あにまん民のオリキャラ同士をAIの力を借りて戦わせるスレ @ ウィキ
バトルロイヤル
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aioricharabattle
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バトルロイヤル
《サバイバー VS 大神ジュンヤ VS カイラス・エクスダル VS 神楽月覇桜》
バトルフィールドに轟く号砲。それを合図に、混沌の戦いが幕を開けた。
平原エリア、森林エリア、そしてダンジョンエリア。三つの異なる戦場に散らばった戦士たちは、それぞれの闘いを開始する。
【ダンジョンエリア】
奥が見えないほどの暗いダンジョンの中、黒いコートを翻す大神ジュンヤが現れた。その背後には探知役の群狼が蠢いている。
「……ふむ。隠れるにはもってこいだが、それと同時に戦いづらいな。」
彼がそう呟くと同時に、一筋の黒い光が風に乗るように流れ込んできた。
まるで液体のようなその者の正体は、このバトルロワイヤルの参加者の一人、サバイバーであった。
思いもよらぬ来訪者に対し、ジュンヤが牙を剥く。
「さて……見た感じ会話はできなさそうだが、戦う意思はあるんだろ?」
サバイバーは形を人ようなものへと変えながら、ジュンヤをじっと見つめていた。
シュッ!
突如、その腕が槍のように伸びる。
「おっと。」
ジュンヤは素早く後方へ跳びながら、ダンジョンの壁を足場にして狼の爪を模したオーラを放つ。
幻狼のオーラは真っすぐに標的へと飛び、サバイバーを確かに貫いた。
……はずだったが、肝心のサバイバーには一切のダメージが見られない。何故か、ジュンヤの近くにいた群狼の一匹が弾け飛ぶ。
そう、サバイバーは苦しむどころか、そのダメージを無関係な場所――ジュンヤが従える群狼に移していたのだ。
「……なるほど、やっかいな能力だな。」
ジュンヤは眉を顰める。このままやっていてはいつまで経っても決着がつきそうにないからだ。
バサッ!
ジュンヤの心配も他所に、サバイバーは再び腕を変形させ、今度は網のように広げて襲いかかる。
「チッ……能力を抜きにしても面倒なやつだ。」
ジュンヤは巨狼の姿へと変身し、鋭い牙で網を噛み千切った。
しかし、サバイバーはすぐさま形状を変え、今度は無数の針のような突起を発射する。
「くそっ!」
ジュンヤはすぐさま群狼を召喚し、壁を作るように狼たちを前に押し出した。
狼たちは影も形もなく消滅したが、その間にジュンヤは距離を取ることに成功した。
「一旦場所を変えたほうがいいな。」
彼は巨狼となって暗く狭いダンジョンエリアから抜け出し、次のエリアへと足を進める。
【森林エリア】
鬱蒼と生い茂る木々の間に立つのは――翠色の髪をなびかせる少女、神楽月覇桜。
「我の名は神楽月覇桜、頂を目指す者だ。」
その目の前には、一人の男が悠然と立っていた。
「私の名はカイラス・エクスダル。貴様の力、試させてもらおう。」
あいさつもそこそこに覇桜が大地を踏み込み、天地開闢を振るう。
だが、カイラスは微動だにせず、神剣ドゥリンブランドで迎え撃つ。
刹那、力の魔法が発動。覇桜の斬撃の方向性が変えられ、周囲の木々に向けられた。
刹那、力の魔法が発動。覇桜の斬撃の方向性が変えられ、周囲の木々に向けられた。
「なっ……!」
覇桜の意識の外から、辺りの木が次々に切り倒される。
「悪くない技量だ。だが、その程度では私には通じぬ。」
カイラスは静かに告げると、豪快に剣を振るい、覇桜を吹き飛ばす。
しかし、覇桜はすぐさま起き上がった。
「我の刃はこの程度では折れぬぞ。」
どうやら本気で戦う決意を固めたようだ。目つきが変わり、強者との戦いに胸を躍らせている。
彼女は先の攻防でカイラスの能力を「力のベクトルの変更」と仮定し、効果的な戦術を組み立てる。
「ならば…認知される前に切り伏せるまで!」
目で追うことさえ難しい超速の居合がカイラスに襲い掛かる。
しかし…
「私の剣を舐めるな。」
渾身の居合も神剣・ドゥリンブランドによって軽く受け止められてしまった。
この男も、能力一辺倒の馬鹿ではない様子。
「面白い!ならば我の力の一片をみせてしんぜよう。」
彼女は技能の一つ「覇者の気迫」を発動。全身から凄まじいオーラが現れ、彼女の体を包み込む。
「なるほど、闘気の類か。なかなか楽しめそうだ。」
二人はお互いに全力で戦うため、場所を変えることにした。
【平原エリア】
ジュンヤは息を整える。彼はサバイバーから逃げつつ広くて戦いやすい平原エリアへと移動してきたのだ。
「さぁて、いっちょ本気で…」
そう言いながら周囲を見回すと、彼は突然フリーズした。
ガキンッ!ガキンッ!
なんと、カイラスと覇桜がすぐ近くで戦っていたのだ。二人の剣同士が激しくぶつかり合い、激戦が繰り広げられている。
「…マジかよ。」
予想外の事態に驚きを隠せないが、追ってきたサバイバーもすぐそこまで迫ってきている。
「…しょうがない。どうせやるなら全員まとめてだ。」
ジュンヤは一度深呼吸をして、二人の戦っている近くへサバイバーごと乱入する。
「横から失礼するぜ!」
部分変身したジュンヤが両手の爪をそれぞれカイラスと覇桜に向けて振り下ろす。
「「邪魔をするな!」」
しかし、どちらの爪もあっさりとガードされ、二人分のパワーで吹き飛ばされる。
シュッ!
今度はジュンヤを追ってきたサバイバーが体を弓に変形させ、全員に向けて矢を放つ。
もちろん簡単に弾かれてしまうが、それだけでは終わらない。
標的をその時一番近くにいたカイラスに変更して襲いかかる。
標的をその時一番近くにいたカイラスに変更して襲いかかる。
「そいつは生半可な攻撃は効かないからな!全力の攻撃をオススメするぜ!」
ジュンヤが横から口を挟むが、カイラスは意にも留めずにドゥリンブランドでサバイバーを切り裂く。
ザシュッ!
斬撃によって鮮血が舞う。
………もっとも、舞ったのは覇桜の血であるが。
「なっ……!?」
突然の痛みに彼女は驚く。彼女は誰にも斬られてはいないはずだが、その体にはしっかりと斬撃跡が残っている。
(まんまとひっかかったな。あの出血量、ほっといたら死ぬぞ。)
ジュンヤは心中でガッツポーズをするが、そう落ち着いてはいられない。
ジュンヤは心中でガッツポーズをするが、そう落ち着いてはいられない。
「……はっはっは!なるほど、"ダメージを他者に押し付ける能力"か。完全に理解した。」
「だが、ここで倒れる我ではない!」
「どんな逆境だとしても神楽月家の誇りに賭け、負ける訳には行かない!覇王覚醒!」
覇桜の肉体が一瞬にして全快し、むしろ先ほど以上のエネルギーを放つ。どうやらジュンヤの策はかえって虎の尾を踏んでしまったようだ。
「多少離れてるはずなのにオーラがぱねぇ。これは俺もマジになる必要があるな。」
ジュンヤも能力を全て開放して人狼へと変身。覇桜に負けず劣らずのパワーを得る。
「お前らが変わろうと、私は力を示すのみだ。」
二人の変身を目の当たりにしたカイラスも、負けずに【再改定】を発動。自らをステータスの上限値を引き上げ、さらなる力を手に入れる。
三者三様のフルパワーが発揮され、最後の勝負が始まろうとしていた。
「お前らの力は全て見切った!我が最終奥義!受けてみるが良い!」
覇桜は刀に手をかけ、最終奥義の構えを取る。
「今の俺は最強だ!大人しく引き裂かれろ!!」
ジュンヤは闘争本能が著しく高まり、全てを喰い散らさんとばかりの気迫を見せる。
「私の本気の一撃を受けて立っていた者はいない。」
カイラスは相変わらずの傲慢さを見せるが、その裏には確かな強さが宿っているように見える。
――ついに、3人の大技がぶつかる時が来た。
――ついに、3人の大技がぶつかる時が来た。
「【最終奥義】覇道の一閃!!」
「ウルフ・オブ・フェンリル!!」
「砕け散れ!!」
「ウルフ・オブ・フェンリル!!」
「砕け散れ!!」
全ての技が同時に放たれ、その力がぶつかり合う。
……誰もがそう思った瞬間、機を見計らっていた一匹の戦士が3人の間に入り込んだ。戦士の名はそう、サバイバーだ。
スパンッ!!!
3人の最強の技はそれぞれサバイバーの体を切り裂き、その命を終わらせてしまうかのように見える。だが、サバイバーの能力はそれを許さない。
……ドサッ
全力を尽くした3人の戦士たちは同時に倒れ、その命を絶やした。
勝者――サバイバー