導入
ヒトは、誰だっていつかは死ぬ。
太古の昔、人類がこの世に誕生したその瞬間から。
それはどれだけ技術が進歩しようとも、いつの世も変わらぬ真理だ。
高度人工知能を実用化して栄華を極めた黄金時代も、
最後の大戦で地上の全てを焼き尽くした暗黒時代も、
生き残った僅かな人々が地の底で蠢く黄昏の現在も、
それは全く変わらない。
人類はこんな地の底ですら争うことを止められず、互いに殺し合う。
生きる為に殺す。生かす為に殺す。あるいは、殺す為に生きる。
飽くことなく同族同士で争い、殺し合いを続ける。
それがヒトという生物の遺伝子に刻まれた呪いなのか。
この世界は
殺伐とした滅亡後の世界においては、力こそが正義であり、全てです。法律や統治機構は存在するものの、現代のように無条件で個人の生命が尊重されるほどの余裕は、滅びかかった人類にはありません。生き残った人々は隣人愛に目覚めるでもなく、誰もが生きることに必死で、より確実に生き残るために限られたリソースを奪い合い、争いを続けています。
そんな弱肉強食の世界において、プレイヤーである貴方は何らかの形で、この生存競争に関わっています。比較的自由な立場の傭兵、あるいは大企業に雇われた私設警備隊、治安当局の軍警察。どの立場であっても、この過酷な生存競争から逃れることはできません。
人類に残された唯一の生存圏、地下数百メートルの大深度に築かれた地下都市。外界から完全に隔絶されたここは、人類にとって最後の希望なのか、はたまた囚われの鳥籠に過ぎないのか。この狭い世界で、貴方は生きる為に戦うことになります。
最終更新:2022年12月22日 23:15