【第1世代】
一方、コロニー・ファーデンに住むザラムとエウバはUE側のギーラ・ゾイから流されたデータを使い銀の杯条約以前のMSに酷似した
CMS-223Z ジラと
ガラ、
CMS-574X ゼノと
エルメダを有していた。
ジェノアスよりは優れた性能を持っていたが、やはりUE相手では分が悪く、ディーヴァを乗っ取ったグルーデック・エイノアを始めとするクルーらを中心に、
ザラムとエウバは同盟を組み、これによって人類はようやくUEに対して反撃に打って出る。
ガンダムのデータを無断とはいえ使用し開発された高性能MS・
WMS-GEX1 Gエグゼス、そしてガンダムを筆頭に、
エグゼスが装備するバクトを両断しうるビームサーベル、そしてドッズライフルを解析した高威力ビームライフルを量産することでジェノアスであっても武装面での充実化が図られ、
UEのMsとも互角に戦うことが可能となった。
【第二世代】
ガンダムAGE-1のデータを解析し、AGEデバイスの量産は不可能ながらもその高いポテンシャルは量産機にも反映されることになった。
ジェノアスⅡの装甲はかつてのガンダムと同程度まで強化され、ヴェイガンのMSが装備するビームバルカンでは致命傷を受けなくなり、ビームライフルにビームサーベルが標準装備されたこともあって戦力的には貧弱だった第一世代に比べて飛躍的に強化された。
しかしヴェイガン相手では劣勢を強いられることも多く、25年経ってもヴェイガンとの戦争は集結していない。
幾度か和平交渉が行われたこともあったようだが、すべてはね除けられており、戦火の激しさは増すばかり。
地球連邦はガンダムAGE-1の基本設計を流用した量産機・
RGE-G1100 アデルを開発。
量産型のガンダムといえるポテンシャルを秘めるこの量産機は第1世代当時開発されたタイタス、スパローのウェアを換装することが可能。
新型の量産機を開発しつつ、一部のXラウンダー専用にMSを開発しているヴェイガンとは対照的に、シンボルとしての「ガンダム」以外は性能差はあるものの基本量産機をベースに開発が行われXラウンダー用のMSが存在しない。
これはそもそも銀の杯条約で戦闘用MSの技術が失われ、操縦技術を持つ者の絶対数が不足している中、性能を特化させ高性能で扱いにくいMSを開発し乗りこなせる人物を育成するよりも、扱いやすく量産しやすいMSを製造することで短期間で戦争に耐えうるようにしたためと思われる。
【第3世代】
第二世代の25年後にあたり、アセムの子供であるキオが主人公。
量産機はAGE-2を解析し量産化したと思われる新型の
RGE-G2100 クランシェが登場。
変形機構を内蔵した初の量産機となり、旧式化したものの今だ現役で活躍しているアデル、そしてジェノアス Oカスタムとともにヴェイガンに立ち向かっている。