五代目アモアス雑談界隈wiki
『多摩に至る病』
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匿名ユーザー
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2024年4月14日、僕は恋をした。
当時小学5年生、極度の遅生まれだった僕は11歳。
僕が恋をしたのは小学6年生の、神田真尋ちゃん、その人だった。
恋をしたきっかけは通学バスで隣に座ってくれたこと。それも、3連続で。僕は人に優しくされた経験がなく、邪険に扱われることに慣れていた分、多少の慚愧を覚えながら興奮気味に彼女に話しかけた。
多摩「真尋ちゃん(名札をつけて登校する決まりなので、胸元のバッヂを見て分かった。)、ガンダムって知ってる?ガンダムSEED。人間関係の描写が素晴らしくて、ついつい見入っちゃうんだよね。」
神田真尋「・・・?」
多摩「だってさ、分かんない?シャアやアムロみたいな人気キャラは出てこないけど、だからこそ斬新な気持ちで見れるというか。アダルトチルドレンがいっぱい出てくる分、それをドラマとして、斬新な気持ちで…」
神田真尋「ごめん、見たことないの、ガンダム。」
多摩「そうなんだ。でね、ガンダムSEED以外にも、水星の魔女とか、キルケーも面白いんだよ。水星の魔女は百合描写が・・・」
と、こんな具合だ。
我ながら、話の展開は止めどなかったし、要点を上手く捉えており、上手い批評だったのではないだろうか。彼女もさながら欧州の枢軸国の首相のように立つ僕の弁舌に圧倒され、魅入られたのか、途中からは黙って頷き、真剣に耳を傾けて話を聞いていた。
それから僕は、1階にある5年生の教室から抜け出して、3階にある6年生の教室に訪れるようになった。
扉の前でしきりに彼女の名前を吼える僕の姿をせせら笑う男子が数名いたが、奴らは僕と彼女の中にある確かな愛には遠く及ばず、知覚することもない。1500兆分の1の確率で人間として生まれてきて、自由意志を持つ人間として生きる権利を得たにも関わらず、本能に隷属し、人ならざる獣として生きて死んでいくだけの生き物。気に留めることはないと割り切った。
それに比べて彼女はまるで、砂漠に咲いた紫陽花。僕は彼女の栄養を吸い取る凡百な雑草に過ぎない…。
僕はその調子を3日間続けた。彼女の背中が、すすり泣く声が、せせら笑う男子たちの声が、そして彼女を取り巻く雌豚達の刺すような視線が、無くなるまで。
なぜ3日間だけに留めたのかと言うと、4日目に彼女は学校を訪れ無くなったからだ。
僕はその日、初めて会う「担任」に呼び出された。何やら「普通学級の担任」と言うやつらしく、僕が普段通う5年生の教室だと思っていた学級は、「特別学級」というやつだったらしい。
僕は今まで母親から「アンタは5年生だけど、とっても遅生まれだから周りより早く卒業するのよ」と説明を受けていたが、実際には6年生で、極度の早生まれだったとの事。
僕が執着していた彼女が僕の隣に座るようになったのは、単に年度が変わってバスの座席表が更新され、そうせざるを得なくなったからであり、好意によるものではないそうだった。本当にそうなのかな。
僕は彼女への執着から取った「普通学級」クラスの扉の前での行動を問題視され、以降学校に通う時間を午前中までに制限された。学校は好きだったので残念だ。僕が6年生だったと知っても、「特別学級」で友情を培った級友たちは僕と仲良くしてくれるだろうか、という不安に駆られるほどに。
当時小学5年生、極度の遅生まれだった僕は11歳。
僕が恋をしたのは小学6年生の、神田真尋ちゃん、その人だった。
恋をしたきっかけは通学バスで隣に座ってくれたこと。それも、3連続で。僕は人に優しくされた経験がなく、邪険に扱われることに慣れていた分、多少の慚愧を覚えながら
多摩「真尋ちゃん(名札をつけて登校する決まりなので、胸元のバッヂを見て分かった。)、ガンダムって知ってる?ガンダムSEED。人間関係の描写が素晴らしくて、ついつい見入っちゃうんだよね。」
神田真尋「・・・?」
多摩「だってさ、分かんない?シャアやアムロみたいな人気キャラは出てこないけど、だからこそ斬新な気持ちで見れるというか。アダルトチルドレンがいっぱい出てくる分、それをドラマとして、斬新な気持ちで…」
神田真尋「ごめん、見たことないの、ガンダム。」
多摩「そうなんだ。でね、ガンダムSEED以外にも、水星の魔女とか、キルケーも面白いんだよ。水星の魔女は百合描写が・・・」
と、こんな具合だ。
我ながら、話の展開は止めどなかったし、要点を上手く捉えており、上手い批評だったのではないだろうか。彼女もさながら欧州の枢軸国の首相のように立つ僕の弁舌に圧倒され、魅入られたのか、途中からは黙って頷き、真剣に耳を傾けて話を聞いていた。
それから僕は、1階にある5年生の教室から抜け出して、3階にある6年生の教室に訪れるようになった。
扉の前でしきりに彼女の名前を吼える僕の姿をせせら笑う男子が数名いたが、奴らは僕と彼女の中にある確かな愛には遠く及ばず、知覚することもない。1500兆分の1の確率で人間として生まれてきて、自由意志を持つ人間として生きる権利を得たにも関わらず、本能に隷属し、人ならざる獣として生きて死んでいくだけの生き物。気に留めることはないと割り切った。
それに比べて彼女はまるで、砂漠に咲いた紫陽花。僕は彼女の栄養を吸い取る凡百な雑草に過ぎない…。
僕はその調子を3日間続けた。彼女の背中が、すすり泣く声が、せせら笑う男子たちの声が、そして彼女を取り巻く雌豚達の刺すような視線が、無くなるまで。
なぜ3日間だけに留めたのかと言うと、4日目に彼女は学校を訪れ無くなったからだ。
僕はその日、初めて会う「担任」に呼び出された。何やら「普通学級の担任」と言うやつらしく、僕が普段通う5年生の教室だと思っていた学級は、「特別学級」というやつだったらしい。
僕は今まで母親から「アンタは5年生だけど、とっても遅生まれだから周りより早く卒業するのよ」と説明を受けていたが、実際には6年生で、極度の早生まれだったとの事。
僕が執着していた彼女が僕の隣に座るようになったのは、単に年度が変わってバスの座席表が更新され、そうせざるを得なくなったからであり、好意によるものではないそうだった。本当にそうなのかな。
僕は彼女への執着から取った「普通学級」クラスの扉の前での行動を問題視され、以降学校に通う時間を午前中までに制限された。学校は好きだったので残念だ。僕が6年生だったと知っても、「特別学級」で友情を培った級友たちは僕と仲良くしてくれるだろうか、という不安に駆られるほどに。
それから2年、何があったのか僕は覚えていない。
2026年3月18日、僕は雑談界隈に訪れた。そこでまた、恋をした。
当時僕は既に中学2年生、あの時蛮行に及んでいなければ1年生だったと思い込み続けているはずだ。
僕は「アモアス真理教」という彼のコミュニティで出会った「財務省」と友人になり、彼が「独裁鯖」で侍らせていた「ねこまる」という女に果てしない愛情を覚えた。
独裁鯖の面々は僕の愛情の発散を「チンピク」「精スプ」「シコ猿による腰振りサーカス」などと宣って嘲ったが、鼻持ちならない言葉には封をして、僕はねこまるに愛を注ぎ続けた。
ねこまるは僕に振り向かなかった。僕が愛の言葉を__いつか誰かにしたように__吼えると、切っ先の鋭い言葉で僕を傷つけた。
「気持ち悪い」__「障害者に愛されたくない」__「嫌い」__やめてくれ。
僕がねこまるに抱いた感情は本物のはずだった。本物の愛のはずだった。だが、あまりに僕を嘲る言葉が五月蝿くなると、僕は耐えかね、防衛機制の「逃避」を行うようになった。イソップ寓話の"すっぱい葡萄"によく例えられる物で、「手に入らないとわかった途端、その物の価値を低く見積もる」といった効果のもの。
「ねこまるに対する愛なんてない。俺はただ、自分がねこまるの兄のような認識を持っているだけであり、誰とも付き合って欲しくない。それだけだ。」
僕はそう言うようになった。…なんと見苦しいことか。
その時独裁鯖にいた全員が僕を愚弄した。愚鈍で凡愚で衆愚の一員だった僕は、それに仇なす言葉を知らなかった。
当時僕は既に中学2年生、あの時蛮行に及んでいなければ1年生だったと思い込み続けているはずだ。
僕は「アモアス真理教」という彼のコミュニティで出会った「財務省」と友人になり、彼が「独裁鯖」で侍らせていた「ねこまる」という女に果てしない愛情を覚えた。
独裁鯖の面々は僕の愛情の発散を「チンピク」「精スプ」「シコ猿による腰振りサーカス」などと宣って嘲ったが、鼻持ちならない言葉には封をして、僕はねこまるに愛を注ぎ続けた。
ねこまるは僕に振り向かなかった。僕が愛の言葉を__いつか誰かにしたように__吼えると、切っ先の鋭い言葉で僕を傷つけた。
「気持ち悪い」__「障害者に愛されたくない」__「嫌い」__やめてくれ。
僕がねこまるに抱いた感情は本物のはずだった。本物の愛のはずだった。だが、あまりに僕を嘲る言葉が五月蝿くなると、僕は耐えかね、防衛機制の「逃避」を行うようになった。イソップ寓話の"すっぱい葡萄"によく例えられる物で、「手に入らないとわかった途端、その物の価値を低く見積もる」といった効果のもの。
「ねこまるに対する愛なんてない。俺はただ、自分がねこまるの兄のような認識を持っているだけであり、誰とも付き合って欲しくない。それだけだ。」
僕はそう言うようになった。…なんと見苦しいことか。
その時独裁鯖にいた全員が僕を愚弄した。愚鈍で凡愚で衆愚の一員だった僕は、それに仇なす言葉を知らなかった。
「───────なんなのこれは!」
2026年3月24日、母親の金切り声が部屋に轟く。
僕がねこまるにいつも通り愛情の発散をしていると、それに漬け込んでしまい、母が後ろに忍んでいたことに気づけなかったのだ。母親はそれから引っ切り無しに僕に罵詈雑言を浴びせた。矢継ぎ早に飛んでくる言葉はねこまるからの拒絶の言葉を彷彿とさせ、肌に突き刺さり、とても痛かった。
お母さん、やめて、やめてよ……
僕がすすり泣き始めると、母親は台所から持ち出した包丁を自分の胸に突き立てて言った。
「死ぬか、私の前から消えないと、私がここで死ぬ。」
母親は酷く錯乱し、混乱状態にある。正常な思考がままならなくなっている。彼女と溜飲を下げて話せるよう、僕は方法を模索した。ああ、そういえば母親は僕のするガンダムSEEDの話が大好きだったはず。僕はすかさず、
「お母さん、前に見てって言ったよね。ガンダムSEED。あのね、とっても面白くて……」
母親の目尻にじわりと涙が滲むのを見た。
そして、突き立てられていたはずの切っ先がおもむろに、水面に一滴の雫が垂らされるように染み込んで行き、血の波紋を広げていくのを見た。
僕がねこまるにいつも通り愛情の発散をしていると、それに漬け込んでしまい、母が後ろに忍んでいたことに気づけなかったのだ。母親はそれから引っ切り無しに僕に罵詈雑言を浴びせた。矢継ぎ早に飛んでくる言葉はねこまるからの拒絶の言葉を彷彿とさせ、肌に突き刺さり、とても痛かった。
お母さん、やめて、やめてよ……
僕がすすり泣き始めると、母親は台所から持ち出した包丁を自分の胸に突き立てて言った。
「死ぬか、私の前から消えないと、私がここで死ぬ。」
母親は酷く錯乱し、混乱状態にある。正常な思考がままならなくなっている。彼女と溜飲を下げて話せるよう、僕は方法を模索した。ああ、そういえば母親は僕のするガンダムSEEDの話が大好きだったはず。僕はすかさず、
「お母さん、前に見てって言ったよね。ガンダムSEED。あのね、とっても面白くて……」
母親の目尻にじわりと涙が滲むのを見た。
そして、突き立てられていたはずの切っ先がおもむろに、水面に一滴の雫が垂らされるように染み込んで行き、血の波紋を広げていくのを見た。
母は死んだ。もう、僕しかいない。
2026年3月26日。この2日間、僕は母の背中を揺さぶり続けていたはずだった。その間に中学校の進級式があり、僕は3年生になっていたらしい。
外まで漂う腐敗臭を嗅ぎつけて、隣人が通報したせいで、警察が家に訪れ、母親の死体はどこかに引き取られた。僕の身元もどこかの親戚が引き取ってくれると思っていたが、母に親戚は居なかったらしく、僕は施設に預けられ、その中でカウンセリングや発達障害の再診断を受けた。
僕に付けられた新たな病名は、こう。
外まで漂う腐敗臭を嗅ぎつけて、隣人が通報したせいで、警察が家に訪れ、母親の死体はどこかに引き取られた。僕の身元もどこかの親戚が引き取ってくれると思っていたが、母に親戚は居なかったらしく、僕は施設に預けられ、その中でカウンセリングや発達障害の再診断を受けた。
僕に付けられた新たな病名は、こう。
(重)注意欠陥・多動性障害
(重)アスペルガー症候群
インポテンツ
上の二つは見慣れていた…が、最後に付け足された行ズレの一文に僕は目を奪われた。「インポテンツ」__?そんな言葉、僕の人生に一度たりとも登場したことがなかった。僕はすかさず主治医にこれは何かと問い詰めたところ、
「男性の性的不能のことだ。君は、現在、何に対しても性的興奮を覚えない状態にある。愛情表現も少なくなり、異性に対する興味を全く持てないはずだ。これは幼少期の虐待の経験から発症することの多い病気で、寛解は困難だが、じっくりと時間をかければ成功した例もある。うつ病を併発するリスクも高いので、しっかりと__」
僕はそこにあったボールペンのノックをカチカチ鳴らしながら話を聞いていた。今か今かとタイミングを見計らう。それにしてもよく喋るなあ、こいつは。
僕は、かつての母と重なったような気がした。何かを肌に突き刺し、肉をえぐる感覚を共有した。頸動脈からは鮮やかな赤と、それを汚す滲んだ黒が溢れ出し、主治医は母親同様に、床に撒き散らした血に波紋を広げながら倒れ込んだ。
「男性の性的不能のことだ。君は、現在、何に対しても性的興奮を覚えない状態にある。愛情表現も少なくなり、異性に対する興味を全く持てないはずだ。これは幼少期の虐待の経験から発症することの多い病気で、寛解は困難だが、じっくりと時間をかければ成功した例もある。うつ病を併発するリスクも高いので、しっかりと__」
僕はそこにあったボールペンのノックをカチカチ鳴らしながら話を聞いていた。今か今かとタイミングを見計らう。それにしてもよく喋るなあ、こいつは。
僕は、かつての母と重なったような気がした。何かを肌に突き刺し、肉をえぐる感覚を共有した。頸動脈からは鮮やかな赤と、それを汚す滲んだ黒が溢れ出し、主治医は母親同様に、床に撒き散らした血に波紋を広げながら倒れ込んだ。
「これだ」と思った。
僕は自分がインポテンツだなんて認めない。
過去に愛した彼女達への愛情が欺瞞だったなんて認めない。現に僕は今、勃起している。
待っていてね、神田真尋。ねこまる。
今、愛してあげるから。
過去に愛した彼女達への愛情が欺瞞だったなんて認めない。現に僕は今、勃起している。
待っていてね、神田真尋。ねこまる。
今、愛してあげるから。
- 感動した😭 -- がんえんさん (2026-08-07 20:15:32)
- 草 -- 低脳 (2026-08-07 19:07:46)
- 。 -- 雑談界隈外伝だ。ありがたい (2026-05-24 16:53:09)