デルタ

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  • デルタ
    基本情報 名前 デルタ・マネジルス 生没 アルファ (853~945) 出身 トルティナ国 種族 人間 性別 男 略歴 歴史学者。 蜉蝣戦記を研究し、登場する将軍全員の能力をはじめて数値化した。 これは、「蜉蝣時代武将ファイル デルタ編」として長らく物語、戦史両面から様々な著者の参考資料として重宝された。 レーション編との違い 彼の人物評価は、後世に脚色された「物語的な部分」の影響も色濃く受けていた為、後に歴史学者レーションが、更なる修正版を製作、「蜉蝣時代武将ファイル レーション編」が登場するが、この2冊は製作における視点に違いが見られる。 デルタ編は性格を数値化したものが多く存在したが、能力における「成長」の概念と違い、そのときの状況によっていくらでも左右される上に、そもそも人間の心情、本心まで理解できるわけがないと、レーションはこれらの数...
  • レーション
    ...蝣時代武将ファイル デルタ編」に異を唱え、「蜉蝣時代武将ファイル レーション編」を作成した。 武将の再評価 デルタ編は性格を数値化したものが多く存在したが、能力における「成長」の概念と違い、そのときの状況によっていくらでも左右される上に、そもそも人間の心情、本心まで理解できるわけがないと、レーションはこれらの数値を廃止した。 また、デルタは、軍務においては知略を発揮した将の場合は、実際は内政を担当しなかったとしても、「もし行っていればこれくらいの成果を出していただろう」という「期待値」にこだわっていたが、レーションは徹底的に「実績」のみにこだわった。 同様の理由で、一度も艦隊を指揮したことのない内陸の将軍に、陸軍指揮の実績から「水軍指揮」を査定していたデルタと違い、彼は「統率」という項目で統一させた。 こうして、両者の評価はまったく違う視点で行われたが、レ...
  • 文献
    ...蝣時代武将ファイル デルタ編 歴史書 900年代 デルタ・マネジルス 蜉蝣時代武将ファイル レーション編 歴史書 1300年代 レーション・ケルゲリア ルディック城の人々 戯曲・小説 1900年頃 不明 ラドリザンで執筆された文献 コストア王国滅亡に関する諸分析 歴史論文 1262年 エヴェリーナ・ミュンスター ハウンド草馬伝 小説 1270年 ロナ・ハウンド・フリッペン 天風兵書 思想書(軍事学) 1270年代? 成瀬風華 アレシア戦国記 歴史書、資料集 1294年 エヴェリーナ・ミュンスターグラディエスト大学文学部史書研究室 統帥治論 思想書(政治学・軍事学) 1310年 ゲイル・アレイア ラグライナ帝国興亡記 歴史書 1357年 エドワード・ブランフォード ラコルニア帝国史 歴史書 1970年 ラインハルト・ワイツゼッカーバスティア大学文学部
  • ケルスティン
    ...声も上がっている。 デルタが蜉蝣戦記当時の資料を調査した時点では、彼女はルディック国からベルザフィリス帝国までの3ヶ国・6君主に仕えた文官の1人として認識されており、将軍としては扱われていなかった。だが、後世になって各時代の公文書が子細に調査された結果、彼女がバルディゴスによって将軍に任用されていたことや、メファイザス即位後のロー・レアルス国では、彼女が経済政策など内政面において大きな権限・発言力を有していたことが判明し、レーションが再評価を行った際には、将軍の1人として数えられるようになった。ただし、ケルスティン自身が正式に内政総指揮官に任命された記録は無い。 デルタによる蜉蝣戦記登場人物に対する評価では、ベルザフィリス国におけるグレシアや、ロードレア国におけるミリフォンのように、国内政治で特に高い能力と広範な権限を持つ人物の記載がロー・レアルス国(特にメファイザス政権当時)には存...
  • ベルザウス
    ... 人物 デルタは自らの書において、ベルザウスを非常に優秀な将軍として高く評価していたが。後に各国の公文書等を調査する過程で、彼の持つ外交官としての才能や戦略眼に対して特に注目が向けられるようになり、レーションによる再評価では、外交官・戦略家としてトップクラスの評価が与えられた。ベルザウスに対する「外交官・戦略家としての」再評価は、ケルスティンに対する「将軍としての」再評価と同様、「デルタの資料では欠けていた、グレシアやミリフォンに対応する人物が、ロー・レアルス国にもいたのではないか」という指摘への回答としての側面も有している。 関連項目 蜉蝣戦記
  • バルタザール
    基本情報 名前 バルタザール・ロンドス 生没 アルファ (生年不詳~1738) ※ただし生まれたのはルーイガルド 出身 シャクティアナ帝国 種族 魔族 性別 男 略歴 魔王ジルダー直属の部下。 三翼将ではないが、個の武に非常に秀でた武人で、ジルダーの護衛的存在。その為、ジルダーが出奔した時も迷うことなく行動を共にした。 ジルダーと共にサヌアを狙うが、その戦いの最中、突然ジルダーを追ってきたデルアーミーが乱入。三つ巴の戦いとなるが、をジルダー、フェンリルと共に満身創痍になりながらもデルアーミー一派を撃ち破る。 しかし、もはや何のための戦いかもわからなくなっていたサヌアとの最終決戦で、ダイルーガにより討たれた。 人物 寡黙で、三翼将とはどこか距離を置き、常にジルダーの刃であるという意識を持っていたため、ベルバットの裏切りやマシューマの死に際しても動揺は見せ...
  • ガザデルー
    基本情報 名前 ガザデルー・ゴットゥーナ 生没 ザールック (2568~3331) 出身 アトレティア国 種族 魔族 性別 男 略歴 アトレティア国将軍。 アトレティア国は、この頃ジルダーの支配下であったが、ジルダーは表立って名を出すことを嫌い、王座にもつかず、その存在すら一部の者しか知られていなかった。 ガザデルーは、そのジルダー直属の将軍であり、ロザンド、ポルス等と同格の将軍であり、ジルダーから自由に軍事行動をとることを許された最高位の将軍の一人である。 しかし、ロザンド、ポルスとは常に「ジルダーの後継者」を狙う間であり、その為には少しでも自身の立場を強化しなければならなかった。 ザールック3325年、マドリアル攻略で手柄を上げると、自身の同胞であるバリナに艦隊を預ける。ガザデルーは、いつかジルダーの地位を奪おうと考えていた為、その時に備えて自分の命令で...
  • ガザデルー軍
    概要 ガザデルー軍とは、アトレティア国における部隊の一つで、ダルスバード艦隊を与えられた部隊である。 普段は本国に駐屯しているが、必要とあればどこへでも遠征して戦闘に参加する。ガザデルーの同郷の者で固められ、団結力が高い反面、彼ら以外の者は、どんなに能力が高くても、この軍において頭角を現すことは難しかった。 アトレティア内乱の勝者となり、ガザデルーが王位につくと、他の部隊の戦力を次々と没収して、更なる集権を行い、独裁政権を作り上げた。 主要メンバー ガザデルー シゴラ ガジャ バリナ シャラ マリミア ガザデルー シゴラ ガジャ バリナ シャラ マリミア
  • コーデルス
    概要 コーデルスとは、ラドリザン、ユーラスティ大陸中央部(通称アレシア大陸)に存在する街道。 ガルデス共和国とクレアムーンを結ぶ南北の街道の南側。 歴史 1170年頃 クレアムーンへの進軍を視野にいれ、ガルデス共和国によって大掛かりな整備がなされる。 1257年 6周期、国境断絶事件以後、密かにこの地に砦が建築される。 1257年 7周期、ガルデス共和国とクレアムーンの間でレッド・ゲアルの戦いが勃発。この戦いでクレアムーンが一気にコーデルスまで進軍、ガルデス共和国軍は建築中の砦を燃やして撤退、以後クレアムーンがこの街道を確保する。 1263年 アレシア連邦成立により、連邦領土となる。 1498年 ラコルニア帝国建国により、ラコルニア帝国領となる。 1516年 旧クレアムーン領土が、ラコルニア帝国からの独立を宣言、これにより、クレアクライシス領土となる。 blan...
  • ガザデルー派閥
    概要 ガザデルー派閥とは、アトレティア国における最大の派閥にして、実質上の国の支配者である。 中心メンバーは、ガザデルー、シゴラ、ガジャ、バリナ、シャラ、マリミアといった同郷で固められ、結束が固い反面、例え手柄を上げても余所者はある程度の地位までしか上がれない為、ゲルジュやムガ等は不満を述べたり、離反を行ったりした。 また、ダルスバード艦隊により、国外に派遣された部隊も、それぞれ派遣された国と結託し、ガザデルーの隙を狙う等、心休まらない状態が続いている。 主要メンバー ガザデルー ロスティ シゴラ ガジャ バリナ シャラ マリミア ジェルダー ゲルジュ ベルマ ムガ ガバゼ 関連項目 関連項目
  • ファンデルス
    基本情報 名前 ファンデルス・アルドロス 生没 ルーイガルド (16958~17327) 出身 ローヴァー国 種族 魔族 性別 男 略歴 ローヴァー国の国王であったが、ルーイガルド侵攻作戦時、ローヴァー国が持つ港が重要拠点であった為、六界連合軍による侵略を受ける。 隣国スパルスの敗北を聞かされ、降伏を考えるが、配下の将が独断で使者エリシア殺害をもくろみ失敗、攻守決裂の末ローヴァー攻略戦を迎えることとなる。 この戦いで、降伏を決意した将軍により殺害された。 六界戦争終戦後、連合軍の帰還によってローヴァー国は再び独立することとなるが、そのとき王位についたのは、ファンデルスの親族ではなかった。 関連項目 LUNATIC DESTINY
  • マルタナ
    基本情報 名前 マルタナ・リン・ラーナ 生没 アルファ (1718~1789) 出身 ヴァーグリア国 種族 人間 性別 女 略歴 ヴァーグリア国将軍、竜技七将軍の一人。 ロリスザードの幼馴染で、早くに家族を失ったロリスザードは、マルタナの家で育っている為、兄妹の様に共に育ち、自然な形で恋人と呼ばれる関係になっていたが、実はどちらからも告白したことはないという。 ロリスザードが天賦の才を開花させていくのに対し、その彼の側に付き添うには、自分もそれなりの力がなければならないと思い、ロリスザードに付いていく為にひたすら努力を重ねて竜技七将軍の地位にまで上り詰めた。 常に調和と強調に気を配る性格で、決して口数の多くないロリスザードの真意を唯一悟ることができ、言葉を交わさなくても常にロリスザードやその周囲の人々をフォローすることができる。 ヴァーグリア国軍が出陣する時...
  • デルアーミー
    基本情報 名前 デルアーミー 生没 アルファ (生年不詳~1738) ※ただし生まれたのはルーイガルド 出身 シャクティアナ帝国 種族 魔族 性別 男 略歴 帝王軍特務機関「ナイトメアフォース」の司令官。 ジルダーが、ガルゾーマの敵討ちのため、ザールックより無断でアルファに渡り、事実上の出奔となったとき、六界の情報が漏れる事を恐れ、ジルダー討伐の為にヘイスを伴って彼女を追った。 彼はまず、三魔王の一人シャラダンの元をたずね、ジルダーをかくまっていないか執拗に問い詰めた。疑いをかけられ激怒したアスタル、グスタル、イズの罵声をものともせず、任務を忠実に遂行した。 その後、ジルダーがフェローラ国のガルゾーマとの思い出の地にいると睨み、ジルダーに強襲を仕掛けるが、取り逃がす。 だが、ベルバットが人魔融合の情報と引き換えに自分達の居場所を売った為、サヌア達を強襲...
  • アルタス
    基本情報 名前 アルタス・アルファベッド 生没 ルーイガルド (17300~17384) 出身 クラウス帝国 種族 人間 性別 男 略歴 クラウス帝国皇帝。 末っ子であったが、彼を擁立しようとする一派が病身の父に働きかけ、彼が後継者に指名される。 不満をもった兄たちは、理由をつけて遠方へ派遣し、最後まで露骨に抵抗していた姉ティーナは、架空の政略結婚で国外に送り出し、その道中で山賊に偽装した兵士に襲わせ殺害した。 皇帝になるまでは陰惨な過去も多かったが、その後は帝国をしっかりと統治し、17332年スポリティン帝国皇帝ベルトリア四世が崩御すると、後継者と会談の機会を設け、スポリティン帝国とクラウス帝国の間で和平を結ばせ、百年戦争を終わらせる最大の功労者となる。 関連項目 DANCING PHANTOM
  • 物語別登場人物一覧
    LUNATIC DESTINY サヌア傭兵団 サヌア ロリスザード レイア ダイルーガ シーナ リーザス ヴァン・フレイ国 ルナティス ガラ ミュー ラン ビルド アーリナ ティアナ ジュディス ガリック アゼル ゴトラス ローザ ベチカ アルビス国 エリシア カルディナ ルティエ リドラ ラギ レイス レクシア サンド ラ・ディアス帝国 フローラ スレイナ ボーン ホルス クリスアーノ ストライア マルキィ ティネゼリア帝国 シュバイン メッツ帝国 グラシス アストリア国 パール シーザルス国 リチヤ アリアス国 ミッドガルツ アディス国 リフィティ ヴァーグリア国 フライヤ マルタナ シーバ...
  • LUNATIC DESTINY
    傭兵と帝王……六界戦争がいま、終焉に向けて加速しようとしている……【LUNATIC DESTINY】本編を読む。 蒼い月は妖しく嗤う 紡ぎ紡がれた物語が一つになろうとしている 白い月は妖しく微笑む 一つの物語が糸の綻びの様に幾つにも分かれようとしている 紅い星は妖しく照らす 六つの世界に散らばった破片を繋ぎ合わせて ク ル イ ビ ト ハ ウ タ ウ 鎮魂歌さえもない時代 舞台 アルファ 1737~1744 ルーイガルド 17322~17329 ザールック 3326~3336 登場人物 サヌア傭兵団 サヌア ロリスザード レイア ダイルーガ シーナ リーザス ヴァン・フレイ国 ルナティス ガラ ミュー ラン ビルド アーリナ ティアナ ジュディス ガリック アゼル...
  • デルデケアス
    魔術師達による研究集団。ルージェ信仰の教えに登場する天使長と同名だが、ルージェ教発祥より以前から存在する、それなりに歴史ある組織。 同名の天使長がルージェ教義に登場するのは、彼らが一人の天使の幻像を介してルージェ教の成り立ちに関与したため。人為的に「奇蹟」が起きる状況を作り出そうとした。この時には「天使長」の補助役として長寿を与えた「御使い」エテラファオーも用意された。 賢者の石、不老長寿、禁呪など魔術師の夢とロマンをひたむきに追求するが、倫理の箍にあまりとらわれない傾向があり、非人道的実験もけっこう行っている。
  • シャクティアナ
    正式名称 / 統治体制 シャクティアナ帝国 / 帝政 エンブレム シャクティアナ帝国の威厳を象徴した紋章。杖、武器、書物は法術、剣術、知識を現している。ラスブロスの統治時代があまりにも長かった為、紋章は何度も作り直されているが、六界戦争終結時に使用されていた最後の紋章がこれである。 基本情報 人口 約2150万 宗派 軍神オーディス 特徴 ルーイガルド、スパルティア大陸中央に位置する。 広大な領土と肥沃な土地、陸続きな土地が南北に限られている為、侵略に対する防衛も備える大帝国であった。しかし、7千年前、突如この土地に帝王ラスブロスが魔族を統率して侵攻を開始、そこから全ての物語が始まった。 当時は列強であったシャクティアナ帝国も、数年にわたる戦いの末に陥落、現在もその玉座にラスブロスが鎮座する。 既に陥落から時間が流れすぎた事もあり...
  • ポルス
    基本情報 名前 ポルス 生没 ザールック (2611~3330) 出身 アトレティア国 種族 魔族 性別 男 略歴 アトレティア国将軍。 ガザデルー、ロザンド達同様、ダルスバード艦隊を預かり、自由な行動が許された将軍。主にケシティア国に駐留していた。 ガザデルーの実力を一回り小さくした将軍と揶揄されるが、いつかジルダーすらも追い落として最高の地位を奪おうとする野心は、ガザデルー、ロザンドと同じくらい高かった。 3327年、アーズ国に奪われたリゼルバを奪還するべく出陣するが、その出陣がガザデルーの命令だったことに不満を持っていた彼は、サルファーの密命を受けたコルディアの「今ならリゼルバは手薄だから、ポルスだけの力で奪還すればいい」という囁きに簡単にかかり、全軍の集結より先に南下して、万全な構えで待ち構えたアーズ国軍の前に半壊して後退していく。 この報告を聞いた...
  • ラクトの戦い
    概要 ラクトの戦いとは、ザールック3330年11月、アトレティア内乱最後の戦いとして、ガザデルーとポルスの間で行われた戦いである。 戦闘に至るまでの背景 グスティナの戦いにおけるロザンド戦死の報告は、ガザデルー、ポルスにとっては歓喜の報告であった。 そして、アトレティア国軍最大派閥であったガザデルーとポルスは、ついにラクトの地にてアトレティア国の派遣を巡って直接対決を迎えることとなった。 戦闘経緯 ガザデルーとポルスは、ラクトの地にて布陣するが、戦力でも将の人材でも勝敗は歴然としていた。 それが判っているポルスも対陣中に色々と策をうったが、策略においてもガザデルー陣営が上手であり、ポルスが打った策はことごとく見破られた。 追い詰められたポルスはガザデルーとの正面決戦に挑むが、戦いは一日で決着がついた。ポルスは捕らえられ、ガザデルーによって処刑...
  • ベルバット
    基本情報 名前 ベルバット・カルスティ 生没 アルファ (生年不詳~1744) ※ただし生まれたのはルーイガルド 出身 シャクティアナ帝国 種族 魔族 性別 男 略歴 マシューマ、フェンリルと並び、ジルダー子飼いの将にして「黒翼将」と呼ばれた男。 ガルゾーマが討たれ、ジルダーが独断で出奔し、サヌアをつけ狙うこととなった時、当然子飼いの将軍達もこれに同行した。だが、ベルバットだけは将軍としての栄達にこだわっていた為、このジルダーの個人的感情からくる出奔に終始懐疑的であったが、それを決して表情には出さず、黙々と行動を共にし、サヌア一行と刃を交えることとなる。 だが、同時にジルダー討伐に来たデルアーミーに密かに居場所を密告もしていた。ベルバットは帝王軍の将軍としてのジルダーは、揺籃の師として尊敬していたが、恋人の為に感情の赴くままに奔る現在のジルダーには全くの興味がなかった...
  • アトレティア内乱
    概要 アトレティア内乱とは、ザールック3330年に起きた、アトレティア国の覇権をかけた、ガザデルー、ロザンド、ポルスの三つ巴の戦いである。 対決までの経緯 アトレティア国軍は、3329年リゼルバの戦いで、アーズ国と激しい戦いを繰り広げていた。その勝敗がどちらに帰するかまだ明確ではなかった最大の激戦の最中、突如として総指揮官ガザデルーは全軍の撤退を命じた。 それは、アトレティア国の軍事顧問にして、事実上の最高権力者ジルダーが、突如として出奔した為である。 ジルダーは、アルファにおいてガルゾーマが討たれたと知り、仇をうつべく子飼いの将だけを引き連れてアルファへ向かったのだが、六界のことを知らないガザデルー達は、ロスティの説明により、漠然と「ジルダーが恋人の仇をうつべく単身で国を出て行った」とだけ知らされた。 本来なら、本国での大事には違いないが、ガザデルーはこのま...
  • マリミア
    基本情報 名前 マリミア・ 生没 ザールック (2573~3331) 出身 アトレティア国 種族 魔族 性別 女 略歴 ザールックで最大の勢力を誇るアトレティア国ガザデルー派閥の一人、ガザデルー自身は魔王ジルダーの部下だったが、ジルダーは領土拡大に興味を持たず、実質的にはガザデルーが総司令官に近い立場にいた。その中枢はガザデルー個人の幼馴染で固められ、例え手柄を上げても他所者がそこに付け入る隙はなかった。これが後のロザンドをはじめとする派閥争いに発展するが、その反面彼らガザデルー派閥の団結力は相当のものであった。 3329年、最大の激戦として戦史上に名前を刻むリゼルバの戦いに参戦、この戦いでラシャを討ち取る。 ジルダー出奔に端を発した後継者を巡ってのアトレティア内乱でもガザデルー軍の先鋒として活躍、勝利を収めて最大の権力を手に入れるが、この内乱によって疲弊したま...
  • 帝王軍特務機関
    概要 帝王軍特務機関(部隊名「ナイトメアフォース」)とは、ラスブロス直属部隊の1つで、外敵ではなく、内部の裏切り者を処分する部隊である。 指揮官はデルアーミー、数少ない六界の存在を知らされている部隊であり、ルーイガルドを拠点にしつつ、各世界へ自由に移動する事が許可されている。 存在自体知る者が少なく、六界戦争戦後になっても、詳細はほとんど判明していない。 六界それぞれに協力員を用意している。 協力員とは、基本的に金で雇った将軍や隠密だが、普段はそれぞれ自分達の生活を送っているが、デルアーミーから連絡がくれば、彼に協力するという契約である。 ただし、表立った協力ではなく、「自国の情報でも平然と売る」、「場合によっては自国の要人でも暗殺する」といった、高額の報酬の代わりに行う完全なる「裏切り」、「内通」といった協力である。 また、協力員は六界の存在は知らされてい...
  • バシュルカ
    正式名称 / 統治体制 バシュルカ水運連合 / 商人達による合議制 エンブレム 特徴  ラドリザンの歴史に登場した国家の1つ。一般には、敵対勢力による蔑称であるバシュルカ湖賊という名前で知られている。  1480年頃バシュルカ湖周辺の水運業者達が在地領主であるアグデル侯爵家を追放し、商業連合を形成。周辺河川を含めた水運業による豊富な財源を背景に大量の傭兵を雇い入れ、国家級の勢力を持つに至った。政治体制は選挙で選ばれた有力者が指導者となるが、実質的には商人達による合議制だった。 水運連合の形成  元々バシュルカ湖周辺はロフォーテン朝べステロス王国の領土でありアグデル侯爵家が統治していた。  当時より豊富な水資源や水運業によってアグデル家の経済を支えており、竜の共食いにおいても戦費の有力な捻出源となったが長期間の戦乱による度重なる課税は、...
  • フェンリル
    基本情報 名前 フェンリル・クラウス 生没 アルファ (生年不詳~1738) ※ただし生まれたのはルーイガルド 出身 シャクティアナ帝国 種族 魔族 性別 男 略歴 ジルダー子飼いの将で三翼将の一人。ジルダーを尊敬し、自らがその保護下でなければ力を発揮できないことを知り、彼女と共に叛乱者と呼ばれる立場となる。 その後、サヌア傭兵団が偵察の為個人行動に出た瞬間を狙い、ジルダーと共に強襲する。だが、その戦いの最中、突然ジルダーを追ってきたデルアーミーが乱入。同胞だったベルバットが自分達の居場所をデルアーミーに売り飛ばしたことを知ると、マシューマが自らの身を挺してデルアーミーの前に立ちはだかり、マシューマの死に放心状態となったジルダーをフェンリルが無理やりつれて脱出する。 その後、リオンを街角で見かけ、デルアーミーの居場所を聞き出し強襲を仕掛けるが、これはデルア...
  • バリナ
    基本情報 名前 バリナ・バロル 生没 ザールック (2573~3331) 出身 アトレティア国 種族 魔族 性別 男 略歴 ガザデルーの同郷、彼の出世と共に頭角を現したアトレティア国将軍。 ザールック3325年、マドリアル攻略に参戦。その後、大きな手柄は無かったにも関わらず、3328年、新造された艦隊を預かり、バリナ艦隊として巨大勢力となる。これは、ガザデルーが、自身の同胞に力を与えることで、自分の地盤を固めていた事の証明となる。 3330年のアトレティア内乱においては、ガザデルー軍の地盤を固める為、ミラニア国へ進軍し、属国ではなく、完全なアトレティア領土とする。 アトレティア内乱の勝者となったことにより、ガザデルー独裁政権の中心人物となる。 しかし、内乱平定で疲弊した所に、サルファーの策で各地で反対派が一斉に蜂起し、その鎮圧に兵力を割いた状態で...
  • マシューマ
    基本情報 名前 マシューマ・ヘルゲレン 生没 アルファ (生年不詳~1738) ※ただし生まれたのはルーイガルド 出身 シャクティアナ帝国 種族 魔族 性別 女 略歴 ジルダー子飼いの将で三翼将の一人。例えジルダーが叛乱者となっても、決して傍を離れない忠臣中の忠臣。 ジルダーと共にサヌアを狙うが、自身もデルアーミーの襲撃を受け、かろうじて脱出。 その後、サヌア傭兵団が偵察の為個人行動に出た瞬間を狙い、ジルダーと共に強襲する。だが、その戦いの最中、突然ジルダーを追ってきたデルアーミーが乱入。同胞だったベルバットが自分達の居場所をデルアーミーに売り飛ばしたことを知ると、ジルダー達をその場から脱出させるため、自らデルアーミーに挑み、刺されながらも一歩も動かず、ジルダー達を逃がして絶命した。 関連項目 LUNATIC DESTINY 三翼将
  • ロザンド
    基本情報 名前 ロザンド・ルゲンス 生没 ザールック (2615~3330) 出身 アトレティア国 種族 魔族 性別 男 略歴 アトレティア国将軍。 ロザンドは、ガザデルーと並び、アトレティア国最高位の将軍であり、独立国に相当するほどの勢力を持ち、自由な行動を許され、ダルスバード艦隊を伴って常に本国から離れた場所に駐屯していた。 アトレティア国は、この頃ジルダーの支配下であったが、ジルダーは表立って名を出すことを嫌い、王座にもつかず、その存在すら一部の者しか知られていなかった。そのため、ロザンドやガザデルーが、多くの者にとって実質上の支配者と見られていた。 ザールック3325年、ガザデルーがマドリアル攻略を成功させたと聞くと、自身もすばやくそれまで攻略中であったロンダイア国に強襲を仕掛けて首都を落とし、完全に支配下とする。この軍事行動は、互いに連携したものとい...
  • ルクフェルの戦い
    概要 ルクフェルの戦いとは、ザールック3331年3月から9月にかけて行われた、アーズ国と、アトレティア国の最大の激戦である。様々な策謀、局地戦が行われたが、最後の決戦となったルクフェルの地から、「ルクフェルの戦い」と総括されている。 戦闘に至るまでの背景 3331-0.JPG アトレティア内乱はガザデルーの勝利で終わったが、この内乱は予想以上にアトレティア国を疲弊させ、更にガザデルーの露骨な独裁政権に不満を抱える者も多かった。 そして、この内乱を無駄にするアーズ国ではなかった。この1年の間、軍師サルファーを中心に各地に様々な外交交渉と工作を行っていたアーズ国。ついにそれらのトラップを一斉に発動させる時期がきた。 サウラとアリンが、隠密の様に各地を奔走し、セロナバルス国の復興とアーズ国との再同盟に尽力。他にも、アトレティア国においての反ガザデルー派と連絡を...
  • ローヴァー攻略戦
    概要 ローヴァー攻略戦とは、ルーイガルド17327年9月、六界連合軍とローヴァー国の間で行われたルーイガルド侵攻作戦中に起きた戦いである。 戦闘に至るまでの背景 カスタリアの戦いに大勝を飾った六界連合軍は、その戦果をもってローヴァー国へ降伏の使者を送った。 使者に選ばれたのはエリシアであったが、ローヴァー国は国王ファンデルスから、臣下、民衆に至るまで、侵略者である六界連合軍に怨嗟の目を向けていた。エリシアは、説得術として、ハイネスブルの戦いにおいてローヴァー国軍が積極性を欠いていたことを指摘、将来を見据えてわざと連合軍を逃がしたとその行為を賞賛した。その言葉の意味がわからないファンデルスであったが、「ベレル国、スバルス国は、ハイネスブルの戦い後、連合軍に敗れたローヴァー国を救援する、という口実により実質上ローヴァー国を侵略していた。特にスバルス国は土地が...
  • アトレティア
    正式名称 / 統治体制 アトレティア国 / 君主制 エンブレム 特徴 ジルダー、ガザデルーが事実上支配している国、ザールックにおける帝王軍最重要地点と考えていい。 ダルスバード艦隊を有し、その圧倒的軍事力を背景に、同盟国、友好国に自由に自国の艦隊を派遣している。 それまで空中艦隊という概念がなかった為、「空に国境はない」というアトレティア国の主張が強引に通された形となる。しかし、その拡大しすぎた戦力が故に、各艦隊を任された者達は自分達の派閥を作り、互いの隙を伺う関係となっている。 ジルダーによる支配後も、王族が形だけ存在して王位を継承していたが、ジルダーは表立って姿を現すことがほとんどなかった為、外見上は普通の王族支配国に見えていた。 ジルダーは、軍事最高顧問として必要最低限の行動しかとらず、各艦隊を預かり、実質上の軍事行動をとってい...
  • ジルダー
    基本情報 名前 ジルダー・アルシャイト 生没 アルファ (生年不詳~1738) ※ただし、生まれはルーイガルド 出身 シャクティアナ帝国 種族 魔族 性別 女 略歴 元々は、帝王ラスブロスの腹心であり、ガルゾーマ、シャラダンと共に単身でルーイガルドからアルファに派遣された将軍。 三人は、まったくゼロの状態から自らの力だけでアルファにそれぞれの領土を持つに至り、三魔王と呼ばれるまでになるが、ジルダーは帝王の命令により、続いてザールックへと派遣される。 彼女はそこでも自身の才覚により、アトレティア国をのっとることに成功する。 しかし、ザールックで配下としたガザデルーやロザンドといった将軍は、アトレティア国だけでは満足せず、更なる領土拡大を進言。領土欲をもたないジルダーは、彼らに自由な行動を許可して全ての軍事行動を委任すると、自身は軍事最高顧問という地位につき、全て...
  • シゴラ
    基本情報 名前 シゴラ・ジャブス 生没 ザールック (2572~3331) 出身 アトレティア国 種族 魔族 性別 男 略歴 アトレティア国将軍。ガザデルーの同郷であり、共に将軍として仕官。破壊力に関しては同時代の将軍の中でも飛びぬけて高く、ガザデルーの出世は、彼の働きなくしてはありえなかった。 ザールック3325年、マドリアル攻略に参戦。 3329年には、最大の激戦として戦史上に名前を刻むリゼルバの戦いにも参戦。この戦いでアーズ国のガルと激しい戦いを繰り広げ、生涯のライバルとなる。 3330年、ジルダー出奔に端を発した後継者を巡ってのアトレティア内乱でもガザデルー軍の先鋒として活躍。 しかし、内乱平定で疲弊した所に、サルファーの策で各地で反対派が一斉に蜂起し、その鎮圧に兵力を割いた状態で3331年アーズ国との決着をつけるべくルクフェルの戦いに挑むが、...
  • シャラ
    基本情報 名前 シャラ・ラクシュ 生没 ザールック (2569~3331) 出身 アトレティア国 種族 魔族 性別 女 略歴 ガザデルーの同郷、彼の出世と共に頭角を現したアトレティア国将軍。 ザールック3325年、マドリアル攻略に参戦。 3329年、最大の激戦として戦史上に名前を刻むリゼルバの戦いにも参戦。 3330年、アトレティア内乱の勝者となったことにより、ガザデルー独裁政権の中心人物となるが、内乱平定で疲弊した所に、サルファーの策で各地で反対派が一斉に蜂起し、その鎮圧に兵力を割いた状態で3331年アーズ国との決着をつけるべくルクフェルの戦いに挑み、この戦いで同郷の仲間と共に戦死する。 人物 戦闘でも活躍したが、真の働きは敵の将を篭絡する内応工作であった。旅の踊り子を装って目的に接近、夜伽、薬物を使って篭絡、場合によっては暗殺といった手...
  • リゼルバの戦い
    概要 リゼルバの戦いとは、ザールック3329年11月、アーズ国と、アトレティア国の間で行われた戦いである。 ザールックの歴史上、五指に入る大激戦として後世まで語り継がれている。 戦闘に至るまでの背景 アトレティア国は、セルカティーナの説得により、フレイミスト国を抱き込むことに成功。これによりリゼルバ奪還の準備はすべて整った。 アーズ国は完全に孤立。それでも、モルコア、モルト、ビーストバリアの3国が後背を守っていた為、全兵力をリゼルバ防衛に集結することができたのがせめてもの救いであった。 これに対してアトレティア国軍が用意した戦力は、ガザデルー艦隊、ガジャ艦隊、セルカティーナ艦隊、ポルス艦隊の4艦隊と、それに伴う13万に近い地上部隊であった。 絶望的なアーズ国ではあるが、僅かながら希望を探すとすれば、4艦隊集結とはいえ、あまり戦力の空洞化を作るわけにはいかず、...
  • ガジャ
    基本情報 名前 ガジャ・ビック 生没 ザールック (2570~3329) 出身 アトレティア国 種族 魔族 性別 男 略歴 ガザデルーの同郷、彼の出世と共に頭角を現したアトレティア国将軍。戦士系に傾いていたガザデルー同郷組の中で、唯一の後方指揮官型だったこともあり、艦隊を預かり、本国ではなく遠征軍を指揮していた。 3326年5月、五カ国連合会談で結成された連合軍によるリゼルバ攻略戦において、ガザデルーの命令によりリゼルバへ援軍として到着。アルスレーナの蛮行によって連合軍は内部から瓦解したこともあり、敗北寸前からの逆転勝利をおさめる。 3327年、アーズ国によってリゼルバが奪われると、ガジャは奪還作戦の総指揮官に任命されるが、ポルス、ロザンドはこの人事に不満を持ち、サルファーの遠謀によって早々に撤退、ガジャも戦わずして後退することとなる。 3329年、最大の激戦...
  • ベルンハルト (ラグライナ帝国)
    基本情報 名前 ベルンハルト・フォン・ルーデル 生没 ラドリザン (1230~1257) 出身 ラグライナ帝国 種族 人間 性別 男 略歴 ラグライナ帝国軍第三騎士団の指揮官。物静かと言うより非常に寡黙で、部下や同僚の中には彼の声を聞いた事がない者も多い。孤高の虎と呼ばれた勇将だが、その視野は攻撃にのみ傾き、守勢や戦乱を生きる処世術とは無縁な存在であった。 ガルデス共和国軍のキロールと幾度となく剣を交え、帝国と共和国という国の枠すら超越した二人だけの世界すら作り上げ、物語から独立し、彼らを主人公とした演劇や本も数多く存在する。 初陣は、1249年3周期の国境戦。 数年前に帝国に降ったロンディアナ家の私兵として戦闘に参加したルーデルは、キロール率いる共和国の精鋭部隊と交戦し、大敗。 自身も片腕を失う重傷を負う。 戦自体は敗戦であったが、この時の戦いぶりがラグ...
  • レイア
    基本情報 名前 レイア・カルタリア 生没 アルファ (1717~1744) 出身 イスタル国 種族 人間 性別 男 略歴 自由傭兵を名乗る一団の一人。 教会の前で捨てられていた赤子だったレイアは、神父に育てられた。しかし、自分を育ててくれた父代わりの神父を唯一の例外として、教会の世界も金と欲望に塗れていた事を知り、彼も世俗に塗れる事を恥じなかった。 戦火に巻き込まれて教会は焼け落ち、育ての親も失った彼は、僧侶という立場を利用した詐欺まがいの行為を行いながら各地を歩き回りサヌアと出会う。 その後は傭兵として彼と行動を共にし、それぞれの戦いに赴くが、決して前線には出ず、後方から憎まれ口を叩くのが常であった。ただし、自身の剣術は普通の傭兵を凌駕するほど高かった。ちなみに僧侶は刃物をもてないという戒律は、彼の前ではあまりにも無意味なものである。 サヌアと共にヴァン...
  • ティーナ
    基本情報 名前 ティーナ・アルファベッド 生没 ルーイガルド (17297~17323) 出身 クラウス帝国 種族 人間 性別 女 略歴 クラウス国の皇女にして長女。 本来なら、クラウス帝国の女帝として後を継ぐ筈だったが、病に倒れた父は奸臣の言葉に騙され、末っ子だったアルタスを後継者に指名する。 さらに、政略結婚の道具としてユナイト国への婚姻が決められ、慌しく送られる。ティーナは当然この決定に怒るが、一度国外に出て自分の力を蓄えるチャンスでもあると考える。 しかし、これは当時ティーナを擁立しようとする帝国内の派閥が巨大化し、無視できない存在となっていたことから、アルタスが実行した姦計による架空の婚儀であり、ティーナは国境付近の山道に入ったところで、山賊に偽装したアルタスの兵によって殺害された。 関連項目 DANCING PHANTOM
  • マドリアル攻略
    概要 マドリアル攻略とは、ザールック3325年10月、アトレティア国とマドリアル国の間で行われた戦いである。 後世の物語では、当時アトレティア国の客将であったセルカティーナが、自身の実力を売り込む為に行った攻略戦として描かれている。 後年発生するマドリアルの戦いと区別するため、マドリアル攻略と呼ばれることが多い。 戦闘に至るまでの背景 アーズ国との戦いで父を失い、没落した状態となったセルカティーナ。彼女に残されたのは、いまだ忠誠を誓うアスハ、ファリミス、そして幼馴染のキリィの3人だけとなっていた。この頃彼女は、アトレティア国の実質上の支配者となっているジルダーの元へ流れ着き、客将として日々を過ごしていた。しかし、自身の実力を見せ、立場を強化するため、マドリアル国攻略戦への参加を嘆願する。 この進言には誰もが耳を疑った、セルカティーナは、私財を投げ打っ...
  • マドリアルの戦い
    概要 マドリアルの戦いとは、ザールック3333年2月、アーズ国を盟主とする連合艦隊がマドリアル国へ攻め込んだ戦いである。 戦闘に至るまでの背景 マドリアルの地には、六界の鍵を握る転移ゲートが存在する。ガザデルーとの戦いの時に得た情報から、アーズ国はこの「門」を見つけ出すことに成功した。 だが、その地にはガザデルーの残存部隊が居た。彼らは決して門を守る為に布陣していたのではなく、本拠地であるアトレティア国が陥落した為、占領下にあったマドリアル国に撤退していた残存部隊であった。 だが、マドリアル国がガザデルー軍の侵攻を受けて陥落したのはつい数年前であり、残党軍を受け入れる筈がなく、彼らは逆に追い立てられて北へと逃れた為、偶然にも転移ゲートを守るかの様な布陣が完成し、アーズ国軍は予定になかった余計な戦いを強いられることとなった。 両軍の戦力 ...
  • ヘイス
    基本情報 名前 ヘイス 生没 アルファ (生年不詳~1738) ※ただし、生まれはルーイガルド 出身 シャクティアナ帝国 種族 魔族 性別 女 略歴 帝王軍特務機関の隊員。 ジルダーが、ガルゾーマの敵討ちのため、任地であったザールックから無断でアルファに渡り、事実上の出奔状態となったとき、六界の情報が漏れる事を恐れ、デルアーミーと共に、ジルダー討伐の為に彼女を追った。 ガルゾーマとの思い出の地にいると睨み、ジルダーに強襲を仕掛けるが、取り逃がす。 その後、ベルバットが人魔融合の情報と引き換えに自分達の居場所を売った為、サヌア達を強襲していたジルダーに横槍をいれ、この戦いでマシューマを討ち取る。 マシューマを失い、ベルバットに離脱されたジルダーを追い詰めるべく、リオンを餌にジルダーをおびき出し、待ち伏せにより襲い掛かるが、ジルダーの満身創痍になりながらの...
  • LOST MOON FLEET
    rogo-az.GIF 空駆ける船がもたらした新たな戦場……【LOST MOON FLEET】本編を読む。 月の光を喰らい、空駆ける船 人々の希望を乗せる筈だったその天かける軌跡が生み出したのは、天空という未開の戦場であった。 世界は大きく二つの勢力に別れ、それぞれの意思が、希望が、野望が、大きな流れの中で独自の渦を作り上げる。 空駆ける船は、世界の距離を縮め、その軌跡を無邪気に追いかけた少年達は いつか自分達もその船に乗ろうと、ただ強くなることを望んでいた。 そして 純粋だった少年達が、手に入れた力の証明である「神器」を額に掲げる頃には 世の中の矛盾と苦さを知る青年になっていた。 舞台 ザールック 3310~3331 登場人物 アーズ国 サウラ アリン ラベリス トウリョ サルファ...
  • シーバズル
    基本情報 名前 シーバズル 生没 アルファ (1712~没年不詳) 出身 ヴァーグリア国付近? 種族 魔族 性別 男 略歴 魔族の将軍として、ヴァーグリア国付近の魔族を統括していた男。統率に欠けていたそれぞれの種族を、その卓越した戦闘力とカリスマ性でまとめあげた。 ヴァーグリア国の指揮官であるロリスザードとは、まだ互いに無名時代に戦場で激突している、その後、二人とも指揮官という立場になるが、ロリスザードは、将軍であることより一人の戦士という立場を貫くため、自ら最前線へと立ち、ライバルとなるシーバズルも、全く同じ気持ちを持っていた為、二人は両軍の総指揮官という立場にいながら、戦場で何度も直接戦うという、本来なら決してありえないシチュエーションを体験してきた。 この戦場での邂逅が、敵として戦ったロリスザードとの奇妙な友情関係を生み出し、やがてロリスザードと対立するよ...
  • フォック
    基本情報 名前 フォック・ディレク 生没 ザールック (2695~3512) 出身 アトレティア国 種族 魔族 性別 男 略歴 アトレティア国将軍。 ガザデルー、ロザンド達と同様に、ダルスバード艦隊を与えられ、自由な行動を許可された将軍の一人。ジルダーの権力の無関心さから、彼女の配下は「感心がないのなら、いつかその地位を奪おう」と考える者が多かったが、フォックはひたすら忠誠を誓う将だった。 主にヴェスタ国に駐留、3327年リゼルバが陥落すると、奪還のため出陣するが、サルファーの遠謀によって戦わずして後退する。 アトレティア内乱勃発時には、狼狽するだけでこれといった動きは見せず、内乱終決後にガザデルーによって艦隊と兵権を没収され、隠居を命じられた。 その後は、戦乱とは無縁な隠居生活を送り、アトレティア国の片隅で農業をはじめてそれなりの成功を収めた。 人...
  • エテラファオー
    基本情報 名前 エテラファオー 生没 ルーイガルド  出身 レチス 種族 魔族 性別 男 略歴 神聖国家ルージェの宗教における天使の一人。唯一神ルージェの「御使い」である。 天使長デルデケアスに「可視顕現」(目に見える形で下界に降り立つこと)を許可されている、という位置づけがなされている(教義上、一般的な大部分の天使は見えない)。 生前は、ルージェの神託を受けた勇者を前にして異教を捨て従うことを選んだレチスの従軍神官だという。死後天使となった彼は宗教者の守護天使として崇敬を受けている。 ルージェ信仰では、信者・非信者を問わず記録天使が一人ずついるとされているが、宗教上の最高指導者にはさらに彼が記録天使として加わるという。通常の記録天使は善行と悪行両方を記録するが、エテラファオーは悪のみを記録する。 宗教上の最高指導者の場合、死後の審判において、就任以後...
  • エミリィ
    基本情報 名前 エミリィ・フォン・アルスレッド・レイドルック・アルファシス・バルロール・ジャルタス 生没 アルファ (1627~2037) 出身 フェローラ国 種族 魔族 性別 女 略歴 フェローラ国の将軍。 名門貴族の六女として生まれ令嬢として育てられたが、ガルゾーマと祖国を誇りに思い、それを守ることが自分の使命と考え、軍に志願して将軍となる。 1720年まで続いたアリアス国との戦いにおいては、13回の決戦を経験、最初の2回は兵卒として、3回は副将として、3回は将軍として、1回は別働隊の指揮官として、2回は本陣の参謀として、そして最後の2回は総指揮官として、階段を駆け上がる様に立場を上げていき、ガルゾーマの側近に上り詰めた。 1737年、ノアルスの戦いで、ラ・ディアス帝国ホルスを恐怖させるほどの手傷を負わせるが、復讐に燃えるホルスは、フェローラの戦いにおける...
  • 竜技七将軍
    概要 竜技七将軍とは、ヴァーグリア国将軍の中で最高の位に位置する七人が任命される称号。書物によっていは竜技七人衆と記されているものもある。 最高位の為、該当者がいない時は空白のままになっていたこともある、その為、七将軍といいながら「最大が七人」というだけで、時代において人数はばらばらであった。 歴戦の勇士が任命されることがほとんどだが、ロリスザードが任命されていた時代、まるで彼に導かれるかの様に若い世代が次々とこの地位に就いた。 ヴァーグリア国の長き歴史の中でも、七人全員が若者で占められた事は、後にも先にもこの時代だけである。 アルファ1730年代に竜技七将軍の地位にいた将軍 ロリスザード マルタナ ザーク タミア エリス ガイック ティナ ロリスザード マルタナ ザーク タミア エリス ガイック ティナ 関連項目 ソシ...
  • アスハ
    基本情報 名前 アスハ・コルッツ 生没 ザールック (3302~3329) 出身 辺境の小国としか記述なし 種族 魔族 性別 女 略歴 セルカティーナの腹心。彼女が没落し、流浪同然にアトレティア国へ向かった時も、一時も離れることはなかった。 その後、マドリアル攻略、ラッツヘルトの戦いと、セルカティーナの主要な戦いに常時参戦し、彼女の考えを瞬時に理解して実行にうつした。 3329年、アーズ国とアトレティア国最大の激戦として戦史上に名前を刻むリゼルバの戦いにおいては、セルカティーナが進言しながらも、手柄を奪われると懸念したガザデルーによって却下された後方霍乱作戦を、命令違反と承知の上で自身の部隊のみで決行。 だが、寡兵ではどうしようもなく、トウマと熾烈な艦隊戦を繰り広げた末に突破できずに戦死した。 もし、セルカティーナの作戦を正式採用して実行していれば、リ...
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