ぱぺっとコール！ - 2巻乙ノススメ @ まんがタイムきらら

作品情報

作品名	ぱぺっとコール！
作者名	へちま @twitter
掲載誌	まんがタイムきららMAX
掲載期間	2015年4月号、5月号（ゲスト） 2015年9月号～2017年10月号
単行本発売日	1巻：2016年8月27日 2巻：2017年9月27日
備考	ゲスト時のタイトルは『ぱぺっとと栞のラペル』

あらすじ

夢見るメルヘン少女・栞は、 廊下で出会った謎の美少女・ほとりの美声にホイホイ釣られて人形劇部に入部する。 しかしほとりは自らの声にコンプレックスを持つ超絶引っ込み思案で…。 幼馴染みの沙奈や先輩たちと一緒に人形劇をがんばる少女たちの青春！

管理者レビュー

ジャンル

日常 部活

評価点

• 絵はかわいい。
  • 『きんいろモザイク』『ご注文はうさぎですか？』系統の正統派きらら。作者がイラストレーターというだけあり、特にカラー絵がキレイ。カラーページ少ないけど。
• 個性的なキャラ。
  • かわいい容姿とは裏腹にイケボな神辺ほとり（かんなべ-）など。

問題点

• やりすぎキャラ付け。
  • 特に酷いキャラ付けは主人公・駒松栞（こままつしおり）。

長いので折り畳み

• 食いしん坊、ほとりLOVEで周囲の人物を困らせる。
• 友達にパシリさせる、先輩のお見舞いで先輩のゴハンを勝手に食べる（単行本1巻72p）、ほとり宛てのチョコを勝手に食べる(*1)（単行本2巻79p）など、破天荒な言動が多い。
• 実は裁縫が特技。しかし単行本1巻1話以外ではほとんど活かされない。
• 一番ヤバいのは、こんな破天荒キャラをほのぼの風に描いていること。

• not青春モノ。
  • ぱっと見部活モノだが、練習・本番シーンなどはほとんどない。文化祭（単行本1巻103p）、新入生歓迎会（単行本2巻110p）は全カット。
  • 上記で紹介した、濃いキャラ付けも青春要素としては活かされていない。
  • 日常部活モノとして読めばいいのかもしれない。しかし、あらすじには「人形劇をがんばる少女たちの青春！」とあり、青春モノとして描かれた可能性が高い。あらすじ詐欺。
• 一部回の作画に問題あり。
  • 単行本1巻4話では絵に使われた線が細くなっている。作画ミスを疑うレベル。

総評

あらすじにある青春モノとして読むと問題点だらけ。『けいおん！』のような日常部活モノとして読めばそこそこのクオリティである。