021

こうして彼らのまちがった殺し合いが始まる。 ◆w9XRhrM3HU



「そうか……比企谷の知り合いはそんなに多いのか」
「まあ、な」

俺、比企谷八幡はデバイスを弄りながら歩いていた。
時刻は深夜の真っ只中。学校の帰りというには、あまりのも遅すぎる。
ここが殺し合いという場でなければ、警官に補導されていたかもしれない。

「で、お前の知り合いは……」
「ああ、後藤はやばい。俺の知っている後藤なら殺し合いに乗ると思う。
 田村はどう出るか分からないが、警戒しておいた方が良い。
 浦上も多分、あの連続殺人鬼のあいつかもしれない」
「お前の知り合い、危険人物多すぎだろ……。ていうか、連続殺人鬼とか知り合いの高校生とか怖すぎるだろ」

デバイスに表示された三つの名前を見ながら、俺は溜息混じりに呟いた。 
殺し合いが始まり、真っ先に出会えたのは泉新一という歳は俺とそう変わらない男子高生。
殺し合いには乗っていないということで、互いに行動しつつ知り合いについて話してみたが、
ここまで危険人物と知り合いと言われると、少し勘繰ってしまう。

「いや浦上なら、比企谷も知らないか? ニュースでも流れてたし」
「? ちょっと見たことがないな」
「……そうか」

正確には泉の知り合いは二人で、内一人はニュースでの有名人らしいが俺に心当たりはなかった。
まあ、あまりニュースをこまめにチェックしている訳でもないし俺が知らないだけだろう。

「動かないで」

凛とした女性の声が響いてきた。
殺し合いに恐れるでもなく、冷静で淡々と静止を命じられる。

「待ってくれ。俺は殺し合いに乗る気はない」
「私も同じよ。だけど、初対面の人間をそう簡単には信用できないわ」

両手を挙げながら、歩み寄ろうとする泉を女は牽制するかのように口を開く。
月明かりが少女を照らし、その容貌が露になる。
黒い制服のような服に身を包んだ、ツインテールが特徴的な少女だった。
だが、こちらへ向けている拳銃が、ただの少女ではない事を示している。

「比企谷、くん?」
「雪ノ下……?」

新一と少女の横で、俺は自分の知り合いの姿を見つけた。
黒いストレートの長髪、自分と同じ見知った高校の制服、見覚えしかない。

「待って、サリアさん。認めたくはないけど、あの目の死んだ男は私の知り合いよ」

そして、あのさり気なく毒を交えた話し方。もう間違いない。
あれは俺の知る、雪ノ下雪乃だと確信した。




「エンブリヲ様なら、こんな殺し合いなんとかしてくれる筈よ!」

改めて俺、雪ノ下、泉、サリアは互いの知り合いの情報を交換し合った。
俺と雪ノ下は同じ学校に通う由比ヶ浜と戸塚を探していること。
泉は俺にも聞かせた、後藤をはじめとした危険人物を。
最後にサリアが、エンブリヲという自分の仕える主のことを、聞きたくもないのにペラペラ喋ってくれた。
要約すると、とても素晴らしいお方らしい。
そしてそのエンブリヲが、この殺し合いの脱出の鍵を握っているとも語った。

「えーと、首輪も外せるって事か?」
「ええ。エンブリヲ様なら、こんな首輪外せるわ」

泉が怪訝そうに尋ね、サリアは自信満々で答える。

「エンブリヲ様は、優れた技術者でもあるわ。こんな首輪もう外しているかもしれない」
「俺達にはこいつをどうこうする知識もないし、そのエンブリヲさんっていう人に頼る事になるかもな」

幸いなことに、この場にいる俺達四人は全員殺し合いには乗らず、否定的な考えの者ばかりだ。
けれども、否定的なだけではいずれ殺し合いをせざるを得ない状況になる。
殺し合いの参加者に嵌められた首輪。これがある限り、参加者の命は広川の手の内だ。
一番最初に殺された上条とかいう奴と同じく、殺し合いの否定を続ければいずれは首輪が爆破させられる。
だが、エンブリヲというのが本当に首輪を外せるのなら、探し出し合流するのは脱出への必須条件になるかもしれない。
……本当に外せればだが。

「話を纏めると後藤、田村、浦上は危険。
 由比ヶ浜さん、戸塚くん、エンブリヲという人を探すという事でいいかしら」
「正確には、エンブリヲ様は守るのよ。私達は」
「は?」

俺は間の抜けた声を上げた。
探すのならともかく、いきなり身も知らぬ他人を守れと言われて困惑しないものはいないだろう。
俺の他にも雪ノ下、泉も驚いた様子を見せていた。

「私はこの殺し合いに反対する人たちを集めて、エンブリヲ様を守護し、広川を打倒するチームを作ろうと思うわ。
 名は―――ダイヤモンドローズ騎士団よ。貴方達も脱出したければ入りなさい」

(ええ……ダセぇ)

俺は喉まで出掛かった言葉を口には出さず、その思いは胸内の中にだけに押し留めた。

「サリアさん。その大根騎士団の広川打倒という目的はともかく、そのエンブリヲさんをいきなり守れと言われても困るわね。
 言ってしまっては悪いけど、私達の中では殆ど他人だもの」
「ダイヤモンドローズ騎士団!
 ……あの方と出会えれば、必ず私と同じ意見になるわ。エンブリヲ様はとても素晴らしいお方よ。
 この殺し合いを脱出するには、あの方の力が必要不可欠なの」
「……貴女、ちょっとおかしいわ。エンブリヲさんという人を盲信し過ぎではないの?」
「何ですって……?」
「さっきから、そのエンブリヲさんの話を延々と聞かされたけど、人物像がまるで掴めない。
 余程、浅い付き合いをしているのね。利用されているだけなんじゃないかしら」
「馬鹿なことを言うのは止めて、あのお方はそんな……。これ以上の侮辱は許さないわよ」
「ま、まあ……守るとか大それたことはともかくさ。
 今は協力し合う事が大事だろ。だからみんなで知り合いを探そう、な?」

泉が険悪になりそうな場を取り持とうする横で、雪ノ下が不服そうにサリアを睨む。

雪ノ下とサリア。
俺達に出会うまで、よく喧嘩をしなかったものだと俺は溜息を吐きながら思った。


「サリアさん、貴女はエンブリヲさんの何を理解しているの?
 素晴らしい素晴らしい言ってるだけでは、それは理解とは言えないわ。
 良い? 憧れは理解から最も程遠い感情よ。ネーミングもダサいし」

なん……だと……。藍染かよお前は。

「いい加減にしなさい! それとネーミングは関係ないでしょ!」
「ちょっと二人とも落ち着いてくれ!」
「良いわ。シンイチって言ったわよね。
 貴方は私と来るわね」
「そういうことじゃなく。今は協力し合うのが大事だろ」
「止めておいた方が良いわ泉くん。彼女は性質の悪い、カルト教団の教祖に嵌ってしまっているようだから」
「エンブリヲ様をそんな風に言わないで!」
「今の貴女は、狂った狂信者そのものじゃない」
「ちょっと、言いすぎだろ雪ノ下。それにサリアも……」

「いけませんね。こんな場所で大声を出していては」

はいぃ?

見れば、中華風の衣装を着たエルフの様な耳をした男が俺達の前に居た。
顔には火傷の跡の様なものがある。
はっきり言って堅気とは思えない。

「全く、貴方達は無用心過ぎですよ」

男が腕を振った。
何のつもりなのか、俺は理解が追いつかなかった。
ただ分かるのは、手首から下は赤く染まった腕から、赤い飛沫が飛んできたということだけだ。

「ミギー!」

ミギーというのは名前なのか?
泉のそう呼ばれた右手がスライムみたいに動き出しまるで盾のように変身し血飛沫を受け止めた。
ターミネーターかよ。
だが男はそれを見て不適に笑い、指を鳴らす。
その瞬間、血飛沫の付いた箇所が消し飛んだ。

「なっ!? ミギー!!」
『駄目だシンイチ、これはいくら硬化しても防げん』

え? あの右手喋るの?
とか言ってる場合じゃない。
どういう理屈か分からないが、あの血は触れるとまずい。
血を飛ばしたのは、それが理由に違いない。
今は血が届かない場所へ逃げるのが先だ。

「ッ? うっ、あぁ……!?」

そう思った矢先、サリアの右肩から血が流れていた。
ミギーとやらの盾も全てを受けきれず、わずかな血がサリアの肩に付着してしまったのだろう。

「ほう、変わった右手だ。契約者……ではないようですね」
「お前……!」
「ええ、私は殺し合いに乗ることにしました」

サリアが痛みに戸惑う間に更に血飛沫が飛んでくる。
泉がサリアを突き飛ばし、屈みながら血を避けエルフ耳男の視線を俺達から反らそうと駆け出し誘導する。
エルフ耳男もそれに乗り、泉の後に続く。
何とか、一先ずの標的からは避けられたようだが、まだ安心はできない。

泉は血を避けながら、あの男へ突進していく。
人間の出せる速さとは思えない。オリンピック出ろよあいつ。
左手でストレートを放つが、エルフ耳男はかわし血を投げ返してくる。
泉は数メートル後ろへと一気に跳躍し避けていく。


とても俺の手の出せる戦いじゃない。
ここは泉に任せて、俺達は足手まといにならないようにするしかない。
そうなると、一番の良策は泉が時間を稼いでいる間に逃げることだ。
だが、サリアの肩の怪我は治療なしじゃ、あまり激しく動かせそうにない。
一番は泉があのエルフ耳男を倒してくれることだが、苦戦しているのは目に見えて明らかだ。
どうする……? 何か手はないのか。最悪、俺と雪ノ下で逃げるというのも検討しなければならないかもしれない。

「貴方達は逃げなさい。私にはこれがあるわ……」

サリアが怪我をしていない肩の手で銃を構えている。
いけるのか? 痛みのせいか片腕で不安定なのか分からないが、若干銃身が震えているように見えるが。
だが、銃があるなら大丈夫―――

『危ない、シンイチ!』
「いっ!?」

サリアは自信満々で引き金を引き、銃弾が射出され泉の頬を横切った。
泉に当てかけやがった……。
駄目だこいつ早くなんとかしないと。
恐らく、顔の表情が歪んでいることから、怪我の痛みで狙いが反れてしまったのかもしれない。
何にしろ、今一番銃を持たせてはいけないのはこの女だ。

「くっ、次こそは……」
「貸しなさい! 私が撃つわ!」

だからと言って、お前が撃って良い訳じゃない雪ノ下。
サリアから銃を引っ手繰って、発砲するのは良いがまるで当たらない。
当然だ。ド素人がそう簡単に銃を扱えるはずがない。

「弾の無駄よ、私が撃つ!」
「泉くんに当てようとした貴女に銃は渡せない」

お前ら両方、そいつに触れるな。
不味い。こいつら二人とも軽くパニック状態だ。
元々、さっきまで言い争っていたんだ。こんな非常時に冷静に協力し合えるわけがない。
今の俺達はお荷物どころか、泉の邪魔すらしている状況だ。

そして、その泉も決して優勢とは言えない。
明らかに翻弄されていた。
あの血飛沫が曲者だ。
範囲も形も不定形の血飛沫をかわすのに、泉は大袈裟に動かさざるを得なくなってしまう。
その為か、攻撃がエルフ耳男に当てられる距離まで詰められない。


(どうする……何か手はないか?
 待てよ。あの血で吹き飛ぶのは、あくまで触れているものだけだ。
 何か盾があれば……あのエルフ耳男の攻撃を確実に防げれば……)

純粋な身体能力ならば、泉の方が上のように見える。
懐にさえ潜れれば、勝ててない戦いではないはずだ。
だがそれを拒むように散らされる血が厄介だ。
なら、それを防げる盾さえあれば、泉なら本格的な攻撃に移れるんじゃないか。
まず真っ先に浮かんだのはあのミギーだ。
どういう存在なのか、一切不明の未確認生命体もとい未確認右腕だが、体を広げて盾のようになっていた。
しかし、最初に血を受けた時、ミギーは防げないと言っていた。
証拠にミギーももねうね伸びながら、反撃に転じようとしているが血を警戒してか動きは鈍い。
盾なんてもってのほかだろう。

なら、支給品だ。
確か武器が支給されていると言っていたが……何で鍋?
あんな形も不定な血飛沫を、鍋一つで受け止めるとかデンジャラスにも程がある。却下だ。
いっそ俺がサリアの銃を奪って撃つか?
駄目だ。当たる自信がない。雪ノ下より酷いかもしれない。
いや、まだ雪ノ下の支給品がある。
これなら。

「おい、雪ノ下。支給品は何か何ないのか!?」
「支給品? そうね、それがあったわ」

雪ノ下がディバックを開け支給品を漁る。
だが出てきたのは、MAXコーヒーと謎のステッキとフリフリした衣装の美少女聖騎士プリティ・サリアンセットというものだった。

「何、これ……」
「それわたs……いや何でもない」

サリア、お前のなのかよ……。
駄目だ。ろくな支給品がない。
泉の援護にもならないものばかりだ。
残りは泉の支給品だが、確認をする余裕もある訳がないし、もしかしたらあいつも使えない物を支給された可能性もある。


「逃げるしかねえ。サリア、傷が痛むかもしれないが我慢しろ」
「でもシンイチが……」
「俺達が居ても邪魔だ」

俺らが居たところで何も変わらない。
とっと消えた方が泉もまだ戦いやすいはずだ。

「後ろが騒がしいですね。少し静かにして頂きましょうか」
「!? やばい逃げろ!」

あのエルフ耳男がこっちを向いた。
だが血を飛ばそうにも、流石に距離があるはず……。
いや違う。今度は血じゃなくナイフを投げてきやがった。

「うあ、あぁ……!」

短い嘆声が俺の耳を撫でる。
サリアの足にナイフが刺さってやがる。
肩と違い、足を奪われてしまったら本当に逃げられない。

「安心なさい。彼を仕留めた後、皆さんも同じ場所へ送って差し上げますよ」

くそっ。
サリアはもうしばらく動けない。本当に雪ノ下と逃げるしかないか?
考えているうちに泉がどんどん追い込まれる。
血を避ける動作も切羽詰まってきていた。
あと数回、同じ事を繰り返せば血を浴びてもおかしくはない。
駄目だ、もう考えている暇はない。

(泉も生き残り、雪ノ下もサリアも助かるには……でも)

一つ案が浮かんだが、それは絶対に実行したくないものだ。
だが、仮にここで泉が死ねばどうなる? 俺と雪ノ下とサリアで、あんなエルフ耳を相手に出来るのか?
答えは簡単、全滅だ。ここに四つの死体が並び、あのエルフ耳は由比ヶ浜と戸塚を含む参加者を殺しに行くだろう。

甘い考えは捨てろ。最高にはならなくても最悪にはならなくても済む。
切り捨てるものを切り捨て、生かすものを生かせば……。

「比企谷―――」

雪ノ下が勘付いた。
確実に止められる。
そうなる前に俺は雪ノ下の声を無視し、鍋を片手に俺は走り出した。

(間に合うか……?)

動きに追いつかれた泉にエルフ耳の血が迫る。
泉は目だけを動かし、状況を素早く判断。
回避に移る前に、俺はその血と泉の間に鍋とティバックを盾にしながら飛び込んだ。

「何!?」

エルフ耳男が動揺してやがる。
そうだ。盾がないのなら盾になればいい。
僅かな可能性に賭けて鍋とティバックを掲げてみたが、そこまでうまくはいかなかった。
べっとりと、エルフ耳男の血が俺の胴を赤く染めている。
エルフ耳男が指を鳴らし、泉が何か叫んでいるが聞こえない。

『今だシンイチ!』

右手の癖して、凄まじい判断力だと他人事のように思えた。
血の付いた箇所がごっそりと消え、俺の体から大量の血が抜けていく。
悲鳴も上がらない、痛いを通り越して消失感しか感じないくらいだ。
ああ、俺は間違いなく死ぬんだなと感じだ。

「う、おおおおお!!」

俺という盾により、ここで初めて有効な攻撃に打って出れた泉。
その拳は強く握り締められている。
やはり、思ったとおりだ。動きの上手さ、相手の捌き方はエルフ耳男の方が上。
だが単純な正面切っての殴り合いなら、泉の方が遥かに上らしい。

「がっ、はぁっ……!」

その鳩尾に拳がめり込まれていく。
体の一部が吹っ飛んだ俺が言うのも何だが、あれはかなり痛いだろう。
けれど、流石戦い慣れているだけの事はあるのか、エルフ耳男は痛みに耐えながら筒状の物を投げる。


「邪魔が、入りましたね。……決着は今度にしましょう!」

視界が光に包まれる。気づけばあのエルフ耳男は消えていた。

『合理的な奴だ。接近戦では不利を悟って離脱を選んだか。
 深追いはするな。シンイt「比企谷!!」

ミギーの言葉も聞かず、泉が俺の元へ駆け寄った。

「比企谷くん、貴方なんでこんな……!」
「……これ、……しか、なかった、ろ……」

遅れて寄ってきた雪ノ下に何とか答えてみようとする。
だが、ひゅーひゅー息を漏らしながら声を振り絞ってみるも、これ以上俺は声が出せそうに無かった。

「なんて馬鹿な事を……」

雪ノ下の目には大粒の涙が浮かんでいる。
でもこれしか方法は無かった。
サリアも雪ノ下も混乱して、泉も追い詰められれば全滅は避けられない。
なら誰かが犠牲になって、泉を手助けするしかなかっただろ。
本当はあのエルフ耳を倒せれば良かったが、撃退するだけでも十分だ。

―――君は自分の価値を正しく知るべきだ。

最後の間際だと言うのに、葉山の台詞を思い出しちまった。
死んでもさして影響も無く。殺し合いに脱出する為の技術も戦う力もない。
そんな俺が、この場で盾になるには適任だった筈だ。
なのに、なんで今になってこんな……。

「比企谷くん!」

脳裏から雪ノ下の涙を流した顔が離れない。
いつものクールな表情は何処にもなく、涙でぐしゃぐしゃだ。
こいつ、こんな風に泣くこともあるのか。

―――君が傷つくのを見て、痛ましく思う人間もいることにそろそろ気付くべきだ。

今度は平塚先生の台詞かよ。
あれはこういう意味なのだろうか。
だとしたら、俺は間違えたのか?
死ぬ前にそんな風に思うなんて最悪だろ、俺……。




【比企谷八幡@やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 死亡】


【F-3/深夜】

【泉新一@寄生獣 セイの確率】
[状態]:疲労(中)、ミギーにダメージ(中)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム品1~3
[思考・行動]
基本方針:殺し合いには乗らない。
1:比企谷……。
2:後藤、田村、浦上、血を飛ばす男(魏志軍)を警戒。

【雪ノ下雪乃@やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。】
[状態]:健康、八幡が死んだショック
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、MAXコーヒー@やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
    美少女聖騎士プリティ・サリアンセット@クロスアンジュ 天使と竜の輪舞、ランダム品0~1
[思考]
基本方針:殺し合いからの脱出。
1:比企谷くん……。
2:知り合いとの合流。

【サリア@クロスアンジュ 天使と竜の輪舞】
[状態]:右肩負傷、左足負傷
[装備]:シルヴィアが使ってた銃@クロスアンジュ 天使と竜の輪舞
[道具]:基本支給品、ランダム品0~2
[思考・行動]
基本方針:エンブリヲ様と共に殺し合いを打破する。
1:エンブリヲ様を守る。
2:1の為のチームを作る(ダイヤモンドローズ騎士団)。
3:エンブリヲ様と至急合流。
4:アンジュ達と会った場合は……。
※参戦時期は第17話「黒の破壊天使」から第24話「明日なき戦い」Aパート以前の何処かです。




「あの少年、侮りすぎましたか」

魏志軍は痛む腹部を抑えながら、月明かりを頼りに夜道を進んでいた。
先程、戦闘を行った少年達の追跡の可能性も考慮しながら、後ろをまめに確認するが人影は見当たらない。
撒いたか、追跡を諦めたかのどちらかだろう。

あの時、邪魔が入らなければ一番戦闘力の高い奇妙な右手の少年を殺害し
残りの三人も葬れただろうが、あの目の死んだ少年が邪魔に入りそれは叶わなかった。

「まあ、いいでしょう。これはバトルロワイアル。最後に生き残ってさえいれば良いのですから、そう焦ることでもない。
 ダメージは最小限に抑え、参加者を殺し続ければ良い」

魏は血を流した右腕を包帯で巻き、止血する。
契約者である魏の能力は物質転送。自身の血が付着した物を何処かへ飛ばす能力。
その対価として、血を流す必要がある。
だが、血というものも決して無限に存在するわけではない。流しすぎれば自滅する。
これが72人による殺し合いである以上、目先の勝利に囚われ、後の戦闘でダメージや血の消費を引きずり、敗北でもすれば目も当てられない。
契約者として合理的に思考し、魏は体力を消耗し過ぎる戦闘は避けていく事に決めた。

「もっとも、BK201……貴方だけは私がこの手で……」

たった一つ。
唯一取り戻した屈辱という感情。
この場に呼ばれる前に敗北した、黒の死神に対する屈辱を晴らす。
契約者としての合理性の中に、人間であった頃の非合理性を秘めながら、魏は次の標的を探し始めた。



【E-2/深夜】

【魏志軍@DARKER THAN BLACK 黒の契約者】
[状態]:顔に火傷の跡、黒への屈辱、ダメージ(小)、右腕を止血
[装備]:DIOのナイフ×9@ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース、スタングレネード@現実×2
[道具]:基本支給品、ランダム品0~1
[思考・行動]
基本方針:優勝する。
1:BK201(黒)を殺す。
2:合理的に判断し消耗の激しい戦闘は避ける。
※黒の契約者、第10話「純白のドレスは、少女の夢と血に染まる 後編」で黒に敗北して以降の参戦です。



【MAXコーヒー@やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。】
甘いコーヒー。八幡が愛飲していた。

【美少女聖騎士プリティ・サリアンセット@クロスアンジュ 天使と竜の輪舞】
サリアが美少女聖騎士にコスプレするために必要なセット。

【シルヴィアが使ってた銃@クロスアンジュ 天使と竜の輪舞】
クロスアンジュ最終話で、マナが無くなり荒ぶった世界でアンジュの妹シルヴィアが使用していたもの。

【DIOのナイフ@ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース】
後に辿る筈だった正史でDIOが使用するはずだった投げナイフ。
10本入り。

【スタングレネード@現実】
閃光を放つ撤退の定番アイテム。
3個入り。

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GAME START 比企谷八幡 GAME OVER
雪ノ下雪乃 044:仁義無きネーミングウォーズ! ダイヤモンドローズVSナイトレイド
泉新一
魏志軍 061:ヘミソフィア
サリア 044:仁義無きネーミングウォーズ! ダイヤモンドローズVSナイトレイド
最終更新:2015年06月02日 10:19