その戦争に正義も悪もなかった。

ただ勝利者がペンを取り、自らが正義だったと歴史に記す。

今となっては昔の伝説

しかし昔の伝説があればこそその延長線に今がある。

かつてこの地で戦争があった……

新たな領土を求めて東から流民してきた人間と、西から海を渡った魔族がその土地を求めて激突。戦争は六柱将と呼ばれる六人の将軍を中心に戦った人間が勝利を収めた。

六柱将はその土地を6つに別け、それぞれの統治の元に国を収めた。
それから数十年がたち、六柱将の六国のうち、クルーディア帝国、共和国サムルトン、リアムス自治国家の外交関係が悪化。折しも東から流れ、共和国サムルトンの保護を受けていた「第七の国」信仰国家パレスが唱える「国家統一論」にあおられて、クルーディア帝国は信仰国家パレス、共和国サムルトン連合軍と戦火を交える。

そして時が流れ、戦乱の時代も末期、姉妹を連れた二刀流将軍として名高いグラスシードは、帝国貴族の輸送作戦護衛任務を受ける。
だが、戦の仕方も知らない貴族の失敗に巻き込まれる形で任務に失敗、左遷当然の配置変更で国境に陣を構えていた。

兄弟でありながら、互いに惹かれ、そして嫉妬する微妙なバランスで保たれた3人。
時代に翻弄されながらも逞しく立ち向かう彼らがその先に見るものは……


物語本編を読む



舞台



登場人物


クルーディア帝国

グラスシード

リーナ

シルフィ

アレイナ

ラグ

ラディナ

フォーゼ

クリディス

フェリサス

カスター

ゼクト

フレイズ

ラヴァ

ユリナ

サンドラ

ファルス

ケルカ

反帝国民間組織クライシス

リックス

ミレーヌ

サムルトン

ムゥナ

ホーネット

ガスタル

アニエス

ミッツ

リアムス

コルカフォーン

セリカ

バーゼディア

ルーザリット

ゴンドゥラ

エカティーナ

ティターニア

パレス

ホワン

イリアス

ディリアス

ヴォルガ


最終更新:2024年06月29日 04:52