Claudeの仕様と使用について3：サマリ - 第9小惑星保管施設

Claude Sonnet 4機能検証会話ログサマリ

検証目的

Claude Sonnet 4の仕様確認と実用的な会話継続手法の確立

主要検証結果

外部データアクセス機能

• ✓ 成功: Googleスプレッドシート（静的HTML表示での読み込み可能）
• ✗ 失敗: Google Docs（JavaScript依存のため読み込み不可）
• ? 不安定: 同一URLでもセッション・時間により結果が変動する問題
• ✗ 制限: PDF直接読み込み不可
• ✗ 制限: 大容量静的HTMLサイトは文字数制限により全文読み込み不可

データ処理・出力機能

• ✓ 確認: CSV形式変換・出力可能
• ✓ 確認: アーティファクト機能での構造化出力対応
• ✓ 確認: データ内容の正確な把握・検索機能

文字・言語対応

• ✓ 対応: 古代文字（フェニキア文字等）の処理可能
• ✓ 対応: 地域限定文字（リンブ文字等、ただし表示は環境依存）
• ✗ 制限: 無効なUnicodeコードポイントは処理不可

大量データ処理の制限

• 制限事項: 長文サイトの要約で文字数制限に抵触
• 対策: 短縮要約（200文字程度）や段階的処理が必要
• web_fetch機能: 自体に文字数上限が存在する可能性

実用的な会話継続戦略

有効な手段（優先順）

1. 構造化情報引き継ぎ（最も確実・効率的） 2. Googleスプレッドシート（ただし不安定） 3. 短文の外部リンク（要約・参照用として補助的に活用）

避けるべき手法

• 大容量外部コンテンツへの依存
• JavaScript依存のWebサービス
• 長文の一括処理を前提とした外部サイト活用

構造化引き継ぎの優位性

• 確実性: 文字数制限内で確実に情報伝達
• 効率性: 不要な外部依存を排除
• 制御性: 必要な情報のみを精選して継続
• 安定性: セッション間での情報保持が確実

今後の検証課題

• ファイルアップロード機能でのCSV/テキスト処理能力
• web_search機能での最新情報取得精度
• React/HTML artifacts内でのデータ処理限界
• 複数ページ文書の効率的処理方法
• 長期プロジェクト管理での実用性テスト

結論

Claude Sonnet 4との効果的な会話継続には、構造化された文章による情報引き継ぎが最も実用的で確実な手法であることが検証により確認された。外部サービス連携は補助的な用途に留め、メインの情報管理は構造化文章で行うことが推奨される。