&ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/6-war/kagerousenki/busyou/kao/beruzausu.JPG,left) &bold(){生没年} ---- [[アルファ]] (665~711) &bold(){略歴} ---- ベルザウス・グリング [[リューグ]]国将軍として席を置くが、すでに彼の心には簒奪の心があった。 国主[[ライグ]]にそれとなく近づき、警戒されないように必要以上の手柄は立てず、それでいてそのにじみ出る才能を感じて近づいた者を、同志として自らの派閥に組み込んでいく。 [[エルキバーナの戦い]](694)にも参戦、本隊の敗北を予期していながらも、いずれ来る政変を見据え、ライグ直属の部隊を崩壊させる為にあえて進撃を止めなかった。 予想通りライグの本陣が敗れると、自らは神出鬼没の伏兵戦を展開、自軍の損害をほとんど出さずに一夜にしてその勇名を敵味方へ広めることとなる。 しかし、[[ヴェリア]]は彼の才能を見抜き、将来の敵になると確信。遠隔地からの離間の策によって、[[ガザ]]刺殺事件を起こし、辺境の[[ノードゥ]]城へ左遷される。 そこでもベルザウスは奇計を使い、隣城の城主を反乱軍に仕立ててそれを討伐、徐々に派閥を広げていき、ついに697年ライグを追放して国主の座につく。 しかし、ヴェリアの策によって大幅に遅れてしまった国主簒奪。 彼がリューグ国を乗っ取り[[フェルズデッド]]国と改名した時には、すでに覇権争奪戦の大勢は決し、[[ロー・レアルス]]国への帰順を余儀なくされる。 この時[[メファイザス]]はベルザウスに「私はようやく軍師を得た」と言っている。 [[ヴァイグの戦い]]でメファイザスを失ったロー・レアルス国は、分裂、崩壊の危機にあった。これをよくまとめて後にルディック城で運命を共にした将軍を、ロー・レアルス[[将星将軍]]と呼ぶが、ベルザウスは[[ルー]]と共にその筆頭にあげられる。 彼らの働きでロー・レアルス国は一応の統一を維持するが、翌年の[[ルディックの陣]]で城と運命を共にする。 ヴェリアの反間の計がなければ、もう数年早く決起し、天下を争う「第4の国」が生まれていただろう。 &bold(){関連項目} ---- -[[蜉蝣戦記]] &ref(http://yuzuriha.cool.ne.jp/zairyou/50.GIF,left)