ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2072 姉ゆっくり
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ankoss
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・このSSには虐待されるゆっくりとそうでないゆっくりが出ます
・色々と二番煎じなネタですがつい書いてしまいました
・これを書いたのはHENTAIあきです!いつものおまけがあるのでご注意を
・色々と独自設定があります
・それでもいいというひとはゆっくりよんでね!!!
暑い部屋の中でまだあどけなさを残した少年が父親を睨んでいる。
睨まれている父は暑さとは別で何やら顔じゅうに汗をかいて少年から視線をそらす。
「ねえとうさん、もう一度聞くよ。」
視線をそらしたままの父に少年はもう一度今知らされた事実を確かめる為に質問を繰り返す。
「姉ちゃんがゆっくりて本当なの?」
「うん、そのとうりだ息子よ。しかも滅多にいない胴付きでその上希少種っていうおまけ付き。」
少年に尋ねられた父親は精一杯陽気に答えた。笑顔の父親の顔に軟式ボールがめり込む。
「いきなり何するんだ息子よ!」
「そうですよ、お父さんにそんなことするなんて。」
そう言って少年をたしなめたのは今問題になっている胴付きのゆっくりびゃくれんだ。
ゆっくり特有のまるみのある顔に困った表情を浮かべて、少年に諭す様に言葉を続ける。
「確かにお姉ちゃんがゆっくりなのは本当よ、でも今まで仲良く暮らしていたでしょ。」
「そうだ息子よ、別に何も問題なんてないじゃないか。急に何でそんなことで怒るんだ?」
まったく困ったものだと言わんばかりに首を振る父親に、またしてもボールがめり込む。
こんどは硬式だったのか父親の鼻から鼻血があふれ出す。
「何でそんな大事なこと言わないんだよ!おかげで友達に『何でゆっくりのこと姉ちゃんって呼ぶの?』て言われたんだぞ!」
「それに何の問題があるんだ?お姉ちゃんっ子で未だに一緒に寝ているだろう。」
無言でボールを投げようとする少年をびゃくれんが慌てて止めにはいる。
「離せ!この糞親父だけは許さない!」
「お父さんにそんなこと言っちゃ駄目!お姉ちゃんも怒りますよ!」
びゃくれんの手が振りあがるのを見て、少年はつい体を縮こませた。
ゆっくりと分かっているがそれですぐさま今までの関係が変わるわけではないようだ。
「もういいよ!こんな家出て行ってやるよ!」
「馬鹿なこと言っちゃいけません!今夜はお姉ちゃんが一緒にお風呂に入ってあげるから機嫌を直して。」
「え?お前まだ一緒に風呂入ってんの?さすがの父さんもそれは引くわ。」
引き留めようとするびゃくれんの言葉に父親がついそんなことを言ってしまう。
父親の顔にまたしてもボールをめり込ませると、少年は家から飛び出していった。
家を飛び出した少年がやってきたのはゆっくりが多く住んでいる山であった。
仲の良い友人と一緒にゆっくりで遊びに来ることがあり、ここは少年の遊び場の一つだ。
「やべでええええええええ!もうまりちゃにひどいことしないぢぇぇぇぇぇぇ!」
痛みからか幼児退行を起こして逃げ回るまりさに少年は持ってきたボールをひたすらぶつけ続ける。
ゆっくりは意外と打撃には強く、ボールをぶつけられたぐらいで死ぬことはない。
ただし死なないだけでもちろん痛い。おかげでまりさの体には痣のような痕が多く刻まれている。
「ほらほら!最初の態度はどうしたんだよ?まりさはさいきょうなんだろ!?」
「もうやぢゃぁ!おうちかえりゅぅぅぅぅ!」
今まで仲の良かった姉がゆっくり、しかも胴付きであることに気づかないでいたこと。
ゆっくりだと分かったのに逆らえない自分を腹立たしく思って家を飛び出した時に来たのがこのまりさだ。
ゆっくりで遊ぶことに何の躊躇いなど無く、しかも相手がゲスとくれば欝憤晴らしにもってこいである。
「ゆひぃ・・・もううごけないんだじぇ・・・。」
「何だよもう逃げないのか、つまんね―な。」
疲労でへたり込んでしまったまりさを少年は残念そうに蹴りつける。
口から餡子を吐き出しながら、まりさは数メートル先で痙攣しだした。
「勝手に死ぬなよ、まだまだ遊びたいんだから。」
「んんんんんん!」
吐きだした餡子を無理やりまりさの口に戻して延命措置を行う少年。
痙攣が治まり荒い息をしているまりさに少年は次は何をするかを考え始める。
「まりさ、次はかくれんぼでもしようか。十まで数えるからその間に隠れても逃げても良いぞ。」
「ゆゆ!そんなかんたんなことでいいのかだぜ!」
「良いよ、ただし見つかったらまたボールぶつけるからな。」
「ゆぷぷ!にんげんはまぬけなんだぜ!まりささまのしゅっんそくならすぐににげきれるんだぜ!」
痛みが引いて元のだぜ口調に戻ったまりさは少年をにやにやとした笑みで見下す。
まりさの顔にボールを投げつけたい衝動を必死に抑え、少年はさっさとこのかくれんぼを始めることにする。
「それじゃあ数を数えるぞ、いーち、にーい、さーん。」
「ゆへへ、ゆっくりしないでにげるんだぜ!」
ゆっくりと数を数えだした少年を残して、まりさは茂みの中へと跳ねて行った。
もしこれが普通の相手だったらゆっくりとはいえ逃げ切れたかもしれない。しかしここの少年の遊び場なのだ。
「じゅうっと。じゃあまりさ、そろそろ探すからな。」
最後まで数え終えた少年はまりさが消えて行った茂みの奥へと進んでいく。
この辺りは確かにゆっくりが逃げる道は多い。しかしゆっくりの皮を傷つけるような草も多く自生している。
そのような所を避けていくため、少年はある程度まりさの逃げ道を予測することが出来る。
「まりさー?何所に隠れたー?」
声を出しながらゆっくりとまりさが逃げたと思われる場所を探していく。
そしてある場所で何か発見したのか一度大きく深呼吸をする。
「ゆっくりしていってね!」
「っくり・・・いってね!!!」
お決まりの挨拶をしてみると不明瞭だが返事が返ってきた。
少年が声のした方に向かってみると、そこには頭を茂みに隠して底部を振っているまりさがいた。
必死に隠れようとしているようだが、どうやら途中で引っかかっているようだ。
「どこにいるのかなー?もしかしてこのあたりかなー?」
わざとらしく声を出してみると、まりさは底部をますます激しく振りだした。
少年はゆっくりとまりさの動いている部分に狙いを付けてボールを持って大きく振りかぶる。
「大きく振りかぶって・・・投げたー!」
ばっちりとまりさの底部にボールが命中する。
これまでと違い狂ったように動くまりさの底部めがけて、少年はさらにボールを投げつけた。
「おらおらおらおらおらああああああああああああああ!」
友人と共に鍛え上げられた少年の肩はまさに剛腕と言ってもおかしくないほどだ。
全力で投げつけられたボールによってもはやまりさの底部はボコボコになってしまっている。
「まりさみーつけたっと。」
「ゆっゆっゆっゆっゆっゆっゆっゆ・・・。」
またしても痙攣して瀕死の状態のまりさを引張り出し、少年は持ち歩いているオレンジジュースをかける。
少ししてからまりさの痙攣は治まり少年を視界に捉えると目に恐怖が浮かび上がった。
「ゆわあああああああああああああああああ!」
「残念だったねまりさ、かくれんぼは俺の勝ちみたいだな。」
嬉しそうに笑う少年を見てまりさは必死に逃げだそうとする。
しかしボールによって傷つけられたあんよはすでに移動能力を持っておらずまりさに痛みしかもたらさなかった。
「どぼぢでまりざのあんよさんうごかないのおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「何でだろうね~、それよりまりさ見つかったんだから分かってるよね?」
そう言って少年はボールをまりさに分かるようにちらつかせる。
散々ボールによって傷つけられたまりさにとってボールはもはや恐怖の対象でしかない。
「やめちぇね?きゃわいいまりちゃにひぢょいこちょしないよね?」
「残念!大人の癖に赤ちゃんみたいなまりさにはお仕置きです!」
「ゆんやああああああああああああああ!おかあしゃんたちゅけちぇぇぇぇぇぇ!」
またしても幼児退行を起こしたまりさは今は亡き母親に助けを求め出す。
だがそれが少年に逆鱗に触れることとなった。まりさの顔面にボールが激しく投げつけられる。
「ゆびゃ!まりちゃのおかおぎゃああああああああ!いぢゃいよおおおおおおおおおおおおお!」
「何が助けてだ!自分で何とかするのが当たり前だろ!」
少年の家には母親はいない。父親に聞いても今は無理でもいつか会えるとしか言ってくれない。
その母の代わりとなったのが姉としていたあのびゃくれんだ。
「もっちょ・・・ゆっきゅりしちゃかった・・・。」
「・・・あいつのとこにでも行こうかな。」
原型を留めないほどボロボロになったまりさを置いて、少年は友人がよくいる場所に向かうことにする。
残ったまりさだった物には少しづつ蟻が群がっており、おそらくもう少しすれば綺麗に無くなっているだろう。
辺りもすっかり暗くなりだしてきた頃、少年は少し寂れた神社にやってきている。
「何だよ今日はいないのか。」
残念そうに呟き神社から帰ろうとするが、運悪く雨が降り出して来た。
傘など持ってきているはずがなく少年は途方に暮れてしまう。
「やっと見つけましたよ、こんな時間まで帰らないからお姉ちゃん心配になったんだから。」
うつむいていた少年に声をかけたのは傘をさした姉のびゃくれんであった。
「何でここにいることが分かったの?何処に行くかなんて言ってないだろ。」
多少不貞腐れ気味に少年がびゃくれんの顔を見ないで疑問をぶつける。
それに対してびゃくれんは可笑しそうに、だが当たり前のように答えた。
「お姉ちゃんだからそれぐらい分かるの、早く帰ってご飯にしましょう。」
「・・・うん。」
差し出された傘を受け取りびゃくれんと雨の中家へと歩いていく。
お互い無言であり雨の音しか響かない中でびゃくれんが少年に話しかける。
「やっぱりお姉ちゃんがゆっくりじゃ嫌?」
不安そうに聞いてくるびゃくれんに少年は小さな声で返事をする。
「嫌じゃないよ、姉ちゃんは姉ちゃんだし。だけど何でわざわざ姉ちゃんになってくれたの?」
「ごめんね、お父さんから寂しくない様に姉としていてくれないかって言われてたの。」
そう言ったびゃくれんは少しだけ悲しそうな表情をするが、すぐにまたいつもの笑顔に戻る。
「だけど黙ってたのは悪かったわね、お詫びに今日はお風呂だけじゃなくて好きなものを作ってあげますよ。」
「良いの!?じゃあ姉ちゃん特製カレーが良い!」
早足になった少年をびゃくれんは微笑みながら追いかけていく。
二人が家へ着くと何やら中から香ばしい匂いが漂っていることに気づいた。
「おお!今帰ったか、父さん今日は悪いと思ったから特別にカレーを作っておいたぞ!早く食べよう。」
ちなみに父親の作るカレーは超激辛であり、甘党の少年にとって最も嫌いな料理だ。
一度食べた時には吐いてしまう程でありまさにトラウマであるのだが、父親はまったく覚えていない。
少年がボールを握りしめるのを今回は止めないびゃくれんだった。
おまけ お風呂ですっきりー!
「はい、じゃあシャンプーするから目をつむってね。」
「姉ちゃんもう俺大丈夫だよ。」
「あらそう?じゃあ体の方を洗ってあげましょうか。」
「嫌いいよ!体は自分で洗うから!?」
「大丈夫、お姉ちゃん昔たくさん体を洗ってあげたこともあるから上手なのよ?」
そう言って無理やり少年の体を洗い始めるびゃくれん。
その手際の良さに少年は抗議も出来ずにびゃくれんが体を洗っていくのを止められないでいる。
何やら色々とすっきりしたようであるびゃくれんとのぼせたのか顔が赤い少年。
この日から少年はびゃくれんと風呂に入らなくなると同時に、胴付きゆっくりに深い関心を持つことになったのだ。
後書き
コンペも書かないでごめんねえええええええええええええ!
スレや夏のゆっくりお姉さんを見て自分も書きたくなったのおおおおおおおおおおおおおおおお!
本当はもっと書きたかったんだけどコンペもあるから泣く泣く断念。
コンペが間に合いそうになくて不安のHENTAIあきでした。
最近書いたもの
anko1434 みょんな一日
anko1450 ゆっくりが泣く部屋
anko1471 春?冬?
anko1491 ゆっくり院
anko1509 妬ましい
anko1519 ゆっくりトラブルを解決するよ!
anko1550 胴付きの謎
anko1605 胴付きパーティー
anko1647 ゲスゆうか
anko1663 しゃめい丸ですがもみじが最近おかしいです
anko1670 ゆっくりが受け入れられた世界
anko1703 俺とドスと不思議なおちびちゃん
anko1751 ある姉妹の話
anko1774 どうしてこうなった!?
anko1804 バッジ試験
anko1878 れいむのゆっくり出来ない一日
anko1930 にょんの一日
anko1978 虐待お兄さんの山遊び
anko2028 ゆっくりおなほを買ってみた
感想等がありましたら下のスレにぜひお願いします
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1274853561/
・色々と二番煎じなネタですがつい書いてしまいました
・これを書いたのはHENTAIあきです!いつものおまけがあるのでご注意を
・色々と独自設定があります
・それでもいいというひとはゆっくりよんでね!!!
暑い部屋の中でまだあどけなさを残した少年が父親を睨んでいる。
睨まれている父は暑さとは別で何やら顔じゅうに汗をかいて少年から視線をそらす。
「ねえとうさん、もう一度聞くよ。」
視線をそらしたままの父に少年はもう一度今知らされた事実を確かめる為に質問を繰り返す。
「姉ちゃんがゆっくりて本当なの?」
「うん、そのとうりだ息子よ。しかも滅多にいない胴付きでその上希少種っていうおまけ付き。」
少年に尋ねられた父親は精一杯陽気に答えた。笑顔の父親の顔に軟式ボールがめり込む。
「いきなり何するんだ息子よ!」
「そうですよ、お父さんにそんなことするなんて。」
そう言って少年をたしなめたのは今問題になっている胴付きのゆっくりびゃくれんだ。
ゆっくり特有のまるみのある顔に困った表情を浮かべて、少年に諭す様に言葉を続ける。
「確かにお姉ちゃんがゆっくりなのは本当よ、でも今まで仲良く暮らしていたでしょ。」
「そうだ息子よ、別に何も問題なんてないじゃないか。急に何でそんなことで怒るんだ?」
まったく困ったものだと言わんばかりに首を振る父親に、またしてもボールがめり込む。
こんどは硬式だったのか父親の鼻から鼻血があふれ出す。
「何でそんな大事なこと言わないんだよ!おかげで友達に『何でゆっくりのこと姉ちゃんって呼ぶの?』て言われたんだぞ!」
「それに何の問題があるんだ?お姉ちゃんっ子で未だに一緒に寝ているだろう。」
無言でボールを投げようとする少年をびゃくれんが慌てて止めにはいる。
「離せ!この糞親父だけは許さない!」
「お父さんにそんなこと言っちゃ駄目!お姉ちゃんも怒りますよ!」
びゃくれんの手が振りあがるのを見て、少年はつい体を縮こませた。
ゆっくりと分かっているがそれですぐさま今までの関係が変わるわけではないようだ。
「もういいよ!こんな家出て行ってやるよ!」
「馬鹿なこと言っちゃいけません!今夜はお姉ちゃんが一緒にお風呂に入ってあげるから機嫌を直して。」
「え?お前まだ一緒に風呂入ってんの?さすがの父さんもそれは引くわ。」
引き留めようとするびゃくれんの言葉に父親がついそんなことを言ってしまう。
父親の顔にまたしてもボールをめり込ませると、少年は家から飛び出していった。
家を飛び出した少年がやってきたのはゆっくりが多く住んでいる山であった。
仲の良い友人と一緒にゆっくりで遊びに来ることがあり、ここは少年の遊び場の一つだ。
「やべでええええええええ!もうまりちゃにひどいことしないぢぇぇぇぇぇぇ!」
痛みからか幼児退行を起こして逃げ回るまりさに少年は持ってきたボールをひたすらぶつけ続ける。
ゆっくりは意外と打撃には強く、ボールをぶつけられたぐらいで死ぬことはない。
ただし死なないだけでもちろん痛い。おかげでまりさの体には痣のような痕が多く刻まれている。
「ほらほら!最初の態度はどうしたんだよ?まりさはさいきょうなんだろ!?」
「もうやぢゃぁ!おうちかえりゅぅぅぅぅ!」
今まで仲の良かった姉がゆっくり、しかも胴付きであることに気づかないでいたこと。
ゆっくりだと分かったのに逆らえない自分を腹立たしく思って家を飛び出した時に来たのがこのまりさだ。
ゆっくりで遊ぶことに何の躊躇いなど無く、しかも相手がゲスとくれば欝憤晴らしにもってこいである。
「ゆひぃ・・・もううごけないんだじぇ・・・。」
「何だよもう逃げないのか、つまんね―な。」
疲労でへたり込んでしまったまりさを少年は残念そうに蹴りつける。
口から餡子を吐き出しながら、まりさは数メートル先で痙攣しだした。
「勝手に死ぬなよ、まだまだ遊びたいんだから。」
「んんんんんん!」
吐きだした餡子を無理やりまりさの口に戻して延命措置を行う少年。
痙攣が治まり荒い息をしているまりさに少年は次は何をするかを考え始める。
「まりさ、次はかくれんぼでもしようか。十まで数えるからその間に隠れても逃げても良いぞ。」
「ゆゆ!そんなかんたんなことでいいのかだぜ!」
「良いよ、ただし見つかったらまたボールぶつけるからな。」
「ゆぷぷ!にんげんはまぬけなんだぜ!まりささまのしゅっんそくならすぐににげきれるんだぜ!」
痛みが引いて元のだぜ口調に戻ったまりさは少年をにやにやとした笑みで見下す。
まりさの顔にボールを投げつけたい衝動を必死に抑え、少年はさっさとこのかくれんぼを始めることにする。
「それじゃあ数を数えるぞ、いーち、にーい、さーん。」
「ゆへへ、ゆっくりしないでにげるんだぜ!」
ゆっくりと数を数えだした少年を残して、まりさは茂みの中へと跳ねて行った。
もしこれが普通の相手だったらゆっくりとはいえ逃げ切れたかもしれない。しかしここの少年の遊び場なのだ。
「じゅうっと。じゃあまりさ、そろそろ探すからな。」
最後まで数え終えた少年はまりさが消えて行った茂みの奥へと進んでいく。
この辺りは確かにゆっくりが逃げる道は多い。しかしゆっくりの皮を傷つけるような草も多く自生している。
そのような所を避けていくため、少年はある程度まりさの逃げ道を予測することが出来る。
「まりさー?何所に隠れたー?」
声を出しながらゆっくりとまりさが逃げたと思われる場所を探していく。
そしてある場所で何か発見したのか一度大きく深呼吸をする。
「ゆっくりしていってね!」
「っくり・・・いってね!!!」
お決まりの挨拶をしてみると不明瞭だが返事が返ってきた。
少年が声のした方に向かってみると、そこには頭を茂みに隠して底部を振っているまりさがいた。
必死に隠れようとしているようだが、どうやら途中で引っかかっているようだ。
「どこにいるのかなー?もしかしてこのあたりかなー?」
わざとらしく声を出してみると、まりさは底部をますます激しく振りだした。
少年はゆっくりとまりさの動いている部分に狙いを付けてボールを持って大きく振りかぶる。
「大きく振りかぶって・・・投げたー!」
ばっちりとまりさの底部にボールが命中する。
これまでと違い狂ったように動くまりさの底部めがけて、少年はさらにボールを投げつけた。
「おらおらおらおらおらああああああああああああああ!」
友人と共に鍛え上げられた少年の肩はまさに剛腕と言ってもおかしくないほどだ。
全力で投げつけられたボールによってもはやまりさの底部はボコボコになってしまっている。
「まりさみーつけたっと。」
「ゆっゆっゆっゆっゆっゆっゆっゆ・・・。」
またしても痙攣して瀕死の状態のまりさを引張り出し、少年は持ち歩いているオレンジジュースをかける。
少ししてからまりさの痙攣は治まり少年を視界に捉えると目に恐怖が浮かび上がった。
「ゆわあああああああああああああああああ!」
「残念だったねまりさ、かくれんぼは俺の勝ちみたいだな。」
嬉しそうに笑う少年を見てまりさは必死に逃げだそうとする。
しかしボールによって傷つけられたあんよはすでに移動能力を持っておらずまりさに痛みしかもたらさなかった。
「どぼぢでまりざのあんよさんうごかないのおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「何でだろうね~、それよりまりさ見つかったんだから分かってるよね?」
そう言って少年はボールをまりさに分かるようにちらつかせる。
散々ボールによって傷つけられたまりさにとってボールはもはや恐怖の対象でしかない。
「やめちぇね?きゃわいいまりちゃにひぢょいこちょしないよね?」
「残念!大人の癖に赤ちゃんみたいなまりさにはお仕置きです!」
「ゆんやああああああああああああああ!おかあしゃんたちゅけちぇぇぇぇぇぇ!」
またしても幼児退行を起こしたまりさは今は亡き母親に助けを求め出す。
だがそれが少年に逆鱗に触れることとなった。まりさの顔面にボールが激しく投げつけられる。
「ゆびゃ!まりちゃのおかおぎゃああああああああ!いぢゃいよおおおおおおおおおおおおお!」
「何が助けてだ!自分で何とかするのが当たり前だろ!」
少年の家には母親はいない。父親に聞いても今は無理でもいつか会えるとしか言ってくれない。
その母の代わりとなったのが姉としていたあのびゃくれんだ。
「もっちょ・・・ゆっきゅりしちゃかった・・・。」
「・・・あいつのとこにでも行こうかな。」
原型を留めないほどボロボロになったまりさを置いて、少年は友人がよくいる場所に向かうことにする。
残ったまりさだった物には少しづつ蟻が群がっており、おそらくもう少しすれば綺麗に無くなっているだろう。
辺りもすっかり暗くなりだしてきた頃、少年は少し寂れた神社にやってきている。
「何だよ今日はいないのか。」
残念そうに呟き神社から帰ろうとするが、運悪く雨が降り出して来た。
傘など持ってきているはずがなく少年は途方に暮れてしまう。
「やっと見つけましたよ、こんな時間まで帰らないからお姉ちゃん心配になったんだから。」
うつむいていた少年に声をかけたのは傘をさした姉のびゃくれんであった。
「何でここにいることが分かったの?何処に行くかなんて言ってないだろ。」
多少不貞腐れ気味に少年がびゃくれんの顔を見ないで疑問をぶつける。
それに対してびゃくれんは可笑しそうに、だが当たり前のように答えた。
「お姉ちゃんだからそれぐらい分かるの、早く帰ってご飯にしましょう。」
「・・・うん。」
差し出された傘を受け取りびゃくれんと雨の中家へと歩いていく。
お互い無言であり雨の音しか響かない中でびゃくれんが少年に話しかける。
「やっぱりお姉ちゃんがゆっくりじゃ嫌?」
不安そうに聞いてくるびゃくれんに少年は小さな声で返事をする。
「嫌じゃないよ、姉ちゃんは姉ちゃんだし。だけど何でわざわざ姉ちゃんになってくれたの?」
「ごめんね、お父さんから寂しくない様に姉としていてくれないかって言われてたの。」
そう言ったびゃくれんは少しだけ悲しそうな表情をするが、すぐにまたいつもの笑顔に戻る。
「だけど黙ってたのは悪かったわね、お詫びに今日はお風呂だけじゃなくて好きなものを作ってあげますよ。」
「良いの!?じゃあ姉ちゃん特製カレーが良い!」
早足になった少年をびゃくれんは微笑みながら追いかけていく。
二人が家へ着くと何やら中から香ばしい匂いが漂っていることに気づいた。
「おお!今帰ったか、父さん今日は悪いと思ったから特別にカレーを作っておいたぞ!早く食べよう。」
ちなみに父親の作るカレーは超激辛であり、甘党の少年にとって最も嫌いな料理だ。
一度食べた時には吐いてしまう程でありまさにトラウマであるのだが、父親はまったく覚えていない。
少年がボールを握りしめるのを今回は止めないびゃくれんだった。
おまけ お風呂ですっきりー!
「はい、じゃあシャンプーするから目をつむってね。」
「姉ちゃんもう俺大丈夫だよ。」
「あらそう?じゃあ体の方を洗ってあげましょうか。」
「嫌いいよ!体は自分で洗うから!?」
「大丈夫、お姉ちゃん昔たくさん体を洗ってあげたこともあるから上手なのよ?」
そう言って無理やり少年の体を洗い始めるびゃくれん。
その手際の良さに少年は抗議も出来ずにびゃくれんが体を洗っていくのを止められないでいる。
何やら色々とすっきりしたようであるびゃくれんとのぼせたのか顔が赤い少年。
この日から少年はびゃくれんと風呂に入らなくなると同時に、胴付きゆっくりに深い関心を持つことになったのだ。
後書き
コンペも書かないでごめんねえええええええええええええ!
スレや夏のゆっくりお姉さんを見て自分も書きたくなったのおおおおおおおおおおおおおおおお!
本当はもっと書きたかったんだけどコンペもあるから泣く泣く断念。
コンペが間に合いそうになくて不安のHENTAIあきでした。
最近書いたもの
anko1434 みょんな一日
anko1450 ゆっくりが泣く部屋
anko1471 春?冬?
anko1491 ゆっくり院
anko1509 妬ましい
anko1519 ゆっくりトラブルを解決するよ!
anko1550 胴付きの謎
anko1605 胴付きパーティー
anko1647 ゲスゆうか
anko1663 しゃめい丸ですがもみじが最近おかしいです
anko1670 ゆっくりが受け入れられた世界
anko1703 俺とドスと不思議なおちびちゃん
anko1751 ある姉妹の話
anko1774 どうしてこうなった!?
anko1804 バッジ試験
anko1878 れいむのゆっくり出来ない一日
anko1930 にょんの一日
anko1978 虐待お兄さんの山遊び
anko2028 ゆっくりおなほを買ってみた
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