クール星人


「人類ナンテ、我々カラ見レバ昆虫ノヨウナモノダ!」

特撮『ウルトラセブン』第1話「姿なき挑戦者」に登場した宇宙人。別名「宇宙ハンター」。
セブンと初めて対峙した侵略者である。声は 矢田耕司 氏が演じている。
節足動物のような見た目ながら、地球の水準を遥かに上回る科学技術を保有しており、
地球人を上記の台詞のように下等な存在として「昆虫」呼ばわりする程に発達した頭脳を持つ。
昆虫みたいなお前が言うなと言わざるを得ない
母船と小型円盤で構成された部隊を率いて地球に来訪しており、
これらの円盤は光学迷彩のような保護色を纏う機能が備えられており、高度な隠蔽性を持っている他、
円盤内に転送して拉致する「蒸発光線」や、ウインダムすら退ける程の破壊光線を発射できる。
しかし本体の戦闘力は低く、武器は念動力と尻尾から出す痺れガス「クールガス」程度。

侵略対象である地球を入念にリサーチするために、各地で蒸発光線を用いて標本にするために地球人を拉致していたが、
標的にしていたウルトラ警備隊をモロボシ・ダンの助言もあって仕留め損ねて以降、表立って行動を開始。
地球防衛軍に全面降伏を迫るも、当然ながらウルトラ警備隊に拒否され、
研究用に捕らえた人々を人質として見せ付けつつ、不可視の円盤の攻撃で京浜工業地帯を全壊させ、
次の標的が東京だと嘲笑いながら通信を切った。
しかし、ダンの発案した特殊噴霧器で円盤は保護色を無効化されてしまい、ウルトラ警備隊に攻めに転じられ、
迎撃に現れたウルトラホーク1号、ダンが召喚したウインダムを相次いで退けるも、
ダンが変身したウルトラセブンに母船に侵入された挙句にエメリウム光線で電子機器を破壊され、
慌てて駆けつけるも早々にアイスラッガーで呆気なく両断された。その間僅か4.5秒。
クール星人はクールに(この世から)去ったぜ
高い技術力を備え、入念な調査と準備を怠らない厄介な侵略者であったが、
ウルトラセブンという予想していなかったであろう不確定要素の横槍に侵略を阻まれる結果となった。

デザイン担当は成田亨氏で、モチーフは「ダニ」。ダニィ!?

歴代『ウルトラシリーズ』における対ウルトラ戦士相手の戦闘最速敗北記録の第1位に君臨する不名誉な敵キャラであり、
この4.5秒という記録は現在でも破られていない。
名作である『セブン』の最初の敵故にマイナーではないにせよ再登場の機会には恵まれていない宇宙人だが、
バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』で行われた「古今東西あらゆるバトルものでの瞬殺ランキング」にて、
7位にランクインした事で大きく知名度を上げた
(ちなみに5位に範馬刃牙に2秒で瞬殺された郭春成、4位にチャージマン研に1.5秒で瞬殺されたジュラル星人がランクインしている)。


MUGENにおけるクール星人

カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
投げ無効だがガードは出来ず、原作の打たれ弱さも再現されている。
「突撃」などの技もあるが上記の仕様から接近戦は危険なので、
中距離攻撃「クールガス」を使いつつ相手を近付けさせないような立ち回りがメインとなる。
超必殺技はいずれも1ゲージ消費で、「超引力波」「円盤召喚」の2つ。
AIもデフォルトで搭載されている。
紹介動画

出場大会

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最終更新:2023年11月30日 00:14