ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko0909 ゴールドバッジへの道
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ankoss
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【ゴールドバッジへの道】
「おにいさん!」
「おせわになりました!」
「「ふたりでゆっくりしあわせになります!」」
「……いつ戻ってきてもいいからな」
俺は今日、二匹のゆっくりを世に送り出した
エリート教育を施し、厳しいながらも愛情を持って育てた元金バッジのまりさ
その金バッジのまりさが見初めた元銀バッジ餡子を引く野良のれいむ
二匹が希望する【たくさんのあかちゃんに囲まれた生活】は、残念ながら俺に飼われていては実現できない
悩む二匹に俺は断腸の思いで「外での生活」を進めてみたのだ
最初は驚いた二匹だったが、一晩考えた末に
二匹は俺の言葉に沿う事にしたらしく
金バッジを俺に返却して、長く過ごしたこの部屋を去ることにしたらしい。
礼儀正しく言葉を残して去っていく小さな背中を見送りながら、俺は二人の前途を祝福した。
【1日目】
「ゆぅ…」
「まりさ…げんきをだして!」
意気揚々と、とはいかなかった
長く過ごしたお兄さんとの別れ、旅立ちを決めたのは自分でも
半身を切り離されたような悲しみがあった。
「ふぅ…」
溜息が止まらない、選別に持たせてくれた専用スィーも心なしかいつもより遅い
まりさの悲しみが、れいむには痛いほどわかっていた。
れいむは野良の生まれだが、両親は共に飼いゆっくりだった。
優しいありすままとれいむまま、ふたりのままに囲まれた生活は苦しい事もあったし
とかいはなれでぃになるための教育はとても厳しかった
それでも石を穿つような二人のままの優しさが、れいむを今日のれいむに育ててくれている。
そのふたりとの別れ、巣立ちの日は思い出すだけで哀しく、ゆっくりできない気持ちになる。
それでもれいむはまりさとあえた!
「ゆーゆゆーん♪」
「ゆ…?」
二人乗りのスィーで、れいむは元気良く歌う、思いのたけを乗せた優しい歌を
ゆっくりの歌は、ゆっくりをゆっくりさせるだけでなく
【ゆっくりしていってね】と同じように、想いを伝える意味を持っている。
「ゆ…ゆゆーん…」
感極まったまりさは、スィーに鞭をくれる
「ゆっくりはやく!ゆっくりはやく!」
「ゆゆ~ゆん~ゆっくり~♪」
二人を乗せたスィーは、風を切って走っていく
その日の夜、二人の愛が実り
一本の蔦が生えたが描写は割愛する。
【2日目】
初日の夜に見つけた段ボールで作った堅牢なお家のなかで、まりさは一大決心をする。
「狩りにいってくるよ!」
「ゆゅ、おにいさんからもらったごはんはまだまだあるのに」
「それじゃだめだよ!」
まりさの視界は普段より心もち上、れいむの額から伸びた蔦に向いている
「おいしいものをとってきて、れいむに食べさせてあげないとね!」
「ゆゆん…」
【3日目】
「…………」
「…………」
狩りはうまくいかず、お家は野良ゆっくりに奪われた
まりさは応戦したが最後にはスィーで逃げ出すのが精いっぱいだった。
スィーがあったとはいえ逃げ切る事が出来たのはまりさの能力が
野良の愚鈍なゆっくりたちに比べて傑出していたからだろう
ただ、数の差は如何ともしがたく
その日は空腹を抱えながらおうち探しに奔走するだけで終わった。
【4日目】
「「いただきまーす!」」
「むーしゃ、ふぐ!?」
「むーしゃ、むーしゃ…ゆ?」
「「………」」
お兄さんの寄こしたお菓子はとても甘く美味しかった
昨日から探し続けて、ようやく見つけた食事は
とても口にできるものではなくなっていた。
今夜にもいよいよ赤ちゃんは産まれそうだった
二匹の希望はもはやソコにしかない
【5日目】
二匹とおちびちゃん達は虐待お兄さんに捕まった
「いぢゃいいいいいいいいい!!までぃざのおべべ!おへ゛へ゛!!!」
「まだ片目だけだよー、んフフ」
「んぎッ」
深々と刺し込まれる木製のヘラ、まずは下から刺し込まれて
「ン゛フーッ゛フーッ゛フーッ!!!!!」
ゆっくりと丁寧に眼窩を滑るように一周する。
再び下に戻ったヘラを、慎重に慎重に眼底に差し込んでいく
ズゥッ―「ぎひいいいいいい!!!!!!!」ころん
冗談のように丸い目玉が、潰されることなく取り出されて、転がる。
「べば!おべべべばいじゃああああああ゛あ゛あ゛あ゛い゛い゛い゛いいいいいいい!!!!!」
両の目を失ったまりさが、信じられないほど丸い身体をひねりながらのたうち回る
衝撃で狭い作業台の上の物が数ミリ浮き上がるほどの激しい動きだ。
「な゛に゛も゛み゛え゛な゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!!!」
「はい、よくがんばりましたーこれでおちびちゃんは二匹生かしておいてあげよう」
「ありがとうございます!ありがとうございます!!」
透明な箱の中で必死に頭を下げるのは妻のれいむ
ちーちーを漏らしながら震える赤れいむ2匹を背に隠して、擦りつけるように額を地面に押し付けている。
「のこりのあかちゃんは3匹、さぁ次は何にする?」
「ゆぴぃ!?」
のたうつのをやめて震え、おびえるまりさには両目がない
「も、もう…ゆるじで…!!」
「まりさあ゛!がんばっでぇ!!」
「む゛り゛ぃ゛!!む゛り゛です゛う゛う゛うううう!!!」
いやいやと身体を震わせるまりさ、叱咤するれいむ
「んー…別にかまわないけどおちびちゃんは死んじゃうよ?」
「「「ゆ゛ん゛や゛あ゛あ゛ああああああ!!!!おどうぢゃあぁぁぁぁああああん!!!!!」」」
「!?やっやりまず…」
人間…男の言葉に自分の立場を思い出したのか、それともかわいいおちびちゃんの言葉に奮い立ったのか
まりさは次いで
歯と
髪と
お帽子を失って
元がどんなゆっくりだったのかわからないハゲになって解放された。
それでも約束が守られて
一家が解放されたのは奇跡に近い僥倖だった
恐ろしく狭くなったスィーの上で、まりさがポツンと呟いた
「かふぇほう(かえろう)」
「ま、まりさ?」
「おふぃいふぁんふぉほほろへかふぇほう(おにいさんのところへかえろう)」
「…うん」
目の見えなくなったまりさの意思に従って、それでもスィーはまっすぐにお兄さんの家へと向かった。
【6日目】
まりさはゆっくりの病院に入院し、パーツの交換で元の健康な姿を取り戻した
おにいさんとれいむは喜んだがまりさは内心ゆっくりできなくなっていた
「おにい、さん?」
「どうしたんだまりさ、何か欲しい物があるのか!?」
「いままりさについてる…【おめめ】と【は】と【かみ】と【おぼうしさん】は…」
「まりさ」
「…」
「元気になってよかった、それを喜んじゃだめか?」
「……」
【7日目】
「れいむとおちびちゃんもかってあげてください…」
まりさは土下座して、お兄さんに頼み込んだ
「このなんにちかでわかりました!まりさはかってもらわないとだめなゆっくりです!」
「まりさ…」
「おねがいします!おねがいしますぅ!!」
「…いいだろう」
「ゆ!!」
「ただし条件がある」
「…ゆ?」
* * *
「おちびちゃん!ゆっくりおはよう!」
「おかぁしゃん!おはようごじゃいましゅ!」
「きょうもいっぱいおはなししちぇね!」
「そうだね!きょうはこわいこわいおそとのはなしだよ!」
「おちょうしゃんががんばったおはなしだよね!」
「……うん、そうだよ!おちょうしゃんががんばったから、みんなはいきててまいにちごはんさんがたべられるんだよ」
「おちょうしゃん、あいちゃいなぁ…」
「きっちょすっごくかっこいいんだじぇ!」
「あいちゃいなぁ…」
「あいちゃいねぇ…」
「…あいたいね」
今日もキッチンのコンポストから、家族のだんらんが聞こえる
スーパーでもらえる野菜くずを餌に、まりさの伴侶と子供たちは養われている。
「あってはいけない」
と言うのがまりさに科したルールだ
特に理由は無いが、ゆっくりを1匹以上トラブル無く室内飼いするのは無理だとされている。
それでもまりさがゴールドバッジを再取得出来れば、将来的にはまりさもあの中で一緒に生活させてやるとは言ってある。
まりさのゴールドバッジ再取得は、遅々として進まない
「まりさ」
「…ゆ、なぁに?」
「頑張るんだぞ」
「…うん」
俺は別に、どっちでもいいと思っている。
【おわり】
オチと本編がよわい
募集したお題、いろいろ参考にしました
今日中にあと一本いけるかしら…
by古本屋
「おにいさん!」
「おせわになりました!」
「「ふたりでゆっくりしあわせになります!」」
「……いつ戻ってきてもいいからな」
俺は今日、二匹のゆっくりを世に送り出した
エリート教育を施し、厳しいながらも愛情を持って育てた元金バッジのまりさ
その金バッジのまりさが見初めた元銀バッジ餡子を引く野良のれいむ
二匹が希望する【たくさんのあかちゃんに囲まれた生活】は、残念ながら俺に飼われていては実現できない
悩む二匹に俺は断腸の思いで「外での生活」を進めてみたのだ
最初は驚いた二匹だったが、一晩考えた末に
二匹は俺の言葉に沿う事にしたらしく
金バッジを俺に返却して、長く過ごしたこの部屋を去ることにしたらしい。
礼儀正しく言葉を残して去っていく小さな背中を見送りながら、俺は二人の前途を祝福した。
【1日目】
「ゆぅ…」
「まりさ…げんきをだして!」
意気揚々と、とはいかなかった
長く過ごしたお兄さんとの別れ、旅立ちを決めたのは自分でも
半身を切り離されたような悲しみがあった。
「ふぅ…」
溜息が止まらない、選別に持たせてくれた専用スィーも心なしかいつもより遅い
まりさの悲しみが、れいむには痛いほどわかっていた。
れいむは野良の生まれだが、両親は共に飼いゆっくりだった。
優しいありすままとれいむまま、ふたりのままに囲まれた生活は苦しい事もあったし
とかいはなれでぃになるための教育はとても厳しかった
それでも石を穿つような二人のままの優しさが、れいむを今日のれいむに育ててくれている。
そのふたりとの別れ、巣立ちの日は思い出すだけで哀しく、ゆっくりできない気持ちになる。
それでもれいむはまりさとあえた!
「ゆーゆゆーん♪」
「ゆ…?」
二人乗りのスィーで、れいむは元気良く歌う、思いのたけを乗せた優しい歌を
ゆっくりの歌は、ゆっくりをゆっくりさせるだけでなく
【ゆっくりしていってね】と同じように、想いを伝える意味を持っている。
「ゆ…ゆゆーん…」
感極まったまりさは、スィーに鞭をくれる
「ゆっくりはやく!ゆっくりはやく!」
「ゆゆ~ゆん~ゆっくり~♪」
二人を乗せたスィーは、風を切って走っていく
その日の夜、二人の愛が実り
一本の蔦が生えたが描写は割愛する。
【2日目】
初日の夜に見つけた段ボールで作った堅牢なお家のなかで、まりさは一大決心をする。
「狩りにいってくるよ!」
「ゆゅ、おにいさんからもらったごはんはまだまだあるのに」
「それじゃだめだよ!」
まりさの視界は普段より心もち上、れいむの額から伸びた蔦に向いている
「おいしいものをとってきて、れいむに食べさせてあげないとね!」
「ゆゆん…」
【3日目】
「…………」
「…………」
狩りはうまくいかず、お家は野良ゆっくりに奪われた
まりさは応戦したが最後にはスィーで逃げ出すのが精いっぱいだった。
スィーがあったとはいえ逃げ切る事が出来たのはまりさの能力が
野良の愚鈍なゆっくりたちに比べて傑出していたからだろう
ただ、数の差は如何ともしがたく
その日は空腹を抱えながらおうち探しに奔走するだけで終わった。
【4日目】
「「いただきまーす!」」
「むーしゃ、ふぐ!?」
「むーしゃ、むーしゃ…ゆ?」
「「………」」
お兄さんの寄こしたお菓子はとても甘く美味しかった
昨日から探し続けて、ようやく見つけた食事は
とても口にできるものではなくなっていた。
今夜にもいよいよ赤ちゃんは産まれそうだった
二匹の希望はもはやソコにしかない
【5日目】
二匹とおちびちゃん達は虐待お兄さんに捕まった
「いぢゃいいいいいいいいい!!までぃざのおべべ!おへ゛へ゛!!!」
「まだ片目だけだよー、んフフ」
「んぎッ」
深々と刺し込まれる木製のヘラ、まずは下から刺し込まれて
「ン゛フーッ゛フーッ゛フーッ!!!!!」
ゆっくりと丁寧に眼窩を滑るように一周する。
再び下に戻ったヘラを、慎重に慎重に眼底に差し込んでいく
ズゥッ―「ぎひいいいいいい!!!!!!!」ころん
冗談のように丸い目玉が、潰されることなく取り出されて、転がる。
「べば!おべべべばいじゃああああああ゛あ゛あ゛あ゛い゛い゛い゛いいいいいいい!!!!!」
両の目を失ったまりさが、信じられないほど丸い身体をひねりながらのたうち回る
衝撃で狭い作業台の上の物が数ミリ浮き上がるほどの激しい動きだ。
「な゛に゛も゛み゛え゛な゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!!!」
「はい、よくがんばりましたーこれでおちびちゃんは二匹生かしておいてあげよう」
「ありがとうございます!ありがとうございます!!」
透明な箱の中で必死に頭を下げるのは妻のれいむ
ちーちーを漏らしながら震える赤れいむ2匹を背に隠して、擦りつけるように額を地面に押し付けている。
「のこりのあかちゃんは3匹、さぁ次は何にする?」
「ゆぴぃ!?」
のたうつのをやめて震え、おびえるまりさには両目がない
「も、もう…ゆるじで…!!」
「まりさあ゛!がんばっでぇ!!」
「む゛り゛ぃ゛!!む゛り゛です゛う゛う゛うううう!!!」
いやいやと身体を震わせるまりさ、叱咤するれいむ
「んー…別にかまわないけどおちびちゃんは死んじゃうよ?」
「「「ゆ゛ん゛や゛あ゛あ゛ああああああ!!!!おどうぢゃあぁぁぁぁああああん!!!!!」」」
「!?やっやりまず…」
人間…男の言葉に自分の立場を思い出したのか、それともかわいいおちびちゃんの言葉に奮い立ったのか
まりさは次いで
歯と
髪と
お帽子を失って
元がどんなゆっくりだったのかわからないハゲになって解放された。
それでも約束が守られて
一家が解放されたのは奇跡に近い僥倖だった
恐ろしく狭くなったスィーの上で、まりさがポツンと呟いた
「かふぇほう(かえろう)」
「ま、まりさ?」
「おふぃいふぁんふぉほほろへかふぇほう(おにいさんのところへかえろう)」
「…うん」
目の見えなくなったまりさの意思に従って、それでもスィーはまっすぐにお兄さんの家へと向かった。
【6日目】
まりさはゆっくりの病院に入院し、パーツの交換で元の健康な姿を取り戻した
おにいさんとれいむは喜んだがまりさは内心ゆっくりできなくなっていた
「おにい、さん?」
「どうしたんだまりさ、何か欲しい物があるのか!?」
「いままりさについてる…【おめめ】と【は】と【かみ】と【おぼうしさん】は…」
「まりさ」
「…」
「元気になってよかった、それを喜んじゃだめか?」
「……」
【7日目】
「れいむとおちびちゃんもかってあげてください…」
まりさは土下座して、お兄さんに頼み込んだ
「このなんにちかでわかりました!まりさはかってもらわないとだめなゆっくりです!」
「まりさ…」
「おねがいします!おねがいしますぅ!!」
「…いいだろう」
「ゆ!!」
「ただし条件がある」
「…ゆ?」
* * *
「おちびちゃん!ゆっくりおはよう!」
「おかぁしゃん!おはようごじゃいましゅ!」
「きょうもいっぱいおはなししちぇね!」
「そうだね!きょうはこわいこわいおそとのはなしだよ!」
「おちょうしゃんががんばったおはなしだよね!」
「……うん、そうだよ!おちょうしゃんががんばったから、みんなはいきててまいにちごはんさんがたべられるんだよ」
「おちょうしゃん、あいちゃいなぁ…」
「きっちょすっごくかっこいいんだじぇ!」
「あいちゃいなぁ…」
「あいちゃいねぇ…」
「…あいたいね」
今日もキッチンのコンポストから、家族のだんらんが聞こえる
スーパーでもらえる野菜くずを餌に、まりさの伴侶と子供たちは養われている。
「あってはいけない」
と言うのがまりさに科したルールだ
特に理由は無いが、ゆっくりを1匹以上トラブル無く室内飼いするのは無理だとされている。
それでもまりさがゴールドバッジを再取得出来れば、将来的にはまりさもあの中で一緒に生活させてやるとは言ってある。
まりさのゴールドバッジ再取得は、遅々として進まない
「まりさ」
「…ゆ、なぁに?」
「頑張るんだぞ」
「…うん」
俺は別に、どっちでもいいと思っている。
【おわり】
オチと本編がよわい
募集したお題、いろいろ参考にしました
今日中にあと一本いけるかしら…
by古本屋