ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko0342 逆襲のうんうん
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その日、ゆうかが巣に戻ると巣穴の前に植えたコスモスの群生が滅茶苦茶に荒らされていた。
荒地の広がる殺風景な風景に彩りを添えようと植えたコスモスだ。
手に汗込めて育てた秘蔵の花と云う訳でもないが、荒されればやはり腹は立つ。
犯人たちは、ゆうかが来たにも拘らず尻をぷりんぷりん振って花を貪っていた。
「うめぇ!これメッチャうめぇっ!!」
云うまでもなくゆっくりである。
ゆうかの棲んでいる丘陵では此処二ヶ月ほど姿を見なかったが、最近、再び出没し始めていた。
花を食い荒らしていたゆっくりたちがゆうかの姿を認めて、顔を上げた。
まりさの一家だった。平均よりかなり大きめの親まりさと、ちびまりさたちが八匹ほど。
如何やら一家は、相当な長旅をしてきたらしい。
本来漆黒である帽子は土埃で白く薄汚れ、茶色に染まった肌はかとなく異臭を放っている。
「ゆゆっ、ここはまりさのゆっくりぷれいすだよっ!ゆっくりしていってねっ!」
友好的な挨拶ではない。此れは自分の餌場だと云う所有宣言である。
ゆうかはポピーを見回した。完全に食い荒らされている。今はちょっと手の施しようがない。
溜息を漏らした。まりさから目を逸らし、如何でも良さそうに答える。
「はい、はい。ゆっくりね」
丘陵から望む地平線の果てには小さく黒雲が湧き出していた。風は微かに湿気を孕んでいる。
ゆうかの勘だと、あと数時間で激しい雨となる筈だ。
目の前のまりさたちが大雨や濁流で悲鳴を上げつつ押し流されていく光景を想像して溜飲を下げる。
(……いけない。少し疲れてる)
其れが癖である埒もない空想に数瞬耽ってから、巣の入口を塞いでいた大きな枝を退かしてもぞもぞ入り込んだ。
「ゆっ、ゆゆっ?いりぐちがひらいたよっ!!」
ゆうかが自分の家に入ると、何故かまりさたちもついてくる。
「……はい?」
親まりさがふんぞり返ってゆうかの洞窟を見回した。
「ゆっ、ここはとってもひろいおうちだね。まりさきにいったよ。
きょうからまりさたちがここにすんであげるよ。じゃまなゆうかはゆっくりでていってね!」
「「「「「「「「ゆっくちでちぇいっちぇね!」」」」」」」」
唐突なおうち宣言。ゆっくり水準でさえ余りと云えば余りに図々しい行動にゆうかが絶句していると、
子まりさたちは勝手に室内へと散らばっていく。
「ゆぅ~ん!ゆんゆゅ~ん!」
「うめっ!これめっちゃうめっ!ぱねぇ!」
「まりちゃのすーぱうんうんたいむ!はじまりゅよ!」
「まりしゃもうんうんするよー」
「こりぇはまりちゃのたからものにするんだじぇい!」
柔らかい干し草のベッドの上で飛び跳ね、壁の押花を引き剥がし始め、若葉や虫を食べ散らかし、
挙句の果てには部屋のありとあらゆる場所でうんうんをする。
「ちょ……やめなさい。こらっ。だめっ。やめてっ!」
ゆうかは狼狽して叫ぶが、調子に乗った子まりさたちは聞く耳を持たない。
今まで幾度も同様にゆっくりの巣を奪ってきているのだ。
「きゃあああっ!姉さんに貰った紫陽花が!妹から贈られたポピーが!山菜三ヶ月分と交換したサンテグジュペリの種がぁあああ!!!」
「ゆっへっへっ、ゆうかはさっさとおとなしくでていったほうがみのためなんだぜ。
まりさはむれでいちばんけんかがつよいんだぜ」
強気なまりさの言葉もあながち嘘ではない。元いた群れではまりさは実際一番大きなゆっくりだった。
其れでも捕食種であるゆうかの足元にも及ばないのだが、ゆうかが目を逸らした事で、
まりさの中ではゆうかより自分の方が偉いと判定されていた。
「ゆっ、あんなところにおいししょーにゃのがありゅんだじぇ」
部屋の隅に転がる美味しそうな匂いを放つ丸い塊に、子まりさの一匹がぽよんぽよん跳ねながら近づいていく。
「うー、ざぐやー」
「うぎゃあああ、れみりゃだあああああ」
影の正体を視認した子まりしゃが思わずおそろちーちーを洩らす。
ゆっ?どういう事?如何してゆうかの巣にれみりゃがいるの?
父まりさはれみりゃをよく見る。それは羽を毟られ、底部を千切られ、片目を抉られたれみりゃだった。
体のあちこちに凄まじく大きな歯型が無惨に残っており、惨めな声で命乞いを繰り返している。
「もうだべないでぇ……ゆーがぁ……いだいんだどぅ……くるじいんだどぅ。ゆるじでほしいんだどぅ」
親まりさの思考が停止した。
もしかしてこのゆうかはれみりゃをえさにしてるの?れみりゃより強いの?そんな筈ないよね。
だってさっきまりさから目を逸らしたもの。今だってぶるぶるふるえているよ。
ゆうかは確かに震えていた。ただし怒りで顔を真っ赤にして、額に青筋を浮き上がらせて。
「ゆゆぅっ?!」
本当に迂闊な事だが、まりさはその時初めて気づいたのだ。ゆうかの体が自分より一回りも大きい事に。
ゆうかの体中に無数の戦いの傷痕が在り、その餡子と皮が傍目にも硬く引き締まっている事に。
そして思い出す。通常種と捕食種では、体の大きさが同じでも力がまるで違うのだと云う事を。
自分が幾ら力を入れてもびくともしなかった入口の太い枝を、ゆうかが軽々と動かした事を。
「……おちびちゃんたち、そろそろおうちにかえろーね。
いつまでもおじゃましていたらゆうかおねーさんにめいわくがかかるからね」
調子に乗った子まりさたちは、父まりさの云う事など右から左だった。
「にゃにいっちぇるの、おとーしゃん!きょきょがまりちゃのおうちでしょ?」
「ばきゃにゃの?しにょの?」
「まりちゃ、もっちょうんうんしゅるよー!!」
「まりしゃもするよー!!」
「うめぇ!これメッチャうめぇっ!!パネェッ!!」
「まりしゃのうんうん!たべちぇもいーじぇ!」
「しゃっしゃとでちぇいきぇ!ばばぁ!」
げらげら笑いながら、ゆうかにぽよんぽよんと体当たりする子まりさまでいた。
今やゆうかが怒りが爆発寸前である事は、鈍感な親まりさの目にも明白であった。
「どぼじでぞんなごどずるのぉおおおおおおお!!!???」
まりさの気が遠くなる。
「まりちゃ、おしりをきれーきれーしたいよ!ゆっ ちょうどいいものがあるよ」
爆発寸前の怒りを決壊させた切っ掛けは、ゆうかのお気に入りの水晶に子まりさが汚い尻を擦り付けた事であろう。
「まりちゃはせいけちゅにゃんだよ!しゅーりしゅーり しゅっきりぃーーーー!!」
満足げな笑顔でゆっくちーと叫ぶ子まりさ。ゆうかの中で何かが切れた。
「かっああああああっ」
奈落の底から響いてくるような不気味な唸り声は、とてもゆっくりの喉から出たとは思えない迫力だった。
普段は冷静なその瞳は、煉獄もかくやというほど怒りに赤く燃えている。
牙を剥き、瞳の釣り上がった姿はとてもゆっくりとは思えない。
肝の小さな人間が夜の道で出会えば、妖怪と思って悲鳴を上げて腰を抜かすかも知れない。
「……ゆうか。おこっちゃいやなのぜ?」
恐る恐る訪ねる親まりさにゆうかが飛びかかった。思いきり突き飛ばす。
「ゆべしっ!!」
まりさの体が宙を飛んだ。にんげんさんに殴られたような衝撃と共に跳ねあがり、天井に叩きつけられる。
落下して呻いているまりさの上に、飛翔したゆうかが飛び降りた。
「ゆがあっ!!!!」
まりさの片目が飛び出し、その空洞から餡子が吹き出した。体が完全にひしゃげ、変形する。
「ゆっ!!!ゆっ!!!ゆっ!!!ゆっ!!!ゆっ!!!」
ゆうかはまりさを口で咥えて部屋の中央に引き摺ると、その上に大きな枝を置いてまりさを固定した。
そのまま牙でまりさの体に線を入れ、噛み付きながら思いきり首を振るう。
「ゆんぎゃああああああああああああ!!!」
ベりベりと音を立てながら、まりさの生皮が剥がされていく。
「いっぎゃあああああ!!!!
いじゃい!いじゃい!!いじゃじゃじゃじゃやめじぇえええ!!」
手際よく牙を使うゆうかに、まりさは全く抵抗できず全身の皮を剥がされていく。
まりさは泡を吹きながら叫んだ。大きく見開かれた目は飛び出しそうなほどに浮き出している。
痛い、痛い、痛い、こんな痛みは生まれてこの方味わった事がなかった。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛…ゆっくりやめてね!ゆっくりやめてね!」
「いたい!いたいよ!ゆっくりやめてね!ゆっくりはなしてね!」
「ゆっ?ゆっくりやめてね!うごけないよ!ゆっくりできないよ!」
「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ!! ゆ゛っ゛く゛り゛し゛た゛い゛よ゛ぉ゛!ゆ゛っ゛く゛り゛さ゛せ゛て゛え゛」
「ゆっゆっゆっゆっゆっ」
まりさを呻きを発する奇怪なオブジェへと作り変えてから、ゆうかは部屋を見回した。
強くて頼りがいのあった父親が簡単でやられてしまった光景に、子まりさたちは完全に凍りついていた。
「ふぅっ……このうんうん、如何しよう」
ゆうかは途方に暮れて部屋中に撒き散らされたうんうんを眺めた。
目の前で展開された短いが凄惨な光景に、隅に固まって震えていた子まりさたちに目をやると、
「貴方たち、うんうんを食べなさい」
一斉に子まりさたちが叫び出した。
「にゃにいっちぇるのぉぉおおお!?」
「うんうんたべりゅわけないでしょぉおおお ゆうかはばかなの?しぬのぉお!」
「やじゃよ!うんうんくちゃいよぉ!きちゃないよぉ!」
ゆうかが息を大きく吸い込んで怒鳴った。
「此れは提案ではなく命令だ!早くしろぉっ!!」
「「「「「「「「わっ、わきゃりましちゃあ!!」」」」」」」」
「ゆっゆぅ、くしゃいよぉ」
「ゆっきゅりできにゃいよ」
「ゆっきゅりしちゃいよぉ」
ボロボロと涙を零しながら子まりさたちは自分たちの出した排泄物を咀嚼し、飲み込んでいく。
そのみじめな姿にゆうかの溜飲もだいぶ下がった。
「おお、惨め惨め。自分のうんうん美味しそうに食べるなんて、れいぱーも真っ青な変態ね。
信じられないわ。貴方たちきっと一生うんうんまりさとして馬鹿にされるわね。
此れから先一生ゆっくり出来ないわよ。ばれたら皆軽蔑するわね」
「ぐしゅっ……ひっぐ……ぺーりょ ぺーりょ」
「うわ、そんな汚いもの。よく食べられるわね。吐いちゃいそう」
「ぐしゅっ、だっちぇ、ちゃべろっちぇ」
「舌を休めるなっ!!きさまら」
ゆうかが口に咥えていた柳の鞭が鋭い破裂音と共に子まりさの尻を襲った。
「ぴぎぃ!!」
オリジンである妖怪か、何処かの先任軍曹のような物凄い意地悪でサドい顔になって、強烈な言葉攻めする。
「此れからうんうんする度に、うんうん食べた事を思い出せ!
うんうん、うんうん。うんうんまりさ。 吐け。ほら吐け。今吐け。吐け」
「ゆっ、ゆげぇえええ」
精神的に弱い子まりさがついに戻してしまった。
「うんうん吐いたのなら、もう一度うんうん食べればいいじゃない」
「やじゃ、やじゃああ」
ぷるぷると首を振りながら、後ずさりする。その脅えた目がたまらない。
ゆうかの体の奥底で、冥い愉悦の炎が燃え上がっていく。
「もうやめちぇあげちぇね!まりちゃのいもうちょがしんじゃうよぉおお!」
「なら、しね」
「ゆっ?」
思わず凍りついた子まりさ。
「うんうんまりさがしんでもだれもかなしまない。みんなよろこぶぞ。
おまえ達は無価値だ。まるで、そびえ立つうんうんだ。
死ぬか? ゆうかのせいで死ぬつもりか? さっさと死ね! 」
「ゆげげええええええ」
精神的に追い詰められた子まりさの嘔吐は止まらない。
「もっぢょ……ゆっぐぢ……」
餡をすべて吐き出し、目玉と皮だけの物体へと変わり果ててしまう。
「うんうんども。このうんうんまりさも食べろ!
死んでもいいけど、他のうんうん姉妹が苦労する事になるからな!」
「ゆっ、ゆぐ、ゆびいぃい」
ゆうかの無情な言葉に涙ぐみながら、姉妹の死骸を口に含んでいく子まりさたち。
「ゆっくりしたり、まったりできないようにしてやる!」
「口からうんうんたれる前と後にまりさはうんうんですと言え!分かったかうん虫ども!」
「うんうんでしゅ まりちゃたちはうんうんでしゅぅうう」
「さっさとしろ!ぱちゅりーのすっきりーの方がまだ気合いが入ってる!」
「いわにゃいじぇ……いじわゆいわにゃいじぇええ」
「ちんたらするな!ぺにぺに切り取って下衆の家系を絶ってやる!」
「ゆぴぃいいい」
ついにはゆうかは南の島のお猿の童謡の節を付けた替え歌まで歌い出した。
「う~んうん、う~んうん、う~んうん、う~んうん、汚いまり~さ~!」
ゆうかの歌声だの怒声だの罵り声が飛んでくる中、まりさたちは涙ぐみながら、
必死に自分たちの仕出かした粗相の後始末を舌と口でやり遂げていく。
「早くしろ!帽子切り落としてうんうん流し込むぞ!」
「ゆっぎっ……ゆっふくぅ」
涙をぼろぼろ零しながらうんうんを最後の一汚れまで丁寧に舌で舐めとっていく。
少しでも怠けたり躊躇していると、ゆうかの咥えている柳の鞭が容赦なく尻に飛んできた。
「ゆっぐ。おとーしゃん。おとーしゃぁん」
「此の部屋のうんうんを全て片づけるまではウジ虫さんだ! 地球上で最下等のお饅頭だ!」
「ゆぅう……ちゃ、ちゃべました」
「残っているぞ。アカ(?)のげすまりさめ! 四季の花の主を敬うと言え!」
「ゆぅっぎぃいいい」
遂に、床はゆうかが満足できる程、完全に綺麗になった。
土くれまで食べさせられた子まりさたちは、ともすれば込み上げてくる嘔吐感を必死にこらえながら涙目で整列している。
「よろしい」
妙に顔のテカテカしたゆうかが、何処か賢者の眼差しをして憔悴しきった子まりさたちに告げた。
「命だけは助けてあげる。どこへなりとも行きなさい。
ただし、次に私の巣穴に入ったら殺すからね?此処の花を食べても殺す。見かけても殺す」
「ちょんにゃああ!」
「うんうん!うんうん!おいしぃよぉおおお!」
「みょうおしょとよりゅだよぉ!」
「まりちゃはうんうんだよ!えへへ うんうんたべちゃい!」
「ちゃちゅけちぇ、ちんじゃうよぉ」
「うんうんしていってね!うんうんしていってね!」
「ごめんにゃしゃいぃ!」
何匹かは精神崩壊を起こしているようだが、抗議の悲鳴を上げる子まりさたち。
如何いう思考回路を経たのかは不明だが、如何やらゆうかの洞窟で休ませて貰えるものと思い込んでいたようだ。
ぶっちゃけ、ゆうかの知った事じゃなかった。
五月蠅いので、子まりさたちをさっさと外へと放り出す。
「では御休み。いい夢をね」
にっこり微笑んで太い枝と石の扉で入口を塞ぐと、同時に子まりさたちの悲鳴も遮断された。
ゆうかは汚れてしまった水晶を葉っぱで念入りに磨いてから、清潔な若葉に包んだ。
明日、一番に小川に洗いに行こう。
思い描きながら、暖かくてふかふかな藁のベッドに横になりぐっすりと朝まで眠り続けた。
長時間の労働と精神的な虐待で疲労し尽くした子まりさたちは、巣穴を追い出され、呆然と立ち尽くしていた。
「やめてぇえええ!ありさんはまりさのからだをかじらないでね!まりさおいしくないよぉ!いじゃいよっぉおおおおお!」
ポピー畑の傍では一緒に放り出された父まりさが、びっしりと蟻に集られて苦痛に悶え叫んでいた。
「うんうんしちぇいっちぇね!うんうんしちぇいっちぇね!いあいあ!うんうん!」
「ゆゆっ!おいしそうなうんうんだね!まりちゃがたべちぇあげりゅよ!うんうんよこちぇー!」
「まりしゃはうんうんなんだよ!とってもうんうんしているね!うんうんしたいよぉおお!」
精神に異常をきした子まりさ姉妹たちは、口々に気が触れたとしか思えぬ何とも形容し難き冒涜的な言葉を撒き散らし、
忌まわしき狂気の嘲笑を浮かべながら、姉妹が必死に縋りつくのも振りきって遠い草原へと走り去っていった。
残された子まりさたちは何処か虚ろな遠い眼差しで、僅かな時間で薔薇色から完全な灰色へと変貌した世界を見つめた。
如何してこんな事になったんだろう。
如何して自分たちがこんなにも悲しくて苦しい目にあわなきゃいけないんだろう。
まりさたちはなんにもわるいことなんかしてないのに。
ああ、わかった。これはきっとゆめだ。わるいゆめなんだ。
めをさませばそこはきっとあたたかいすあなで、やさしくてつよいおとーさんがいて、みんなでおいしいしょくじをたべて……
ゆめさん、さめてね。はやくさめてね。こんなにいやなゆめさんははやくわすれてしまいたいよ。
餌も少ないこの土地で、頼りの親は瀕死の重傷、赤ちゃん言葉も抜けない幼い子まりさたちが生き残れるかどうか。
東から灰色の暗雲が急速に迫りつつある中、暗い眼差しをした子まりさたちは何時までも其処に佇んでいた。
END
その……なんだろうね、これ。
過去作
『ふたば系ゆっくりいじめ 195 ゆうかの花』
『ふたば系ゆっくりいじめ 225 それいけ ゆうかさん 』
荒地の広がる殺風景な風景に彩りを添えようと植えたコスモスだ。
手に汗込めて育てた秘蔵の花と云う訳でもないが、荒されればやはり腹は立つ。
犯人たちは、ゆうかが来たにも拘らず尻をぷりんぷりん振って花を貪っていた。
「うめぇ!これメッチャうめぇっ!!」
云うまでもなくゆっくりである。
ゆうかの棲んでいる丘陵では此処二ヶ月ほど姿を見なかったが、最近、再び出没し始めていた。
花を食い荒らしていたゆっくりたちがゆうかの姿を認めて、顔を上げた。
まりさの一家だった。平均よりかなり大きめの親まりさと、ちびまりさたちが八匹ほど。
如何やら一家は、相当な長旅をしてきたらしい。
本来漆黒である帽子は土埃で白く薄汚れ、茶色に染まった肌はかとなく異臭を放っている。
「ゆゆっ、ここはまりさのゆっくりぷれいすだよっ!ゆっくりしていってねっ!」
友好的な挨拶ではない。此れは自分の餌場だと云う所有宣言である。
ゆうかはポピーを見回した。完全に食い荒らされている。今はちょっと手の施しようがない。
溜息を漏らした。まりさから目を逸らし、如何でも良さそうに答える。
「はい、はい。ゆっくりね」
丘陵から望む地平線の果てには小さく黒雲が湧き出していた。風は微かに湿気を孕んでいる。
ゆうかの勘だと、あと数時間で激しい雨となる筈だ。
目の前のまりさたちが大雨や濁流で悲鳴を上げつつ押し流されていく光景を想像して溜飲を下げる。
(……いけない。少し疲れてる)
其れが癖である埒もない空想に数瞬耽ってから、巣の入口を塞いでいた大きな枝を退かしてもぞもぞ入り込んだ。
「ゆっ、ゆゆっ?いりぐちがひらいたよっ!!」
ゆうかが自分の家に入ると、何故かまりさたちもついてくる。
「……はい?」
親まりさがふんぞり返ってゆうかの洞窟を見回した。
「ゆっ、ここはとってもひろいおうちだね。まりさきにいったよ。
きょうからまりさたちがここにすんであげるよ。じゃまなゆうかはゆっくりでていってね!」
「「「「「「「「ゆっくちでちぇいっちぇね!」」」」」」」」
唐突なおうち宣言。ゆっくり水準でさえ余りと云えば余りに図々しい行動にゆうかが絶句していると、
子まりさたちは勝手に室内へと散らばっていく。
「ゆぅ~ん!ゆんゆゅ~ん!」
「うめっ!これめっちゃうめっ!ぱねぇ!」
「まりちゃのすーぱうんうんたいむ!はじまりゅよ!」
「まりしゃもうんうんするよー」
「こりぇはまりちゃのたからものにするんだじぇい!」
柔らかい干し草のベッドの上で飛び跳ね、壁の押花を引き剥がし始め、若葉や虫を食べ散らかし、
挙句の果てには部屋のありとあらゆる場所でうんうんをする。
「ちょ……やめなさい。こらっ。だめっ。やめてっ!」
ゆうかは狼狽して叫ぶが、調子に乗った子まりさたちは聞く耳を持たない。
今まで幾度も同様にゆっくりの巣を奪ってきているのだ。
「きゃあああっ!姉さんに貰った紫陽花が!妹から贈られたポピーが!山菜三ヶ月分と交換したサンテグジュペリの種がぁあああ!!!」
「ゆっへっへっ、ゆうかはさっさとおとなしくでていったほうがみのためなんだぜ。
まりさはむれでいちばんけんかがつよいんだぜ」
強気なまりさの言葉もあながち嘘ではない。元いた群れではまりさは実際一番大きなゆっくりだった。
其れでも捕食種であるゆうかの足元にも及ばないのだが、ゆうかが目を逸らした事で、
まりさの中ではゆうかより自分の方が偉いと判定されていた。
「ゆっ、あんなところにおいししょーにゃのがありゅんだじぇ」
部屋の隅に転がる美味しそうな匂いを放つ丸い塊に、子まりさの一匹がぽよんぽよん跳ねながら近づいていく。
「うー、ざぐやー」
「うぎゃあああ、れみりゃだあああああ」
影の正体を視認した子まりしゃが思わずおそろちーちーを洩らす。
ゆっ?どういう事?如何してゆうかの巣にれみりゃがいるの?
父まりさはれみりゃをよく見る。それは羽を毟られ、底部を千切られ、片目を抉られたれみりゃだった。
体のあちこちに凄まじく大きな歯型が無惨に残っており、惨めな声で命乞いを繰り返している。
「もうだべないでぇ……ゆーがぁ……いだいんだどぅ……くるじいんだどぅ。ゆるじでほしいんだどぅ」
親まりさの思考が停止した。
もしかしてこのゆうかはれみりゃをえさにしてるの?れみりゃより強いの?そんな筈ないよね。
だってさっきまりさから目を逸らしたもの。今だってぶるぶるふるえているよ。
ゆうかは確かに震えていた。ただし怒りで顔を真っ赤にして、額に青筋を浮き上がらせて。
「ゆゆぅっ?!」
本当に迂闊な事だが、まりさはその時初めて気づいたのだ。ゆうかの体が自分より一回りも大きい事に。
ゆうかの体中に無数の戦いの傷痕が在り、その餡子と皮が傍目にも硬く引き締まっている事に。
そして思い出す。通常種と捕食種では、体の大きさが同じでも力がまるで違うのだと云う事を。
自分が幾ら力を入れてもびくともしなかった入口の太い枝を、ゆうかが軽々と動かした事を。
「……おちびちゃんたち、そろそろおうちにかえろーね。
いつまでもおじゃましていたらゆうかおねーさんにめいわくがかかるからね」
調子に乗った子まりさたちは、父まりさの云う事など右から左だった。
「にゃにいっちぇるの、おとーしゃん!きょきょがまりちゃのおうちでしょ?」
「ばきゃにゃの?しにょの?」
「まりちゃ、もっちょうんうんしゅるよー!!」
「まりしゃもするよー!!」
「うめぇ!これメッチャうめぇっ!!パネェッ!!」
「まりしゃのうんうん!たべちぇもいーじぇ!」
「しゃっしゃとでちぇいきぇ!ばばぁ!」
げらげら笑いながら、ゆうかにぽよんぽよんと体当たりする子まりさまでいた。
今やゆうかが怒りが爆発寸前である事は、鈍感な親まりさの目にも明白であった。
「どぼじでぞんなごどずるのぉおおおおおおお!!!???」
まりさの気が遠くなる。
「まりちゃ、おしりをきれーきれーしたいよ!ゆっ ちょうどいいものがあるよ」
爆発寸前の怒りを決壊させた切っ掛けは、ゆうかのお気に入りの水晶に子まりさが汚い尻を擦り付けた事であろう。
「まりちゃはせいけちゅにゃんだよ!しゅーりしゅーり しゅっきりぃーーーー!!」
満足げな笑顔でゆっくちーと叫ぶ子まりさ。ゆうかの中で何かが切れた。
「かっああああああっ」
奈落の底から響いてくるような不気味な唸り声は、とてもゆっくりの喉から出たとは思えない迫力だった。
普段は冷静なその瞳は、煉獄もかくやというほど怒りに赤く燃えている。
牙を剥き、瞳の釣り上がった姿はとてもゆっくりとは思えない。
肝の小さな人間が夜の道で出会えば、妖怪と思って悲鳴を上げて腰を抜かすかも知れない。
「……ゆうか。おこっちゃいやなのぜ?」
恐る恐る訪ねる親まりさにゆうかが飛びかかった。思いきり突き飛ばす。
「ゆべしっ!!」
まりさの体が宙を飛んだ。にんげんさんに殴られたような衝撃と共に跳ねあがり、天井に叩きつけられる。
落下して呻いているまりさの上に、飛翔したゆうかが飛び降りた。
「ゆがあっ!!!!」
まりさの片目が飛び出し、その空洞から餡子が吹き出した。体が完全にひしゃげ、変形する。
「ゆっ!!!ゆっ!!!ゆっ!!!ゆっ!!!ゆっ!!!」
ゆうかはまりさを口で咥えて部屋の中央に引き摺ると、その上に大きな枝を置いてまりさを固定した。
そのまま牙でまりさの体に線を入れ、噛み付きながら思いきり首を振るう。
「ゆんぎゃああああああああああああ!!!」
ベりベりと音を立てながら、まりさの生皮が剥がされていく。
「いっぎゃあああああ!!!!
いじゃい!いじゃい!!いじゃじゃじゃじゃやめじぇえええ!!」
手際よく牙を使うゆうかに、まりさは全く抵抗できず全身の皮を剥がされていく。
まりさは泡を吹きながら叫んだ。大きく見開かれた目は飛び出しそうなほどに浮き出している。
痛い、痛い、痛い、こんな痛みは生まれてこの方味わった事がなかった。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛…ゆっくりやめてね!ゆっくりやめてね!」
「いたい!いたいよ!ゆっくりやめてね!ゆっくりはなしてね!」
「ゆっ?ゆっくりやめてね!うごけないよ!ゆっくりできないよ!」
「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ!! ゆ゛っ゛く゛り゛し゛た゛い゛よ゛ぉ゛!ゆ゛っ゛く゛り゛さ゛せ゛て゛え゛」
「ゆっゆっゆっゆっゆっ」
まりさを呻きを発する奇怪なオブジェへと作り変えてから、ゆうかは部屋を見回した。
強くて頼りがいのあった父親が簡単でやられてしまった光景に、子まりさたちは完全に凍りついていた。
「ふぅっ……このうんうん、如何しよう」
ゆうかは途方に暮れて部屋中に撒き散らされたうんうんを眺めた。
目の前で展開された短いが凄惨な光景に、隅に固まって震えていた子まりさたちに目をやると、
「貴方たち、うんうんを食べなさい」
一斉に子まりさたちが叫び出した。
「にゃにいっちぇるのぉぉおおお!?」
「うんうんたべりゅわけないでしょぉおおお ゆうかはばかなの?しぬのぉお!」
「やじゃよ!うんうんくちゃいよぉ!きちゃないよぉ!」
ゆうかが息を大きく吸い込んで怒鳴った。
「此れは提案ではなく命令だ!早くしろぉっ!!」
「「「「「「「「わっ、わきゃりましちゃあ!!」」」」」」」」
「ゆっゆぅ、くしゃいよぉ」
「ゆっきゅりできにゃいよ」
「ゆっきゅりしちゃいよぉ」
ボロボロと涙を零しながら子まりさたちは自分たちの出した排泄物を咀嚼し、飲み込んでいく。
そのみじめな姿にゆうかの溜飲もだいぶ下がった。
「おお、惨め惨め。自分のうんうん美味しそうに食べるなんて、れいぱーも真っ青な変態ね。
信じられないわ。貴方たちきっと一生うんうんまりさとして馬鹿にされるわね。
此れから先一生ゆっくり出来ないわよ。ばれたら皆軽蔑するわね」
「ぐしゅっ……ひっぐ……ぺーりょ ぺーりょ」
「うわ、そんな汚いもの。よく食べられるわね。吐いちゃいそう」
「ぐしゅっ、だっちぇ、ちゃべろっちぇ」
「舌を休めるなっ!!きさまら」
ゆうかが口に咥えていた柳の鞭が鋭い破裂音と共に子まりさの尻を襲った。
「ぴぎぃ!!」
オリジンである妖怪か、何処かの先任軍曹のような物凄い意地悪でサドい顔になって、強烈な言葉攻めする。
「此れからうんうんする度に、うんうん食べた事を思い出せ!
うんうん、うんうん。うんうんまりさ。 吐け。ほら吐け。今吐け。吐け」
「ゆっ、ゆげぇえええ」
精神的に弱い子まりさがついに戻してしまった。
「うんうん吐いたのなら、もう一度うんうん食べればいいじゃない」
「やじゃ、やじゃああ」
ぷるぷると首を振りながら、後ずさりする。その脅えた目がたまらない。
ゆうかの体の奥底で、冥い愉悦の炎が燃え上がっていく。
「もうやめちぇあげちぇね!まりちゃのいもうちょがしんじゃうよぉおお!」
「なら、しね」
「ゆっ?」
思わず凍りついた子まりさ。
「うんうんまりさがしんでもだれもかなしまない。みんなよろこぶぞ。
おまえ達は無価値だ。まるで、そびえ立つうんうんだ。
死ぬか? ゆうかのせいで死ぬつもりか? さっさと死ね! 」
「ゆげげええええええ」
精神的に追い詰められた子まりさの嘔吐は止まらない。
「もっぢょ……ゆっぐぢ……」
餡をすべて吐き出し、目玉と皮だけの物体へと変わり果ててしまう。
「うんうんども。このうんうんまりさも食べろ!
死んでもいいけど、他のうんうん姉妹が苦労する事になるからな!」
「ゆっ、ゆぐ、ゆびいぃい」
ゆうかの無情な言葉に涙ぐみながら、姉妹の死骸を口に含んでいく子まりさたち。
「ゆっくりしたり、まったりできないようにしてやる!」
「口からうんうんたれる前と後にまりさはうんうんですと言え!分かったかうん虫ども!」
「うんうんでしゅ まりちゃたちはうんうんでしゅぅうう」
「さっさとしろ!ぱちゅりーのすっきりーの方がまだ気合いが入ってる!」
「いわにゃいじぇ……いじわゆいわにゃいじぇええ」
「ちんたらするな!ぺにぺに切り取って下衆の家系を絶ってやる!」
「ゆぴぃいいい」
ついにはゆうかは南の島のお猿の童謡の節を付けた替え歌まで歌い出した。
「う~んうん、う~んうん、う~んうん、う~んうん、汚いまり~さ~!」
ゆうかの歌声だの怒声だの罵り声が飛んでくる中、まりさたちは涙ぐみながら、
必死に自分たちの仕出かした粗相の後始末を舌と口でやり遂げていく。
「早くしろ!帽子切り落としてうんうん流し込むぞ!」
「ゆっぎっ……ゆっふくぅ」
涙をぼろぼろ零しながらうんうんを最後の一汚れまで丁寧に舌で舐めとっていく。
少しでも怠けたり躊躇していると、ゆうかの咥えている柳の鞭が容赦なく尻に飛んできた。
「ゆっぐ。おとーしゃん。おとーしゃぁん」
「此の部屋のうんうんを全て片づけるまではウジ虫さんだ! 地球上で最下等のお饅頭だ!」
「ゆぅう……ちゃ、ちゃべました」
「残っているぞ。アカ(?)のげすまりさめ! 四季の花の主を敬うと言え!」
「ゆぅっぎぃいいい」
遂に、床はゆうかが満足できる程、完全に綺麗になった。
土くれまで食べさせられた子まりさたちは、ともすれば込み上げてくる嘔吐感を必死にこらえながら涙目で整列している。
「よろしい」
妙に顔のテカテカしたゆうかが、何処か賢者の眼差しをして憔悴しきった子まりさたちに告げた。
「命だけは助けてあげる。どこへなりとも行きなさい。
ただし、次に私の巣穴に入ったら殺すからね?此処の花を食べても殺す。見かけても殺す」
「ちょんにゃああ!」
「うんうん!うんうん!おいしぃよぉおおお!」
「みょうおしょとよりゅだよぉ!」
「まりちゃはうんうんだよ!えへへ うんうんたべちゃい!」
「ちゃちゅけちぇ、ちんじゃうよぉ」
「うんうんしていってね!うんうんしていってね!」
「ごめんにゃしゃいぃ!」
何匹かは精神崩壊を起こしているようだが、抗議の悲鳴を上げる子まりさたち。
如何いう思考回路を経たのかは不明だが、如何やらゆうかの洞窟で休ませて貰えるものと思い込んでいたようだ。
ぶっちゃけ、ゆうかの知った事じゃなかった。
五月蠅いので、子まりさたちをさっさと外へと放り出す。
「では御休み。いい夢をね」
にっこり微笑んで太い枝と石の扉で入口を塞ぐと、同時に子まりさたちの悲鳴も遮断された。
ゆうかは汚れてしまった水晶を葉っぱで念入りに磨いてから、清潔な若葉に包んだ。
明日、一番に小川に洗いに行こう。
思い描きながら、暖かくてふかふかな藁のベッドに横になりぐっすりと朝まで眠り続けた。
長時間の労働と精神的な虐待で疲労し尽くした子まりさたちは、巣穴を追い出され、呆然と立ち尽くしていた。
「やめてぇえええ!ありさんはまりさのからだをかじらないでね!まりさおいしくないよぉ!いじゃいよっぉおおおおお!」
ポピー畑の傍では一緒に放り出された父まりさが、びっしりと蟻に集られて苦痛に悶え叫んでいた。
「うんうんしちぇいっちぇね!うんうんしちぇいっちぇね!いあいあ!うんうん!」
「ゆゆっ!おいしそうなうんうんだね!まりちゃがたべちぇあげりゅよ!うんうんよこちぇー!」
「まりしゃはうんうんなんだよ!とってもうんうんしているね!うんうんしたいよぉおお!」
精神に異常をきした子まりさ姉妹たちは、口々に気が触れたとしか思えぬ何とも形容し難き冒涜的な言葉を撒き散らし、
忌まわしき狂気の嘲笑を浮かべながら、姉妹が必死に縋りつくのも振りきって遠い草原へと走り去っていった。
残された子まりさたちは何処か虚ろな遠い眼差しで、僅かな時間で薔薇色から完全な灰色へと変貌した世界を見つめた。
如何してこんな事になったんだろう。
如何して自分たちがこんなにも悲しくて苦しい目にあわなきゃいけないんだろう。
まりさたちはなんにもわるいことなんかしてないのに。
ああ、わかった。これはきっとゆめだ。わるいゆめなんだ。
めをさませばそこはきっとあたたかいすあなで、やさしくてつよいおとーさんがいて、みんなでおいしいしょくじをたべて……
ゆめさん、さめてね。はやくさめてね。こんなにいやなゆめさんははやくわすれてしまいたいよ。
餌も少ないこの土地で、頼りの親は瀕死の重傷、赤ちゃん言葉も抜けない幼い子まりさたちが生き残れるかどうか。
東から灰色の暗雲が急速に迫りつつある中、暗い眼差しをした子まりさたちは何時までも其処に佇んでいた。
END
その……なんだろうね、これ。
過去作
『ふたば系ゆっくりいじめ 195 ゆうかの花』
『ふたば系ゆっくりいじめ 225 それいけ ゆうかさん 』