幻獣計画。
それは連合のとある一派がかつて研究していた生物兵器群の総称である。
それは連合のとある一派がかつて研究していた生物兵器群の総称である。
これはNUMBERSベース“イマジナリ・ロスト”内で発見された一種【サンダーバード】のデータから判明した事実だ。
この一派は、遥か太古より語り継がれる異能や神霊を、この科学極まる今世に蘇らせようと考え、そして研究をしていたらしい。
神獣や幻獣などと呼ばれる伝説の生き物たちを、その異能ごと科学的に再現するための研究だ。
サンダーバードの他にも研究データがあったが、その膨大さに対して成功例は指で数えられるほどであり、番ちゃんことサンダーバードはその数少ない成功例のうち、現にこうして生き延びている最も稀有な成果の一つと言える。
番ちゃんを頭に乗せたままで、アリスはそんな研究データを読み漁っていた。
神獣や幻獣などと呼ばれる伝説の生き物たちを、その異能ごと科学的に再現するための研究だ。
サンダーバードの他にも研究データがあったが、その膨大さに対して成功例は指で数えられるほどであり、番ちゃんことサンダーバードはその数少ない成功例のうち、現にこうして生き延びている最も稀有な成果の一つと言える。
番ちゃんを頭に乗せたままで、アリスはそんな研究データを読み漁っていた。
「ーーーー役に立つようで立たねぇな」
しかし、結局は失敗作。
アリスが求めるようなー例えばCOLORSや番ちゃんのようなー完全なる異能は、後天的に付けられるものではない。
少なくとも簡単には無理だ。
後天的につけられた生体改造では、まだ足りなかった。
故に、番ちゃんの成功例から何かヒントを得られないかと考えたアリスは、ベースに引きこもっていたのだ。
アリスが求めるようなー例えばCOLORSや番ちゃんのようなー完全なる異能は、後天的に付けられるものではない。
少なくとも簡単には無理だ。
後天的につけられた生体改造では、まだ足りなかった。
故に、番ちゃんの成功例から何かヒントを得られないかと考えたアリスは、ベースに引きこもっていたのだ。
「わかっちゃいたが、オメェらは人とは違う。ままならねぇな」
番ちゃんを人差し指でつつくと、甘噛みされる。
ピヨピヨと鳴く群体は、脅威になど見えない。
しかし、こんななりでも有事には黒天魔《サンダーバード・オリジン》などという規格外を乗り回すのだ。
しかも、ベースでコイツらが開発した機体というのだから恐れ入る。
ピヨピヨと鳴く群体は、脅威になど見えない。
しかし、こんななりでも有事には黒天魔《サンダーバード・オリジン》などという規格外を乗り回すのだ。
しかも、ベースでコイツらが開発した機体というのだから恐れ入る。
知能、心、生物としての機能に異能。
幻獣計画の成功例は伊達ではない。
幻獣計画の成功例は伊達ではない。
「ピッピ?(どうしてそんなに強くなりたい?)」
こうしてテレパスで語りかけてくることすらある。
喋らないのではなく、多くを語らないだけ。
この群体は、こういう時だけこうして語りかけてくる。
多分、精神の高ぶりを感じ取っているのだろう。
喋らないのではなく、多くを語らないだけ。
この群体は、こういう時だけこうして語りかけてくる。
多分、精神の高ぶりを感じ取っているのだろう。
「私はな、少しでもこの世が平和になればいいと思ってんだよ。そのためには抑止力が必要なんだ」
番ちゃんは小首を傾げた。
「ピィー(エースはもう十分に強い。それでは不足?)」
番ちゃんは不思議そうに訪ねた。
それはそうだろう。
今のアリスはおそらくNUMBERSの中でも上から数えた方が早いくらいに強い。実際に確かめた事などあるはずもないし、それが事実かどうかはさておいて、それくらいの自信はある。
それでも、足りないのだ。
かつて見たアナザーゲートドラゴンや、COLORSたち、それに朱天。
アリスが負けるような相手がごまんといる。
それはそうだろう。
今のアリスはおそらくNUMBERSの中でも上から数えた方が早いくらいに強い。実際に確かめた事などあるはずもないし、それが事実かどうかはさておいて、それくらいの自信はある。
それでも、足りないのだ。
かつて見たアナザーゲートドラゴンや、COLORSたち、それに朱天。
アリスが負けるような相手がごまんといる。
「抑止力には足らねぇよ。誰も辿り着けないくらいの高みが欲しいのさ」
惰性でテキストをスクロールしていく。
野槌、サキュバス、クラーケン、ナイトメアにネメアの獅子、スキュラ。
他にも様々な種類が生み出され、消えていったようだ。
結果はほとんど全てが失敗作や行方不明。
幻獣には生殖機能がないため、次代は原則として発生しない。
コンセプトと元になった生物、改変の内容。
そのどれもが悍ましいと評されるものだろう。
他にも西洋から東洋まで多種多様な研究がなされてきた。
その中で、ふと目が止まる項目がある。
野槌、サキュバス、クラーケン、ナイトメアにネメアの獅子、スキュラ。
他にも様々な種類が生み出され、消えていったようだ。
結果はほとんど全てが失敗作や行方不明。
幻獣には生殖機能がないため、次代は原則として発生しない。
コンセプトと元になった生物、改変の内容。
そのどれもが悍ましいと評されるものだろう。
他にも西洋から東洋まで多種多様な研究がなされてきた。
その中で、ふと目が止まる項目がある。
「九尾之妖狐、か」
コンセプトは、分体と神通力。
実体をもつ影と、テレキネシスあたりだろうか。
それに加えて、胡散臭いオカルトや魔術思想もごった煮されているようだった。
実体をもつ影と、テレキネシスあたりだろうか。
それに加えて、胡散臭いオカルトや魔術思想もごった煮されているようだった。
「こんなんじゃ、成功する訳ーーー」
その項目を追っていて、目を疑った。
「ーーーー成功例は生存状態で逃走中、だと?」
生きている。
しかも逃走中で自由の身。
食い入るようにそのデータを読む。
しかも逃走中で自由の身。
食い入るようにそのデータを読む。
「本来は瑞獣であるとされるが、本研究ではこれを災害級の破壊力を有するものとして定義する」
そんな一文が添えられたデータには、九尾之妖狐が異能力者や他の幻獣の遺伝子情報を基礎に、組み換えで生み出されたとある。
素体はヒト型で、獣耳や体毛、特徴的な尻尾が与えられている他、培養液産ならではで、端からインプラントやナノマシン移植などが計画されていた。
極めつけは眉唾モノ、降霊術とある。
とある時期以降の研究に取り入れられていたモノらしく、異能をもつ魂を器に入れれば異能を再現できるという考えらしい。
しかし、九尾以前は全て失敗。
普通なら計画を見直すのだろうが、この研究者はそうしなかった。
そして、九尾之妖狐を生み出した。
研究データには結論の空白があり、特記事項として担当研究者死亡に伴う計画凍結とある。
素体はヒト型で、獣耳や体毛、特徴的な尻尾が与えられている他、培養液産ならではで、端からインプラントやナノマシン移植などが計画されていた。
極めつけは眉唾モノ、降霊術とある。
とある時期以降の研究に取り入れられていたモノらしく、異能をもつ魂を器に入れれば異能を再現できるという考えらしい。
しかし、九尾以前は全て失敗。
普通なら計画を見直すのだろうが、この研究者はそうしなかった。
そして、九尾之妖狐を生み出した。
研究データには結論の空白があり、特記事項として担当研究者死亡に伴う計画凍結とある。
「……怪しさしかねぇな、こりゃ」
だが、アリスの直感は正しい。
それを肯定するように、番ちゃんがそのデータの画像をみて、つぶやく。
それを肯定するように、番ちゃんがそのデータの画像をみて、つぶやく。
「ピィ……(彼女は強いよ)」
番ちゃんはコンソールをコツコツとつついた。
「なんだ、知ってるのか?」
ビリビリと、番ちゃんから発せられる電流。
「ピッピー(仲間を連れていくと良い)」
アリスの質問に答えるように、ヒヨコから伸びた電子の手がコンソールの表示を書き換える。
「これは……ーーーー」
コンソールに表示されたのは2枚の画像。
そして、座標を表す数字の羅列。
そして、座標を表す数字の羅列。
「なるほどな。コレが九尾の機体ってことか」
画像は朱天・絶火と呼ばれるマクシオンの機体。
そしてもう一枚は、見たことのない、白い機体。
その背後には8本の尾にも見えるユニットが並ぶ。
その手には、漆黒の大太刀。
身の丈を超えるほどの大業物。
八尾一刀。
それがこの九尾之妖狐が従える機体なのだろう。
そしてもう一枚は、見たことのない、白い機体。
その背後には8本の尾にも見えるユニットが並ぶ。
その手には、漆黒の大太刀。
身の丈を超えるほどの大業物。
八尾一刀。
それがこの九尾之妖狐が従える機体なのだろう。
「……狐狩り、か」
アリスは呟くと、テキストを打つ。
照らされるコンソールに表示されるそれは手配書だった。
絶海の孤島、そこに標的は潜んでいる。
餌は報酬。
ジャンク屋の魔石の一部のデータや武装の現物。
新たな強敵の出現に、その口元はつり上がっていた。
照らされるコンソールに表示されるそれは手配書だった。
絶海の孤島、そこに標的は潜んでいる。
餌は報酬。
ジャンク屋の魔石の一部のデータや武装の現物。
新たな強敵の出現に、その口元はつり上がっていた。
ーーーーー前日譚 邂逅と啓蒙、そして逃れ得ぬ焦燥 完
30MM Nine-tail Fantasm
#30MMNF
ジャンク屋グリムシェイドから手配書が発行された。
内容は指定地点での敵対勢力機体の鹵獲とあり、座標は絶海の孤島Nとなっている。
指定時刻に指定ゲートから直接孤島Nにおもむく計画らしい。
内容は指定地点での敵対勢力機体の鹵獲とあり、座標は絶海の孤島Nとなっている。
指定時刻に指定ゲートから直接孤島Nにおもむく計画らしい。
ーーーーーーーーー
プロローグ【幻獣計画】
幻獣計画の成功例。
連合の一部末端が推し進めたオカルト科学、その成果。
それが今回のターゲットらしい。
連合の一部末端が推し進めたオカルト科学、その成果。
それが今回のターゲットらしい。
NUMBERSのエース、つまりアリスが今回の発起人。
NUMBERSでありアリスに想いを寄せる僕ーエミリオ・ゴールドスミスが、それについていかない訳がない。
NUMBERSでありアリスに想いを寄せる僕ーエミリオ・ゴールドスミスが、それについていかない訳がない。
指令書を見て集まった機体の中に、愛機で混ざる。
周りを見れば、見知った者たちもちらほらいるようだ。
周りを見れば、見知った者たちもちらほらいるようだ。
『あー、あー、聞こえてるか?……ん、大丈夫そうだな』
そうしているうちに、聞き覚えのある声が響く。
『今回のターゲットは幻獣計画の検体、九尾之妖狐だ。専用機体に搭乗しているこれを、機体ごと鹵獲するのが目的だぜ』
アリスはクエスト限定チャンネルで情報を開示した。
九尾之妖狐、その搭乗機は【妃夜九天(びゃくてん)】というらしい。量産型朱天の設計データを一部流用したその機体は、マクシオンと連合の技術が融合したハイエンドモデルの大型機体だ。
『ターゲットは単機でも凄まじい出力と速度を有する。鹵獲するには質と量の両方が必要だ。しっかり頼むぜ?』
アリスの声色はいつもどおりの獰猛さをはらんでいた。
『さぁて、狐狩りと洒落込もうか』
アリスは宣言する。
同時に、用意されていたゲート発生機が唸り、空間が結ばれた。
次々とゲートをくぐっていく友軍に、僕も続く。
アリスの声色に、同じくいつもどおりのわずかな不安を抱きながら。
同時に、用意されていたゲート発生機が唸り、空間が結ばれた。
次々とゲートをくぐっていく友軍に、僕も続く。
アリスの声色に、同じくいつもどおりのわずかな不安を抱きながら。
ーーーーーーーーー
フェイズ1【自浄幻惑】開幕
ゲートを抜けた先は、事前データ通りの絶海の孤島だった。
大きな島には山と森、そして拡がる濃霧。
アリスの駆る煉獄月蝕石を先頭とした集団を阻むように、視界を奪う霧が立ち込めている。
そして。
アリスの駆る煉獄月蝕石を先頭とした集団を阻むように、視界を奪う霧が立ち込めている。
そして。
『さて、目的地に到着だ。さっそく熱烈な歓迎かありそうだな?』
アリスの言うとおり、目の前にボヤリと揺れるように現れる影たち。
その姿は徐々にはっきりと視認できるようになり、その全貌は友軍を混乱させるには十分な衝撃を伴っていた。
その姿は徐々にはっきりと視認できるようになり、その全貌は友軍を混乱させるには十分な衝撃を伴っていた。
『ほほぅ?データコピーにしちゃ、スゲェ再現度だな?』
アリスの言葉通り、目の前にはこちらに並ぶ機体と同じ数、同じ姿の機体が対峙していた。
『ーーーーーー………』
物言わぬコピー機たち。
しかし、その言外の圧力は凄まじい。
様子見する両軍の沈黙は、しかしわずかも続かない。
しかし、その言外の圧力は凄まじい。
様子見する両軍の沈黙は、しかしわずかも続かない。
『立ちふさがるなら押し通るまで……!』
煉獄月蝕石が躍り出て、ダブルライフルを容赦無く撃ち始めたからだ。
軽快なリズムで吐き出される実弾とレーザーの弾幕。
それは敵側の煉獄月蝕石に揺らめくように軽く躱され、それが開戦の合図となった。
軽快なリズムで吐き出される実弾とレーザーの弾幕。
それは敵側の煉獄月蝕石に揺らめくように軽く躱され、それが開戦の合図となった。
「僕も、僕の役目を果たさなきゃ……!」
僕は愛機を駆り、自身のコピー機を叩きに跳んだ。
ーーーーーーーーー
No.77「なんだこの感触、まるで【手応えがない】?」
「攻撃は当たらない、散発的な銃撃、これは一体ーーー」
【揺らめく】ようなコピー機たち。
霧がセンサーを阻害しているらしく、ロックオンが定まらない。
「これ、まるで【幻影】みたいなーーー、くっ、意外に攻撃が鋭い……!」
ーーーーーーーーー
No.1「霧がなんだ!反撃がなんだ!そんなものはまやかしだ!」
そう叫ぶと、アリスが煉獄月蝕石に電磁パルスフィールドを纏わせる。
「これは真似できるか?」
そのまま自機の幻影に突っ込み、霧散させたかと思えば、そのまま高速で木々の間を駆け抜ける。
「ーーーー見つけたぜ?」
バチバチと弾ける音とともに、煉獄月蝕石が何かを弾き飛ばす。
その無防備な背中に、どこからともなく射撃が浴びせられ、僕は思わずカバーに入った。
ガガガッ!
装甲板が削れる。
その発信源に向けて、僕はビームライフルを放った。
その発信源に向けて、僕はビームライフルを放った。
ーーーーーーーーー
フェイズ2【火虎跋扈】
No.77「やった……の、かな?」
ビームライフルが撃ち抜いた幻の月蝕魔晶石。
その隣でも幻の煉獄月蝕石が切り裂かれて霧散していく。
その隣でも幻の煉獄月蝕石が切り裂かれて霧散していく。
No.1「油断すんな、エミリオ。本命が来るぞ?」
幻影たちが消えていく。
それは決して勝利ではない。
手応えのない煙には、そもそも正体などない。
幻は幻にすぎず、アリスやエミリオ、他の友軍が致命打を与えた幻影が霧散して、代わりに姿を現した者たちがいたからだ。
それは決して勝利ではない。
手応えのない煙には、そもそも正体などない。
幻は幻にすぎず、アリスやエミリオ、他の友軍が致命打を与えた幻影が霧散して、代わりに姿を現した者たちがいたからだ。
黄色い機体色に、黒の縞模様をペイントしたその姿。
火山惑星にて確認されていた原生生物と思しきその猛獣。
ポルタイガー。
火山惑星にて確認されていた原生生物と思しきその猛獣。
ポルタイガー。
ざっと見えるだけでもこちらより数が多い。
多種多様な兵装を見るに、幻影に合わせてこちらに攻撃を加えてきていたのは、ポルタイガーたちだろう。
そして、彼らが立ちふさがる先。
岩石の玉座に座す【妃夜九天】がみえる。
多種多様な兵装を見るに、幻影に合わせてこちらに攻撃を加えてきていたのは、ポルタイガーたちだろう。
そして、彼らが立ちふさがる先。
岩石の玉座に座す【妃夜九天】がみえる。
「我が名はヨルネア、誇り高きポルタイガー、紅牙族の筆頭」
だが、ターゲットに話しかける前に、白い虎が前に出てきた。
「お前たちは何者か。なにゆえここに来た。なにゆえ我ら紅牙とそのホムラカミ、陽炎(かげろう)様に害をなす。ここで退かぬなら、我らがお前たちを討ち滅ぼす。我は返答を要求する」
一方的な質問と撤退要求。
それぞれの得物を構えるポルタイガーたちを前に、アリスは。
それぞれの得物を構えるポルタイガーたちを前に、アリスは。
「ハッハー!聞きたきゃ力強くで聞いてみな!」
交渉決裂どころか、端からその気などない。
すぐさまポルタイガーたちとの戦端がひらかれるーーー
すぐさまポルタイガーたちとの戦端がひらかれるーーー
ーーーーーーーーー
No.1「ハッハー!獣狩りだ!」
No.77「前に出すぎると孤立するよ……!」
No.1「煩ぇぞ、エミリオ!テメェに心配されるほど鈍っちゃいねぇっつーの!」
No.77「……!あれは、一番圧の強い子!?」
No.1「上等!突っ込むぜ!」
No.77「あぁもう!僕も追随する!」
No.1「邪魔はすんなよ?」
魔石と魔犬が虎に飛びかかる。
サ「速い!でも、負けない……!」
サマニャは強敵にも怯まず、回避に専念、反撃の隙を窺う。
1「ハッハー!小賢しいが、その技量は中々のもんだな!褒めてやる!」
77「褒めるか貶すかどっちなんだい?!」
77「褒めるか貶すかどっちなんだい?!」
サ「うっさい!速すぎるんだよ!飛ぶな、この卑怯者!」
ーーーーーーーーー
一方、強個体を除くポルタイガーたちは、数で勝り、武装面で劣っていた。
ただのポルタと侮るべからず。
フレームこそ化石レベルだが、異能とともにあったポルタイガーは、すでにアーティファクトとよべる代物だ。
徒手空拳から鹵獲した銃火器、支援兵装を使いこなすものまで、多種多様な者たちが揃っている。
しかも、その使い手はエース級とは言わないまでも、けっこうな手練揃い。
それが束になってかかってくるのだ。
苦戦の予感がしていた。
ーーーーーーーーー
フェイズ3【白虎演舞】
ポルタイガーたちが一体、また一体と倒れる。
やはりただのポルタではなかったらしく、味方も無傷とは言えない。
それどころか、それなりにダメージを蓄積したらしい。
しかし戦力はまだまだ優勢。
やはりただのポルタではなかったらしく、味方も無傷とは言えない。
それどころか、それなりにダメージを蓄積したらしい。
しかし戦力はまだまだ優勢。
加えて、敵の数が減った事で、九尾を守るように仁王立ちする白いポルタイガーに近づく事が可能となった。
「味方が倒れてくのに傍観か、筆頭さんよォ?」
必然、アリスはいの一番に前に出る。
アリスに追随する僕もその横に並ぶ。
アリスに追随する僕もその横に並ぶ。
「我ら紅牙を打ち負かすか。我はお前たちについて、認識を改めねばならないようだな」
そう言って、白いポルタイガーが構える。
「そうこなくっちゃ、面白くねぇよなァ!」
瞬間、ナックルと魔剣が交錯する。
エミリオは一瞬遅れ、銃を構えて静観するしかできなかった。
一方、魔剣で砕けない拳に、アリスは満足げに歯を剥いた。
エミリオは一瞬遅れ、銃を構えて静観するしかできなかった。
一方、魔剣で砕けない拳に、アリスは満足げに歯を剥いた。
「やるじゃねぇか、白虎ァ!」
すぐさま振り向いたアリスに対して、ポルタイガー筆頭ヨルネアは、独特の構えを解かずに舞踊を繰り出す。
「ーーーーーーー紅牙流《八掛鳳火》」
サーバルポルタイガーが、“四方八方へと爆散した”。
白い焔の塊の分身が、実体を伴って、襲いかかる。
エミリオの迎撃で貫けない。
それが継戦の先駆けとなる。
鋼を打ち合う神楽舞が、再開されたのだ。
エミリオの迎撃で貫けない。
それが継戦の先駆けとなる。
鋼を打ち合う神楽舞が、再開されたのだ。
ーーーーーーーーー
フェイズ2【火虎跋扈】サブクエストフラグ回収
ポルタイガー筆頭の一番弟子【サマニャ】を撃破した。
これにより、筆頭【ヨルネア】の警戒度があがり、鎮座する【陽炎】が、襲撃者の強さに興味を抱いた。
より大きな強さを示すことで、さらなる変化があるかもしれない。
これにより、筆頭【ヨルネア】の警戒度があがり、鎮座する【陽炎】が、襲撃者の強さに興味を抱いた。
より大きな強さを示すことで、さらなる変化があるかもしれない。
エンディング変化 A→B
ーーーーーーーーー
フェイズ3【白虎演舞】ターゲットリプ
白炎の剣歯虎が舞い踊る。
オリジナルはNo.1とNo.77が抑えている。
白虎の分身たちを鎮圧せよ
オリジナルはNo.1とNo.77が抑えている。
白虎の分身たちを鎮圧せよ
ーーーーーーーーー
フェイズ3【白虎演舞】サブクエスト
ポルタイガー筆頭【ヨルネア】ターゲットリプ
ポルタイガー筆頭【ヨルネア】ターゲットリプ
「どうした、その程度か?」
白い躯体がしなやかに回避を繰り返す。
アリスとエミリオの攻勢でも足りない強敵は、被弾を最小限に立ち回る。
アリスとエミリオの攻勢でも足りない強敵は、被弾を最小限に立ち回る。
「我を越えなければ、陽炎様にはたどり着けんぞ?」
ーーーーーーーーー
No.1「ちょこまかとウザってぇな!」
No.77「見切られてるよ、ミス・ピルグリム。連携して狙おう」
No.77「見切られてるよ、ミス・ピルグリム。連携して狙おう」
攻撃を巧みにかわし、被弾をほとんどせず、確実な隙だけを狙ってくるヨルネアは、間違いなく歴戦の戦士だ。
遠距離攻撃が少ないことだけは幸運だった。
遠距離攻撃が少ないことだけは幸運だった。
ヨルネア「我が舞踊、よく見ておくがいい」
魔犬の細かな射撃、魔神の手数に任せた火力は、決して連携が無いわけでも、雑な射撃というわけでもない。
むしろその逆だ。
むしろその逆だ。
故に、単純に筆頭を名乗る白虎の技巧がずば抜けているのだ。
アリスとエミリオから逃れているのが異常。
そんな獣たちの演舞は果てしなく続くーーーー
ーーーーーーーーー
フェイズ3【白虎演舞】サブクエストフラグ回収
ポルタイガー筆頭【ヨルネア】を撃破した。
これにより、鎮座する【陽炎】が、襲撃者の強さにさらに興味を抱いた。
これにより、鎮座する【陽炎】が、襲撃者の強さにさらに興味を抱いた。
エンディング変化 B→C
ーーーーーーーーー
フェイズ4【災禍之火】
激闘の果てに、白虎が膝をつく。
本体のダメージか。
それとも分体を使用し続けた消耗ゆえか。
いずれにせよ、ポルタイガー筆頭【ヨルネア】は無力化された。
それとも分体を使用し続けた消耗ゆえか。
いずれにせよ、ポルタイガー筆頭【ヨルネア】は無力化された。
ついに【九尾之妖狐】への道が開かれたのだ。
そして、それは同時に、眠れる獅子を起こす行いでもあった。
そして、それは同時に、眠れる獅子を起こす行いでもあった。
「善き神楽舞じゃった、ヨルネア。そして襲撃者たちよ」
鎮座していた【妃夜九天(びゃくてん)】が立ち上がる。
そして、ふわりと宙を踏みつけて、アリスと僕、その後ろに続く襲撃者を睥睨した。
そして、ふわりと宙を踏みつけて、アリスと僕、その後ろに続く襲撃者を睥睨した。
「妾の名は天廻綾津日神。汝らの求めし幻獣計画、その一体【九尾之妖狐】にして、異界の災神を降ろせし獣なり」
威圧感があるのに、澄んだ清水のような鈴の音が響く。
まさしく神々しいまでのその圧に、僕は思わず後ずさる。
そんな一瞬の先を越して、アリスが笑った。
まさしく神々しいまでのその圧に、僕は思わず後ずさる。
そんな一瞬の先を越して、アリスが笑った。
「神様を自称するか。面白ぇじゃねぇか」
その表情は、見なくてもわかった。
ギラつくような三日月が頭に浮かぶ。
ギラつくような三日月が頭に浮かぶ。
「神殺しは人の極みの所業だ、遠慮なく私の糧になれよ」
人の極み、それは英雄的でありーーー極めて獣じみている。
「呵呵!神殺し!妾を屠ると?」
災禍が火のごとく赤い舌をちらつかせる。
「確かに神殺しは人の極みじゃろう!じゃが、汝に為せると思うてか?」
徒手空拳の妃夜九天の手に、燃え上がるように刀が顕現する。
「呵呵!神殺し!妾を屠ると?」
災禍が火のごとく赤い舌をちらつかせる。
「確かに神殺しは人の極みじゃろう!じゃが、汝に為せると思うてか?」
徒手空拳の妃夜九天の手に、燃え上がるように刀が顕現する。
「その刃届くと言うのなら、汝の武、示してみせよ……!」
「さぁ踊れ!妾を愉しませよ!」
陽炎が刀を振りかざす。
途端に大量の分体が燃え盛るように出現する。
途端に大量の分体が燃え盛るように出現する。
本人だけでも手が負えないのは目に見えているのに、さらに分体が現れて、状況は絶望的にみえる。
だが、彼女は諦めてなどいない。
「ーーー笑わせんな」
ーーーーーーーーーー
フェイズ4【災禍之火】ターゲットリプ
災禍の神、幻獣計画の成功例、九尾之妖狐。
ポルタイガーたちに祀られた神が目覚めた。
幻獣を鎮めよ。
ポルタイガーたちに祀られた神が目覚めた。
幻獣を鎮めよ。
ーーーーーーーーー
戦況はなだれ込むように乱戦へ。
全身燃え盛る焔のように高速て動き回り、飛び回る妖狐の分体たち。
それに食らいつく友軍機たち。
それに食らいつく友軍機たち。
それを横目に、僕はアリスと並んでオリジナルの妃夜九天と対峙する
「力をみせてみよ」
僕は震え上がる身体を理性で押さえつけ……られなかった。
最も原始的な死の恐怖が、身体を、心を、深く絡め取る。
僕の大半を占めるアリスへの恋慕さえ縮み上がる。
最も原始的な死の恐怖が、身体を、心を、深く絡め取る。
僕の大半を占めるアリスへの恋慕さえ縮み上がる。
今までの死地が、まるでお遊びに思える重圧だった
だけど、アリスは違った。
「ったりめぇだ、クソ狐が!」
生き生きとした声で、顔で、動きで。
まるで戦いこそが一番の生であるかのように、跳んだ。
まるで戦いこそが一番の生であるかのように、跳んだ。
人機一体。
それは人の極み。
それは人の極み。
魔剣と黒刀が幾重にも衝撃波を撒き散らす。
「ハッハー!いいねェ、滾るじゃねぇか!」
その光景を前にして、僕は。
エミリオ・ゴールドスミスは、完全に停止した。
ーーーーーーーーー
動け。
動け。
動け、
動け。
動け、
………駄目だ。
死にたくない。
死にたくない。
死にたくない。
死にたくない。
死にたくない。
ーーーーだけど。
ーーーーーーここで諦めれば、僕は。
ーーーーーーーーー僕は永遠に。
永遠に、彼女の隣に、並ぶ資格を失う。
「ウアアァァァァァアア!!」
気が付けば、僕は跳んでいた。
戦線に飛び込んだ僕に対して、アリスが叫ぶ。
「邪魔だ、エミリオ!すっこんでろ!」
陽炎の攻撃をいなし、カウンターを放ちながらも僕に意識を向けた。
「嫌だ!僕は、僕はぁ!」
僕は今、彼女の邪魔をしている。
それを理解しながらも、僕は引かない。
それを理解しながらも、僕は引かない。
ビームライフルを連射しながら接近し、陽炎に斬りかかる。
「クソがっ!足手まといはいらねぇんだよ!」
アリスが僕の隙を潰すように連撃を続ける。
その連撃は、今までのどんな攻撃よりも激しく、速く、精度が高い。
そしてそれを、陽炎は受けた。
ーーーーーーーーー
エピローグ【煉獄火炎】
ついに、妃夜九天の装甲を貫いた。
魔剣の切っ先は、機体の左肩口から刀身を埋めている。
魔剣の切っ先は、機体の左肩口から刀身を埋めている。
「…………見事」
妃夜九天が燃え上がり、塵に消えたかと思いきや、少し離れた中空に“無傷”で再度現れる。だが、そこに威圧はなかった。
「神殺しにはまだ足りぬが、善きものを見せてもらった」
そんな陽炎の言葉に、アリスは舌打ちを返す。
終幕を迎えた事で、アリスはコックピットを開く。
そして、妃夜九天を睨みつける。
終幕を迎えた事で、アリスはコックピットを開く。
そして、妃夜九天を睨みつける。
「……結局、足りてねぇってことかよ」
「汝の牙は、妾には届いておったさ。妾が単に死ににくいというだけじゃ、この異能も含めて、の」
アリスへの返礼なのか、妃夜九天のコックピットが開く。
その中には、紅眼黒髪の獣人が、ギラつく笑みを見せていた。
その中には、紅眼黒髪の獣人が、ギラつく笑みを見せていた。
唐突に、焔が島を包む。
熱を感じない、見せかけの焔が、ポルタイガーたちを燃やしていく。
虚空に消えるように、ポルタイガーも、紅牙族たちも、全て。
「妾のポルタイガーたちは回収させてもらうぞ」
単に燃えたわけではないらしく、燃え跡にはなにもない。
陽炎の異能の力が、印をもつ信奉者たちを支配領域に引き込んだのだが、アリスにはそれを知る由もない。
熱を感じない、見せかけの焔が、ポルタイガーたちを燃やしていく。
虚空に消えるように、ポルタイガーも、紅牙族たちも、全て。
「妾のポルタイガーたちは回収させてもらうぞ」
単に燃えたわけではないらしく、燃え跡にはなにもない。
陽炎の異能の力が、印をもつ信奉者たちを支配領域に引き込んだのだが、アリスにはそれを知る由もない。
「汝の名前は何という?」
陽炎の紅い瞳が、アリスを真っ直に射抜く。
「ーーーー名前は失った」
負けじと睨み返す。
「それでは呼びにくかろう。仮でも、名を名乗るがよい」
「ーーー、ピルグリム、ヴェンデッタだ」
「巡礼と復讐か。名乗りというには些か可愛げがないのお」
「煩い。仮でも良いと言ったのはお前だろう」
「そう猛るな。妾の名は天廻綾津日神(あまねあやつひのかみ)、通り名を陽炎という。神楽舞の返礼として、異能を望むこと、質問をすることを赦すぞ」
アリスは今一度、陽炎を睨む。
「ーーーなら、まずは質問を」
「申してみよ」
「お前に全ての争いは消せるか?」
「呵呵!災禍の神格にソレを問うか!」
「どうなんだ?」
「汝らの認識する世界において、であれば可能じゃ」
それは、ある意味で絶望的な答えだった。
「方法は、全ての生命の根絶。それによってであれば、可能じゃろう」
アリスは表情を変えない。
しばしの沈黙ののちに、再び口を開く。
「ーーーもう一つ。抑圧された平和に、意味はあるか?」
「それは“妾に聞いておる”のか?」
「ーーーーーーーいや、今のは不要だったな。忘れろ」
アリスは一度目を伏せ、大きく息を吐いた。
「他に聞きたい事はあるか?」
雰囲気がいつものアリスへと戻っていく。
「……異能を殺すにはどうすればいい?」
「知らん。ただ、その異能に理があれば、その構造の脆弱性を突くしかあるまいよ」
異能の脆弱性、か。
この九尾之妖狐にも、脆弱性はあるのだろうか。
この九尾之妖狐にも、脆弱性はあるのだろうか。
「これで汝の問答は終いじゃな」
陽炎はアリスとの謁見を締めると、後方にいた友軍機に声をかける。
「後ろに控える者らも、妾への謁見を望むなら拒まぬ」
そして、アリスに再び意識を向けると、破滅的な笑みを零す。
「さて。汝は異能を望むか?」
アリスの答えは、決まっていた。
「ーーーー世界を焼き尽くすほどの力を、私は渇望する」
陽炎は笑う。
「ーーーー己を失った者よ。汝の渇望はいずれ身を滅ぼすじゃろう。そうなる前に、“止まれる”と良いのぉ」
陽炎の手が、虚空を掻く。
同時、アリスの心臓が跳ねる。
焼け付くような、千切れるような痛みから、アリスはグッと呻いて胸を掻きむしる。
それは永劫にも似た一瞬。
「汝には焦天の刻印を与えよう。それは異能の種じゃ。どういう風に開花するか、どういう風に成長するか、それは汝の有り様次第。楽しみにしておくがよい」
ーーー
いくらかの謁見の後、
妃夜九天は焔に消えかけていた。
「そこの。神楽舞の最後の覚悟は中々のものじゃった」
エミリオを指して、陽炎は片手に炎を灯す。
「コレはその褒賞じゃ」
その瞬間、エミリオの首すじに炎が爆ぜる。
「「痛……」」
アリスと声が重なる。
コックピットの映像には、アリスの首すじに赤く刻まれた炎の刻印が見えた。
状況からして、エミリオの首にも同じ印がなされたのだろう。
コックピットの映像には、アリスの首すじに赤く刻まれた炎の刻印が見えた。
状況からして、エミリオの首にも同じ印がなされたのだろう。
「それは縁じゃ。ソレを繋ぎたくば、一層の努力と運命に抗う力をつけよ。さもなくばーーー」
言いたいことだけを言い残し、妃夜九天とポルタイガーたちは消えてしまった。
あとにわだかまるのは、無事で良かったという安堵とある種の敗北感、無力感だけだ。
あとにわだかまるのは、無事で良かったという安堵とある種の敗北感、無力感だけだ。
「…………まだ、足りねぇ」
そんなアリスの呟きに、僕は何も言うことができなかった。
#30MMNF
30MM Nine-Tail Fantasm 終幕
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EDルートA【災禍の刻印】
アリスのくびすじに、陽炎の焔による刻印が残された。
これは戦火を呼び込む呪印である。
アリスは今後いっそうの戦火に飛び込むことになるだろう。
これは戦火を呼び込む呪印である。
アリスは今後いっそうの戦火に飛び込むことになるだろう。
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EDルートB【災禍双翼の刻印】
アリスとエミリオのくびすじに、陽炎の焔による刻印が残された。
これは戦火を呼び込む呪印であるとともに、互いに紐付けられた対の刻印である。
アリスとエミリオは今後いっそうの戦火に飛び込むことになるだろう。
これは戦火を呼び込む呪印であるとともに、互いに紐付けられた対の刻印である。
アリスとエミリオは今後いっそうの戦火に飛び込むことになるだろう。
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EDルートC【陰陽心火の刻印】
アリスとエミリオのくびすじに、陽炎の焔による刻印が残された。
これはつがいの呪印である。
アリスとエミリオは互いの心が通じている時、普段より何倍もの力を発揮するように運命付けられる。
これはつがいの呪印である。
アリスとエミリオは互いの心が通じている時、普段より何倍もの力を発揮するように運命付けられる。
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イベントクリア報酬
【木彫りの災禍神像】x 1
絶海の孤島Nのポルタイガー紅牙族集落にて作られたと思しき木彫り。
躍動感溢れる神様の手には、熱もなく燃え移りもしない火が燃え続けている。
絶海の孤島Nのポルタイガー紅牙族集落にて作られたと思しき木彫り。
躍動感溢れる神様の手には、熱もなく燃え移りもしない火が燃え続けている。
異能の力が込められているとされ、しかるべき手段を用いれば、その力の主と交信できるらしい。
その性質から、ポルタイガー種であれば、直感的に使い方がわかるだろう。
もしくは、作ったと思われる紅牙族を探してみるのもいいかもしれない。
もしくは、作ったと思われる紅牙族を探してみるのもいいかもしれない。
なお、直接触れていると不運になり、やがては気が触れると言われており、とある界隈では高価な取引をされているとか。
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【終幕】
幻獣“九尾之妖狐”は逃げおおせた。
作戦自体は失敗となったが、得るものが無かったわけではなかった。
作戦自体は失敗となったが、得るものが無かったわけではなかった。
参加者たちにはきっちりと報酬が支払われ、幻獣計画というものが、単なる噂話よりも現実よりに浮上した。
この一連の騒動は、こうして幕を下ろしたのだった。
この一連の騒動は、こうして幕を下ろしたのだった。
#30MMNF