「なんとなくやる稽古はよくない」のはわかるけど、じゃあ何を考えればいいのか。
ここではそんな疑問を解決する助けになるかもしれない「静中の動」について紹介します。
静中の動とは?
じっといているときも、すぐに動けるように警戒しておくこと。外面は止まっていているように見えても、内面の働きは止めないようにしておく。
静中の動の心構えとして以下のようなものがある。
姿勢・・・雄姿端然圧四辺(雄姿端然四辺を圧す)
精神・・・心気精徹如明鏡(心気精徹明鏡の如し)
抜打・・・紫電一閃拂妖雲(紫電一閃妖雲を拂う)
斬付・・・高嶽鳴動砕巨巖(高嶽鳴動巨巖を砕く)
残心・・・刃風一過尚余韻
納刀・・・霊刀盡妙還腰間(霊刀盡妙腰間に還る)
なんとなくのイメージはわかるかと思います。これらの心構えが気迫を出すヒントになるのではないでしょうか。