概要
SDカードは、3DS本体に搭載されているデータ保存用外部機器である。
本体を購入すれば、別途購入せずとも最初から添付されている(初期3DSは2GBもしくは4GB、3DSLLは4GB)。
紹介する意義
モンスターハンターシリーズにおいては、主に
ギルドカードのデータや追加(配信)クエストのデータなどがこのSDカードに収められる。
ゲームデータのセーブはカートリッジにされる為に一人プレイでは必ずしもSDカードは必要ではないが、
狩り仲間と一緒に一狩り行けないのではこのゲームの魅力は半減するとも言える。
また、すれちがい通信をONにしている場合、もらったギルドカードやクエストはSDカードに保存されるので、こちらもSDカードが必須である。
3DS付属のSDカードはそこそこのセーブ速度だが、高性能なものに差し替えるとより早くなる。
「モンスターハンター3G SDカード3枚でセーブ時間計測」
また、DL版の購入を視野に入れた場合、初期3DSに付属のカードではそもそも入りきらないため、必然的に新しいSDカードを入手することになる。
この場合、ゲーム中の全てのセーブ&ロード速度はSDカードの性能に左右される事になる為、出来るだけ良い物を買いたい。
セーブ&ロード速度が劣るSDカードを使用している場合、マルチプレイ中に自分だけ出遅れる事にもなる。
また、不良品だったり寿命が来たりするとDL版はその影響をモロに被る事になり、ひとたび読み込みエラーを起こせば強制停止後勝手に再起動が掛かったり、
運が悪ければフリーズしたまま復帰も出来なくなり電源を落とすしか無くなってしまうなんて事もある。
通信プレイ中にそのような事態になれば当然切断落ちしてしまう。数百円ケチったばかりにSDカードだけでなく狩友との友情まで壊れてしまいかねないのだ。
そうならない為にも、DL版を買うなら特に品質を重視して選びたい。
そうでなくても、製品版を使っていてもエラーが発生して強制終了と言った事は割とよくある。
このような場合は、パソコン等に中身を全部移し、再フォーマットやエラーチェックをした上で全部書き戻すのが有効。
SDカードに直接デフラグなどを掛けると寿命をゴリゴリ削るので厳禁。
但しこれはセーブデータの消滅などリスクのある方法なので、よく分からなければ詳しい人に頼もう。
パソコンを持っていない小中学生のみんなはおとうさんおかあさんにやってもらってくださいね。
種類
SDカードと言っても色々な種類がある。間違えてMMCやメモリースティックを買ってしまったと言う事の無いようにしよう。
SDメモリーカード
初代メモリーカード。2GB以下のものがこれに該当する。MH4G発売時点では、容量・速度共に既に時代遅れの代物なので、好んで求める必要性は無い。
転送速度の基準が「CD-ROMの何倍」で表記されている為、少々分かりにくい。
SDHCメモリーカード
次世代メモリーカード。4GBから32GBまでのものがこれに該当し、現在の主力商品。
スピードクラスと言う物があり、「Class2」だったら最低転送速度2メガバイト/秒を保証する、と言う意味になっている。
おおよそClass4からClass10までがあり、数字が大きい程転送性能が良くなる。
Class10レベルの物になるとデジカメの連写等で瞬間的な転送速度を求める人向けになるので、かなり価格も上がるが、
リードのみを高速にして価格を抑えた物などもある。
逆に数字の低い物は安いが、転送速度の選別に落ちた二級品と言う場合もある為、信頼性は大きく下がる。
SDXCメモリーカード
新世代メモリーカード。64GB以上のものがこれに該当する。
3DSはMH4G発売時点でこれに対応していないので、買っても使えない。
せっかくだからと奮発したのに無駄金になったと泣きを見ないように気をつけよう。
MicroSD(SDHC、SDXC)メモリーカード
SDカードを更に小型化した製品。主に携帯電話とかスマートフォン向けに使われている。
機械的な内部構造は全く一緒な為、変換アダプタを噛ませれば全く何の問題も無く3DSにも使えるが、普通にSDカードを買った方が速くて安い。
MH4Gと同日にNew3DSが発売され、そちらではSDカードではなくMicroSDカードを使う。
そちらを購入してプレイするのであれば、こちらを選ぶ必要がある。間違えないようにしよう。
なお、New3DSでも公式にはSDXC規格には対応しないとアナウンスされている。例によって使うなら自己責任で。
メーカー
価格重視ならトランセンドの虹色、性能に妥協しないならサンディスクのExtremeProシリーズ、どっちも欲しいよくばりさんは東芝のEXCERIAシリーズ、と覚えておけば問題は出にくいだろう。
とりあえず店頭や価格調査サイトに出ているメーカーのものを列挙し、簡単な傾向を記し、おおよその概要は掴める様に一覧として記した。
このページを見てから、或いは店頭でスマホででもここを眺めながら商品の優劣を考えて悩んで頂きたい。
なお、以下の評価は「SDカードの評判」に絞ったものであり、決して他の製品やその企業全体の傾向を批評するものではない事に注意。
また、執筆者の主観が多分に入っているので、参考程度に留めて頂きたい。買うのも使うのもあなた自身だ。
TOSHIBA / 東芝
言わずと知れた日本企業。
SDカードは3社が共同で規格・開発しており、そのメーカーの1つ。
SDカードの評判は良い。
ちなみに東芝はフラッシュメモリを製造しているので、海外流通品で東芝製のOEMを見かけることもある(MADE IN JAPANならほぼ確実)。
SanDisk / サンディスク
アメリカの企業。
SDカードは3社が共同で規格・開発しており、そのメーカーの1つ。
MH3Gではとても速かった。
SDカードと直接の関係がある訳ではないが、PSPで採用されているメモリースティックProの規格はソニーとサンディスクが共同で開発したもので、
製品もソニー製より一回り安く、また性能も勝るとも劣らないと専らの評判であり、MHP2GやMHP3ではとても速かった。
実はSDカードの前身となるMMCやMicroSDカードの前身となるトランスフラッシュの規格を制定したのもこの会社である。
3社共同開発ではあるが、実質的なリーダーと言っても良いだろう。実際に内部に独自の回路を搭載して処理速度を向上させたExtremeシリーズを出している辺り、実力は確か。
メモリ事業では東芝と共同出資をしており、特に四日市工場は東芝とサンディスクが共同で運用している。実質的に東芝の子会社のようなものだと見ても差し支えないだろう。
Panasonic / パナソニック
言わずと知れた日本企業。
SDカードは3社が共同で規格・開発しており、そのメーカーの1つ。
壊れにくいと評判が高いが、パナソニック自体はフラッシュメモリを製造している訳ではないので、中身は別の会社のOEMである。
コンビニやドラッグストアでよく売ってる。
SONY / ソニー
言わずと知れた日本企業。
昔から独自規格を立ち上げては市場を囲い込もうとする癖と言うか執着のようなものがあり、
今回もSDカードと対立するメモリースティックで長い間戦ってきたが善戦しているとは言い難く
最近ではオシャレなSDカードを自社ブランドで出したり自社スマホにMicroSDを採用したり等態度を軟化させている。
ブランド力や信頼性や価格はパナと同程度と言ったところだが、強力なデータ復旧ソフトが付いてくる(全てではない)為、
もし万が一死に掛けになった時でも自前でセーブデータが救出出来る可能性があるのが強み。ちなみにこのソフトは他のSDカードにも使用可能。
Xperia辺りの繋がりからか、携帯
ショップや家電スマホコーナーでよく見かける。
HAGIWARA SYS-COM / ハギワラシスコム
今は無き会社であるが、かつては東芝製OEMを取り扱っていた。
それ故、東芝製よりも安かったがSDカードの品質は高かった。
SAMSUNG / サムスン
韓国の企業。SDカードどころか、SDカードを使う機器の方にも色々あちこちで噛んでいる巨大企業である。
ネットでは色々な立場の人々の思惑が混ざりあってブランドへの評判にマイナス補正が付いているが、
あまり気にし過ぎない方がいい。好き嫌いと出来のいい悪いは関係ないのだ。
ただ、そんなに見かけないので買う機会自体あまり無いだろう。
Transcend / トランセンド
台湾の会社。半導体メーカーとしては老舗の部類で、価格と性能のバランスが取れている。可も無く不可も無く。
日本法人の広報twitterが「うちとサンディスクだったらそりゃサンディスクの方が良い」とぶっちゃけちゃったりするお茶目な会社。
台湾メーカーとしては他社より頭一つ抜きん出ていると言う印象。
製品に永久保証と相性保証が付いているので、サポート面でもちょっとだけ安心感がある。
Kingston / キングストン
台湾の会社。パソコン用パーツの大手で、特にメモリメーカーとしてはブッチギリ1位。
何気に東芝OEMだったりする。全てがそうではないが、それでも納得させるだけの品質は保っている。
最近SSD関連で意外とセコい手を使って性能を水増ししていた事が発覚し、評判は下降中。
A-DATA
台湾の会社。キングストンには及ばないが、それでも世界2位に付ける。
色々と野心的な商品を出す事で有名だが、それに比べるとSDカードの方の評判はあまりよろしくない。
何だかんだで大手なので、逆に他の企業のSDカードへ製品を卸している側でもある。
KINGMAX / キングマックス
台湾の会社。特売品SDカードの常連。安いが、値段相応。キングストンとは関係ない。
仕様書にあるはずの書き込みロックつまみが無かったりなどの思い切った仕様でコストダウンしている製品が一部存在していた。
SILICON POWER / シリコンパワー
台湾の会社。低価格帯の製品をよく作っている。これまた安いが、値段相応。
pqi
台湾の会社。激安ブランドとして有名。質は高くない。
Gigastone / ギガストーン
台湾の会社。あちらこちらの会社の製品でOEMを作っている。性能も千差万別。
価格は安いので、良いものに当たればラッキー。
Team
台湾の会社。ギガストーンと同じく他の会社の製品でOEMを作っているが、ある程度大手の製品に絞っているようである。
その為かロットによって出来のバラつきも激しく、思わぬ地雷を踏む事もあってか時折悪評が立ったりする。
SDカードで言えばOEMどころかサンディスクの型落ち品をラベル貼り替えただけとかの製品もあったりする思い切りの良さで、そう言うのに当たればラッキー。
RiDATA / ライデータ
台湾の会社、RiTEK社のオリジナルブランド。これまた値段相応。
あまり日本市場には力を入れていないようで、見掛ける機会は少ない。
UMAX / ユーマックス
台湾の会社。どちらかと言うとパソコン用DDRメモリの販売元として有名。
チップは同じく台湾の力晶半導体(Powerchip)と言う企業のものを決め打ちしているようだが、
後述のエルピーダメモリと事業提携し合弁企業を立ち上げているので、多少の安心感はある。
しかしSDカードとしてはかなりマイナーな部類。
SUPER TALENT / スーパータレント
アメリカの会社。チップは自社生産している模様。
最近大手家電量販店等の特価品や店頭ワゴン等で客寄せ用特価品として見かける事が多くなってきている。
Lexar Media / レキサーメディア
アメリカの会社。クルーシャル(Crucial)と言うブランドでも有名。目下SSD関連では快進撃を続けている。
近年惜しくも経営破綻した日本国内唯一のDRAM専業メーカーだったエルピーダメモリ(旧称NEC日立メモリ)はここの親会社に買収されており、言わば兄弟企業のような存在になっている。
PSP用のメモリースティックはソニーかサンディスクかここの3択だったが、評判は良い悪い以前に口コミもろくに無いレベルだった。
3DSの付属品のSDカードがここのだったりと、モノとしては悪くないが、御三家と比べるとどうにも決め手に欠ける。
PATRIOT Memory / パトリオット
アメリカの会社。どちらかと言うとパソコン用DDRメモリの販売元として有名。
メモリメーカーとしては古株で、その経験によって製品の特徴をよく知っており、グレードにより調達先を使い分けている…とは広報の弁。
その為か、性能はいいが相性問題がやや厳しいとあちこちで聞かれる。
磁気研究所
日本の会社。HI-DISCと言うブランドでSDカードを作っている。
色々と胡散臭い香りがするが、東芝OEMのものもあったりと名前程は胡散臭くは無い。
立ち位置的には激安ブランドなので、安いのが良いけどでも日本企業のが良いと言う人向け。
ちなみに上記のキングマックス製品の日本総代理店でもあったりする。
Leader Media Techno Inc. / リーダーメディアテクノ
日本の会社だが、経営陣がどう見ても中国系なので日本でやってる中華系の企業と見ても差し支えないだろう。
かつてALL-WAYSと言うブランド名でSDカードを出していたが、東日本大震災を機に日本を応援すると言う理由でGood-Jと言う名称に変更した。
基本的にはパソコン関連商品の総合商社なのだが、飛衛門と言うブランドでゴルフ用品も開発している。そっちの方が有名かも知れない。
TDK(imation / イメーション)
日本の会社。かつてカセットテープやビデオテープ等の記録メディアの雄として名を馳せた一流企業だったのだが、
2000年代に入り経営不振で事業をイメーション(アメリカ企業)に売却したあたりからケチが付き始めた。
現在の製品は全てイメーションのもので、ブランド名としての"TDK Life on Recoad"の使用許可をもらっているに過ぎない。
日本の有名企業のものだから安心だろうと過剰な期待はしない方が良い。一歩引いた気持ちで使おう。
とは言え、イメーション自体はアメリカの巨大企業スリーエム(3M)社の事業を継承した由緒ある企業なので、
そこら辺のバルク品よりは余程信用出来るのは確かではある。
Verbatim / バーベイタム
バーベイタムはブランド名で、その正体は三菱化学メディア。もちろん日本企業である。
元々はアメリカ企業Verbatimと合弁企業を立ち上げたのが始まりであるが、その後これを買収し完全に三菱のものになった。
CD-RやDVD-R等の記録メディア製造では、太陽誘電やTDK、マクセル等に並ぶトップブランドである。
元々は国内産で製品を賄っており品質も高かったが、円高の影響で2010年代に入り国内生産を断念し、
現在はほぼ海外の現地法人や依託企業からの供給で賄っている。その為かつてほどの勢いは無い。
Victor・JVC / 日本ビクター
今でこそ由緒ある日本企業だが、元々は米国ビクターの現地法人としてスタートした。
色々あってあちこちを転々とさせられてきている為、松下、東芝、日立などの色々な企業と繋がりがある。
元々が蓄音機のメーカーである為にTDKよろしく記録メディアには一家言ある会社だが、SDカードの評価としては中庸。
OHM Electric inc. / オーム電機
日本の中堅の家電メーカー。コンセントタップとかの周辺機器の安いのは大体ココなので、そういうのを自分で買う人は馴染みがあるのでは。
そんな訳でドラッグストアとか町の電器屋さんとかでたまにここの「DIGITAL SUPPLY FACTORY」ブランドのSDカードを見かける事がある。
売ってるところが売ってるところなのであまり安くない。また、筆者の確認した個体では台湾製だった。
GREEN HOUSE / グリーンハウス
日本の会社だが、パソコン周辺機器の総合メーカーでメモリ専業ではないので、チップはもちろん外注、性能もそれに準ずる。
どちらかと言うと安物寄り。特筆する事と言えば国外では無名なので偽物の心配がほぼ無い事だろうか。
Buffalo / バッファロー
日本の会社で、パソコン周辺機器メーカーとしては有名どころ。別名メルコ。
しかしグリーンハウスと同じく製品は外注なので性能も一口に言えない。安心感では圧倒的に勝るのだが、それなら御三家を買った方が良い。
SDカードだけの話ではないが、ここの商品はとにかく個体差が激しい事で有名でもある。
ここの無線LANルーターにMHPシリーズのXLinkKai絡みで泣かされた人も居るのではないだろうか。
I・O DATA / アイオーデータ
日本の会社で、バッファローの対抗馬。
特筆すべきはデータ復旧サービスがあるところで、間違ってデータを消してしまっても初回に限り無料で復元してくれる(2回目以降は一万円)。
ただ3DSのデータ管理から間違って消すと言う例はそんなに多くないと思うので、パソコンで色々使うのでなければ考慮しなくても良いだろう。
あと、その分安くはない。
ちなみに上記バーベイタム製品の日本総代理店でもあり、その製品の問い合わせはこちらのサポートセンターにする事になる。
ELECOM / エレコム
日本の会社で、上記3社とシマを争っている中堅企業。
こちらも初回無償のデータ復旧サービスがあるが、パッケに明記されているモデルにしか適用されない(2回目以降、保障期間以降は29400円から)。
ここの3DSの液晶保護フィルムが本体の横で売られている事が多く、ついで買いでSDカードも…と言うケースが多い。
Princeton / プリンストン
名前が上記の台湾企業を混ぜ合わせたような名前なので紛らわしいが、れっきとした日本企業。
事業内容は上記日本勢3社と同じPC周辺の総合商社なのだが、どうにも影が薄い。
SDカードの評価も大体上記3社と同じような感じである。ちなみにキングストンの日本代理店でもある。キングの代理店だからプリンス?
Answer / アンサー
日本の会社。ホリとかサイバーガジェットとかみたいにゲーム周辺機器やアクセサリーを作っている。
その為ゲームショップでよくここ名義のを見かけるのだが、3DSにも最適って書いてあるのに肝心の評判はよくない。
ニチガン
日本の会社。卸が専門で、製品の製造はしていない。
3DS周辺機器コーナー等でよく見かけるシロクマのマスコットでお馴染みのゲームテック等が取引先。
「メモリーキング」ブランドと言えば、20代以上のゲーマーにはピンと来るのではないだろうか。
そう、プレイステーションのメモリーカード(すぐ一杯になった)でソニー製の公式製品が寡占状態にあった中で
サードパーティー製のメモリーカードと言えばまずコイツであった。その血脈はPS2用、GC用等を経て今でも受け継がれている。
ちなみに「メモリーカードSD」シリーズは、上記の磁気研究所の製品であるらしい。
EVERGREEN / エバーグリーン
日本の会社。2013年にパソコンショップのドスパラに吸収合併された。
直販店舗の上海問屋オリジナルブランドSDカードとしてのみ供給している為、普通はそこら辺の店舗で見かける事は少ない。
中身の詳細が不明(おそらく他社のOEM)な為、どうにも評価がし辛い。代わりにと言っては何だが、サポートは手厚い。
HanyeTech
詳細不明。多分中国系。公式サイトもサポートも何も無い辺り、企業なのかどうかすら怪しい。
iPhoneの正規品認証を回避して動作させるパチモノLightningケーブルやPSPの互換バッテリー、
microSDカードを2枚挿しにして1枚のメモリースティックProDuoにするアダプタ、等の色々な非正規品を扱う、その手の人にはピンとくる会社。
モノの出来はともかく、いくら調べても正体に行き着かない辺り相当怪しい。手を出すかは自己の判断で。
Q&A
値段よりも安心できるメーカーが絶対という人には、SDカード規格を作ったメーカー品をおすすめします。
安くて良い製品が欲しいという人には、ネットで各製品を良く調べる事をおすすめします。
よく分からないのであれば任天堂公式のSDカードもありますので、それを買いましょう。
ニンテンドークラブポイントは付きませんが、3DS周辺機器扱いなので安心です(保証面で)。
結構高い割に性能は高くないのが玉に瑕。
8GBのものを検討しているのであれば、おあつらえ向きにMHモデルのSDカードも発売されています。
ExtremeProより下位のExtremeシリーズ仕様ですが、3DSに使うのであればオーバースペックなProよりも好都合でしょう。
デフォルトでついているSDカードの容量は2GBですが、「何が何でもモンハン以外に使用しない」という場合を除いて、8GB以上の物が良いでしょう。
最近では32GBの製品も値段が下がってきているので、一気に増強してしまうのも有効でしょう。
なお、3DSが認識できる上限は(規格上では)32GBで、64GB以上のSDカードは(そのままでは)利用不可なので注意。
- ダウンロード版を買いたいんだけど、どのくらい占有する?
公式のヘルプ参考ですが、本体の容量に21300ブロック(2663MB)必要です。これにギルドカードやクエスト、DLCを保存するのに30ブロック(3.8MB)追加されます。
この為最低でも4GB以上のSDカードが必要です。またSDカードは大容量の物ほど読み書きが早くなる特性があるのと、
他のソフトが欲しくなった時の事も考えて大きめのものを買う事を強くお勧めします。
MH4Gへのセーブデータ引継ぎの際に、MH4のソフトが必要になると言うアナウンスがありました。
その為、MH4Gもダウンロードで購入し、尚且つセーブデータも引き継ぎたい場合、MH4とMH4Gの両方が入る容量、最低でも8GB以上のSDカードを用意する必要があります。
東芝のSDカードの白いヤツの事です。日本製ですが、日本国内では売られていない為、海外輸入品でしか手に入りません。
まだClass10が出始めの頃で性能も安定しておらず高い割に性能が出ないと言う事もザラだった時期に、
Class6でありながら安定して10MB/s以上の書き込み速度を叩き出し、しかもそこらのClass10より安い、その上SLC、
と言う事でコストパフォーマンスを求める通にとっての鉄板製品として長い間君臨して来ました。
しかしその後内部がMLCに切り替わった上に他のメーカーも追いつき追い越してしまい、また2014年現在では
最早Class10は当たり前、UHSに対応してやっと一人前と言う時代になった為に優位性を失い陳腐化してしまっています。
現在、白芝の後継製品と言えるものは東芝EXCERIAと呼ばれるシリーズに移っています。
Type 1 が超高性能品、Type 2 がそこそこ高性能品、と言う位置付けです。UHSに対応しない3DSに使うにはType 2でも十分でしょう。
時代相応の進歩をしており、SandiskのExtremeシリーズとタメを張れるレベルにまで性能が強化されていますから、
今から新しく性能の良い安心の日本製を安く買いたい!と言うのであればEXCERIAを買うのがよいでしょう。
白芝とは違い、一応日本国内でも普通に売ってはいますが、価格もExtremeシリーズ並みであり、コスパ面での優位性はありません。
但し白芝と同じく並行輸入品があり、そちらは白芝の高性能と低価格と無保証をしっかりと受け継いでいます。
もちろん説明書に「日本国内でのサポートはしません」とハッキリ明記されていますので、その覚悟がある人だけどうぞ。
値段重視なら価格.comとかconeco.netとかで調べて一番安いところで買うのも良いのですが、往々にして
そう言う店は売ったら売りっぱなしと言うケースが多いです。初期不良くらいは対応してくれると思いますが。
+500円くらいであればきちんとサポートのある大手家電量販店の通販で買うのがオススメです。
SDカードは消耗品だと思って下さい。いつかは壊れるものです。モノにもよりますが、書き込み1万~10万回が寿命と言われています。下記項目も参照。
SDカードのパッケージと納品書は必ず大切に取って置きましょう(パッケージは無くても対応してくれる所も多いですが)。
ここでもそうですが、商品のアドレスを貼る際にはAmazonのページを貼るのが半ばテンプレと化しているのでそのまま買ってしまいがちです。実際安いですし。
しかしAmazonは基本的に初期不良以外のサポート取り次ぎをしてくれません。故障した場合、メーカーに直接問い合わせる必要があります。
これがかなり面倒臭い(特に台湾メーカー相手の場合)ので、その辺を理解した上で注文しましょう。
もちろん、近所に安くて信用できる実店舗があるならそこで買うに越した事はありません。何かあった時に直接文句を言いに行けるのは何よりの強みです。
海外から代理店を通さずに輸入されている商品です。「海外版パッケージ」も大体は同様の意味です。
モノ自体は正規品ですが、流通のルートが異なり、ほとんどの場合個人輸入です。
代理店を通さないと言う事は、何かトラブルが起こった際に誰も保証をしてくれないと言う事でもあります。
通常は大抵の代理店は「並行輸入品は一切のサポートをしない」旨の宣言をしているはずです。
日本のメーカーである東芝の製品もも現地法人の保証書には「この国外ではサポートしない」旨の事が書いてあります。
しかしそれでは売れないので、ほとんどの場合初期不良に限り販売店が保証をすると言う形式になっています。
例えばAmazonの場合出品者が独自の保証をしている場合がありその場合はそれが使えるが、
Amazon自身は特にサポートしないから出品者に聞いてくれ、と言うスタンスです。
繰り返しますが、並行輸入品には基本的に初期不良交換以上のアフターサポートは無いものと思って下さい。
壊れても買い換えるからヘッチャラだぜ!だから安いの買うんだし!と言う方のみどうぞ。
UHSとは「Ultra-High-Speed(ウルトラ・ハイ・スピード)」の略で、SDカードに後から策定された通信規格です。I と II があります。
これに対応した機器とSDカードを使用すると、通常より大幅に高速な読み書きを実現出来る…のですが、
3DSはこの規格に対応していないので付いていてもあまり意味がありません。あまりこだわらなくてもよいでしょう。
もちろん、これに対応しているSDカードと言うのはそれだけ基本性能が高い事を意味しますから、
対応してなくてもある程度快適に使えると言う目安にはなります。
SLCとはシングル・レベル・セル、MLCはマルチ・レベル・セルと読みます。
基本的にフラッシュメモリは電位の高低でデータを保持するようになっています。
SLCは1ビット、つまり「0か1か」でデータを記録します。
1つのブロックにそれしか書き込めないので書き込める量は少なく、また値段も高くなってしまいますが
この場合電圧が高いか低いかだけで判断するので物理的に壊れた等余程の事がない限り読み書きのエラーは出ません。
その為信頼性が高く、また仕組みも単純なのでデータの読み書きが高速です。
およそ10万回程度の書き込みが出来ると言われています。
MLCは2ビット、つまり「0か1か2か3か」でデータを記録します。
SLCより1つのブロックに多くの情報を詰め込めるので同じ規模のチップでも容量が増え、結果的に安く出来ます。
但し電圧の高低が4段階から判断する為シビアで、電圧の検出値が微妙な場合エラーが起き易くなっており、
また情報を読み書きするのにSLCと比較し同じブロックを2倍いじる事になる為、寿命も早く縮まってしまいます。
およそ5000~1万回の書き込みが出来ると言われています。
さらにMLCを極端にした、TLC(トリプル・レベル・セル)と言うものも存在し、
これは3ビットで「0から7まで」の8種類から数値を判断します。
これは言うまでもなくMLCの比ではなく負荷が大きく、実際書き込み寿命も1000~5000回と言われています。
SDカードを選ぶ際の参考にして下さい。ちなみに安価なSDカードは大体TLCだと言われています。
ただ、現在は技術の進歩によりMLCでも必要十分な耐久性が出るようになっており、また逆にSLCは今やコスト高から探すのが難しい状態になっているので
金に糸目は付けないからどうしてもSLCがいい!と言うのでなければそこまで神経質になる必要も無いでしょう。
通常、SDカードのデータを別の機器に転送したりバックアップを取ったりするには一旦SDカードを取り外して挿し直したり等の
煩雑な手間が必要でその度に機器を再起動したり等と色々と面倒臭かったのですが、
このWi-Fi対応SDカードはSDカード自体を挿入している機器とは別個に無線LANに繋ぎ、そのネットワーク経由で別の機器から
読み書きが出来るようになる、と言う、とても便利な代物です。
特にデジタルカメラ等で撮った写真をいちいち取り外してカードリーダーに挿し直す手間が要らないので効率的です。
短所としては、純粋な転送速度では劣り、電波を別個に飛ばす為にバッテリーを早く消耗し、高価である点。
3DSでは通常バックアップやお引越しの時ぐらいしかSDカードは取り外さないので要らない子扱いされがちですが、
某・村育成ゲームなどでは毎日スクリーンショットを撮ってTwitterやブログに日記を付ける人などに重宝されているようです。
そう言った使い方をしないのであれば、Wi-Fi SDカードはMH4Gしかやらないプレイヤーには不要でしょう。
New3DSでは最初から無線LANを介してデータを読み書き出来る機能が標準搭載されていますので、尚更無用です。
コメント
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最終更新:2016年08月20日 07:01