ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2104 代償
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ankoss
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※俺設定注意
※希少種優遇あり。
「申し訳ありません、お客様。当店ではもう取り扱っていないんですよ。」
そう店員の胴付きてんこに頭を下げられる。帽子にはプラチナバッジ。最近はやりのゆっくり店員と言う奴らしい。
「まいったな・・・ここにないとなるとどこにも置いてないだろうしな・・・」
俺は思わず渋柿を食ったような顔になる。朝から10キロ以上歩いた結果がこれだよ!!って気分だ。
「本当に申し訳ございませんお客様・・・・かわりといってはなんですがてんこをいじめてうさをはらしてください!!めすぶたっていってください・・・ハァハァ。」
「いや・・・遠慮しておくよ・・・」
やたら興奮して迫ってくるてんこから逃げるようにして自動ドアから俺は店を出た。
「餡子ンぺ10夏」代償
作、長月
「はー・・・これでこの辺のゆっくりショップ全滅だよ・・・」
店を出た俺は大きなため息をつく。ここは家からは遠いが一番大きく品揃えのいいゆっくりショップだ。それでないということはもうどこにも売ってないということだろう。
ついこないだまで子供のおこづかいでも買えたアレがここまで入手困難になるなんて・・・
うちで待っている可愛いあいつの落胆する声が聞こえてくるようだ。
「・・・します・・んさん・・・」
ん?本当に何か聞こえてきたぞ。
「おねがいします。にんげんさん。」
俺は声のするほうを向いてみる。そこには薄暗い路地裏に一匹のれいむがいた。
そのれいむはバッジもなく全身薄汚れているので一目で野良とわかる奴だった。今時野良ゆっくりとは珍しい。昔は野良も大勢いたが、今は加工所の徹底した一斉駆除で野良ゆなどほとんど見かけなくなった。
「おねがいします。にんげんさん!!おちびちゃんをたすけてください!!」
そう叫ぶれいむの足元には一匹の傷だらけの赤れいむがいる。このれいむの子供なのだろう。
「うわ・・・こりゃひどい・・・」
そのれいむを一言でいえば「かわいそう」だった。
全身傷だらけな上、リボンもボロボロ。おそらくろくなものを食べていないのだろう。頬もこけて息も絶え絶えで今にも死にそうである。
「おねがいします!!れいむにできることならなんでもしますから!!おちびちゃんをたすけてください!!」
涙を目にため必死に頭をこすり付けて頼むれいむ。本ゆんには土下座のつもりなのだろう。
「このおちびちゃんはしんだまりさとのあいだにできたさいごのおちびちゃんなんですぅう!!!このこがしんだられいむはいきていけませんんん!!たすけてくれるなられいむのおりぼんでもいのちでもなんでもさしあげますから・・・」
「ああ、いいよ。」
「ぞんなごといわないで・・・え・・・。」
きょとんとした顔のれいむ。あまりにあっさり自分の要求が聞き入れられて拍子抜けしたのだろう。
「あ・・ありがどうございまずぅうううううう。」
「いいよお礼なんか言わなくて。ちょうど今オレンジジュース持ってるし。」
俺はペットボトルのふたを外し、オレンジジュースをなみなみとかけてやる。
「・・・ゆ?」
赤れいむは意識を取り戻した。傷もふさがったのでもう大丈夫だろう。飼いゆ用に買っておいたオレンジジュースが役に立った。
「おなか空いてんだろ?ほら、これ食っていいぞ。」
「むーちゃむちゃ、ち、ちあわせー!!!!」
俺は買い物袋からゆっくり用クッキーを取り出し赤れいむに与える。恐らく生まれてこの方ろくなものを食べてこなかったのだろう。赤れいむ涙を流して飛び上がって喜んでくれた。
「んーまだ身なりがきたないな。ちょっと待ってろ。」
俺は一旦さっき入ったゆっくりショップに戻り、赤れいむ用の替えリボンを購入する。最近は加工所の技術も上がり、安価でゆっくりの飾りをつくることができるようになった。世の中便利になったものである。
ちなみに会計のときさっきの店員てんこが「お客様・・・・てんこのまむまむからでるピーチネクターがただいま試飲サービス中です。飲んでいかれませんか・・・・ハァハァ。」とか言っていたが無視してきた。
早速先程の路地裏まで戻り、赤れいむに新しいリボンをつけてやる。ついでなので持っていたウェットテイッシュで体を拭いてやると見違えるほどきれいになった。
「ゆゆーん。ぴきゃぴきゃのおりぼんしゃんだよ!!」
「おちびちゃんよくにあってるよ。」
ゆっくりにとってお飾りは命の次に大切なもの。それが新しくなったのが相当嬉しかったらしい。
親子で涙まで流して喜んでいる。
「ありがとうございます、おにいさん!!おにいさんはおちびちゃんのいのちのおんじんです!!」
「いやいやお礼なんていいよ。」
「いいえ、いわせてください!!れいむこんなにやさしくされたのはじめてなんですぅううう!!!」
「いやほんとにいいってば。」
俺はそう言いながら赤れいむをそっと掴み
「それじゃあこの赤れいむ貰っていくからね。」
そのまま買い物袋の中へ入れた。
「・・・・え・・・」
思わずれいむは固まってしまう。袋に入れられた赤れいむも同様だ。
「さっきなんでもするって言ったよな。だったらこの赤れいむくれよ。見たとこ野良ゆっくりであるお前に他にやれるものなんてないだろうしな。おりぼんがどうとか言ってたけど雑巾は間に合ってるから(笑)」
「え・・・でも・・」
「いやー、こちらとしてもほんと助かったよ。俺、子ふらん飼ってるんだけど玩具にする生餌用の赤ゆっくりがどこにも売ってな
くてねー。店の人の話によると最近法律が変わってバッジの付いた成体ゆっくりしか販売できなくなってるらしいんだよ。
なんか愛護団体の圧力が激しいとかで。捕まえようにも野良ゆっくりなんて加工所の一斉駆除のおかげで今はほとんどいないし、
どうしたもんかと思ってるところにお前らが来てくれたんだよ。見たところ虐め・・・もとい遊びがいのある顔だし、ふらんの奴
もきっと喜んでくれると思うんだ。おっともうこんな時間か。この赤れいむは俺が責任もって生かさず殺さず長生きさせるから安
心してくれ。じゃあな、れいむゆっくりしてけよ!!」
それだけ言うと俺は足早にその場を立ち去る。ふらんの喜ぶ顔が眼に浮かぶようだ。
後でなにかれいむが言ってるようだが気にしない。恐らくお礼がしたりないのだろう。
「いやー、いいことをした後は気持ちがいいな!!」
すがすがしい気分で俺は家路についた。
後書き
いつもご愛読ありがとうございます。長月です。
本作のテーマは「赤ゆ、捕食種、玩具、愛で」短い小ネタにしてみました。
面白かった、ゆっくりできた、と言う方は下のゆっくりできたよ!!ボタンを押していただければ幸いです。
ご意見、ご感想、ご要望は感想用掲示板(長月用スレ)でおねがいします。URLも書いておきますので。
ふたば系ゆっくりSS感想用掲示板(長月用スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1274852907/
今まで書いた作品
anko259 ゆっくりちるのの生態(前編)
anko268 選ばれしゆっくり
anko279 新種ゆっくり誕生秘話 選ばれしゆっくり番外編
anko292 ゆっくり見ていってね
anko304 またにてゐ う詐欺師てゐの日々
anko313 VS最強のゆっくり 史上最低の戦い
anko333 夢と現実のはざまで
anko350 あるまりさの一生
anko385 ゆっくりを拾ってきた
anko425 ゆっくり Change the World(出題編)
anko448 ゆっくり Change the World(出題編2)
anko484 ゆっくり Change the World(解答編)
anko497 あるゆっくりできない2匹の一生
anko542 てんこがゆっくりするSSさん
anko558 あるドスまりさの一生 とてもゆっくりした群れ
anko577「餡子ンペ09」ゆっくりを愛でてみた
anko613「餡子ンペ09」れいむと幸せを呼ぶ金バッジ
anko633「餡子ンペ09」としあき博士のれいぱーありす矯正計画
anko735「餡子ンペ09」あるてんこの一生 メスブタの群れ
anko764「餡子ンペ09」あるさなえの一生 ゆっくりは皆それぞれ(前編)
anko791「餡子ンペ09」あるさなえの一生 ゆっくりは皆それぞれ(後編)
anko932 誰も救われない話
anko1022 あるババ・・お姉さんの結婚
anko1057 もらうぞ
anko1127 めすぶた祭り
anko1224 あるちるのの一生 ずっと続いていく物語
anko1500 ある愛でお兄さんの午後
anko1530 どうして・・・
anko1629 ゆっくりというのは
anko1638 とてもかわいそうなでいぶ
anko1672 奇跡のドス
anko1713 まりさときゃっしゅさん
anko1775 ゆっくりしたおちびちゃん
anko1836 希少種になる薬
anko1877 幸せまりさ一家
anko1898 となりにいるのは
anko2000 最高のゆっくちプレイス
※希少種優遇あり。
「申し訳ありません、お客様。当店ではもう取り扱っていないんですよ。」
そう店員の胴付きてんこに頭を下げられる。帽子にはプラチナバッジ。最近はやりのゆっくり店員と言う奴らしい。
「まいったな・・・ここにないとなるとどこにも置いてないだろうしな・・・」
俺は思わず渋柿を食ったような顔になる。朝から10キロ以上歩いた結果がこれだよ!!って気分だ。
「本当に申し訳ございませんお客様・・・・かわりといってはなんですがてんこをいじめてうさをはらしてください!!めすぶたっていってください・・・ハァハァ。」
「いや・・・遠慮しておくよ・・・」
やたら興奮して迫ってくるてんこから逃げるようにして自動ドアから俺は店を出た。
「餡子ンぺ10夏」代償
作、長月
「はー・・・これでこの辺のゆっくりショップ全滅だよ・・・」
店を出た俺は大きなため息をつく。ここは家からは遠いが一番大きく品揃えのいいゆっくりショップだ。それでないということはもうどこにも売ってないということだろう。
ついこないだまで子供のおこづかいでも買えたアレがここまで入手困難になるなんて・・・
うちで待っている可愛いあいつの落胆する声が聞こえてくるようだ。
「・・・します・・んさん・・・」
ん?本当に何か聞こえてきたぞ。
「おねがいします。にんげんさん。」
俺は声のするほうを向いてみる。そこには薄暗い路地裏に一匹のれいむがいた。
そのれいむはバッジもなく全身薄汚れているので一目で野良とわかる奴だった。今時野良ゆっくりとは珍しい。昔は野良も大勢いたが、今は加工所の徹底した一斉駆除で野良ゆなどほとんど見かけなくなった。
「おねがいします。にんげんさん!!おちびちゃんをたすけてください!!」
そう叫ぶれいむの足元には一匹の傷だらけの赤れいむがいる。このれいむの子供なのだろう。
「うわ・・・こりゃひどい・・・」
そのれいむを一言でいえば「かわいそう」だった。
全身傷だらけな上、リボンもボロボロ。おそらくろくなものを食べていないのだろう。頬もこけて息も絶え絶えで今にも死にそうである。
「おねがいします!!れいむにできることならなんでもしますから!!おちびちゃんをたすけてください!!」
涙を目にため必死に頭をこすり付けて頼むれいむ。本ゆんには土下座のつもりなのだろう。
「このおちびちゃんはしんだまりさとのあいだにできたさいごのおちびちゃんなんですぅう!!!このこがしんだられいむはいきていけませんんん!!たすけてくれるなられいむのおりぼんでもいのちでもなんでもさしあげますから・・・」
「ああ、いいよ。」
「ぞんなごといわないで・・・え・・・。」
きょとんとした顔のれいむ。あまりにあっさり自分の要求が聞き入れられて拍子抜けしたのだろう。
「あ・・ありがどうございまずぅうううううう。」
「いいよお礼なんか言わなくて。ちょうど今オレンジジュース持ってるし。」
俺はペットボトルのふたを外し、オレンジジュースをなみなみとかけてやる。
「・・・ゆ?」
赤れいむは意識を取り戻した。傷もふさがったのでもう大丈夫だろう。飼いゆ用に買っておいたオレンジジュースが役に立った。
「おなか空いてんだろ?ほら、これ食っていいぞ。」
「むーちゃむちゃ、ち、ちあわせー!!!!」
俺は買い物袋からゆっくり用クッキーを取り出し赤れいむに与える。恐らく生まれてこの方ろくなものを食べてこなかったのだろう。赤れいむ涙を流して飛び上がって喜んでくれた。
「んーまだ身なりがきたないな。ちょっと待ってろ。」
俺は一旦さっき入ったゆっくりショップに戻り、赤れいむ用の替えリボンを購入する。最近は加工所の技術も上がり、安価でゆっくりの飾りをつくることができるようになった。世の中便利になったものである。
ちなみに会計のときさっきの店員てんこが「お客様・・・・てんこのまむまむからでるピーチネクターがただいま試飲サービス中です。飲んでいかれませんか・・・・ハァハァ。」とか言っていたが無視してきた。
早速先程の路地裏まで戻り、赤れいむに新しいリボンをつけてやる。ついでなので持っていたウェットテイッシュで体を拭いてやると見違えるほどきれいになった。
「ゆゆーん。ぴきゃぴきゃのおりぼんしゃんだよ!!」
「おちびちゃんよくにあってるよ。」
ゆっくりにとってお飾りは命の次に大切なもの。それが新しくなったのが相当嬉しかったらしい。
親子で涙まで流して喜んでいる。
「ありがとうございます、おにいさん!!おにいさんはおちびちゃんのいのちのおんじんです!!」
「いやいやお礼なんていいよ。」
「いいえ、いわせてください!!れいむこんなにやさしくされたのはじめてなんですぅううう!!!」
「いやほんとにいいってば。」
俺はそう言いながら赤れいむをそっと掴み
「それじゃあこの赤れいむ貰っていくからね。」
そのまま買い物袋の中へ入れた。
「・・・・え・・・」
思わずれいむは固まってしまう。袋に入れられた赤れいむも同様だ。
「さっきなんでもするって言ったよな。だったらこの赤れいむくれよ。見たとこ野良ゆっくりであるお前に他にやれるものなんてないだろうしな。おりぼんがどうとか言ってたけど雑巾は間に合ってるから(笑)」
「え・・・でも・・」
「いやー、こちらとしてもほんと助かったよ。俺、子ふらん飼ってるんだけど玩具にする生餌用の赤ゆっくりがどこにも売ってな
くてねー。店の人の話によると最近法律が変わってバッジの付いた成体ゆっくりしか販売できなくなってるらしいんだよ。
なんか愛護団体の圧力が激しいとかで。捕まえようにも野良ゆっくりなんて加工所の一斉駆除のおかげで今はほとんどいないし、
どうしたもんかと思ってるところにお前らが来てくれたんだよ。見たところ虐め・・・もとい遊びがいのある顔だし、ふらんの奴
もきっと喜んでくれると思うんだ。おっともうこんな時間か。この赤れいむは俺が責任もって生かさず殺さず長生きさせるから安
心してくれ。じゃあな、れいむゆっくりしてけよ!!」
それだけ言うと俺は足早にその場を立ち去る。ふらんの喜ぶ顔が眼に浮かぶようだ。
後でなにかれいむが言ってるようだが気にしない。恐らくお礼がしたりないのだろう。
「いやー、いいことをした後は気持ちがいいな!!」
すがすがしい気分で俺は家路についた。
後書き
いつもご愛読ありがとうございます。長月です。
本作のテーマは「赤ゆ、捕食種、玩具、愛で」短い小ネタにしてみました。
面白かった、ゆっくりできた、と言う方は下のゆっくりできたよ!!ボタンを押していただければ幸いです。
ご意見、ご感想、ご要望は感想用掲示板(長月用スレ)でおねがいします。URLも書いておきますので。
ふたば系ゆっくりSS感想用掲示板(長月用スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1274852907/
今まで書いた作品
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anko1638 とてもかわいそうなでいぶ
anko1672 奇跡のドス
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anko1775 ゆっくりしたおちびちゃん
anko1836 希少種になる薬
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