サリーア

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&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/kagerousenki/busyou/kao/sariia.JPG,left) &bold(){生没年} ---- [[アルファ]] (658~710) &bold(){略歴} ---- サリーア・レイン [[ゾリメック]]国主。その治世は慈愛に満ち、彼女の統治の元大きな反乱はおきなかった。度の過ぎた慈愛の国は腐敗するが、彼女自身のカリスマ性と、罰するべき場所は配下がしっかりと手綱を握った事もあり、ゾリメック国の治安は同時代の他国とは比較できないほど良かった。 しかし数年後に乱世が訪れると、ゾリメック国も[[バルディゴス討伐連合軍]](684)に参加。戦闘に関しては素人以下でもある彼女は戦術関連には一切関わらず、主に占領地の統率に務めた。 しかし、手柄を立てたくて連合に参加した武官達はこれを快く思わず、数度にわたってサリーアに詰め寄った。サリーア統治のゾリメック国をもってしても必ずしも国が一枚岩になるわけではないという興味深い例を残している。 連合解散後[[ゲーリー]]国[[リディアニーグ]]の策にはまり、[[アゾル]]国と交戦状態になってしまう。 この事件においても、決して国主が全ての決断を行えるわけではない、ある種の傀儡的な姿が見える。 ただ、権力を求めての俗に言う操り人形的な傀儡とは異なり、あくまでも彼女の範囲外である軍事面において彼女には何の決定権もなかった(あるいは彼女にとって都合の良い結論だけが報告されていた?)という国事情が見え隠れする。 アゾル滅亡後その仇討ちに燃える[[ラディア]]の軍に攻め込まれ、ゲーリー国へ援軍要請の使者を送るが、何度使者を送っても無視され、この時初めて[[マラ]]に騙されていたと知ったサリーアは、覚悟を決めると単身ラディアの元へ講和会見を申し込む。 その人柄に打たれたラディアは講和を決意、軍を退かせた。 687年[[マラ]]を討つべく、[[偽帝討伐連合軍]]に参加し、その後国を[[レイディック]]に託して[[ロードレア]]国に帰順する。 以後は治世に務め数多くの法令を作る一方、レイディックの薦めで結婚。一児の母として穏やかに暮らす。ロードレア滅亡後は位を捨て、庶民として子供と余生を過ごす。 内政面においては比類なき統治者ではあったが、自分がわからない世界だからと軍事面から耳を塞いでいた結果として、アゾル国が滅亡したという事実は忘れてはならない。 &bold(){関連項目} ---- -[[蜉蝣戦記]] &ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF,left)
&ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/kagerousenki/busyou/kao/sariia.JPG,left) &bold(){基本情報} ---- -名前 サリーア・レイン -生没 [[アルファ]] (658~710) -出身 [[ゾリメック]]国 -[[種族]] [[人間]] -性別 女 &bold(){略歴} ---- [[ゾリメック]]国主。その治世は慈愛に満ち、彼女の統治の元大きな反乱はおきなかった。度の過ぎた慈愛の国は腐敗するが、彼女自身のカリスマ性と、罰するべき場所は配下がしっかりと手綱を握った事もあり、[[ゾリメック]]国の治安は同時代の他国とは比較できないほど良かった。 しかし数年後に乱世が訪れると、[[ゾリメック]]国も[[バルディゴス討伐連合軍]](684)に参加。戦闘に関しては素人以下でもある彼女は戦術関連には一切関わらず、主に占領地の統率に務めた。 しかし、手柄を立てたくて連合に参加した武官達はこれを快く思わず、数度にわたって[[サリーア]]に詰め寄った。[[サリーア]]統治の[[ゾリメック]]国をもってしても、必ずしも国が一枚岩になるわけではないという興味深い例を残している。 連合解散後[[ゲーリー]]国[[リディアニーグ]]の策にはまり、[[アゾル]]国と交戦状態になってしまう。 この事件においても、出陣を決定付けたのは、武官たちであり、決して国主が全ての決断を行えるわけではない、ある種の傀儡的な姿が見える。 ただ、権力を求めての俗に言う操り人形的な傀儡とは異なり、あくまでも、彼女の範囲外である軍事面において彼女には何の決定権もなかった(あるいは彼女にとって都合の良い結論だけが報告されていた?)という国事情が見え隠れする。 [[アゾル]]国滅亡後、その仇討ちに燃える[[ラディア]]の軍に攻め込まれ、[[ゲーリー]]国へ援軍要請の使者を送るが、何度使者を送っても無視され、この時初めて[[マラ]]に騙されていたと知ったサリーアは、覚悟を決めると単身[[ラディア]]の元へ赴き、講和会見を申し込む。 その人柄に打たれた[[ラディア]]は講和を決意、軍を退かせた。 687年、[[マラ]]を討つべく結成された[[偽帝討伐連合軍]]に参加し、その後国を[[レイディック]]に託して[[ロードレア]]国に帰順する。 以後は治世に務め数多くの法令を作る一方、[[レイディック]]の薦めで結婚。一児の母として穏やかに暮らす。 [[ロードレア]]国滅亡後は位を捨て、庶民として子供と余生を過ごす。 &bold(){人物} ---- -内政面においては比類なき統治者ではあったが、自分がわからない世界だからと、軍事面から耳を塞いでいた結果として、[[アゾル]]国が滅亡したという事実は忘れてはならない。 &bold(){関連項目} ---- -[[蜉蝣戦記]] &ref(http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/zairyou/50.GIF,left)

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