2巻乙ノススメ @ まんがタイムきらら
ホレンテ島の魔法使い
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作品情報
作品名 | ホレンテ島の魔法使い |
作者名 | 谷津 |
掲載誌 | まんがタイムきららMAX |
掲載期間 | 2020年1月号~2月号(ゲスト) 2020年4月号~2022年4月号 |
単行本発売日 | 1巻:2021年2月25日 2巻:2022年3月25日 |
他作品 | |
備考 | ゲスト時の作者名義は「谷津製作所」 |
あらすじ
大昔いたという魔法使いの伝説を観光資源にしているホレンテ島。この島の魔法は全て作り物…のはずが、不思議な能力を使える人達が現れ…?果たしてこの島の魔法は夢か現かー…?謎解き伝承ファンタジー、待望の第1巻!
管理者レビュー
ジャンル
評価点
- ファンタジーとリアリズムの両立。
- 「魔法の島」というファンタジー要素に、「観光」や「科学」などの現実的な要素を取り入れている。
- 「『ご注文はうさぎですか?』に描かれていない部分を描いた」とよく言われる。
- オムニバス仕立てのストーリー形式。
- とにかくストーリー要素が強い。魔法について、ホレンテ島について、さまざまなストーリーが展開される。伏線も多く、考察がはかどる。
- 単行本1巻では「観光」、2巻では「科学」がメインテーマ。
- 登場キャラがカマかけたり(単行本1巻26p)、一芝居打ったり(単行本1巻65~66p)など、言動がバトル漫画のそれ。
- 綿密な設定。
- 魔法の設定、ホレンテ島の設定などが非常に細かい。
- 単行本1巻描き下ろしに「るぶぶ」(*1)と称して設定が書かれている。きららベースなどで読んだことがある人も、単行本を買ってみるのがオススメ。
- ミュージカル風の歌シーン。
- 作中では歌うシーンが非常に多い。単行本1巻だけで6回は歌のシーンがある。
『けいおん!』より歌ってる。 - 歌はミュージカル風仕立てになっており、ページ全体で躍動感のある描写がされている。曲は即興曲から伝統の歌まで。
- 歌が伏線になったり、ストーリーで重要になったりする。
- 作中では歌うシーンが非常に多い。単行本1巻だけで6回は歌のシーンがある。
- ギャグも優秀。
- 上記の「ファンタジーとリアリズムの両立」を活かしたギャグが多い。単行本2巻では、メタネタも見られる。
- 単行本1巻6話のエロ本回など、ギャグ全開の回もある。ただし、高密度なギャグの中にも伏線が仕込まれていたりもする。
問題点
- 設定や伏線が多く、やや難解。人を選ぶ作品。
- 考察記事が多く書かれているので、ハマると深い作品。
総評
ファンタジーとリアリズムの両立、設定もりもりの世界観、重厚なストーリー・伏線要素、時折挟まれる歌、斬新なギャグ、どれをとっても最高の一作。
余談
単行本1巻17p、こっこの自己紹介が、雑誌掲載時と単行本収録時で異なる。雑誌掲載時分はきららベースで閲覧できる。
雑誌「改めまして私魔法使いのこっこって言います」
単行本「改めまして私魔法使いの尾谷こっこって言います」
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単行本「改めまして私魔法使いの尾谷こっこって言います」