疾走する本能(後編) ◆6HuSfG/Ykw
(一体……何が起こった……?)
霞む意識で、神原は周囲を見渡した。
目の前には、アスファルトの地面と、自分のディパック、そして気絶した黒髪の少女。
(あれは……レイ殿と……
ライダーとかいう女か……)
少し遠くでは、レイとライダーが戦っているのが見える。
(あの女が、ここに居るという事は……スザク殿は…死んでしまったのだろうか……?
私は……どうなった……?)
血溜まりに倒れ伏した彼女の体は指一本動かない。
(死ぬのか?……わたしは……)
血液と一緒に、体中の熱が抜けていく。
ひどく、寒い。
(ようやく会える筈だった阿良々木先輩も、黒髪の少女の口ぶりでは多分、もう死んでいる。
……レイ殿も、もうすぐ殺される。)
ネガティブな感情が広がり、彼女の心を埋め尽くす。
(みんな、死ぬ。きっと、戦場ヶ原先輩も死んでしまう。)
あの二人の女か、それとも別の誰かに襲われて。
それを救う事が出来る者は、もう居ない。
阿良々木暦はおそらく死んだ。
そして、もうすぐ自分も――
(…………ああ)
絶望的な事実が、三種類の負の感情を同時に呼び起こし。
彼女の心に、再び熱を灯す。
それは――悲しみ。
それは――怒り。
それは――憎悪。
(私は悪魔に魂を売ってでも、先輩を守りたい。)
守りたかった、二つの命。
その一つが失われた事を前に、そしてもう一つが危機に曝されるであろう未来に。
彼女がその誘惑に勝てるはずも無かった。
(阿良々木先輩、ごめんなさい。)
左腕が彼女の意志とは関係なく、ディパックの中に突っ込まれる。
そして、そこに残る最後の支給品を取り出した。
□
(さて、ここが俺の死に場所か……)
民家の屋上から、下の路上のライダーに『
レイ・ラングレンの銃』を突きつけながら、
レイ・ラングレンは既に、自分が生存する可能性を考えてはいなかった。
作戦は失敗し、スザクは生死不明。
神原は重傷。
敵は依然、足の怪我を除き、無傷。
ヴォルケインを呼ぶことも出来ず、そもそも手負いの自分では、到底ライダーには太刀打ち出来ないだろう。
当然逃げる事も不可能だし、そのつもりも無かった。
元々生きる理由も無くなった身。
ここで戦って死ねば、それでもう楽になれる。
レイはライダーへと己の銃を撃ち放った。
だがそんなもの、牽制にもなりはしない。
この商店街は、駅前ロータリーとは違う。
周囲は障害物で囲まれており、
それらを足場に出来るライダーにとって、非常に有利なフィールドだった。
壮絶な連射力を誇る『レイラングレンの銃』より放たれる弾幕を、いとも容易く回避せしめ、
周囲の民家の壁を蹴り、あっという間にレイの目の前に飛び上がるライダー。
しかし、レイとて手を抜いて殺されるつもりも無い。
自分に出来る、最大の抵抗をするつもりだった。
十字手裏剣の一閃によって首を断ち切られる前に、レイは屋上の床に向けて己の銃を連射する。
コンクリートの床が砕け、落下していく両者。
民家の内部、リビング内に、二人は着地した。
(次で、終わりだな……)
レイは他人事のように確信する。
三メートル程向こうに立っているライダーに銃を突きつけるが、膝立ちの状態しか保てない。
落下の衝撃は、重く彼の怪我に響いていた。
屋内戦ではレイに逃げ場は無く、やはりライダーが圧倒的に有利。
恐らく次の一撃を持って、この勝負は終わるだろう。
レイは死を覚悟し、
そして、その光景を見た。
凄まじい轟音とともに、民家の壁が吹き飛ぶ。
そして、壁をぶち破って乱入した『黄色い何か』が、ライダーの脇腹を殴りつけた。
その大砲の様な威力、カタパルトの様な一撃に、逆サイドの壁へとライダーはぶっ飛んでいく。
壁を突き破り、民家の外へと転がったライダーは、受身を取りながら、新たに登場した乱入者を見据えた。
それは黄色いレインコートを着込んだ『人物』
左腕全てが異形と化している。
毛むくじゃらの、獣の腕。
フードの奥に隠された、その表情は読み取れない。
しかし、その眼光はまるでライトのように光り。
ライダーを見つめ返していた。
そこに居たのは、神原駿河の抜け殻にして、現代に残る怪奇。
本物の悪魔の姿だった。
□
瓦礫の中、腕の痛みに、スザクは目を覚ました。
足を負傷した事によりライダーの蹴りの威力が落ちていた事、
『生きる』為に、とっさに左腕を胸部に割り込ませた事が、スザクの命を救っていた。
その代償として、左腕は完全に折れてしまっていたが、命に比べれば安い物だろう。
そして、彼はライダーが向かったであろう商店街へと走り出す。
彼が商店街へと辿り着いた時、そこは既に化け物達の戦場と化していた。
□
「レイさん、これは一体何があったんですか?」
「俺にも……わからん」
壁が破られた民家から、スザクとレイはその戦いを見ていた。
というより、見ていることしか出来なかった。
紫色の影と、黄色の影が、
商店街を、目にも止まらぬ速さで縦横無尽に駆け回り、激突を繰り返している。
障害物の多いこのフィールドにおいて、ライダーと『黄色い雨合羽を着込んだ人物』はその身体能力をフルに活かし、
建物から建物へと飛び移りながら、交戦する。
やがて、ライダーは近接攻撃から中距離攻撃に切り替え、雨合羽にクナイを投げつけた。
対する雨合羽も、ライダーと互角、いやそれを上回る速度で動き回り、飛来するクナイを回避しながら、とび蹴りをぶちかます。
まるでプレス機の様な一撃をすんでの所でかわし、地面に着地したライダーは、飛び掛る雨合羽にクナイを今度は三本まとめて投げつけた。
しかし、雨合羽はそれら全てを蹴り落としてみせる。
まさに神技としか言えない足捌きを披露し、
そのままライダーの眼前に着地すると、前進の勢いを維持しつつ左腕を引き絞り、神速のカタパルトを打ち放った。
タイミングと距離故、回避不能。防御も恐らく成功しない一撃。ならば威力を相殺するしか道はなく、
ライダーもそれに合わせるように、怪力スキルの恩恵を最大限受けし、その固められた握りこぶしを打ち出した。
拳と拳がぶつかり合う。
その威力はほぼ互角、どちらも普通の人間に直撃させれば、即死レベルの一撃である。
衝撃が双方を襲い、弾ける様に距離をとる二人。
小休止など挟まず、今度は雨合羽の方から仕掛けていく。
雨合羽は商店街に並ぶ店の壁に飛びつき、そのまま壁を疾走し、更には反対の店の壁や地面へと跳ね回りながらライダーへと迫っていく。
「天の鎖よ!」
もはや少量の魔力消費ならやむなしと考えたライダーは、自身の持つ切り札の一つを使用した。
ライダーの傍らのディパックの中から、ジャラジャラと音を立てて、鎖が飛び出していく。
ライダーが本来の担い手ではないからか。
放たれる鎖の数は一本しかない、しかしそのホーミング力は健在である。
超高速で放たれる鎖を、驚異的なフットワークでかわし続けながら、雨合羽はひたすら距離を詰めていく。
そして突然、ライダーの三メートル手前で真上に跳ね上がった。
「甘い!」
だがそれは一見悪手に見える、空中では雨合羽に逃げ場が無い。
神をも縛る天上の鎖が、雨合羽の首に絡みついた。
そこから、地面に叩きつけようとするライダーだったが、その目論みは果たされない。
雨合羽は、絡みついた鎖を左手の握力だけで容易く握りつぶしたのだ。
Aランクを誇る対神宝具が、こうも簡単に破壊される事には当然理由がある。
ライダーの使用した『天の鎖』は、神性の高い物ほど縛る力が上昇する。
逆に言えば、神性の低い者からすればただの鎖でしかない。
ましてや雨合羽の正体は悪魔である、神性とは真逆の存在だ。
ライダーに向かって、そのまま真っ直ぐに急降下しながら、
レインコートの悪魔は、ぎゅるぎゅる、と激しい縦回転を開始した。
ライダーの後頭部を踏み潰さんと狙う、その鉄槌の如き踵落とし。
迎撃するライダーも、跳躍しながらの横回転。スザクの使った回転キックでこれに対抗。
両者必殺の意を込めた一撃。
振り下ろされた雨合羽の踵と、打ち上げられたライダーのつま先が、空中で激突する。
その中心より発生した衝撃は疾風となって、商店街を駆け抜けた。
結果はまたもドロー。
両者倒れる事無く、未だ健在。
ただし、今度は立ち位置が入れ替わっていた。
レインコートが路上に、ライダーが屋根の上に立っている。
両者のパワーは互角。しかし制限を負い、負傷したライダーの速度を雨合羽は既に上回っていた。
だが、武装面においてはライダーが未だ圧倒的に有利である。
ならば、ライダーがその豊富な武装をどう活かすかが勝負の分かれ目となるか。
再び鎖が雨合羽に向かって伸びる。
そして、続けざまにライダーは、十字手裏剣をサイドスローで投げつけた。
雨合羽は鎖を払いながら、ノーモーションでライダーへと突貫する。
そして、ありえない身体能力で手裏剣の上に飛び乗った。
そのまま手裏剣を踏み台にして、とび蹴りを打ち込まんとする。
だがその直後。後ろに回りこんでいた手裏剣に鎖が絡みつき、ライダーの手によって引き寄せられた。
手裏剣が背後より、雨合羽を断割せんと迫る。
鎖と手裏剣を組み合わせた、フェイント、コンビネーション攻撃。
しかし、雨合羽のデタラメ加減も負けてはいない。
空中で反転し、手裏剣の側面に左フックを放つ、そのまま急激な旋回運動で左に回避。
だが、その場所には既にライダーが回りこんでいた。
「終わりです」
構えられた最後のクナイ、その中に雨合羽は自ら飛び込んでしまう。
勝負あったかに見えた。
だがその時――
ライダーのクナイが雨合羽を貫かんとするその刹那。
数センチあるかないかのその間合いに、二人より更に上空から墜落してきた物体が割り込んだ。
それはライダーの手からクナイを叩き落とし、雨合羽を窮地より救う。
三度、決着はつかず。
またしてもライダーと黄色い雨合羽は路上にて向かい合う。
その中央には、一本のコーヒー缶が突き刺さっていた。
そして、その傍らには――
「オイオイ、なンだ?なンだ?なんですかァ?
駅前に仲間が居るって聞いて来てみりゃあ、殺し合いの真っ最中ですかァ?」
黒い服に、中性的な顔と体つき、そして白い髪。
名を
一方通行という。
新たな怪物が立っていた。
□
それは、異様な出で立ちの少年だった。
少年。とりあえず声からは、そう判断できる。
脱色された白い髪の毛、そして赤い目。
見た目から判断して、ただの一般人には見えない。
「何者ですか?あなたは?」
ライダーは問わずには居られなかった。
現れた瞬間から、一方通行には天の鎖による拘束を試みている。
だが一向に捕らえられないどころか、鎖は一方通行に触れる事も出来ない。
「クソったれの悪党だ」
そう答える一方通行は、回避しようとも弾こうともしない
だが、天の鎖はまるで彼を恐れているかのように、自らその軌道をそらしていく。
何らかの魔術を使って打ち消しているのか。
しかし、一方通行からは魔力を感じない。
あの戦国武将の様な不可解な力が働いていると見るべきか。
ライダーはその力の正体を見極めるまでは迂闊に手を出せないと判断する。
しかし、雨合羽は違った。
少年に突撃する雨合羽。
ライダーの怪力と互角の威力を誇るその左ストレートを、一方通行と叩き込む。
鉄板すら貫くカタパルトの一撃は、しかし少年に触れた瞬間、その力全てのベクトルを反射され、レインコートの体を後方へとぶっとばした。
カウンター。
雨合羽は背後の民家の壁を突き破り、倒壊する瓦礫の中に消えた。
そして、無策に攻撃を掛けたのは、雨合羽だけではない。
「凶れ!」
ライダーの背後より打ち出された螺旋軸が一方通行に向かって飛来する。
いつの間にか意識を取り戻した
浅上藤乃が、目の前にいた新たな敵に攻撃を仕掛けていた。
「ああ?」
一方通行はそれだけを呟いて、その螺旋軸を反射する。
打ち返された螺旋が藤乃の首へと返される。
「フジノ!いけない!」
とっさにライダーが投げつけた十字手裏剣が、藤乃と螺旋の間に割り込んだ。
手裏剣が炸裂する。
飛び散った破片が藤乃の体を切り裂いていく。
「きゃああああ!」
悲鳴を上げ、とっさに目と首を庇った藤乃だったが、腕や足を切り。
その場に崩れ落ちた。
それを見たライダーは既に撤退を決意していた。
ディパックと藤乃を抱え上げ、その場を後にするべく走り出す。
既に幾つもの武器を失い、魔力の消費もばかに出来なくなってきた。
この状態の藤乃が使い物にならないこと。
なにより、足の負傷をそろそろ処置しなければ不味い。
これ以上、新手を相手にしている余裕は無いと判断した。
「逃げンのかテメェ!」
すぐに一方通行が追おうとするが、その行動は阻まれる。
瓦礫の中より飛び出した、黄色い雨合羽のハイキックによって。
「チィ!」
ギリギリの所で反射には成功したが、今度はレインコートも吹き飛ぶには至らない。
蹴りの回転とは逆のスピンを展開しながら、少しずつ下がり、反動を殺していく。
「めんどくせェ」
一方通行は舌打ちした。
ただ火力が高いだけの敵ならば、即効で決着をつける事が出来る。
しかし、この敵には「速さ」がある。
ちょろちょろと動き回られては、長期戦は必至。
そしてそれは、能力に時間制限がある一方通行の望むところではない。
「しょうがねえなァ」
力を小出しにしていて勝てる相手ではない、能力を全力で展開させ、一気に勝負をつける。
地を蹴る力のベクトルを変え、雨合羽へと一気に距離を詰めた。
そこから繰り出したミドルキックを斜め後方に避けながら、雨合羽も壁を蹴って突進をかける。
だが何度攻撃しても結果は同じ、全ての攻撃は等しく雨合羽のダメージとして跳ね返される。
「終わりだッ!」
ひるんだ雨合羽の隙を突き、
一方通行の掌打が雨合羽の胸をしたたかに打つ。
凄まじい速度で後方に跳ね飛ばされた雨合羽は、路面をバウンドしながら、転がっていく。
しかし、トドメには至らなかったらしい、ゆっくりと雨合羽は立ち上がる。
そのフードが、はらりと落ちた。
現れた神原駿河の虚ろな目が、一方通行を見つめている。
「お前は……!?」
「神原……さん……?」
驚く声は、スザクと一方通行のもの。
その隙に乗じて雨合羽もまたフードを被り直し、逃走を開始した。
一方通行に、それを追うことは最早出来ない。
時間切れだった。
商店街に残されたのは力を失った一方通行と、
満身創痍のレイ、左腕を骨折したスザクだけだった。
[D-6/駅前商店街/一日目/昼]
【
枢木スザク@コードギアス 反逆のルルーシュR2】
[状態]:疲労(大)、精神的疲労(小)、左腕骨折、「生きろ」ギアス継続中
[服装]:ナイトオブゼロの服
[装備]:ベレッタM1
934(8/8)、GN拳銃(エネルギー残量:中)
[道具]:基本支給品一式、湿布@現地調達
ノートパソコン@現地調達、赤ハロ@機動戦士ガンダムOO、9mmショート弾(22発)
[思考]
基本:この『ゲーム』を破壊し、ゼロレクイエムを完遂する。
0:……神原さん?
1:目の前の少年と話す。
2:少し休みたい。自分の気持ちを整理しながら
アーチャーと
C.C.の到着を待つ。
3:
明智光秀、
織田信長、平沢憂、アーチャー、
セイバー以外のサーヴァントには用心する。
4:ルルーシュに危険が及ぶ可能性のある要素は排除する。
5:確実に生きて帰る為の方法、首輪を外す方法を探す。
6:政宗がルルーシュたちを連れてくる可能性があるので、12時までは『D-6・駅』にチームを組んだメンバーの誰かがいる状態にし、 三回放送時には『E-3・象の像』へと向かう。
[備考]
※ラウンズ撃破以降~最終決戦前の時期から参戦。
※主催がある程度の不思議な力を持っている可能性は認めていますが、死者蘇生が可能という点は全く信じていません。
※参加者が異世界から集められている可能性、別の時間軸から集められた可能性を、僅かですが考えています。
※もしかしたら『敵のアジト』が『黒の騎士団のアジト』ではないかと少し疑っています。
※三回放送の前後に『E-3 象の像』にて、信頼出来る人間が集まる、というゼクスのプランを政宗と神原から聞きました。
※政庁で五飛が演じるゼロの映像を見ました。また、ビデオメールの送信元と受信時間を確認しました。
※放送で遠藤が話していた内容は把握していません。
※アーチャーと情報を交換しました。アーチャーとC.C.が行動を共にしてることを知りました。
【レイ・ラングレン@ガン×ソード】
[状態]:疲労(大) 肋骨を数本骨折 左肩に銃創(処置済み) 脇腹に浅い銃創 ツッコミ属性獲得?
[服装]:武士のような民族衣装(所々破損)
[装備]:レイ・ラングレンの銃@ガン×ソード
[道具]:基本支給品一式×1、デイパック、ドラグノフ@現実(10/10)、
GN首輪探知機@オリジナル、麻雀牌@咲×31個、平バール@現実
[思考]
基本:もう少し生きてみる。
1:目の前の少年と話す。
2:枢木スザクの『結果』を見届ける。
[備考]
※参戦時期は第8話~第12話のどこかです。
※ブラッドチップ・3ヶ@空の境界は円形闘技場に置いてきました。
※麻雀牌@咲×1個は回収しました。
※三回放送の前後に『E-3 象の像』にて、信頼出来る人間が集まる、というゼクスのプランをスザクから聞きました。
※スザク、幸村、暦、セイバー、デュオ、式の六人がチームを組んでいることを知りました。
※アーチャーと情報交換をしました。アーチャーに自分と近いものを感じています。
【一方通行@とある魔術の禁書目録】
[状態]:健康 能力使用不可能
[服装]:私服
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、缶コーヒー×13、ランダム支給品×1(確認済み)
[思考]
0:目の前の男二人と話す。
1:このゲームをぶっ壊す!
2:打ち止めを守る(※打ち止めはゲームに参加していません)
3:D-6駅にいるという奴らに接触する。
4:機会があれば
プリシラの遺言を伝える
[備考]
※知り合いに関する情報を政宗、ゼクス、プリシラと交換済み。
『一方通行の能力制限について』
【制限は能力使用時間を連続で15分。再使用にはインターバル一時間】
【たとえ使用時間が残っていても、ある程度以上に強力な攻撃を使えば使用時間が短縮されます】
【今回の使用はあまりに過度の能力だったため、次からは制限される可能性があります】
ゼクスのいた世界について情報を得ました。
主催側で制限を調節できるのではないかと仮説を立てました。
飛行船は首輪・制限の制御を行っていると仮説を立てました
【ライダー@Fate/stay night】
[状態]:魔力消費(中) 右腕に深い刺し傷(応急処置済み) 若干の打撲 、両足に銃痕(応急処置無し)
[服装]:自分の服
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式x3、ライダーの眼帯、不明支給品x0~5、眼鏡セット(魔眼殺しの眼鏡@空の境界 を含む)@アニロワ3rdオリジナル、
天の鎖(エルキドゥ)@Fate/stay night、デリンジャーの予備弾薬@現実、
ウェンディのリボルバー(残弾1)@ガン×ソード 、参加者詳細名簿@アニロワ3rdオリジナル、デリンジャー(0/2)@現実
[思考]
基本:優勝して元の世界に帰還する。
0:この場から離れ、足の応急処置と、藤乃の回復に努める。
1:藤乃を利用して、殺しあいを有利に進める。
2:サーヴァントと戦国武将に警戒。
3:魔力を集めながら、何処かに結界を敷く。
4:出来るだけ人の集まりそうな街中に向かう。
5:戦闘の出来ない人間は血を採って放置する。
6:魔力が減っているセイバーを追撃し駆逐する
[備考]
※参戦時期は、第12話 「空を裂く」より前。
※C.C.の過去を断片的に視た為、ある種の共感を抱いています。
※忍者刀の紐は外しました。
※藤乃の裏切りに備えて魔眼で対応できる様に、眼帯を外しています。
※藤乃の千里眼には気づいていない様子です。
※戦国BASARA勢の参加者をサーヴァントと同様の存在と認識しました。
※以下の石化の魔眼の制限を確認しました。
通常よりはるかに遅い進行で足元から石化。
魔眼の効果を持続させるには魔力を消費し続けないといけない。
なお、魔力消費を解除すれば対象の石化は解ける。
【浅上藤乃@空の境界】
[状態]:千里眼覚醒・頬に掠り傷 疲労(極大)、後頭部に打撲 、全身に軽い刺し傷
[服装]:黒い服装@現地調達
[装備]:軍用ゴーグル@とある魔術の禁書目録
[道具]:基本支給品一式、拡声器@現実
[思考]
基本:幹也の為、また自分の為(半無自覚)に、別に人殺しがしたい訳ではないが人を殺す。
0:痛い……!
1:ひとまずライダーと共に行動する。
2:人を凶ることで快楽を感じる(無自覚)。
3:サーヴァントと戦国武将に警戒。
4:
琴吹紬を探して凶る。
5:できれば式も凶る。
6:それ以外の人物に会ったら先輩の事を聞き凶る。
7:幹也に会いたい。
8:逃げた罰として
千石撫子の死体を見つけたら凶る。
9:次はセイバーを追撃する
[備考]
※式との戦いの途中から参戦。盲腸炎や怪我は完治しており、痛覚麻痺も今は治っている。
□
駅前のロータリーまで移動してきた黄色い雨合羽は、
そこにあった岩の剣を左手で掴み上げた。
繰り返すがこの剣は常人の力で振り回せる代物ではない。
筋力の理屈を超えた豪腕をもって、初めて使いこなす事が出来る物だ。
その点、この武器は枢木スザクにとってはハズレと言って良かった。
使用することの出来ない武器など何の役にも立たない。
言ってしまえば、これはサーヴァントや戦国武将のような、超人達専用に支給された武器なのである。
そして、この雨合羽の人物が超人であるか常人であるか、そんな事は今更語るまでも無いだろう。
岩の剣はその左腕一本で軽々と振り上げられる。
続いて、振り下ろした一撃で、脱線していた電車の車両を両断した。
「憎イ」
そのフードの奥から、憎悪の呟きが漏れる。
「憎イ、憎イ、憎イ、憎イ、憎イ」
繰り返される憎悪の呟きと共に、斬撃もまた繰り返される。
やがて、一つの車両を木っ端微塵に消し飛ばした後――
「……■■■■■!」
金切り声を上げながら雨合羽――レイニー・デヴィルは走りだす。
神原駿河の、最後の願いを叶える為に。
【D-6/駅前/一日目/昼】
【神原駿河@化物語】
[状態]:レイニー・デヴィル完全体
[服装]:私立直江津高校女子制服、ミズーギー王国製下着 、黄色いレインコート@Fate/stay night
[装備]:縄@現実 、
バーサーカーの岩剣@Fate/stay night、
[道具]:基本支給品一式
[思考]
基本:戦場ヶ原ひたぎを守る。
1:参加者を皆殺しにして、戦場ヶ原ひたぎを優勝させる。
2:戦場ヶ原ひたぎと阿良々木暦を傷つける全ての者への憎悪。
[備考]
※アニメ最終回(12話)より後からの参戦です
※左腕の状態やレイニーデビルに関する情報は誰にも話していませんが、アーチャーには感付かれたと思っています。
※政宗を戦国武将の怪異のようなもの、と考えています。
※知り合いに関する情報をゼクス、一方通行、プリシラと交換済み。
※三回放送の前後に『E-3 象の像』にて、信頼出来る人間が集まる、というゼクスのプランに同意しています。
※政庁で五飛が演じるゼロの映像を見ました。映像データをスザクが消したことは知りません。
※スザク、幸村、暦、セイバー、デュオ、式の六人がチームを組んでいることを知りました。
※アーチャーと情報交換をし、アーチャーの持っていた下着セットと虎竹刀を交換しました。
【レイニーデビル@化物語】
魂と引き替えに三つの願いを叶える低級悪魔。
自らの意志は持たないが、所有者の表の願いの裏に潜む願いすらも叶えようとする。
叶えることが不可能と判断した場合、契約を返上する。
なお、神原駿河の肉体は致命傷を負っているが契約により生かされている状態である。
何らかの理由でレイニーデビルが去った場合、神原駿河は死に至る。
また、神原駿河はすでに三回目の願いを使用してしまったので、
悪魔に魂が取り込まれてしまっている。
神原駿河の願い
表3:戦場ヶ原ひたぎを守る
裏3:参加者を皆殺しにする
時系列順で読む
投下順で読む
最終更新:2010年01月17日 22:39