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墓掘りグール(遊戯王)

登録日:2026/09/28 Mon 23:53:08
更新日:2026/10/04 Sun 08:16:08
所要時間:約 4 分で読めます





《墓掘りグール》とは、『遊戯王OCG』に存在するカード。



登場したのは第一期のVol.3と非常に早いが、その為か当時はおろか、現在でも画期的な効果を持つ。
というのもこのカードの効果は以下の通り

通常魔法
相手墓地から2枚のモンスターカードを取り除く。これらはそのデュエルではもう使えない。

基本的にカードゲームは使い終わったカードや戦闘で敗北したカードは捨て山に送られる。
遊戯王の場合はそれは「墓地」と呼ばれる。
墓地、すなわち死んだカードは大概の場合は基本的に再利用できない。
なのだが、遊戯王は原作の最初期の時点で墓地に落ちたカードを再利用できる《死者蘇生》が登場しており、以降も墓地利用カードは増えていく。
やがて「墓地は第二の手札」だとか「むしろ非公開情報にあるデッキ内のカードの方が利用しづらい」だとか言われる程、このゲームと墓地との関係は深い。

そんな墓地に置かれたカードをデュエル中使用できなくなるのがこの墓掘りグールである。
「これらは」という言い回しがMagic the Gatheringっぽくてイカすが、ともかくデュエル中の再利用を防ぐのである。
……とはいえ当時は上の《死者蘇生》くらいしか墓地利用カードがなく、更にその後《墓掘りグール》は酷い悲劇に襲われてしまい、環境で顔を出すことはほっとんどなかった悲しいカードである。

こんなカードであるが、それでも遊戯王OCGではじめて「取り除く」という単語が使われた。
そんな「墓地から取り除く」という文面は後ほど「除外」に統一される。
つまりこのカードは遊戯王初の除外カードである。
「破壊ではない、除外してもらう」という台詞から分かる通り、墓地よりも更に再利用が難しい状態になると言えよう。
……と言いたいが、やはりこの除外ゾーンを使用するカードやテーマも多数登場し、遊戯王5D'sの時点で「除外は第二の墓地」なんて言葉が公式から登場するほどである。

しかし《墓掘りグール》は除外したカードを使えなくする!
テキストにそう書いてあるから使えないはずなのだ!!

……とゴリ押しした人がいたのかいないのかわからないが、1年後くらいにこうエラッタされる。

通常魔法
相手の墓地から1枚または2枚のモンスターカードを選択する。
選択したカードをゲームから除外する。

あ!普通!
地味に1枚だけ除外もできるようになったが、どれだけ除外してもデュエルで使用できることとなった。
というより元々除外ゾーンは二度と使えないカードを置く場所だったのが、そこのカードを利用し始めたヤツがいたせいで第二の墓地となってしまったが
《墓掘りグール》はエラッタの機会が無く、結構な間「これらはそのデュエルではもう使えない」というテキストが残り続けていたというからくりである。
それとこのエラッタまでこのカードの名前は《墓堀りグール》だった。
手偏じゃなくて土偏である。
一応説明しておくと、土偏の「堀」は動詞になることは無く、『土地をほって水を通したところ』、要はお城のお堀等を指す名詞である。
なお処理自体はエラッタ前と全く変わらず「墓地からモンスターカードを除外」で全く変わってない。「もう使えない」ゾーンの名前が決まっていなかっただけである。

とはいえ除外ゾーンのカードを使うギミックは基本的に除外を組み込んでいるカテゴリのみであり、一般的なデッキでは再利用が難しい場所なのには昔も今も変わりない。
実際、墓地に行くカードを除外されると辛くなるデッキは多く、その為に墓地に行くカードを除外させる事にくらいしか使いみちのない《ディメンション・アトラクター》なんかはそれだけで禁止になっているようなものである。


ちなみにこの後4ヶ月後くらいに《魂の解放》という完全上位互換が登場。上記で少し触れた「悲劇」とはこれである。
詳しいことは項目に任せるがその除外枚数はなんと5枚。
それだけでなくモンスター以外も除外でき、更に自分の墓地からも除外できる。
なお、こちらも『そのデュエルではもう使えない』テキストが書かれていた。
こちらは2026年現在でも墓地利用対策に使用されることのある強力カード。更にイラストがエロいおまけ付きである。
とはいえ《墓掘りグール》のイラストも初期遊戯王らしいおどろおどろしくも脈動感あるものとなっており、ある意味では「ファンタジーカードゲーム」らしいものと言える。
一応「墓地に落ちたカードを大量に除外する」テーマがあれば4枚目以降の《魂の解放》として役目があるかも?
あるいはいきなり速攻魔法にエラッタされたり、それこそ《魂の解放》がすっごく刺さるor活躍する環境となり制限されたなら……。

なお2003年以降は再録の機会が無く、上のテキストも今のルールからしてみたらわかりにくかったりする為、遊戯王マスターデュエルでのテキストはこうなっている。
通常魔法
①:相手の墓地のモンスターカードを2枚まで対象として発動する。
そのモンスターを除外する。
文面に統一感が出ただけでなく対象に取る効果というのもわかりやすくなっている。だから何だと言われたらそれまでだが。

てなわけで時代の徒花となった《墓掘りグール》だが、かつてのゲームでは墓地のカードを本当にデュエル中にもう使えなくする効果だった。
とはいっても基本的に墓地には最後に破壊されたカード1枚が置かれるだけであり、その情報をリセットするだけのカードとなっている。
だがシリーズ最後の方では墓地を利用するカードも多く《墓掘りグール》はそれを阻害するという、自分で使うと大した事ないが敵に使われると厄介なカードとして少し有名となった。

2026年現在ではこのカードよりも《墓穴ホール》で《墓穴の指名者》に命じられて慌てて穴を掘っている姿の方が印象深いだろうか。
なお《墓穴の指名者》はまさしく「取り除いたカード」を「2ターンの間使えなく(効果無効化)する」という、《墓掘りグール》が本当にやりたかった事をやっている。しかも速攻魔法。
お陰で自分が使えなくなったわけだが。


ちなみに本当にそのデュエル中に使うなという意味での除外として「裏側除外」も登場した。
《強欲で貪欲な壺》のデメリットや【クシャトリラ】や《拮抗勝負》での妨害で泣きを見たプレイヤーも多いだろう。
しかし《PSYフレームロード・Ω》をはじめ裏側除外されていようとカードを戻す効果そのものは存在し、更には裏側除外自体も【ネムレリア】や【異解△】といったテーマが利用し始めた。
もはや除外が「そのデュエルではもう使えない」として扱われることはないと言えるだろう。
しかしそれとは別に《ドル・ドラ》のようなデュエル中に一度しか使えない効果、《禁止令》《封魔の呪印》という事実上使えなくする効果自体は残っているのが奥深いところである。










通常魔法
アニヲタwikiから2枚の記事を追記・修正する。それらはその編集ではもう使えない。
……なんてことはないので追記修正をお願いします。



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最終更新:2026年10月04日 08:16