アザル

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アザル - (2009/09/08 (火) 23:41:33) のソース

&bold(){正式名称 / 統治体制}
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アザル国 / 君主制

&bold(){エンブレム}
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&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/char/monsyou/azaru.PNG,left)
ラコルニア帝国内乱時に幾度と無く侵入した山賊団の称号。
物語によって「義賊」であったり、「侵略者」であったりと、二つの顔を持つ謎多き山賊団である。

&bold(){特徴}
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山賊として生まれ、乱世を生き抜き、国として成立した珍しい経緯を持つ国家。
[[The End of ELEGY]]にも山賊団アザルとして登場するが、エピローグで国家成立の経緯が僅かに触れられる。


彼らは山賊でありながら、「結果的に」国家へと成長した。
その為、アザル国と、その友好側に位置する国の歴史では、「義賊」として描かれ、自由山賊団アザルの自由は「権力者からの独立、自由を求めた一団」と解釈された。
その一方で、アザル国と敵対側に位置した国の歴史では、「侵略者」として描かれ、新天地を求めて他国を荒らして、そこに自分達の国を建国、「自由に略奪する者」という意味に解釈された。

中立に見て、ラコルニア内乱に介入し、ティアの領土を侵食しようとした経緯から、決して義賊ではなかったと思われる。その一方で、ただの侵略者に国をまとめる事はできない為、それなりのカリスマは秘めていたとも推測され、結局は他の国同様、光と影を持ち合わせているということになる。

&bold(){歴史}
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山賊組織の創設者は[[バッシュ・ランドルフ>バッシュ]]であるが、彼は山賊団を立ち上げてから間もなく処刑されたため、バッシュの娘である[[ルイーザ・ランドルフ>ルイーザ]]を創始者として認識している史書も多い。
[[ラコルニア]]帝国の内乱期には、帝国領東部を中心に活動を展開していたが、ラコルニア帝国の再統一と[[クレアクライシス]]との和平交渉が開始されるのと同時にアザル地方を放棄し、その活動拠点をベステロス王国領の最南部に移動した。だが、この動きは再統一が進んでいたベステロス王国側の反発を招き、王国の再統一者となった[[ベオウルフ・ハランド>ベオウルフ]]やその同盟者・[[バシュルカ]]湖賊との戦いの中で、ルイーザは暗殺によってその命を落としてしまう。

ルイーザ没後のアザルは、ルイーザ時代からの側近グループとルイーザの養子・[[アルナス]]が中心となって活動を展開。1540年にバシュルカ湖賊を併合し、1553年にアルナス・ランドルフを初代執政官とする独立国・アザルが建国された。
建国当初は小規模な国家であったアザルであるが、その後は移民受け入れなど国力増強を積極的に推し進めた。そして、建国から約80年にして、([[ゴゥド]]族との連携が存在したことは考慮すべきであるが)宿敵であったベステロス王国の打倒を果たすこととなる。

なお、[[ベステロス]]王国に移動してからの彼らは、王国南部で活動していた反政府組織の糾合を進める過程において、現地人の支持を得る為に、自らが吸収合併した山賊団「[[ミルド]]」を名乗っていた時期が存在し、ミルド名義で公布された公文書も存在が確認されている。


-1521年 自由山賊団を名乗る一団がアザル山脈に居を構え、アザル山賊団として恐れられる。
-1526年 [[ラコルニア]]帝国の領土再建によって居場所を失った山賊団アザルが、新天地を求めて北へ旅立つ。
-1534年 他の山賊を吸収して巨大化したアザルだったが、宴会の席で[[バシュルカ]]湖賊が放った暗殺者によって[[ルイーザ]]が暗殺される。
-1540年 バシュルカ湖賊を併合。
-1553年 ルイーザの長女アルナスが小さな国「アザル」を建国する。その創立メンバーはかつて母親の右腕だった山賊達であったと言われる。

-1629年 アザルと[[ゴゥド・ハン>ゴゥド]]国との間で、[[ベステロス]]王国を仮想敵国とした軍事同盟を締結。 

&bold(){主な出身者}
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-[[バッシュ]]
-[[ルイーザ]]
-[[馬来こずえ]]
-[[バーン]]
-[[アルナス]]

&bold(){この国を舞台とした物語}
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-[[The End of ELEGY]]