ウルムチ事件とその後
この項の目次
2009年 7月5日 ウイグル人デモと武力鎮圧
詳しくは日本ウイグル協会http://uyghur-j.org/urumqi_090705.htmlへ
AFPのカメラが漢族によるウイグル人への集団暴行の瞬間を撮影
http://www.youtube.com/watch?v=IBhi8HWsX8g
AFPは時事通信と契約していることから、日本のメディアがこの映像を掲載、また放映することは可能である。
http://www.youtube.com/watch?v=IBhi8HWsX8g
AFPは時事通信と契約していることから、日本のメディアがこの映像を掲載、また放映することは可能である。
世界ウイグル会議「東トルキスタンで発生した虐殺事件に関する声明」
中国共産党政府がウイグル人に対して行ってきた民族的差別や抑圧、そして同化政策などの結果、ウイグル地区から沿岸部の広東省のおもちゃ工場に強制移送されてきたウイグル人たちは同工場の漢民族従業員たちにより虐殺される事件が発生した。この事件で60名近くのウイグル人が殺され、100名を超えるウイグル人が重傷などを負った。
そして今日7月5日、広東省で発生した悲惨な虐殺事件、そして長く続いてきたウイグル人に対する民族的虐殺に抗議するため、ウイグル民族がウルムチの中心地4か所に集まり計1万人が参加し、平和的なデモで自らの不満を表した。しかしこのデモは多数の警察、軍や車両の出動で武力的鎮圧を受けた。
そして今日7月5日、広東省で発生した悲惨な虐殺事件、そして長く続いてきたウイグル人に対する民族的虐殺に抗議するため、ウイグル民族がウルムチの中心地4か所に集まり計1万人が参加し、平和的なデモで自らの不満を表した。しかしこのデモは多数の警察、軍や車両の出動で武力的鎮圧を受けた。
世界ウイグル会議が直接現地から入手した情報によると、この武力鎮圧で死亡した人は100人を超え、多数が負傷した。この中で幼い子供や女性もいた。
酷いのは、ウルムチの人民広場、南門、ラビヤ・カーディルデパートの前、延安路、陶器工場前などのいずれのデモ場所も一律悲惨な虐殺を受けた。軍の車両下で踏み殺された。軍・警察の銃で殺された。暴力で殺された・・・・・
我々の把握した情報では、すでに逮捕された人は1500人を超える。全ウイグル地区ですでに軍事態勢が敷かれている。一方、ウイグルのアクス県でも7月5日の夜からデモが始まっていることが分かった。カシュガルで起こっているデモについてはまだはっきりとした情報を入手していない。
世界ウイグル会議としては、全世界の民主主義国家や国民、人権団体などがこの事件に緊急な対応を取り、ウイグルで中国軍や警察などに虐殺されているウイグル民族を助けるよう促す。国連やNATOなどが関与し、検察団を派遣し、平和秩序を守り、冷静に対応し、今でも虐殺が続いているウイグル民族を一刻も早く鎮圧軍から守るよう呼び掛ける。
2009年7月6日 ※翻訳 イリハム・マハムティ
原因となった「広東省ウイグル人労働者襲撃虐殺事件」
RFUJのこの動画がニコニコ動画で削除された件、ニコニコ動画から回答がありました。
「お問い合わせありがとうございます。こちらはニコニコ動画お客様サポートでございます。
当該動画につきましては、著しい体の損傷(怪我、出血)を含む為、不快な表現が含まれる動画と判断され、削除されております。」
http://d.hatena.ne.jp/rfuj/20090707/1246935864
「お問い合わせありがとうございます。こちらはニコニコ動画お客様サポートでございます。
当該動画につきましては、著しい体の損傷(怪我、出血)を含む為、不快な表現が含まれる動画と判断され、削除されております。」
http://d.hatena.ne.jp/rfuj/20090707/1246935864
中国側の対応
ウルムチ暴動で中国政府がTwitterへの接続を遮断
http://megalodon.jp/2010-0125-1434-30/japan.cnet.com/blog/it_bigbang/2009/07/06/entry_27023546/
2009/07/06 CNET Japan
2009/07/06 CNET Japan
中国・新疆ウイグル自治区ウルムチ(Urumqi)で5日、暴徒が警察と衝突したとされる件で当初の報道を大幅に上回り、多くの死者が出ている模様だが、今回の暴動と混乱の様子も、TwitterとYoutubeで世界に発信がなされている。その速度は昨夜深夜に共同通信が国内で第一報を報じて以来、既存のメディアの速度を遥かにしのぐ情報が流れ込んできており、先日のイラン報道に続いてソーシャルメディアの力を見せつけた結果となっている。
それを恐れたか、中国国内の複数の居住者から、今日の午後になってからウルムチ、上海他いくつかの都市で、Twitterへの接続が完全にブロックされたとの証言が相次いでいる。ブロックは、TwitterのWebから始まり、httpsやAPIも通らなくなった。またインターネットへの接続自体も遮断されたという証言もあり、現在ウルムチ市内からのビデオ映像のアップは、衛星電話を通じて行われているという。これらの情報は、Twitter上のハッシュタグ #urumqi #xinjian などを使って検索することができるが、実際中国国内からと思われるTwitが日本時間の午後になってほとんど停止し、遮断がウルムチだけではなく、広範囲に及んでいる可能性もある。
中国報道機関による「ウイグル人=悪 漢民族=被害者」印象工作
ウイグル暴動「漢民族被害」発信狙う 地元政府が取材手配
新疆ウイグル事件:新華社ネットによる写真のねつ造
全国から招集の武装警察を続々と投入へ!動員規模は13万
2009年7月19日、英フィナンシャル・タイムズ紙は新疆ウイグル自治区ウルムチ市で発生した暴動を受け、武装警察13万人を全国から同自治区に派遣する計画だと報じた。
記事によれば、同自治区に駐屯していた武装警察が全てウルムチ市とその周辺の警護に回ったため、自治区内の他の地域の警護が手薄になるのを警戒しての措置。また、マレーシアの華字紙・光華日報は、中国当局はすでに3万人の武装警察と5000人の公安特別警察を同自治区に派遣したと伝え、「自治区全体がまるで反テロ訓練基地のようだ」と指摘した。
中国当局は今回の暴動に端を発した新たなテロを警戒し、全国規模で対策を強化する構えだ。昨年3月にはチベット自治区ラサで暴動が発生しているが、当局は8月の北京五輪を口実に大々的な取り締まりを行った。今回も10月の国慶節を口実に厳しい取り締まりが行われるものと見られている。(翻訳・編集/NN)
レコードチャイナより
http://s02.megalodon.jp/2009-0722-2059-57/www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=33622
レコードチャイナより
http://s02.megalodon.jp/2009-0722-2059-57/www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=33622
世界の反応
「一種の集団殺害」トルコ首相、ウイグル暴動で批判
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090711-00000734-yom-int
http://s01.megalodon.jp/2009-0711-2135-52/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090711-00000734-yom-int
7月11日19時28分配信 読売新聞
【カイロ=加藤賢治】トルコのエルドアン首相は10日、多数の死傷者が出た中国新疆ウイグル自治区での暴動について、「一種のジェノサイド(集団殺害)だ」と述べ、中国政府を「事態を傍観している」と批判した。 トルコの首都アンカラで記者団に語った。
ウイグル族はトルコ系民族で、トルコ国内では、中国政府への抗議デモが相次いでいる。AFP通信によると、トルコの最大都市イスタンブールでは10日、約5000人がデモに参加した。
http://s01.megalodon.jp/2009-0711-2135-52/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090711-00000734-yom-int
7月11日19時28分配信 読売新聞
【カイロ=加藤賢治】トルコのエルドアン首相は10日、多数の死傷者が出た中国新疆ウイグル自治区での暴動について、「一種のジェノサイド(集団殺害)だ」と述べ、中国政府を「事態を傍観している」と批判した。 トルコの首都アンカラで記者団に語った。
ウイグル族はトルコ系民族で、トルコ国内では、中国政府への抗議デモが相次いでいる。AFP通信によると、トルコの最大都市イスタンブールでは10日、約5000人がデモに参加した。
在米ウイグル人、ワシントンで中国に抗議デモ
米国で亡命生活を送るウイグル人ら約150人が2009.07.07、在米中国大使館前などワシントン市内をデモ行進。ノーベル平和賞候補ともなったウイグル人女性ラビア・カーディル氏
も参加。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7572353
http://www.youtube.com/watch?v=1bAJ21aGfAU
も参加。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7572353
http://www.youtube.com/watch?v=1bAJ21aGfAU
ウイグル族虐殺抗議デモ―英ロンドン中国大使館前
在オランダ中国大使館での抗議運動
ウイグル人武力弾圧への抗議デモ in カルガリー, カナダ 2009.7.10
オーストラリアでの抗議デモ
ノルウェーでもウイグル人虐殺に対しての抗議デモ 2009:07:11
フランスメディアの報道
(BS1より)ウイグルでの中国人による人間狩り
http://www.youtube.com/watch?v=RE9nA00VEV0
http://www.youtube.com/watch?v=RE9nA00VEV0
女性達の声を伝えるアルジャジーラの映像
イスラム世界もこの問題を報道
http://www.youtube.com/watch?v=YECvWjZXSTE&eurl=http://dogma.at.webry.info/200907/article_4.html&feature=player_embedded
http://www.youtube.com/watch?v=YECvWjZXSTE&eurl=http://dogma.at.webry.info/200907/article_4.html&feature=player_embedded
韓国での報道
日本国内報道
関西TV 青山がズバリ! ウイグル自治区暴動の真実
関東のメディアは中国側発表の受け売りが多いとも非難
http://www.youtube.com/watch?v=GCF3u4Sl3vg
http://www.youtube.com/watch?v=azNCJSFI6_Y
http://www.youtube.com/watch?v=wJIOsubjwOw
http://www.youtube.com/watch?v=lpdZRpT-hYs
http://www.youtube.com/watch?v=wed13X6ybPA
関東のメディアは中国側発表の受け売りが多いとも非難
http://www.youtube.com/watch?v=GCF3u4Sl3vg
http://www.youtube.com/watch?v=azNCJSFI6_Y
http://www.youtube.com/watch?v=wJIOsubjwOw
http://www.youtube.com/watch?v=lpdZRpT-hYs
http://www.youtube.com/watch?v=wed13X6ybPA
その後
アムネスティ 中国 : ウイグル人への死刑判決の停止を
多数のウイグル族男性が不明に 国際人権団体が調査報告書
2009.10.21 共同通信
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(本部ニューヨーク)は21日、中国新疆ウイグル自治区ウルムチで7月に起きた大規模暴動に絡み、多くのウイグル族の男性が当局によって拘束され、依然として行方不明になっているとする調査報告書を発表した。
報告書は、暴動の翌日と翌々日の2日間に拘束された43人の若者が、いまだに行方不明だとした上で「調査結果は氷山の一角にすぎない」と、さらに多数の行方不明者がいると指摘。
拘束時には、武装警察隊員らが周辺を封鎖した上で家宅捜索し、若者を見つけると全員をトラックに乗せて連れ去ったケースもあったという。同団体は「家族も、生きているか死んでいるかすら分からない状況。中国政府が法を守っていない証拠だ」と強く批判した。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/091021/chn0910211209002-n1.htm
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(本部ニューヨーク)は21日、中国新疆ウイグル自治区ウルムチで7月に起きた大規模暴動に絡み、多くのウイグル族の男性が当局によって拘束され、依然として行方不明になっているとする調査報告書を発表した。
報告書は、暴動の翌日と翌々日の2日間に拘束された43人の若者が、いまだに行方不明だとした上で「調査結果は氷山の一角にすぎない」と、さらに多数の行方不明者がいると指摘。
拘束時には、武装警察隊員らが周辺を封鎖した上で家宅捜索し、若者を見つけると全員をトラックに乗せて連れ去ったケースもあったという。同団体は「家族も、生きているか死んでいるかすら分からない状況。中国政府が法を守っていない証拠だ」と強く批判した。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/091021/chn0910211209002-n1.htm
中国:ウイグル暴動の裁判 公正といえず 公正な裁判の最低基準に違反する裁判
7月のウイグル暴動は、重大な犯罪行為だった。しかし、適正手続に関する最低基準を無視した裁判では、正義は実現できないし、社会の安定も得られない。裁判の過程の透明性がなければ、判決の信用性も揺らぐ。
(ニューヨーク)-2009年7月におきたウルムチ暴動の容疑者21人に対して行なわれた裁判は、公正な裁判と適正手続に関する国際基準に違反する裁判だった。ヒューマン・ライツ・ウォッチは本日このように述べた。
10月12日、ウルムチの中級人民法院は7人に対する公判を実施し、うち6人に死刑、残り1人に無期懲役を言い渡した。その2日後、残る14人の公判も行なわれ、判決を言い渡された。14人のうち、6人が死刑(うち3人は2年の刑執行延期付)、残りの被告には懲役10年などが言い渡された。公判の実施は事前に開示されず、判決言い渡しまでに1日かからなかった。
「7月のウイグル暴動は、重大な犯罪行為だった。しかし、適正手続に関する最低基準を無視した裁判では、正義は実現できないし、社会の安定も得られない」と、ヒューマン・ライツ・ウォッチのアジア・アドボカシー・ディレクターであるソフィー・リチャードソンは述べた。「裁判の過程の透明性がなければ、判決の信用性も揺らぐ。」
今年7月5日から7日にかけてウルムチで発生した抗議行動は、この数十年に中国でおきた民族間の衝突のうち最悪の事態となった。政府の発表によると、死亡した197人のうち134人が漢民族であり、負傷者は1600人以上。抗議後、治安当局は数百人もの容疑者を逮捕。そして、直後の7月9日には、重大犯罪に対しては死刑を適用するなど、厳罰を持って対処すると表明していた。
数週間前から、ウイグルの司法当局は、明らかな証拠のある21件から裁判を開始すると発表。この21件のうちの数件では、治安カメラのビデオが証拠とされている。10月9日、Liu Boウルムチ次席検事が新華社通信に対し、法執行当局は「暴動の過程で犯罪に関わったとされる容疑者ひとりひとりについて、確固たる証拠を合法的に集めることに尽力した」とし、「残りの容疑者の訴追を迅速に進めたい」と述べた。
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、裁判の適正手続の重大な違反が存在し、被告に対する公正な裁判が妨げられたと述べた。例えば、弁護士の選任の制限、司法の政治化、公判審理の日時の非開示、裁判が法の求める真に公開の手続でなかった点など。これらの点は、中国における司法制度の慢性的な問題でもある。今月行なわれたウイグル暴動裁判について、ヒューマン・ライツ・ウォッチは以下の3点について特に懸念を表明する。
弁護士選任権の違反。2009年7月11日、ウルムチ司法当局と北京の司法当局は、弁護士たちに本件の弁護を引き受けないよう暗に警告。暴動関連の弁護をする場合には注意深く行なうよう指示するとともに、法律事務所のパートナーたちに対し、弁護案件を当局に報告するとともに「司法当局と弁護士会の監視と指示を積極的に受け入れるよう」注意を促した。また、この警告は、メディアにコメントしたりインターネットでコメントすることも禁止。本件裁判に対し、公けの監視の目が届かないようにした。8月9日、ウルムチの司法支援センターRen Guoshen副代表は、弁護士としての技量のみならず「良好な政治的資質」を備えている人物が弁護人に選任されたと新華社通信に語った。被告人の利益のためには検察官に反論するという勇気のある弁護士が選任されたか、疑問が残る。
本件ウイグル暴動事件を取り扱う裁判官も検察官も、政治的な基準に則って特別に選任されたほか、7月5日の事件の公判のやり方について党から直接指示をうけた。複数の公式文書によれば、ウイグル高級人民法院共産党委員会が、本件の裁判手続き関与する職員たちにトレーニングを行なったとのことである。ウイグル高級人民法院長は、7月5日の事件に対応するため、ウイグル司法当局が「この地域全体から政治的資質を兼ね備えた者を選任した」という7月16日付当局文書を公開した。また、他の公式報告書によると、この件に関する裁判に関わる司法関係者を対象に、ウイグル高級人民法院共産党委員会による勉強会が開催されたことも明らかになっている。この勉強会では、「プロパガンダ教育の手引き-ウルムチにおける7月5日事件の真実」が配布された。これは、「共産党中央と地方の考え方の一致を測り、幹部と警察の政治的鋭敏さと判断力の向上を図るため」共産党当局が準備したものとされる。司法官を政治的傾向により選別することは、国際法の定める「独立かつ公平な裁判」の明らかな違反にあたる。
中国刑事訴訟法の違反。ウルムチの中級人民法院は、7月5日事件の公判審理の開始を事前に告知しなかったほか、公開裁判を行なわなかった。誰が公判の傍聴を認められたのかは不明である。外国人記者や外国からのオブザーバーは傍聴していない。中国では、政治的に敏感とされる事件の公判で、司法関係者や役人を傍聴人に見立てて、傍聴を恣意的に制限した例が多い。
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、あらゆる死刑に反対しているほか、暴動以来、正式に逮捕され拘留されただけでも数百人に上る人びとの今後について懸念をしている。これらの人びとは、拘束場所も明らかにされていない。
本件ウイグル暴動事件を取り扱う裁判官も検察官も、政治的な基準に則って特別に選任されたほか、7月5日の事件の公判のやり方について党から直接指示をうけた。複数の公式文書によれば、ウイグル高級人民法院共産党委員会が、本件の裁判手続き関与する職員たちにトレーニングを行なったとのことである。ウイグル高級人民法院長は、7月5日の事件に対応するため、ウイグル司法当局が「この地域全体から政治的資質を兼ね備えた者を選任した」という7月16日付当局文書を公開した。また、他の公式報告書によると、この件に関する裁判に関わる司法関係者を対象に、ウイグル高級人民法院共産党委員会による勉強会が開催されたことも明らかになっている。この勉強会では、「プロパガンダ教育の手引き-ウルムチにおける7月5日事件の真実」が配布された。これは、「共産党中央と地方の考え方の一致を測り、幹部と警察の政治的鋭敏さと判断力の向上を図るため」共産党当局が準備したものとされる。司法官を政治的傾向により選別することは、国際法の定める「独立かつ公平な裁判」の明らかな違反にあたる。
中国刑事訴訟法の違反。ウルムチの中級人民法院は、7月5日事件の公判審理の開始を事前に告知しなかったほか、公開裁判を行なわなかった。誰が公判の傍聴を認められたのかは不明である。外国人記者や外国からのオブザーバーは傍聴していない。中国では、政治的に敏感とされる事件の公判で、司法関係者や役人を傍聴人に見立てて、傍聴を恣意的に制限した例が多い。
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、あらゆる死刑に反対しているほか、暴動以来、正式に逮捕され拘留されただけでも数百人に上る人びとの今後について懸念をしている。これらの人びとは、拘束場所も明らかにされていない。
「中国政府は、中国国民と国際社会に対し、法に基づき公平な裁判を行うと約束してきた。しかし、その約束を破った」と、リチャードソンは語った。「今回の裁判により正義が実現されたと考えるべきではない。」
海外逃亡→強制送還
迫害の恐れあり! ウイグル族20人の中国送還に懸念 米国務省
2009.12.21 10:26 (共同)
中国南部からカンボジアに密入国し、難民申請をした子どもを含むウイグル族20人をカンボジア政府が中国へ送還したことを受け、米国務省は20日までに、迫害の恐れに懸念を表明する声明を発表し「カンボジアと米国との関係や国際社会での地位に影響するだろう」と訴えた。
また中国政府に対して「透明性ある手続きの確保」と20人の「適切な待遇」を求めた。
国際人権団体は、中国新疆ウイグル自治区ウルムチで7月に起きた暴動に関与したとして迫害される恐れがあると指摘しており、米国務省の声明は「国際法の下での保護を求めた20人のことをとても心配している」と強調した。
さらにカンボジア政府が国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)による十分な調査がないまま送還に踏み切ったことに「深く当惑している」と米国の不快感を示した。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/091221/amr0912211026001-n1.htm
中国南部からカンボジアに密入国し、難民申請をした子どもを含むウイグル族20人をカンボジア政府が中国へ送還したことを受け、米国務省は20日までに、迫害の恐れに懸念を表明する声明を発表し「カンボジアと米国との関係や国際社会での地位に影響するだろう」と訴えた。
また中国政府に対して「透明性ある手続きの確保」と20人の「適切な待遇」を求めた。
国際人権団体は、中国新疆ウイグル自治区ウルムチで7月に起きた暴動に関与したとして迫害される恐れがあると指摘しており、米国務省の声明は「国際法の下での保護を求めた20人のことをとても心配している」と強調した。
さらにカンボジア政府が国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)による十分な調査がないまま送還に踏み切ったことに「深く当惑している」と米国の不快感を示した。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/091221/amr0912211026001-n1.htm
「密航は厳しく取り締まる」 ウイグル族送還で中国
2009.12.22 12:25 (共同)
中国外務省の姜瑜報道官は22日、カンボジアに密入国した中国新疆ウイグル自治区のウイグル族20人が中国に強制送還されたことを確認し「中国は密航に断固反対し、厳しく取り締まる」とする談話を発表。カンボジア政府による送還は正当な措置だと強調した。
送還されたウイグル族は、同自治区ウルムチで7月に起きた暴動に関連して迫害される恐れがあるとしてカンボジアで難民申請をしていた。このため国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や米政府は送還措置に懸念を表明している。
また談話は「国際社会は犯罪取り締まりで協力を強化するべきだ」としている。
中国外務省の姜瑜報道官は22日、カンボジアに密入国した中国新疆ウイグル自治区のウイグル族20人が中国に強制送還されたことを確認し「中国は密航に断固反対し、厳しく取り締まる」とする談話を発表。カンボジア政府による送還は正当な措置だと強調した。
送還されたウイグル族は、同自治区ウルムチで7月に起きた暴動に関連して迫害される恐れがあるとしてカンボジアで難民申請をしていた。このため国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や米政府は送還措置に懸念を表明している。
また談話は「国際社会は犯罪取り締まりで協力を強化するべきだ」としている。
岡田外相、中国脱出ウイグル人の送還に遺憾の意「生命に危険」
2009.12.22 18:42 産経
岡田克也外相は22日の記者会見で、カンボジアに密入国したウイグル族20人の中国への強制送還について「人道的見地から適切だとは言い難い。ウイグル族の皆さんが生命の危険にさらされる可能性がある」と批判し、カンボジア政府に遺憾の意を伝えたことを明らかにした。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091222/plc0912221843016-n1.htm
岡田克也外相は22日の記者会見で、カンボジアに密入国したウイグル族20人の中国への強制送還について「人道的見地から適切だとは言い難い。ウイグル族の皆さんが生命の危険にさらされる可能性がある」と批判し、カンボジア政府に遺憾の意を伝えたことを明らかにした。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091222/plc0912221843016-n1.htm
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