アビスは「
鎧の巨人」「
液体人間」「液体巨獣」とでも表現するべき3つの形態を持っており、倒す度に姿を切り換えてくる。
第一形態が装備している鎧は
「波蝕の鎧」と呼ばれており、『MVC2』参戦キャラクターは全員これを封印しにやってきたという設定がある。
本体は中身の緑色ではなく鎧の方だが、イントロや最終形態では核らしき球体が確認出来る。
第一形態を倒すと、鎧が緑色の液体の中に沈んだまま地面に広がる緑色の液体と繋がった第二形態が現れ、
続けて第二形態を撃破するとそのまま溶け落ちてしまうが
*1、地面の液体が赤色に変色し巨大な最終形態がせり上がるという流れ。
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「波蝕の鎧」の設定 |
「波蝕の鎧」と呼ばれる、お伽噺に語られていた伝説の災厄。
眠りに就いていたが何らかの理由で目覚めてしまった。
怪しい光を放って海の生物を奇怪に変化させ、呪われた海風が内陸に死をもたらし、世界の全てを「はじまりの海」へと還元してしまう存在。
倒されると再び眠りに就いたらしく、エンディングでは ルビィ・ハートがボウリング玉サイズに縮んだ核を海に還している。
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第一形態と最終形態は大きい故に
食らい判定が大きく、
弾幕系の攻撃は必ずといっていいほど当たるので、
ケーブルだと瞬殺できる。哀れラスボス(笑)。
また、最終形態に負けると、キャラクターを打ち上げた後に丸飲みするという演出が挿入される。
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アビスの各形態の性能 |
アビスは基本的に ゲージ概念が無いため、いくらでも ハイパーコンボを発動できる。
以下に記載の攻略法はあくまで原作での話なので、MUGENでも通用するとは限らない。
- 攻撃方法
- 振りかぶってパンチ、頭の角を引き抜いて投げ付ける、長い間タックル、腕から追尾性の光の玉を出す、
- 腕を上げ上空から無数の光の槍を降らせる(HC)、自身前方に極太ビーム(HC)
- 原作での攻略方法
- 全キャラ共通攻略方法として、密着で通常技連打→アビスが攻撃モーションに入ったらエリアル始動技→スーパージャンプで背中へ移動、
- を繰り返すのが最も簡単で安全。腕を掲げた後のHCと誘導弾は素直にガードしよう。
- 削りダメージも馬鹿にできないので、上空からのHC以外のものはできるだけ回避するようにしたい。
- 攻撃方法
- 横方向に火炎放射、横方向に細いレーザー、横方向に少し太いレーザー、地面に潜り画面を跳ね返る泡を3つ出す、
- 体を回転させて全方位に小さなレーザーをばら撒く(HC)
- 原作での攻略方法
- 遠くから飛び道具でチクチク削っていくと比較的安全。
- ただし飛び道具を持たないチームだった場合は非常に厄介で、第一形態と同じようなことをする必要がある。
- 一部しゃがみ等で食らい判定が極端に下がるキャラ(キャミィやコブン、ロールちゃん等)は、
- ガン接近して小足を延々と行っていれば太いレーザー、泡、HC以外は全無視できる。
- 泡は喰らうとその場で拘束されて厄介なので、攻撃して必ず割るようにしよう。
- 飛び道具アシストが光るが、相手がレーザーを出してくるかどうかだけは注意した方が良い。
- 幸い防御力は低いので、一気に畳み掛けようと思えば不可能ではない。
- 攻撃方法
- 潜って移動(ダメ無し)、火炎放射、前方に飛び込んで移動、その場で潜って地面から火柱(体の一部?)を噴き上げる、
- 腕を前方に叩き付ける、横方向に体の一部を飛ばす、横方向に体の一部を飛ばす攻撃と叩き付けの複合技(HC)
- 原作での攻略方法
- 相手の移動直後を狙ってHCやJ攻撃を行うのがセオリー。
- アビスの食らい判定は基本的に体(の内部にある本体と思しき球体)にあり、見た目全部ではないので注意。
- また、振り向き判定が分かりづらいので、ガード中に方向反転が起こりガード失敗などもよくある。
- 焦って攻撃をするとミスして大ダメージを喰らうので、焦らずにチャンスを待とう。
- ちなみに画面外へ移動していても食らい判定自体は残っているので、
- ブラックハートの強インフェルノ(相手の足元をサーチして攻撃判定を発生させる)のように、
- 画面外まで届く一部の攻撃はちゃんとヒットしてくれる。
ちなみに、よく瞬殺されて馬鹿にされるアビスだが、これらの性能を活かすと…
- 第一形態:上空から落とすHC連打(倒されることは無いが、遊んでると削られる)
- 第二形態:全方位HC連打(暗転が早い+発生が早い+削りがある+終了後の隙が小さい=オワタ)
- 最終形態:画面外に出て攻撃連打orHC連打(画面外に行かれたら耐えゲーに。HCは暗転も発生も早く、連打が効く)
これだけで問答無用にこちらが詰む。
先に潰せれば話は別だが、ゲージを温存する暇が無いので無理。
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MUGENにおけるアビス
数体のアビスが存在する。
原作でのラスボス仕様が見事に再現されており、倒したと思ったのも束の間、体力が全回復してすぐさま次の形態で襲ってくる。
更に
ハイパーアーマー状態だったりと、実にボスらしい強さのキャラである。原作のような(笑)キャラではない。
そのスケールから
オンスロートと同じくラスボスに設定される事が多い。
ちゃんと操作は受け付けるのだが、性能的に殆どCPU専用キャラといった趣である。
よって、以下はCPUキャラとして
プレイヤーが挑戦するのを前提とした形で説明する。
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sludge氏製作 |
原作にあった攻撃は全て搭載されているものの、第一形態の突進距離が短かったり、
2つのHC(極太ビームと槍を降らせるアレ)の発生が原作と比べてかなり速くなっていたりと、細部の仕様が原作とは異なる模様。
また、形態変化をラウンド間で引き継がない(シングルでもチームでも、ラウンドが変わると第1形態に戻ってしまう)ため、そこだけは注意が必要。
SEがデフォルトだったり作り込みの不十分さが否めない。
しかし、低容量でドット絵はXsLaught氏の物よりも鮮明であったりと、利点もそれなりにある。
ちなみに「infinity mugen team」にて代理公開されているのだが、何故か製作者名がKong氏と誤記されている。
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XsLaught氏製作 |
各形態共に原作通り、あるいはそれ以上に手強い。 エフェクトや SEは『MVC2』のもののようだ。
1ラウンド中に3形態を切り替えてくる仕様で、最終形態まで倒しきってようやく1ラウンドが終わり、
次のラウンドはまた第一形態からである。3ラウンド設定だとこれを二度繰り返して勝利となる。
これだけ聞くと 無理ゲーじゃね?と思うかもしれないが、形態が切り替わる際に、
その都度こちらのライフをある程度回復してくれるという親切設計なので、そうでも無い。
第二形態以降でこちらが負けてしまった場合、ちゃんと次ラウンドはその状態が引き継がれて始まる。
最終形態に敗北すると、敗北したキャラはダウンしているところを火柱で叩き上げられ、捕食される。
この演出がしっかりと再現されているのはXsLaught氏によって製作されたもののみである。
キャラ本体が自前で BGMを鳴らす仕様で、オリジナルのBGMを設定したい場合は記述の変更が必要。
追加要素の中では第一形態のハイパーコンボ「Clone」が中々に脅威である。
本物と姿も能力も同じでしかも自立行動する 分身を生み出すというもの。
ハイパーアーマー持ちのアビスの攻撃は中断させられないので、
対第一形態戦では「遠隔攻撃」「行動の合間を狙って攻撃」「動作中に背後をとって攻撃」これらがセオリーとなるのだが、
分身が一体増えるだけでどれもかなりやりづらくなってしまう。
どうも時間経過では消えないらしく、しかも中々硬いので(体力は本物よりは大分少ないはずではあるのだが)、
倒すまでのかなり長い間アビス2体が動き回りタコ殴りにされる羽目になるだろう。
アビスがこの技を出してくるかでかなり難易度が変わってしまうと 言わざるを得ない。
ちなみにこの分身、 本物の方を倒して第2形態に移行しても消えないので要注意。
なおトレーニングモードではスタートボタンで形態を1→2→3→1→…の順で切り替えることが出来る。
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Gal129氏製作 |
上記XsLaught氏版をより原作に近い形になるようにブラッシュアップしたもの。
XsLaught氏のアビスでも不足していた原作のエフェクトや演出が再現されており、ハイパーキャンセルが追加。
AIも新しく作られている。
なお、何故かBGMを流すかどうかをオプションで設定できなくなっており、
流さないようにするにはsystem-abyss.stで該当箇所(300行付近)を直接無効化する必要がある。
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1vs1でもなんとか倒せるレベル。しかし、2vs2ではそのあまりの大きさに画面がカオスを超えてアビスとなる。
この他、Kung Fu Man氏のアビスも存在するが、第一形態のみで変身はしない。
完成度もあまり高くはなく、移動は前身のみしか出来ず、槍を降らせるHCは未搭載、
角を引き抜いて投げ付ける技もモーションのみで何も起きず、何故か攻撃時の
SEも無し…と全体的に未完成な印象を受ける。
かつては「RandomSelect」で代理公開先されていたのだが、現在は削除されており正規入手不可。
同様に第二形態・最終形態のアビスも公開されていたのだが、やはりこれらも入手不可であり、完成度の問題もあって目にする機会はほぼ無いだろう。
出場大会
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一覧 |
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
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出演ストーリー
*1
この時一瞬ながら第三形態を思わせる顔が浮かび上がる。
最終更新:2024年02月25日 00:57