣士 二幕』の高嶺響には、相手を斬り殺していくと勝利ポーズが変化し、
エンディングの分岐条件になるというフィーチャーも取り入れられた。


MUGENにおける勝利ポーズ

通常State180番台が勝利ポーズ用のコモンステートと定められている。
State180で勝利ポーズの分岐条件などを記述し、181~189でそれぞれのモーションを設定するのが一般的。
もちろん特殊イントロ同様、特定の相手に対して専用のポーズを設定したり、
ラウンドによって違うポーズを取らせたり、台詞付きのカットインなどを再現する事も可能。
体力の残量に応じて圧勝や苦戦といった演出を設定する事も可能で、アフロン氏製のアルカナハートキャラクターはこの演出が使われている。

原作には無い、オリジナルのポーズや演出が用意されている事も珍しくなく、
これもMUGENならではのお楽しみ要素と言う事が出来る。
黄昏フロンティアの作品の多くは勝利演出はイラストによるカットインで、ドット絵によるアクションを起こさないので、
MUGEN用にドット絵でアクションを製作する作者も少なくない。
また、声が無いキャラにボイスパッチを作る際、イントロと勝ちポーズが追加されている事もある。


最終更新:2017年03月06日 13:54