駄文  第一話  

外史へとやってきた俺は今現在、袁術として南郡と南陽郡の太守をしている。ここで太守になるきっかけを作ったのは、現長沙太守の孫堅が前南陽郡太守を殺した為空白なった太守の地位を隣の南郡の太守をしていた俺に兼任してくれと帝から抜擢された為である。これがきっかけで孫堅とは友好的な関係となりそのまま同盟を組む事になった。それとだ、この外史では名、字以外に真名というものがあるらしい。真名はとても神聖なものらしく知っていてもその者が許していなければ口にしてはいけないとか、もし口にしたら殺されても文句は言えないそれほど神聖なのだと言う。俺には生憎真名はないので鴉を真名とすることにした。さて、依頼で達成の為に俺が治めている郡の内政にとりかかる事にするか。普通なら民の為って言うんだろうが生憎俺は違う、俺は俺の依頼達成の為につまりは俺自身の為だが結果的には民の為になる。考えてみてくれ、民を優先した政策でも方向を間違うと国も民も崩壊へと向かう。民が豊でも暮らしを守れなければ意味がないからな。国を守れるだけの軍備それを維持する為の資金、それに公共事業に使う資金これらは民からの税で賄う。俺の政策は徴収する税は収入の3割これだけだと少ないと思うだろうがそれ以外で小さい税をとることにしている。そう消費税ってやつだ、品物に1割税を乗せさせるで売上の1割を商家から納めさせるって事だ。小さな税だから反発は少ないだろう無問題だ。一番重要なのがこの袁家には有能な将がほぼ居ないと言う事なんだよ・・・内政、調略では張勲・武将としては紀霊・万能なのが雷薄と陳蘭である。見てお解りいただけるだろう、一騎当千や名軍師がいないのである。予想はしてたさだって負け組の袁家だからな・・・人材の募集も最優先にしないとな。俺は執務室でこれからの事を考えながら竹巻を確認し印を押していた、竹巻は俺の机の片側に山の様に積み上げられている。高さは1㍍ほどだ・・・どうやら前の太守が仕事をサボってここまで溜まてしまった様だ。するとドアをノックされたので俺はどうぞと声をかけた。ドアが開き一礼して入ってきたのはボブカットの青色の髪に服装は白を基準にしたバスガイドのような服装の女性、彼女の名は張勲といい真名を七乃という。手には追加の仕事であろう竹巻を持っていた、まあ今さら数個増えた所で大差ないから問題ないだろう。七乃は机の前にくると竹巻を持ったまま口を開いた。

七「鴉様、頼まれていた仕事が終わりましたので報告とそして、これが内容の書いた竹巻です。」

俺は七乃から竹巻を受け取って内容を確認した、頼んでいた仕事は俺が治めている郡の人工数・農作物の種類と収穫量・鉱石の産出量・兵士の数と軍需品の量である。確認し終えると俺は七乃に新しい仕事を頼んだ。一つ目は兵士の募集である、募集数は2郡で4万人。二つ目は二毛作と肥料の試みである。この二つを頼んだ理由は俺がここの太守になってから色々な知恵(この時代にはない)の政策で民に活気が戻ってきた、それを聞き行商が来るようになった。それはいい事なのだが反面イザコザが起きる様になったのである。対策として兵士を募集してそのなかから用途に合わせて選別して町や村の警備兵にしようと考えている。当然人が増えれば食糧の消費も増える、飢えるってのが一番危険だからな。食べれないと怒りっぽくなる、そして怒りは日に日に溜まっていく。そうなると盗みを働く者や賊になる者もでてくるそしたら民は不安になるだろう。そうならない為に農作物の収穫量を上げる必要がある。また、農業が流行ればその農作物の余りを利用して酪農も流行るだろう。酪農が流行れば動物の毛皮から手工業が流行るかもしれない。そうなれば、職が無い人にも職を斡旋できるし流民も受け入れやすい。つまりだ、国が栄えるってことだよ。経済って巧く事なってるよな~と一人関心している俺だった。

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最終更新:2011年04月21日 01:44
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