魔名 | エリゴール |
性別 | 男性(もっとも無意味な分類だが) |
年齢 | 悠久の時の如く |
種族 | 堕天使(高位分霊) |
属性 | NEUTRAL-CHAOS(若干DARK-LAWより) |
異名 | 騎士公 |
概要
ソロモン72柱の魔神の一柱にして、地獄の大いなる公爵であり、アビゴル、エリゴスとも呼ばれる。50ないし60の悪魔軍団を率いるとされ、召喚されると蛇の絡まった馬上槍(ランス)及び軍旗、王錫を掲げ、黒馬に跨った黒い騎士の姿で顕現する。守護星座は「獅子宮」であり、日中帯の20度から30度を守護するとされ、勇気・蛮勇・対立・障害を司るデーモン・ロードである。
未来を予見する力を持ち、隠された物事や戦争について語るとされている。また、愛──特に王や偉大な人物の寵愛を齎すとも言われるが、同時にそれに伴う争いをも齎す。彼は如何にして兵士の尊敬を勝ち得るかを教え、隠れた物を見つけ出すこともできるという。
エリゴールの名の由来はヘブライ語の「ELI」とする説があり、登る・上げる・差し出すという意味を持つ。その言葉は「とある救世主」が十字架の上で吐いたとされる、最期の言葉「Eli Eli Lema Sabacthani」なる語句を指すように「神」を意味しており、エリゴールは「慈愛よりも罰を与える厳格なる騎士」としての「相」──そして、「空」「飛行」と縁があることを暗示している。
今回、ある御方の命令により裏東京に顕現を果たすと、敵対勢力との交戦に備えるべく、裏東京の北東部の制圧及びその地にいた悪魔達を殲滅し、城塞「セツェンデュ」を築城。現在はこの地に自身の軍勢を集め、静観を保っている。
また、自身の依頼を無事に達成し、その力を示した饅頭契約者こと「一色 レッド」と報酬代わりの「契約」──『彼が困った時に一つだけ「願い」を聞き、一度だけ「助ける」』という「契約」を結ぶ。
この他にも狼JKの大神こと「大神戸子」は、エリゴールの提示した「停戦協定」の手紙に、「デビルズネスト」の代表のような立場でサインをしてしまう。
当初の予定は、「デビルズネスト」の代表者や幹部との契約を目論んでいたが、全く予期せぬ形で偶然、裏東京へ足を踏み入れた無知な素人同然の少女が、この「停戦協定」を結んでしまう。
如何なる形、如何なる相手であれ、「契約」は「契約」…。かくしてエリゴール軍はこの一件で以って「契約成立」と認定。以降は裏東京の地にて、友好的かつ平和的な活動と交流を開始する──その真意と目的を、彼以外は知らぬまま。
容姿
悪魔的な黒い馬に騎乗した威厳ある黒騎士(本家の外見を黒一色に染めたもの)

性格
高位悪魔にしては珍しく、礼儀正しく友好的な性格であり、人々が思い描く高潔なる「騎士」としての立ち振る舞いを見せる。現在、彼は人間界のレトロ文化──特に「大正時代」の音楽や作品が好みらしく、現在は珈琲とブギウギを聞くのが趣味らしい。
だが、決して彼を信頼し、心を許し過ぎてはいけない──彼はかの大魔王■■■■■に仕える、恐るべき地獄の公爵であり、強壮なる魔神の一柱なのだから…。
能力
不明
技
『ランサ・へレ・エリ・シャダイ(魔界語において「天の獄へ昇る魔槍」ほどの意)』
愛用の魔槍「コルヌリコルヌ」に黒い暴風を纏らせると同時に、あり得ぬ超速度による幾千幾百万の突きによって敵を穿ち、破壊的な旋風によって遥か高みへと昇天させ、その血肉はおろか魂すらも粉々に打ち砕くエリゴールの魔技の一つ。
仮に第三者が見ればその光景はまるで──「とある救世主」の昇天を悪魔的に模したもの様に見えるだろう。