※ゆっくりが虐待されます。前半ぬるいじめ、後半中身の凄惨ないじめ注意

ゆっくりジュース

家に帰るとゆっくりれいむのつがいがいた。
「「ゆっくりしていってね!!」」
ああ、おなじみの甲高いアニメ声でハモッている。
大きさは30~40cmくらいだろうか、黒い髪の毛とダンベルのような横の飾り、そして猫耳入っているりぼん。
自信に満ちた目でこちらを見つめてくるれいむとれいむ。
「何だよお前ら」
そう言うと右側のれいむが
「ぷくうううううううう!!」と言った直後に頬を膨らませた。
ゆっくりは効果音を自分でつけてから効果音に相当するアクションを起こすんだな。
ちょっと涙目で頬を赤く染めて怒ってるのかな?
その姿はどうみても虐待されるために生まれてきたような無防備なものである。

「ぷくううううううううう、だって!!!」

知性に欠ける幼稚な威嚇行動に思わず噴出してしまう。
「ゆゆっ!おにーさん、れいむのだいじなれいむをわらわないでね!ぷくううううううううううう!!」
そう言うと左のれいむも同じようにぷくうううううと言ってから頬を膨らませた。
「あっはっはっは」
だってしょうがないじゃないか。お前達ゆっくりはいつもそうやって人生を舐めたような行動を取るんだもんな。
しかしこいつもこいつだ、自分のことをれいむと呼ぶだけでなくつがいのれいむもれいむと呼ぶんだな。
『れいむのれいむはれいむのことがだいすきなれいむなんだよ!!』
といった傑作な言葉を言うこともあるんだろうな。

「あっはっはっは!!れいむのれいむは、れいむのものだってか!!!あっはっは!!」
一通り笑い終えると、まだぷくうううううしているれいむ二匹を観察することにした。
もう1分は経とうとしているが、まだ耐えているようだ。
こいつら呼吸ってどうしているんだろう、そう考えていると
「ぶはああああっ!!ぜー、はー、ぜー、はー・・・」
おっ、右のれいむはもうガタがきたのか目を白黒させながら荒い呼吸をして調子を整えようとしている。
もうぷくうううううううも終わりかなと思っていると、
「ぷくうううううううううううううう!!!」
と再びぷくううううううし始めた。これはたまげた。こいつらゆっくりなのに意外とガッツあるな。
するともう一方のつがいが
「ぶはああああああ!!!ゆゆーん!おにーさんでいむだぢをいぢめないでにぇ!!」
と根が尽きたのか赤れいむのような口調で顔を真っ赤にしながら怒り始めた。
もう一方のれいむは青白い表情でぷくうううううううううを続けている。
俺はもう疲れただろうと膨らんでいるれいむの頬を両手で押さえてやる。

ぷひゅるるるるるるるるるる
空気が、震える口から抜けていく。れいむは青白い顔から凄い呼吸を乱しながら
「ぜっ!・・・ぜぱっ!!ぶひゃっ!・・・・」
おっ、まともになったか?
「ぷひゅるるるるるるるるるる!!!おにーさん、れいむをぷくうううううさせないでね!!」

え・・・・・・??

「・・・・・あ~っはっはっはっはっはっは!!!あっはっは!!な、なんでお前ぷひゅるるるるまで自分の声出して再現してるんだよ!!
  バカじゃねーの?あーおかしいいいいーーー!!!あーっはっはっは!!!」
思わずこのゆっくりの理不尽さに床でもんどりうってしまった。普段は紳士的に仕事をこなしているこの私が、だ。
「ゆっ!れいむっこのじじいれいむたちのことをばかにしてるよ!」
「ゆゆっ!そだね!・・・ゆふふふふふ(キラン)」
ん?キランって今作戦通り!しなかったか?
何かたくらんでいるな、こいつら。仲間がいて家のどこかで何かを漁っているに違いない。
というわけで誘導尋問にかかるとするか。

「いやあお前達はおばかなゆっくりだなー」
まずは軽くジャブから。感情的にして情報を引き出そう。
「ゆっ!れいむたちをなじるのやめてね!」「なじっちゃやーよ!」
普段は「ゆっくり」「むーしゃむーしゃ」「むほおおおお」以外の言葉は生来じゃないゆっくりの口から『なじる』とな。
「おっ、『なじる』なんて難しい言葉知ってるんだね。すごいね」
ここはおだてる作戦に変更。
「ゆっへん!すごいでしょ!」「れいむたちをもっとたたえてね!!」
「てことは君達のかぞくにすごく頭のいーれいむがいるんだろうな。」
まずは仲間がれいむかどうかを確かめる。
「ゆっ!れいむじゃないよ!!」「だいどころでえさをさがしているのはぱちゅりーだよ!!」
おっ。そうか、ゆっくりぱちゅりぃ略してゆちゅりーが台所にいるのか。
「へー・・・ゆちゅりーは台所ねぇ・・・」
れいむたちの顔が見る見る青ざめていく。
「ゆゆっ!!!でいぶ、どぼぢでしゃべっぢゃっだのおおおおおおおおお」
「ゆゆゆゆゆ!!!かっこいーおんびーさん!ゆっぐりいまのはわすれてね!!!」
あらあら、墓穴を掘っちゃったよこいつら。おまけに俺のことおんびーさんだなんて、ゆちゅりーの教育もたかが知れてるな。
もっとも、ぷくうううううとかぷひゅるるるるるとか声に出すようなゆっくりだから仕方ないけどな。

さっそく台所に行くこととする。
「かっこいーおにーざん、だいどころにいってもぱちぇなんていないよ!!」
「れいむたちといっしょにゆっくりしていってね!!れいむをいぢめてねえええ!!!」
そうてんこチックになるな。後でじっくりいでめてやるから、な?
れいむたちはリビングに閉じ込めておくとして、台所のゆちゅりーは・・・と。

「きゅっきゅっきゅ。・・・むぅん。むきゅ☆」

   い   た  。

台所の横のゴミ箱を漁って生ごみを散らかしているゆちゅりー。
いつも隠される立場だけに安心しきってだらしなく垂れた汗らしき液体を独特の曲線を描いたもみあげでふき取っている。
こいつらもみあげ動かせるのかよ。
「HAHAHA!!!もみあげ饅頭、可動式MOMIAGE!!!ゲージツはバクハツだー!!」
と普段タイトにビシッとビジネスをしているこの私が床に転げて大笑いするほど滑稽なゆちゅりーの実情はひどかった。
「む・・・むきゅぅん??」
おやおや、ゆちゅりーに気づかれてしまったようだ。
薄い紫色の独特の曲線のモミアゲと後ろ髪、40センチほどの全体に見事なしもぶくれ、半円の目、それから・・・人←こんな形のおくち!
思わずにやけてしまうような妙な虐待感情が心をわしづかみにして離さない。
「おぉ、ゆちゅりー・・・しんぱいしないでね、うふ、うふふうふふ。お兄さんは悪いひとじゃないよ」
「むきゅぅうぅぅうん・・・こっぢごにゃいでぇ・・・汗」
ゆちゅりーは「もっぢぇがないでー」とも聞き取れる言葉で牽制をしている。
後ろへ下がりつつ、半円の目で必死に上目遣いをしながら、『人』みたいな口をきゅっと締めている。
れいむたちほどおばかな牽制ではないのかな。と思っていると
「ぷきゅううううううううううううん!!」
くるぞ、くるぞ。自分で効果音言ってからそれに相当する行動を。
ゆちゅりーはぷきゅうううううんして60cmくらいには膨らませた。やるじゃんこいつ。
目には涙を溜めて必死にこっちを見上げる。無駄な行動でしかないのに。

ひょいっ
「!!??」
「さぁ、れいむたちの元へ連れて行ってあげるからね。」
ぷくうううううしているゆちゅりーを軽く持ち上げて、私はれいむたちの元へ向かった。

続く




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最終更新:2022年05月03日 15:19