プロポーズ

【シア】
これ……、マイスさん……。

【マイス】
僕と……、結婚してください!

【シア】
………。
……はい。

【マイス】
愛しています。

【シア】
わたしもです……。

【シア】
ふふふ……。
わたし、今とっても幸せです……。
(胸の鼓動……。どんどん速くなっていく……)

”次の日”

【マイス】
おはようございます。朝早くからどうしたんですか?

【ウェルズ】
…………。

【マイス】
ウェルズさん……?

【ウェルズ】
落ち着いて聞いて欲しい……。
どこを探してもシアがいないんだ。

【マイス】
…………え?
ど、どういうことですか!

【ウェルズ】
今、いったとおりだ……。
どこを探してもシアがいない。

【マイス】
そ、そんなはずありません!だって……。
今日、僕たちは結婚するんですよ!

【ウェルズ】
…………。

【マイス】
僕が探してきます!

【ウェルズ】
待て! マイス!!

【マイス】
どこかにいるはずだ!
町のみんなに聞いてみよう!

ウェルズに話す
【ウェルズ】
………………。

モニカに話す
【モニカ】
おねえちゃん…
おねえちゃんはどこいったの?おねえちゃんは
大丈夫なの?

【マイス】
大丈夫。絶対、僕が連れ戻すから。

【モニカ】
ほんと?約束だよ……。

ラスボス戦

【マイス】
シアさん!

【シア】
来ないでください!!

【マイス】
どうしてですか!

【シア】
わたしはあなたとは一緒にいられないんです……。

【マイス】
お前は!?

【アクナビート】
我が名は『アクナビート』。

【マイス】
お前が彼女を連れ去ったのか!!

【アクナビート】
いかにも。

【マイス】
彼女を返せ!

【アクナビート】
無理な話だ。人間とモンスターが交わろうなど、
戯言にすぎぬ。

【マイス】
なにを……。

【アクナビート】
「貴様のような中途半端な存在といてはこの子が不幸だ。お前という存在で、この子はこの先、悩み、苦しみ続ける。」

【マイス】
…………。

【アクナビート】
この子は解放されるべきなのだ。
マイス、お前という存在から!

【マイス】
…………。

【アクナビート】
だから私はこの子を操り、ここに連れてきた。
お前のことを忘れるまでの間、この子は
しばらくここで預かる。マイス、お前は
その間に町から去れ。そしてこの子のことを忘れ、
お前が本来いるべき場所で生き続けるのだ。

【アクナビート】
立ち去れといったはずだ。

【マイス】
シアさんは僕と一緒にいてくれると言ってくれた。
僕はシアさんを信じる!

【アクナビート】
…………。仕方あるまい。

【アクナビート】
身の程を思い知れ!!


【シア】
マイスさん!もうやめてっ!

【マイス】
あきらめるもんか!絶対にあきらめないっ!!


【マイス】
「シアさん……。」

【シア】
「グスンッ……。」
「ごめんなさい……。」

【マイス】
「シアさんが謝ることないよ。」

【シア】
でも……、きっと……、わたしの心のどこかに
不安な気持ちがあったから……。
だから、だからっ!マイスさんに……、
悲しい思いさせちゃった……。

【マイス】
……大丈夫だよ。
確かに少し悲しい思いはしたけど。
でも、シアさんのこと信じていたから……。
だから、どんなことがあっても僕は平気だよ!

【シア】
ありがとう…………、マイスさん…………。

【アクナビート】
マイス、お前の愛は本物のようだな。

【マイス】
こいつ!

【アクナビート】
もう私に戦う意思はない。少し、話をしたいんだ……。

【マイス】
なに……?

【アクナビート】
すまなかった、君を利用して。私は花を咲かせたかったのだ、『シアレンスの花』を……。
あの樹は『種族を超えたつながり』を糧とし、
花を咲かせる。 このまま花が咲かないと、
この地は枯れ果ててしまう……。しかし、
人と有角人が一緒に暮らすことはなくなってしまった。
そこで一計を案じることにした。その要が君だよマイス。

【マイス】
僕が?

【アクナビート】
人と有角人、どちらの気持ちも理解しえるものが
必要だったのだ。私は君の記憶を奪いこの地に
居つくようにしむけた。君が人と有角人の架け橋に
なってくれるかは賭けだったが……。
君は人と有角人の心を紡ぎ、そして、
愛するもののために危険をかえりみず私に挑んできた。
どうやら私の目に狂いはなかったようだ。

【マイス】
……。

【アクナビート】
君には申し訳ないことをしたと思っているよ。
この地のためとはいえ、すまなかった。
許してほしい……。

【マイス】
……そういうことだったんですね。

【アクナビート】
もし、君が望むなら最後の『記憶』とともに
君を『故郷』に送り届けるがどうする?

【マイス】
……遠慮します。置いてはいけない大切な人がいますし、
それにここはもう僕の故郷なんです。

【アクナビート】
君ならそう言う気がしたよ……。これでようやく
『シアレンスの花』が咲く……。

【マイス】
「さぁ、行こうか。」

【シア】
「はい。」

結婚式


【マイス】
「準備はいい?」

【シア】
「はい。」

【マイス】
「じゃあ、行こうか。」

”旅館前”

【さくや】
おめでとーさん!
これからはマイスはんだけやのうて、
家族全員で買いものに来てな!

【しののめ】
おめでとうございます。マイスはん、シアはん。
シアはん、その姿、ようお似合いですえ。

【ペルシャ】
おめでとーっ! マイスくん!
がんばって理想のお嫁さんになってね!

【マイス】
うん。僕はお婿さんだけどね。

”食堂前”

【グルテン】
おめでとう。
今度、お2人でうちの食堂に食べに来て下さいね。

【ショコラ】
おめでとう!いいなあ、
あたいも早く結婚したいなあ。

【ラスク】
おめでとう!甘いものが食べたくなったら、
いつでもうちに来てよ!

”広場”

【ゼゼ】
うらやましいゼッ!マイス!

【オンドルファ】
おめでとうございます。末永くお幸せに。

【クルルファ】
おめでとうございます。シアさん。
2人ともお似合いですよ。

【シア】
ありがとうございます。

【クルルファ】
幸せになってくださいね。

【シア】
はい♪

”魔法病院とドンチャコス邸の間”

【マリオン】
おめでとう。調子が悪くなったら、
いつでもウチに来るといいわ。

【マージョリー】
おめでとう、マイス、シア。
存分に夫婦喧嘩にいそしむといいよ。
薬は用意しておくからね。

【エリザ】
お二人とも、良くお似合いですよ。
こことここにギラギラした何かをつけると、
もっとキレイですけど。

【ソフィア】
残念だったわね、シア。
きっと──

【エリザ】
幸せになってください、だそうですよ。

【ドンチャコス】
いやいや、めでたくありまセン
ね!これからもどうか……。

【エリザ】
お幸せに、ですよね?

”カルロスリゾート前”

【イオン】
おめでとう!2人とも、お似合いだぞ!
見せつけちゃってさ~!

【カルロス】
おめでとう、兄弟。
俺より先に身を固めちまったのは
少々シャクだがな!幸せになれよ!

”鍛冶屋前”
【ガジ】
良かったナ! 二人とも!
武器が欲しくなったら、いつでもオレに
言ってくれよナ。

【トゥーナ】
……おめでとう。
ハーフでも……いいんだね。

”雑貨屋前”

【カリン】
おめでと。
掃除とか炊事とか洗濯とからがんばってね。
(私には無理だけど……)

【ヘーゼル】
おめでとう、二人とも!
今度、子供用のおもちゃも入荷しておくから、
また顔を出しとくれ!

”ダリアの家の前”

【ダリア】
レインボ~!
わたしの芸術が必要になったらいつでも言ってね!

”羽ばたく花の丘”

【モニカ】
おにいちゃん、おねえちゃんおめでとう!
モニカ、うれしいよ……。

【シア】
ありがとう、モニカ

【ウェルズ】
では、はじめよう。
汝、マイスよ。シアを妻とし、病める時も健やかなる時も、死が2人を分かつまで永遠の愛を誓うか?」

【マイス】
誓います。

【ウェルズ】
汝、シアよ。マイスを夫とし、病める時も健やかなる時も、死が2人を分かつまで永遠の愛を誓うか?

【シア】
誓います。

【ウェルズ】
よろしい……。新たに生まれし若き夫婦に、
穏やかな風の導きと大樹の御加護が在らん事を。

【マイス】
幸せにするよ、シアさん。

【シア】
はい……。


”シアレンスの樹”

【マイス】
今日から一緒に暮らすことになるんだね。

【シア】
そうですね。なんだか夢みたいです。
あの日…………。マイスさんとはじめて出会ったとき、
結婚するだなんて思ってもみませんでした。
ちょっと気の抜けた記憶喪失の男の子だったのに……。
今じゃわたしの旦那さんですもの♪

【マイス】
気の抜けたってひどいですよ……。

【シア】
……わたしたちも夫婦かぁ……。
せっかくですから、呼び方とか変えてみます?

【マイス】
呼び方ですか?

【シア】
『あなた』とか……、ちょっと夫婦っぽいような
呼び方にしません?

やっぱり今まで通りで・旦那さま・あなた・モコモコさん

▼やっぱり今まで通りで


▼旦那さま


▼旦那さま
【シア】
あなた……。
なんだか照れますね。


▼モコモコさん


【シア】
ふふふ♪
これから2人一緒に歩んでいきましょうね。

【マイス】
はい!


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最終更新:2024年04月24日 19:35