ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2327 夏ゆさいのフルコース
最終更新:
ankoss
-
view
夏ゆさいのフルコース 23KB
制裁 自業自得 調理 駆除 野良ゆ 赤ゆ 独自設定 うんしー 18作目です。夏野菜はゆっくりできるね!
庭の畑に野菜の苗を植えた。
野菜作りは今回が初めてなので要領がよく分からなかったが、
それでも出来る限りの世話を毎日してやった。
しばらくすると、畑には綺麗な花が咲き、小さな野菜の実ができた。
日に日に大きくなる野菜を眺めながら農作業をしていると、
野菜の葉っぱをかじる小さな虫を発見した。
「これは俺が大事に育てた野菜なんだ、勝手に食べないでくれよ。えいっ。」
スコップを軽く振りかざすと、虫は何の抵抗もなく潰れた。
野菜に寄ってきた悪い虫を取り除く作業も、野菜作りには欠かせない。
最初は虫を殺すことに抵抗を感じていたが、
野菜を作るためだから仕方ない、と考えるようになってから徐々に慣れていった。
畑にはトマト、スイカ、きゅうり、ジャガイモを植えたのだが、どれも順調に大きくなっている。
来週あたりには収穫できそうだ。
一週間後、畑の野菜を収穫することにした。
朝の涼しいうちに農作業の格好をして庭に出る。
農作業は力仕事で疲れると思うが、今はとてもうきうきしている。
今晩は収穫した野菜づくしだな。
フライドポテト、コロッケ、芋の煮付け、きゅうりとトマトのサラダ、デザートはスイカ。
手作りの野菜を使った手作りの料理、
手間はかかるがこれに勝るものは無い。
わくわくしながら外に出たのだが、庭を見て唖然とした。
畑の野菜が荒らされていたのだ。
「ゆっくりしていってね!!!」
野菜泥棒の犯人はゆっくり。
畑には30匹近くのゆっくりが湧いていた。
そのうちの6匹が成体ゆっくりで、
きゅうりやトマトの茎を口でくわえて揺すったり、ジャガイモを掘ったりしている。
20匹以上は育ちざかりの子ゆっくりで、野菜をいっぱい食べたのだろう、体がパンパンに膨らんでいる。
満腹になって気持ち良くなったのか、その場で眠る子ゆっくりもいる。
肝心の野菜を見てみると、高い場所にできたトマトやきゅうりは何とか食べられずに残っていたが、
低い場所に実っていたものは、見事に全部食べられている。
硬いジャガイモはゆっくりたちにとって食べにくいのか、少しかじられてそのまま放置されている。
何匹かの子ゆっくりの頬がジャガイモの形に出っ張っている。
その子ゆっくりが動くたびに、体内のジャガイモがゴロゴロと動いている。
小さなジャガイモを噛み切れず、そのまま丸飲みしたのだろう、
まるで鳥の卵を丸呑みにした蛇のようだ。
1個だけ実っていたスイカは、成体ゆっくりに何度も体当たりされ、地面を行ったり来たりしている。
子ゆっくりたちはそれをまねて、丸いジャガイモに体当たりして遊んでいる。
よし、名前を決めた。こいつらは、夏野菜を目当てに集まってくる「夏ゆさい」だ。
夏ゆさいどもは腹いっぱいであるにも関わらず、夏野菜を際限なく食べているようだ。
どんだけ食べれば気が済むんだ。
「む~しゃむ~しゃ、しあわせぇえええ!!!」
「「「む~ちゃむ~ちゃしゅるよ!!!!」」」
「おやさいしゃんはころころしてたのちいよ!!!」
「おなきゃがいっぱいだからす~やす~やしゅるよ!!!」
さすがに傍観するのは限界だ
「おいてめぇら、俺が育てた野菜を勝手に食べやがって、ただで済むと思うなよ。」
「ゆ!?おやさいさんはかってにはえてくるんだよ!!!にんげんさんはそんなこともしらないの?」
「んなわけないだろ。野菜は植えるから生えてくるんだ。」
「ぷぷっ、れいむはにんげんさんよりもゆっくりとしたゆっくりだから
おやさいさんがかってにはえてくることをしってるんだよ!!!
むーしゃむーしゃ、しあわしぇ~~~!!!ゆゆ?どうしたの???にんげんさんもおやさいさんをたべたいの?」
「・・・・・・・」
「あげないんだよ!!にんげんさんはいままでおやさいさんをどくせんしてきたから
れいむたちにおやさいさんをわけてくれないとだめなんだよ!!!」
「「「ゆっくちわけちぇにぇ!!!」」」
体の底からゴウゴウと怒りがわいてきた。
すぐさま、丸々太った子れいむをつまみ上げ、親指と人差し指で胴体に圧力をかけていく。
「ゆぎゃぁああああああああああ!!!」
「やめてねおちびちゃんがいたがってるよ!!!にんげんさんははやくおちびちゃんをはなしてね!!!」
「さて、今日は夏ゆさいのフルコースだな。」
「いちゃいよぉおおおお!!!たすけちぇぇええええええええ!!!ぐぎゃっ」
手の中の子れいむは腹から真っ二つにちぎれた。
子れいむの両目は圧力で飛び出し、そのまま地面にボトリと落ちた。
子れいむは歪んだ表情をしたままピクリとも動かない。
裂けた断面からは餡子と野菜の汁がポタポタと滴り落ちている。
「せっかくの野菜をこんな汁に変えやがって・・・」
手についた餡子を振り払い、子れいむの残骸を地面に叩きつける。
びちゃっと音がして、叩きつけた上半分は完全につぶれた。
地面に落ちている下半分を靴でグリグリと踏み、原型を残さないようにしてやった。
「まりちゃのいもうとがぁああああああ!!!」
「おちびちゃんになんてことするの!!!れいむはもうかんかんだよ!!!!」
夏ゆさいどもは俺に対して威嚇を始める。
一方でちゃっかりした子ゆっくりたちは、命の危険を感じて逃げ出そうとしている。
必死にもぞもぞと動く子ゆっくりたち。
だが腹にはいっぱい野菜が詰まっているようで、
その動きは非常に鈍く、カタツムリの移動する速度よりも遅い。
腹いっぱい食べてしまったら、いざというときに逃げられなくなる、ということに気がつかなかったのだろうか?
まぁ、こちらとしては追いかける手間が省けるので非常に楽だ。
近くにいた足の遅い子まりさを捕まえて持ち上げる。
「ゆうう!!!ゆっくちできにゃいにんげんしゃんはせいっしゃいしゅるんだじぇ!!!」
子まりさは俺の手の上でプクーっと頬を膨らませ始めた。
徐々に子まりさの顔は赤くなっていく。
それはまるで、今日収穫する予定だったトマトの色だ。
「制裁してみろよ。」
「ゆ!まりしゃはおこったんだじぇ!!!」
子まりさはさらにプクーっと膨らんでいく。
顔はますます赤くなっていく。
限界まで膨らんだ子まりさは、とても苦しそうな表情をしている。
よしよし、いい感じだ。
子まりさを右手に持ち、そのまま両手をスッと横に開く。
「『ビストロ・ド・ゆっくり』へようこそ。一品目は、プチまりさの餡かけサラダだ。」
そのまま勢い良く手を叩く。
パーーーーーーン
とても大きな音がして、手の中の子まりさは勢い良く破裂した。
飛び散った子まりさの餡子が、近くにあった芋のツルに付着した。
手には子まりさの帽子とつぶれた皮が残った。
それを、餡子の付着した芋のツルとミックスし、
逃げ惑う子れいむの口へ突っ込んでやる。
「さぁ試食タイムだ。感想を聞かせてもらおう。」
「ゆげええまじゅいよぉおおおお!!まりしゃのおぼうちはくしゃいよぉおおおおお!!!」
かまわず、小さな子れいむの体を指で上下にプニプニとさせ、咀嚼の手伝いをしてやる。
子まりさの味を堪能した子れいむは、口の隙間から餡子を漏らし始め、目を白目にしてガクガクと震えだした。
「ゆべええええええ・・・・」
子れいむの顔が真っ青になる。
子れいむの皮の表面には、何かブツブツと発疹ができ始めている。
同属を食べたことによる拒絶反応なのか?その原理や理由はいまいち分からない。
おっ、だけどこいつ、まるできゅうりのようだ。ちょうどいい。
白目になった子れいむを縦に引き伸ばし、一匹の成体ゆっくりの口に押し込んでやる。
「二品目は新鮮子れいむの丸かじりだ。しっかり味わってくれ。」
「ゆえっ、ええええ、ええええ」
ゆっくりの頭にゲンコツをかまし、子れいむをしっかりと食べさせてやる。
「ゆげぇえええええ~~ゆげぇええええ~~~れいむのおちびちゃんがおくちのなかにぃいいいい!!!」
「どうだ、夏ゆさいはゆっくりできるだろ?」
「くさいよぉおおお!!!」
なるほど、死臭のするお飾りがあるとゆっくりできないのか。
次は下ごしらえをちゃんとしないとダメだな。
今度は子ゆっくり全員を捕まえ、お飾りをはずしてからダンボールの中に放り込む。
ついでに、硬い石ころを十個ほどダンボールの中に放り込んでおく。
「ゆゆ!たきゃいたきゃーい!!!」
「きょきょはとてもゆっくちできるよ!!!」
命の危険を忘れ、子ゆっくりたちはダンボールの中でゆっくりしはじめる。
ダンボールの中にいる子ゆっくりたちの顔は、土まみれになっていてジャガイモのように見える。
ジャガイモと明らかに違うのは、自発的に動くという点だ。
「れいむのおちびちゃんをかえしてね!!おちびちゃんをゆっくりさせてあげてね!!!」
「何言ってるんだ?ゆっくりは勝手にたくさん生えてきて困るから、わざわざ殺してあげるんだよ。」
「ちがうよぉおおおお!!おちびちゃんはれいむがいっしょうけんめいそだてたんだよ!!!」
「そんなわけないよ。れいむは子ゆっくりを独占してるから、少し俺に分けてくれないとダメなんだよ。」
「おちびちゃんはれいむのものなの!!!にんげんさんはおちびちゃんをつれていっちゃだめなんだよ!!!」
「子ゆっくりを独占したいからって嘘つくなよ。嘘をつくゆっくりの子供は全部没収だ。」
子ゆっくりの入ったダンボールを閉め、ガムテープで固定する。
きゃぴきゃぴと聞こえていた子ゆっくりたちの声が、フタをすることで全く聞こえなくなった。
「ゆ!おちびちゃんはまりさたちがたすけてあげるんだぜ!!!」
残った6匹の成体ゆっくりがダンボールに近づき、体当たりを始める。
それからゆっくりたちは、何度も何度もダンボールに体当たりを繰り返す。
10分ほど放っておいたが、子ゆっくりを入れたダンボールはとても頑丈で、
いくらゆっくりたちが体当たりしてもフタは開かない。
一向に状況が変わらないので、仕方なくガムテープをはずし、ダンボールのフタを開けてやる。
「ゆ!!!おちびちゃんをはやくだしてあげてね!!!」
ダンボールを逆さにして中身を全部出す。
ダンボールの中から出てきたのは石ころ、小さなジャガイモ、野菜の汁、
そして、ぐちゃぐちゃにつぶれた子ゆっくりの塊だった。
親ゆっくりたちの体当たりによって、同梱された石ころが跳ね、
跳ねた石ころが子ゆっくりたちを潰したようだ。
「三品目は子ゆっくりのポテトサラダだ。おいしそうに混ざっているね。」
「おちびちゃんがしんでる!?どぼぢでえええええ!!!」
「おちびちゃんをころしたにんげんさんはゆるさないんだぜ!!まりさがせいっさいしてやるんだぜ!!!」
「せっかくのサラダだ。残さず食べろよ。」
れいむの口に子ゆっくりの餡子を押し込んでやる。
「ゆっ、ゆげぇえええ・・・ゆ、ゆゆっ??とってもあまあまだよ!!!」
「ゆ!まりさもあまあまさんたべたいんだぜ!!!」
「にんげんさんはれいむたちにもっとあまあまをよこしてね!!!」
ドゴッ
くれくれうるさかったので、れいむの左顔面に蹴りをかましてやった。
足を引き抜くと、れいむの顔左半分に空洞ができた。
「ゆあ・・・ああああ・・れひうのおはおは・・・・」
残った2匹のれいむと3匹のまりさが、れいむの周りを取り囲む。
「どうちてこんなことするのぉおおおお!!!れいむはいたがってるよぉおおおお!!!!」
「にんげんさんはれいむのおかおをはやくもとにもどすんだぜ!!」
「れいむはゆっくりしてね!!れいむがゆっくりできるおうたをうたってあげるよ!!!
「ぺーろぺーろするんだぜ!!!いたいいたいははやくなくなるんだぜ!!」
ゆっくりたちの中心にいるれいむは、ゾンビのような顔をしている。
右目は焦点が合わずにキョロキョロし、後頭部までめり込んだ左目は潰れて中身の餡子と一体化している。
口からは餡子の混じったよだれが垂れている。
左側の奥歯はすべて後頭部へ押し込まれ、残った歯がむき出しになっている。
「れひうおおはおはああああああああ」
れいむのお顔が、と言いたいらしい。
ほかにも何か言ってるがよく分からない。
「れいむがいたがってるんだぜ!!にんげんさんはれいむをたすけるんだぜ!!!」
「泥棒を優遇する被害者なんてそうそう聞かないねえ。」
れいむの前に立ちはだかるナマイキなまりさを蹴り飛ばす。
「ゆげっ、ゆ!!おそらを・・・ぶぎゃっ!!!!」
まりさは5mほど先の地面に墜落してゴロゴロと転がった後、大量の餡子を口から吐いて動かなくなった。
さて、うるさいやつもいなくなったことだし調理の続きだ。
硬い木の枝をれいむの右目に刺してやる。
「ゆあああああああ!!!!いはいおおおおおお!!!!」
「やめてね!!!れいむはいたがってるんだよ!!!」
かまわず木の枝を目の奥にぐりぐりと押し込んでいく。
奥の方まで枝が到達すると、れいむの後頭部に穴が開き、突き刺した右目が枝といっしょに出てきた。
出てきた右目をつかみ、だらしなく開いたれいむの口へ放り込んでやる。
両目を失ったれいむは目が見えないようだが、
口の中に入ってきたものに対して違和感を感じたのだろう、思わず目玉を吐き出そうとする。
「番外料理、ゆっくりの目玉でございます。お口に合いますかな?」
「ゆぇえええええええええええ」
吐こうとするれいむを押さえ、髪とお飾りを掴んで皮ごと髪を剥ぎ取る。
「むううううううううう!!!!」
「下ごしらえは肝心ですからね。手をかけるのがおいしさのコツです。」
それかられいむの全身にスコップを刺し、表面の皮をすべてめくりとっていく。
「いはいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
皮をすべて剥いだことで、ゆっくりれいむは餡子の塊となった。
そこから中枢餡だけを取り出し、一口サイズに切り取る。
「四品目のデザートはれいむの中枢餡でございます。」
先ほどあまあまを食べたいと言っていたまりさに、れいむの中枢餡を食べさせてやる。
「ゆぇええ・・・・ゆゆ??とってもあまあまだぜ!!!」
「そうだろそうだろ。」
「なにいってるの!!まりさはれいむをたべちゃったんだよ!!!」
「ゆっ、でもとってもあまあまだったんだぜ!!まりさはもっとたべたいんだぜ!!!」
「おお、悪い悪い。そういえばスイカには種があったな。今回のテーマは夏ゆさいだから、そこも再現してやらんとな。」
まりさをつかみ上げ、あにゃる付近をギュッと絞ってやる。
少し苦しそうな表情を見せた後、まりさのあにゃるから黒いうんうんがコロコロと出てきた。
「まりさ・・・」
「ゆうううはずかしいんだぜ!れいむはまりさのうんうんするところをみないでほしいんだぜ!!!」
「じゃあ、食べるのはいいんだな。」
まりさのあにゃるから出てきたうんうんを、れいむの口に入れてやる。
「ゆぇえええええ!!くちゃいよぉおおおお!!!!!」
「ゆぁああああ!まりさのうんうんをたべちゃだめなんだぜ!!!」
「なるほど、まりさが代わりに食べるのか。」
「ゆ!!ちがうんだぜ・・・ゆ、ゆげぇええええくちゃいいいいい!!!!」
「まだあるからどんどん食べてくれよ。」
「やめちぇえええええええ!!!」
まりさのうんうんを全員に食べさせてやると、
うんうんを食べた全員がオエ、オエ、と口から餡子を吐きだした。
さて宴もたけなわだが、楽しんでもらったところで一次会は終わりだ。
そろそろ会計をしてもらおう。
「夏ゆさいのフルコース、しめて3000円になります。」
「ゆ?」
「3000円です。」
「ゆ??」
「ゆ?じゃないよ。3000円だって言ってるだろ。」
「ゆ?なにそれ???」
「なにって、食事の代価を払えって言ってるんだ。現金がダメなら、何か価値のある物を俺によこせ。」
「ゆ!!どうしてれいむがにんげんさんになにかあげないといけないの???」
「だから最初に『ただで済むと思うな』って言ったろ。ここで食事するのは有料だ。
つまり、畑の野菜を勝手に食べた分、俺に何かよこせってことだ。
こっちが楽しませてもらった分は代金を差し引いたが、それでも3000円分の報酬が足りない。
払えないならお前ら全員を加工所に送るが、それでもいいか?」
「かこうじょはだめだよ!!れいむはさんぜんえんぶんはらうよ!!!」
「そうか。その3000円分は何で払ってくれる?」
「れいむのゆっくりできるおうただよ!!!ゆっくりきいていってね!!!」
ゴスッ
「ぐぎゃあああああああ!!!!!」
「高けえよ、ライブ並みの料金じゃないか。そこのまりさは何で払ってくれる?」
「ゆ!まりさはぺ~ろぺ~ろがとくいだよ!!」
ベキッ
「ゆぎゃあああああああ!!!」
「得意なことを聞いてるんじゃないんだ。おまえはどうだ?」
「ゆ・・・・・・・」
バチン
「いちゃいいいいい!!」
「何か言えよ。次、お前は?」
「ゆゆ、にんげんさんはれいむたちをかってゆっくりさせてね!!!」
「この土壇場でなんてこと言いやがる。でも、その度胸に免じてお前ら3匹を3000円で買ってやる。」
「ゆゆ!れいむはかいゆっくりになれるよ!!!どれいはあまあまをさっさともってきてね!!!」
「何言ってるんだ?お前らは今、全部で4匹残っている。俺が買うのは3匹だといっている。つまりどういうことか分かるか?」
「ゆ?どういうことなの??」
「1匹は買わない。つまり、お前はここでおさらばだ。」
「どうじでぇええええ!!!!」
持っていたクワをれいむに振り下ろす。
クワが皮と餡子を貫通し、地面の土に突き刺さる。
「ぐぎゃあああああああああああああ」
貫通したクワは中枢餡を逸れたようで、れいむはまだ動いている。
だが、体にクワが貫通しているので、どんなに体を揺すってもクワは抜けない。
「もういやだああああ!!!おうちかえるうううううう!!!」
「安心しろ、この畑がお前のおうちになる。」
「ちがうよぉおお!!!れいむにはべつのおうちがあるんだよぉおおおおお!!!」
「まあそう言わず、ここでゆっくりしていけ。」
「ゆぐ、もっどゆっぐりじだがっだよ・・・・・」
れいむははそのままどす黒くなり、二度と動かなくなった。
クワを抜き、動かなくなったれいむをスコップでぐちゃぐちゃにする。
れいむの残骸は土と混ざり、完全に畑の土となった。
その様子を見ていたほかのゆっくりは体をビクビクとさせ、その場で震えている。
「大丈夫。お前らは俺が買ったんだから、家の中へ連れてってやるよ。」
「ゆ!ゆっくりしていってね!!!」
こわばっていた夏ゆさいどもの顔色が急に緩む。
その顔は今やニヘラニヘラとしている。
残った1匹のれいむと2匹のまりさを家の中に入れてやる。
さて、次は家の中で2次会だ。
今度は俺が夏ゆさいを堪能させてもらう。
「ゆ!!ここはゆっくりできるおうちだよ!!!」
「どれいはあまあまさんをとっとともってくるんだぜ!!!」
「それからゆっくりできるおやさいさんをもってくるんだぜ!!!」
こいつらは飼いゆっくりではなく、買いゆっくりなのだが、
どうやら自分の立場をわきまえていないらしい。
まあ、ゆっくりできるのは今のうちだ。
せいぜいゆっくりするがいい。
ゆっくりたちを風呂場へ連れて行き、浴槽に放り込む。
そして、すぐに使うれいむだけを浴槽の外で洗ってやる。
「ゆ!れいむはきれいきれいさんになるよ!!!」
「ここはせまいんだぜ!!!」
「はやくだすんだぜ!!!」
「お前らは後だ。しばらくそこで待ってろ。」
「ゆ!!!まりさをはやくきれいきれいにするんだぜ!!!」
風呂場から出て、れいむをリビングに連れて行く。
「ゆ!ここはとってもひろいよ!!!ここをれいむのゆっくりぷれいすにするよ!!!」
それから、台所にある包丁とまな板を取ってくる。
リビングに戻り、嬉しそうな顔をしたれいむを掴みあげ、まな板の上に乗せる。
「ゆ?これからなにが始まるの??」
ゆっくりの調理が始まる。
まず、れいむの背を2箇所、横に切る。
「いちゃい!ゆっ、いちゃい!!!ゆっくりできないよぉおおお!!!」
次に包丁を縦に入れ、皮を観音開きにする。
「ゆぎゃああああああああ!!!」
開いた背側から手を入れて、中身をグニグニと探っていく。
「ぐぎゃあああああああああああああああああ」
手に何かが触れたので、それをゆっくりと取り出す。
「ゆがあああ・・・・・」
いろいろな反応を見せてくれるので、ゆっくりは調理してておもしろい。
ちなみに体内から中枢餡を取り出したので、れいむはそれっきり動かなくなった。
取り出した中枢餡をフライパンで軽く焼き、口にそっと含む。
「うぉ、これは美味い。」
おいしい所だけを食べて、後の残った部分は捨てるというのが贅沢な食べ方らしい。
何かのグルメ漫画でそんな話があったな。
それに見習い、中枢餡以外の部分は捨てるとしよう。
さて、次はまりさの番だ。
れいむと同じように体を洗って、まな板の上にセットする。
「ゆ?なにがおこるんだぜ??」
ポッコリ膨らんだまりさの腹を包丁で切り開いていく。
「いぎゃあああああああああああ!!!!」
おや、こいつは胎生にんしんをしているらしい。
「ゆ~zzz、ゆ~zzz、ゆっ・・ゆゆ!ゆっくちしていっちぇにぇ!!!」
まりさの体内にいる赤ゆっくりが目を覚ましたようだ。
「おきゃーしゃんはどきょ??ゆっくちさせてよぉおおお!!!」
「ゆ、ここだよおちびちゃん!!!」
「ゆゆ!おきゃーしゃんのおこえがしゅるよ!!!ゆ?おしょらを・・・・」
赤ゆを持ち上げ、台所に持っていく。
「ゆゆ?おきゃーしゃんはどこ??おにゃかしゅいたよぉおおお!!!ゆっくちしたいよぉおおお!!!」
ぐずる赤ゆを、あつあつのフライパンに乗せてやる。
「ゆ!?ゆがあああああああ!!!ゆっくちできにゃいよぉおおおおお!!!!」
フライパンの上で赤ゆが踊る。その踊りを『赤ゆ音頭』と名づけてみた。
「あんよがあちゅいよおおおおおおお!!!!」
たまらずピョンピョン跳ねる赤ゆ。
赤ゆの底面は茶色に変色し始めている。
おさげをピコピコ、体はプルプル、あんよはピョンピョン、おめめはウルウル。
赤ゆの踊りはますます激しくなっていく。
「さて、ここからが腕の見せ所だ。」
換気扇を回し、バケツには水を汲んでいる。
準備は万端だ。
チョロチョロ
「ゆ!ちゅめたくてきもちいい~~~!!!ゆっ」
一瞬で赤ゆの体が炎に包まれる。
火の玉のように燃え盛る赤ゆが、テンポアップした赤ゆ音頭をフライパンの上で踊り始める。
赤ゆのフランベだ、よよいのよい。
「ゆぎゃああああじゅいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!」
アルコールと皮の焦げる香ばしい匂いが漂ってきた。
赤ゆを包んでいた火が消えると、赤ゆの皮は茶色に変色していた。
「いちゃい・・・・・・」
赤ゆのおさげやお飾りはチリチリに焦げ、跡形もなくなっている。
赤ゆは火傷の痛みから「ゆうゆう」言っているが、その声はよわよわしい。
フライパンを持って親まりさのいる部屋に戻り、
親まりさの目の前で、半焼きにした赤ゆを口に運ぶ。
「おちびちゃあああああんん!!!!!」
口の中に入れた赤ゆは舌の上でもぞもぞと動く。
口の中でも赤ゆ音頭を踊っているらしい。
一度やってみたかったんだよなぁ、赤ゆの踊り食い。
口を軽く開けると、中から赤ゆの叫び声が聞こえてきた。
「おきゃーしゃああああんん!!!!」
「ゆ゛!!おちびちゃん!!!!」
もちもち
「美味い。濃厚な餡子ときめ細かい皮の口当たり、赤ゆは言うまでもなく絶品だ。」
「まりさのおちびちゃんがぁあああああ!!!!」
親まりさはもういらない。
手元にある包丁を脳天から突き刺してやる。
「ゆぎょ・・・・」
中枢餡を貫くとまりさは動かなくなった。
こいつも畑の土にしてやろう。
あと一匹、まりさが残っている。
「ゆゆ!!まりさはきれいきれいさんになるんだぜ!!」
よく洗ったまりさをリビングのテーブル上に乗せてやる。
さあ、準備は整った。
椅子の上に正座し、合掌する。
「ゆゆ?なにしてるんだぜ??そんなことするひまがあったらまりさにあまあまさんをもってくるんだぜ!!」
「いただきます。」
ガブっ
「いちゃあああああ!!!」
まりさの頬にそのままかぶりつく。
中枢餡や赤ゆっくりほどではないが、甘い饅頭の味がした。
素材を生でそのまま食べるのも贅沢な食べ方らしい。
「やめてよ!!!!いたいよぉおお!!!!」
まりさの後頭部をむしゃむしゃと平らげていく。
「それなりの味だな。」
「まりさをたべないでよぉおお!!まりさはかいゆっくりなんだよ!!!」
「かいゆっくりなら、かいぬしをゆっくりさせるのが役目だろ?なら俺をゆっくりさせてくれよ。」
「どれいはゆっくりしなくていいんだぜ!!まりさがゆっくりしたいんだぜ!!!ゆぎっ、いちゃいいいいい!!!!」
まりさは尋常じゃない動きで暴れだす。
それでも人間の腕力には遠く及ばない。
そしてまりさの体を押さえつけたまま、眼球や歯をえぐりとっていく。
「いぎゃあああああああああああ!!!」
歯を1本もぐごとに、まりさの暴れる動きは強くなる。
ゆっくりの歯は、トウモロコシの粒を一つ一つもぎ取るように簡単に取れていく。
まりさを十分に苦しめた上で、再び頬にかぶりつく。
「ゆふぁああああああああ!!!」
「おや、さっきより少し甘いな。」
苦痛を感じたゆっくりの餡子は甘くなると言われているが、
まさかこんなに早く変化が出るとは。
だが調子に乗って全部食べると腹いっぱいになってしまう。
美味しいところだけを食べるとしよう。
ゆっくりまりさの口を両手で掴み、縦に開いていく。
「ゆああああああああああああああ」
えいっと力を入れると、口から全身がガバっと裂け、中の餡子が丸見えになった。
中身の餡子がまだ少しぷるぷると振動しているが、ゆっくりの原型は留めていない。
ただ、振動する餡子の塊がそこにあるだけだ。
その塊に手を突っ込んで中枢餡だけを取り出し、生でそのまま食べる。
「うん、生の中枢餡も美味い。だがここまで甘いものづくしだとさすがに飽きるな。」
まりさの中枢餡を食べ終え、残りの餡子は全て破棄することにした。
夏ゆさいを堪能し終えたところで、改めて畑に残った夏野菜を収穫する。
量は減ったものの、何とかその晩、夏野菜のフルコースを食べることができた。
夏野菜は、夏ゆさい以上においしかった。
翌日・・・・・・
庭の畑に夏ゆさいが再び生えていた。
甘い畑の土や余った野菜の葉っぱにつられて
20匹ほどの夏ゆさいが庭の畑に集まっている。
夏ゆさい全員が野菜の葉っぱを食べ、
口々にしあわせ~~!!と、のたまっている。
はぁ、と一つため息をついた。
野菜は一生懸命育てないと生えてこないが、夏ゆさいは放っておいても勝手に生えてくる。
いわば害虫や雑草のようなものだ。
この日も仕方なく、生えてきた夏ゆさいどもを駆除することにした。
夏ゆさいどもの悲痛な叫び声が聞こえる中、
野菜の葉っぱを食べる、一匹の小さな虫を見つけた。
申し訳なさそうに葉っぱを食べるその小さな虫を、俺は
見逃がしてあげた
鉄籠あき
過去の作品
anko1922 鉄籠
anko1941 野良まりさたちの行く末
anko1951 ゆっくりの住む牧場
anko1968 正義感
anko1973 あんころ草
anko1993 50%
anko2013 カウンセリング
anko2024 カレーの作り方
anko2047 露店のゆっくり
anko2059 ゆっくりおばさんの船旅
anko2085 赤ゆ合戦
anko2107 たこつぼ
anko2120 線香台
anko2187 生きる
anko2207 野良ゆをゆっくりさせない工夫
anko2235 れいむへの愛情
anko2272 もてないゆっくりの恋
制裁 自業自得 調理 駆除 野良ゆ 赤ゆ 独自設定 うんしー 18作目です。夏野菜はゆっくりできるね!
庭の畑に野菜の苗を植えた。
野菜作りは今回が初めてなので要領がよく分からなかったが、
それでも出来る限りの世話を毎日してやった。
しばらくすると、畑には綺麗な花が咲き、小さな野菜の実ができた。
日に日に大きくなる野菜を眺めながら農作業をしていると、
野菜の葉っぱをかじる小さな虫を発見した。
「これは俺が大事に育てた野菜なんだ、勝手に食べないでくれよ。えいっ。」
スコップを軽く振りかざすと、虫は何の抵抗もなく潰れた。
野菜に寄ってきた悪い虫を取り除く作業も、野菜作りには欠かせない。
最初は虫を殺すことに抵抗を感じていたが、
野菜を作るためだから仕方ない、と考えるようになってから徐々に慣れていった。
畑にはトマト、スイカ、きゅうり、ジャガイモを植えたのだが、どれも順調に大きくなっている。
来週あたりには収穫できそうだ。
一週間後、畑の野菜を収穫することにした。
朝の涼しいうちに農作業の格好をして庭に出る。
農作業は力仕事で疲れると思うが、今はとてもうきうきしている。
今晩は収穫した野菜づくしだな。
フライドポテト、コロッケ、芋の煮付け、きゅうりとトマトのサラダ、デザートはスイカ。
手作りの野菜を使った手作りの料理、
手間はかかるがこれに勝るものは無い。
わくわくしながら外に出たのだが、庭を見て唖然とした。
畑の野菜が荒らされていたのだ。
「ゆっくりしていってね!!!」
野菜泥棒の犯人はゆっくり。
畑には30匹近くのゆっくりが湧いていた。
そのうちの6匹が成体ゆっくりで、
きゅうりやトマトの茎を口でくわえて揺すったり、ジャガイモを掘ったりしている。
20匹以上は育ちざかりの子ゆっくりで、野菜をいっぱい食べたのだろう、体がパンパンに膨らんでいる。
満腹になって気持ち良くなったのか、その場で眠る子ゆっくりもいる。
肝心の野菜を見てみると、高い場所にできたトマトやきゅうりは何とか食べられずに残っていたが、
低い場所に実っていたものは、見事に全部食べられている。
硬いジャガイモはゆっくりたちにとって食べにくいのか、少しかじられてそのまま放置されている。
何匹かの子ゆっくりの頬がジャガイモの形に出っ張っている。
その子ゆっくりが動くたびに、体内のジャガイモがゴロゴロと動いている。
小さなジャガイモを噛み切れず、そのまま丸飲みしたのだろう、
まるで鳥の卵を丸呑みにした蛇のようだ。
1個だけ実っていたスイカは、成体ゆっくりに何度も体当たりされ、地面を行ったり来たりしている。
子ゆっくりたちはそれをまねて、丸いジャガイモに体当たりして遊んでいる。
よし、名前を決めた。こいつらは、夏野菜を目当てに集まってくる「夏ゆさい」だ。
夏ゆさいどもは腹いっぱいであるにも関わらず、夏野菜を際限なく食べているようだ。
どんだけ食べれば気が済むんだ。
「む~しゃむ~しゃ、しあわせぇえええ!!!」
「「「む~ちゃむ~ちゃしゅるよ!!!!」」」
「おやさいしゃんはころころしてたのちいよ!!!」
「おなきゃがいっぱいだからす~やす~やしゅるよ!!!」
さすがに傍観するのは限界だ
「おいてめぇら、俺が育てた野菜を勝手に食べやがって、ただで済むと思うなよ。」
「ゆ!?おやさいさんはかってにはえてくるんだよ!!!にんげんさんはそんなこともしらないの?」
「んなわけないだろ。野菜は植えるから生えてくるんだ。」
「ぷぷっ、れいむはにんげんさんよりもゆっくりとしたゆっくりだから
おやさいさんがかってにはえてくることをしってるんだよ!!!
むーしゃむーしゃ、しあわしぇ~~~!!!ゆゆ?どうしたの???にんげんさんもおやさいさんをたべたいの?」
「・・・・・・・」
「あげないんだよ!!にんげんさんはいままでおやさいさんをどくせんしてきたから
れいむたちにおやさいさんをわけてくれないとだめなんだよ!!!」
「「「ゆっくちわけちぇにぇ!!!」」」
体の底からゴウゴウと怒りがわいてきた。
すぐさま、丸々太った子れいむをつまみ上げ、親指と人差し指で胴体に圧力をかけていく。
「ゆぎゃぁああああああああああ!!!」
「やめてねおちびちゃんがいたがってるよ!!!にんげんさんははやくおちびちゃんをはなしてね!!!」
「さて、今日は夏ゆさいのフルコースだな。」
「いちゃいよぉおおおお!!!たすけちぇぇええええええええ!!!ぐぎゃっ」
手の中の子れいむは腹から真っ二つにちぎれた。
子れいむの両目は圧力で飛び出し、そのまま地面にボトリと落ちた。
子れいむは歪んだ表情をしたままピクリとも動かない。
裂けた断面からは餡子と野菜の汁がポタポタと滴り落ちている。
「せっかくの野菜をこんな汁に変えやがって・・・」
手についた餡子を振り払い、子れいむの残骸を地面に叩きつける。
びちゃっと音がして、叩きつけた上半分は完全につぶれた。
地面に落ちている下半分を靴でグリグリと踏み、原型を残さないようにしてやった。
「まりちゃのいもうとがぁああああああ!!!」
「おちびちゃんになんてことするの!!!れいむはもうかんかんだよ!!!!」
夏ゆさいどもは俺に対して威嚇を始める。
一方でちゃっかりした子ゆっくりたちは、命の危険を感じて逃げ出そうとしている。
必死にもぞもぞと動く子ゆっくりたち。
だが腹にはいっぱい野菜が詰まっているようで、
その動きは非常に鈍く、カタツムリの移動する速度よりも遅い。
腹いっぱい食べてしまったら、いざというときに逃げられなくなる、ということに気がつかなかったのだろうか?
まぁ、こちらとしては追いかける手間が省けるので非常に楽だ。
近くにいた足の遅い子まりさを捕まえて持ち上げる。
「ゆうう!!!ゆっくちできにゃいにんげんしゃんはせいっしゃいしゅるんだじぇ!!!」
子まりさは俺の手の上でプクーっと頬を膨らませ始めた。
徐々に子まりさの顔は赤くなっていく。
それはまるで、今日収穫する予定だったトマトの色だ。
「制裁してみろよ。」
「ゆ!まりしゃはおこったんだじぇ!!!」
子まりさはさらにプクーっと膨らんでいく。
顔はますます赤くなっていく。
限界まで膨らんだ子まりさは、とても苦しそうな表情をしている。
よしよし、いい感じだ。
子まりさを右手に持ち、そのまま両手をスッと横に開く。
「『ビストロ・ド・ゆっくり』へようこそ。一品目は、プチまりさの餡かけサラダだ。」
そのまま勢い良く手を叩く。
パーーーーーーン
とても大きな音がして、手の中の子まりさは勢い良く破裂した。
飛び散った子まりさの餡子が、近くにあった芋のツルに付着した。
手には子まりさの帽子とつぶれた皮が残った。
それを、餡子の付着した芋のツルとミックスし、
逃げ惑う子れいむの口へ突っ込んでやる。
「さぁ試食タイムだ。感想を聞かせてもらおう。」
「ゆげええまじゅいよぉおおおお!!まりしゃのおぼうちはくしゃいよぉおおおおお!!!」
かまわず、小さな子れいむの体を指で上下にプニプニとさせ、咀嚼の手伝いをしてやる。
子まりさの味を堪能した子れいむは、口の隙間から餡子を漏らし始め、目を白目にしてガクガクと震えだした。
「ゆべええええええ・・・・」
子れいむの顔が真っ青になる。
子れいむの皮の表面には、何かブツブツと発疹ができ始めている。
同属を食べたことによる拒絶反応なのか?その原理や理由はいまいち分からない。
おっ、だけどこいつ、まるできゅうりのようだ。ちょうどいい。
白目になった子れいむを縦に引き伸ばし、一匹の成体ゆっくりの口に押し込んでやる。
「二品目は新鮮子れいむの丸かじりだ。しっかり味わってくれ。」
「ゆえっ、ええええ、ええええ」
ゆっくりの頭にゲンコツをかまし、子れいむをしっかりと食べさせてやる。
「ゆげぇえええええ~~ゆげぇええええ~~~れいむのおちびちゃんがおくちのなかにぃいいいい!!!」
「どうだ、夏ゆさいはゆっくりできるだろ?」
「くさいよぉおおお!!!」
なるほど、死臭のするお飾りがあるとゆっくりできないのか。
次は下ごしらえをちゃんとしないとダメだな。
今度は子ゆっくり全員を捕まえ、お飾りをはずしてからダンボールの中に放り込む。
ついでに、硬い石ころを十個ほどダンボールの中に放り込んでおく。
「ゆゆ!たきゃいたきゃーい!!!」
「きょきょはとてもゆっくちできるよ!!!」
命の危険を忘れ、子ゆっくりたちはダンボールの中でゆっくりしはじめる。
ダンボールの中にいる子ゆっくりたちの顔は、土まみれになっていてジャガイモのように見える。
ジャガイモと明らかに違うのは、自発的に動くという点だ。
「れいむのおちびちゃんをかえしてね!!おちびちゃんをゆっくりさせてあげてね!!!」
「何言ってるんだ?ゆっくりは勝手にたくさん生えてきて困るから、わざわざ殺してあげるんだよ。」
「ちがうよぉおおおお!!おちびちゃんはれいむがいっしょうけんめいそだてたんだよ!!!」
「そんなわけないよ。れいむは子ゆっくりを独占してるから、少し俺に分けてくれないとダメなんだよ。」
「おちびちゃんはれいむのものなの!!!にんげんさんはおちびちゃんをつれていっちゃだめなんだよ!!!」
「子ゆっくりを独占したいからって嘘つくなよ。嘘をつくゆっくりの子供は全部没収だ。」
子ゆっくりの入ったダンボールを閉め、ガムテープで固定する。
きゃぴきゃぴと聞こえていた子ゆっくりたちの声が、フタをすることで全く聞こえなくなった。
「ゆ!おちびちゃんはまりさたちがたすけてあげるんだぜ!!!」
残った6匹の成体ゆっくりがダンボールに近づき、体当たりを始める。
それからゆっくりたちは、何度も何度もダンボールに体当たりを繰り返す。
10分ほど放っておいたが、子ゆっくりを入れたダンボールはとても頑丈で、
いくらゆっくりたちが体当たりしてもフタは開かない。
一向に状況が変わらないので、仕方なくガムテープをはずし、ダンボールのフタを開けてやる。
「ゆ!!!おちびちゃんをはやくだしてあげてね!!!」
ダンボールを逆さにして中身を全部出す。
ダンボールの中から出てきたのは石ころ、小さなジャガイモ、野菜の汁、
そして、ぐちゃぐちゃにつぶれた子ゆっくりの塊だった。
親ゆっくりたちの体当たりによって、同梱された石ころが跳ね、
跳ねた石ころが子ゆっくりたちを潰したようだ。
「三品目は子ゆっくりのポテトサラダだ。おいしそうに混ざっているね。」
「おちびちゃんがしんでる!?どぼぢでえええええ!!!」
「おちびちゃんをころしたにんげんさんはゆるさないんだぜ!!まりさがせいっさいしてやるんだぜ!!!」
「せっかくのサラダだ。残さず食べろよ。」
れいむの口に子ゆっくりの餡子を押し込んでやる。
「ゆっ、ゆげぇえええ・・・ゆ、ゆゆっ??とってもあまあまだよ!!!」
「ゆ!まりさもあまあまさんたべたいんだぜ!!!」
「にんげんさんはれいむたちにもっとあまあまをよこしてね!!!」
ドゴッ
くれくれうるさかったので、れいむの左顔面に蹴りをかましてやった。
足を引き抜くと、れいむの顔左半分に空洞ができた。
「ゆあ・・・ああああ・・れひうのおはおは・・・・」
残った2匹のれいむと3匹のまりさが、れいむの周りを取り囲む。
「どうちてこんなことするのぉおおおお!!!れいむはいたがってるよぉおおおお!!!!」
「にんげんさんはれいむのおかおをはやくもとにもどすんだぜ!!」
「れいむはゆっくりしてね!!れいむがゆっくりできるおうたをうたってあげるよ!!!
「ぺーろぺーろするんだぜ!!!いたいいたいははやくなくなるんだぜ!!」
ゆっくりたちの中心にいるれいむは、ゾンビのような顔をしている。
右目は焦点が合わずにキョロキョロし、後頭部までめり込んだ左目は潰れて中身の餡子と一体化している。
口からは餡子の混じったよだれが垂れている。
左側の奥歯はすべて後頭部へ押し込まれ、残った歯がむき出しになっている。
「れひうおおはおはああああああああ」
れいむのお顔が、と言いたいらしい。
ほかにも何か言ってるがよく分からない。
「れいむがいたがってるんだぜ!!にんげんさんはれいむをたすけるんだぜ!!!」
「泥棒を優遇する被害者なんてそうそう聞かないねえ。」
れいむの前に立ちはだかるナマイキなまりさを蹴り飛ばす。
「ゆげっ、ゆ!!おそらを・・・ぶぎゃっ!!!!」
まりさは5mほど先の地面に墜落してゴロゴロと転がった後、大量の餡子を口から吐いて動かなくなった。
さて、うるさいやつもいなくなったことだし調理の続きだ。
硬い木の枝をれいむの右目に刺してやる。
「ゆあああああああ!!!!いはいおおおおおお!!!!」
「やめてね!!!れいむはいたがってるんだよ!!!」
かまわず木の枝を目の奥にぐりぐりと押し込んでいく。
奥の方まで枝が到達すると、れいむの後頭部に穴が開き、突き刺した右目が枝といっしょに出てきた。
出てきた右目をつかみ、だらしなく開いたれいむの口へ放り込んでやる。
両目を失ったれいむは目が見えないようだが、
口の中に入ってきたものに対して違和感を感じたのだろう、思わず目玉を吐き出そうとする。
「番外料理、ゆっくりの目玉でございます。お口に合いますかな?」
「ゆぇえええええええええええ」
吐こうとするれいむを押さえ、髪とお飾りを掴んで皮ごと髪を剥ぎ取る。
「むううううううううう!!!!」
「下ごしらえは肝心ですからね。手をかけるのがおいしさのコツです。」
それかられいむの全身にスコップを刺し、表面の皮をすべてめくりとっていく。
「いはいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
皮をすべて剥いだことで、ゆっくりれいむは餡子の塊となった。
そこから中枢餡だけを取り出し、一口サイズに切り取る。
「四品目のデザートはれいむの中枢餡でございます。」
先ほどあまあまを食べたいと言っていたまりさに、れいむの中枢餡を食べさせてやる。
「ゆぇええ・・・・ゆゆ??とってもあまあまだぜ!!!」
「そうだろそうだろ。」
「なにいってるの!!まりさはれいむをたべちゃったんだよ!!!」
「ゆっ、でもとってもあまあまだったんだぜ!!まりさはもっとたべたいんだぜ!!!」
「おお、悪い悪い。そういえばスイカには種があったな。今回のテーマは夏ゆさいだから、そこも再現してやらんとな。」
まりさをつかみ上げ、あにゃる付近をギュッと絞ってやる。
少し苦しそうな表情を見せた後、まりさのあにゃるから黒いうんうんがコロコロと出てきた。
「まりさ・・・」
「ゆうううはずかしいんだぜ!れいむはまりさのうんうんするところをみないでほしいんだぜ!!!」
「じゃあ、食べるのはいいんだな。」
まりさのあにゃるから出てきたうんうんを、れいむの口に入れてやる。
「ゆぇえええええ!!くちゃいよぉおおおお!!!!!」
「ゆぁああああ!まりさのうんうんをたべちゃだめなんだぜ!!!」
「なるほど、まりさが代わりに食べるのか。」
「ゆ!!ちがうんだぜ・・・ゆ、ゆげぇええええくちゃいいいいい!!!!」
「まだあるからどんどん食べてくれよ。」
「やめちぇえええええええ!!!」
まりさのうんうんを全員に食べさせてやると、
うんうんを食べた全員がオエ、オエ、と口から餡子を吐きだした。
さて宴もたけなわだが、楽しんでもらったところで一次会は終わりだ。
そろそろ会計をしてもらおう。
「夏ゆさいのフルコース、しめて3000円になります。」
「ゆ?」
「3000円です。」
「ゆ??」
「ゆ?じゃないよ。3000円だって言ってるだろ。」
「ゆ?なにそれ???」
「なにって、食事の代価を払えって言ってるんだ。現金がダメなら、何か価値のある物を俺によこせ。」
「ゆ!!どうしてれいむがにんげんさんになにかあげないといけないの???」
「だから最初に『ただで済むと思うな』って言ったろ。ここで食事するのは有料だ。
つまり、畑の野菜を勝手に食べた分、俺に何かよこせってことだ。
こっちが楽しませてもらった分は代金を差し引いたが、それでも3000円分の報酬が足りない。
払えないならお前ら全員を加工所に送るが、それでもいいか?」
「かこうじょはだめだよ!!れいむはさんぜんえんぶんはらうよ!!!」
「そうか。その3000円分は何で払ってくれる?」
「れいむのゆっくりできるおうただよ!!!ゆっくりきいていってね!!!」
ゴスッ
「ぐぎゃあああああああ!!!!!」
「高けえよ、ライブ並みの料金じゃないか。そこのまりさは何で払ってくれる?」
「ゆ!まりさはぺ~ろぺ~ろがとくいだよ!!」
ベキッ
「ゆぎゃあああああああ!!!」
「得意なことを聞いてるんじゃないんだ。おまえはどうだ?」
「ゆ・・・・・・・」
バチン
「いちゃいいいいい!!」
「何か言えよ。次、お前は?」
「ゆゆ、にんげんさんはれいむたちをかってゆっくりさせてね!!!」
「この土壇場でなんてこと言いやがる。でも、その度胸に免じてお前ら3匹を3000円で買ってやる。」
「ゆゆ!れいむはかいゆっくりになれるよ!!!どれいはあまあまをさっさともってきてね!!!」
「何言ってるんだ?お前らは今、全部で4匹残っている。俺が買うのは3匹だといっている。つまりどういうことか分かるか?」
「ゆ?どういうことなの??」
「1匹は買わない。つまり、お前はここでおさらばだ。」
「どうじでぇええええ!!!!」
持っていたクワをれいむに振り下ろす。
クワが皮と餡子を貫通し、地面の土に突き刺さる。
「ぐぎゃあああああああああああああ」
貫通したクワは中枢餡を逸れたようで、れいむはまだ動いている。
だが、体にクワが貫通しているので、どんなに体を揺すってもクワは抜けない。
「もういやだああああ!!!おうちかえるうううううう!!!」
「安心しろ、この畑がお前のおうちになる。」
「ちがうよぉおお!!!れいむにはべつのおうちがあるんだよぉおおおおお!!!」
「まあそう言わず、ここでゆっくりしていけ。」
「ゆぐ、もっどゆっぐりじだがっだよ・・・・・」
れいむははそのままどす黒くなり、二度と動かなくなった。
クワを抜き、動かなくなったれいむをスコップでぐちゃぐちゃにする。
れいむの残骸は土と混ざり、完全に畑の土となった。
その様子を見ていたほかのゆっくりは体をビクビクとさせ、その場で震えている。
「大丈夫。お前らは俺が買ったんだから、家の中へ連れてってやるよ。」
「ゆ!ゆっくりしていってね!!!」
こわばっていた夏ゆさいどもの顔色が急に緩む。
その顔は今やニヘラニヘラとしている。
残った1匹のれいむと2匹のまりさを家の中に入れてやる。
さて、次は家の中で2次会だ。
今度は俺が夏ゆさいを堪能させてもらう。
「ゆ!!ここはゆっくりできるおうちだよ!!!」
「どれいはあまあまさんをとっとともってくるんだぜ!!!」
「それからゆっくりできるおやさいさんをもってくるんだぜ!!!」
こいつらは飼いゆっくりではなく、買いゆっくりなのだが、
どうやら自分の立場をわきまえていないらしい。
まあ、ゆっくりできるのは今のうちだ。
せいぜいゆっくりするがいい。
ゆっくりたちを風呂場へ連れて行き、浴槽に放り込む。
そして、すぐに使うれいむだけを浴槽の外で洗ってやる。
「ゆ!れいむはきれいきれいさんになるよ!!!」
「ここはせまいんだぜ!!!」
「はやくだすんだぜ!!!」
「お前らは後だ。しばらくそこで待ってろ。」
「ゆ!!!まりさをはやくきれいきれいにするんだぜ!!!」
風呂場から出て、れいむをリビングに連れて行く。
「ゆ!ここはとってもひろいよ!!!ここをれいむのゆっくりぷれいすにするよ!!!」
それから、台所にある包丁とまな板を取ってくる。
リビングに戻り、嬉しそうな顔をしたれいむを掴みあげ、まな板の上に乗せる。
「ゆ?これからなにが始まるの??」
ゆっくりの調理が始まる。
まず、れいむの背を2箇所、横に切る。
「いちゃい!ゆっ、いちゃい!!!ゆっくりできないよぉおおお!!!」
次に包丁を縦に入れ、皮を観音開きにする。
「ゆぎゃああああああああ!!!」
開いた背側から手を入れて、中身をグニグニと探っていく。
「ぐぎゃあああああああああああああああああ」
手に何かが触れたので、それをゆっくりと取り出す。
「ゆがあああ・・・・・」
いろいろな反応を見せてくれるので、ゆっくりは調理してておもしろい。
ちなみに体内から中枢餡を取り出したので、れいむはそれっきり動かなくなった。
取り出した中枢餡をフライパンで軽く焼き、口にそっと含む。
「うぉ、これは美味い。」
おいしい所だけを食べて、後の残った部分は捨てるというのが贅沢な食べ方らしい。
何かのグルメ漫画でそんな話があったな。
それに見習い、中枢餡以外の部分は捨てるとしよう。
さて、次はまりさの番だ。
れいむと同じように体を洗って、まな板の上にセットする。
「ゆ?なにがおこるんだぜ??」
ポッコリ膨らんだまりさの腹を包丁で切り開いていく。
「いぎゃあああああああああああ!!!!」
おや、こいつは胎生にんしんをしているらしい。
「ゆ~zzz、ゆ~zzz、ゆっ・・ゆゆ!ゆっくちしていっちぇにぇ!!!」
まりさの体内にいる赤ゆっくりが目を覚ましたようだ。
「おきゃーしゃんはどきょ??ゆっくちさせてよぉおおお!!!」
「ゆ、ここだよおちびちゃん!!!」
「ゆゆ!おきゃーしゃんのおこえがしゅるよ!!!ゆ?おしょらを・・・・」
赤ゆを持ち上げ、台所に持っていく。
「ゆゆ?おきゃーしゃんはどこ??おにゃかしゅいたよぉおおお!!!ゆっくちしたいよぉおおお!!!」
ぐずる赤ゆを、あつあつのフライパンに乗せてやる。
「ゆ!?ゆがあああああああ!!!ゆっくちできにゃいよぉおおおおお!!!!」
フライパンの上で赤ゆが踊る。その踊りを『赤ゆ音頭』と名づけてみた。
「あんよがあちゅいよおおおおおおお!!!!」
たまらずピョンピョン跳ねる赤ゆ。
赤ゆの底面は茶色に変色し始めている。
おさげをピコピコ、体はプルプル、あんよはピョンピョン、おめめはウルウル。
赤ゆの踊りはますます激しくなっていく。
「さて、ここからが腕の見せ所だ。」
換気扇を回し、バケツには水を汲んでいる。
準備は万端だ。
チョロチョロ
「ゆ!ちゅめたくてきもちいい~~~!!!ゆっ」
一瞬で赤ゆの体が炎に包まれる。
火の玉のように燃え盛る赤ゆが、テンポアップした赤ゆ音頭をフライパンの上で踊り始める。
赤ゆのフランベだ、よよいのよい。
「ゆぎゃああああじゅいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!」
アルコールと皮の焦げる香ばしい匂いが漂ってきた。
赤ゆを包んでいた火が消えると、赤ゆの皮は茶色に変色していた。
「いちゃい・・・・・・」
赤ゆのおさげやお飾りはチリチリに焦げ、跡形もなくなっている。
赤ゆは火傷の痛みから「ゆうゆう」言っているが、その声はよわよわしい。
フライパンを持って親まりさのいる部屋に戻り、
親まりさの目の前で、半焼きにした赤ゆを口に運ぶ。
「おちびちゃあああああんん!!!!!」
口の中に入れた赤ゆは舌の上でもぞもぞと動く。
口の中でも赤ゆ音頭を踊っているらしい。
一度やってみたかったんだよなぁ、赤ゆの踊り食い。
口を軽く開けると、中から赤ゆの叫び声が聞こえてきた。
「おきゃーしゃああああんん!!!!」
「ゆ゛!!おちびちゃん!!!!」
もちもち
「美味い。濃厚な餡子ときめ細かい皮の口当たり、赤ゆは言うまでもなく絶品だ。」
「まりさのおちびちゃんがぁあああああ!!!!」
親まりさはもういらない。
手元にある包丁を脳天から突き刺してやる。
「ゆぎょ・・・・」
中枢餡を貫くとまりさは動かなくなった。
こいつも畑の土にしてやろう。
あと一匹、まりさが残っている。
「ゆゆ!!まりさはきれいきれいさんになるんだぜ!!」
よく洗ったまりさをリビングのテーブル上に乗せてやる。
さあ、準備は整った。
椅子の上に正座し、合掌する。
「ゆゆ?なにしてるんだぜ??そんなことするひまがあったらまりさにあまあまさんをもってくるんだぜ!!」
「いただきます。」
ガブっ
「いちゃあああああ!!!」
まりさの頬にそのままかぶりつく。
中枢餡や赤ゆっくりほどではないが、甘い饅頭の味がした。
素材を生でそのまま食べるのも贅沢な食べ方らしい。
「やめてよ!!!!いたいよぉおお!!!!」
まりさの後頭部をむしゃむしゃと平らげていく。
「それなりの味だな。」
「まりさをたべないでよぉおお!!まりさはかいゆっくりなんだよ!!!」
「かいゆっくりなら、かいぬしをゆっくりさせるのが役目だろ?なら俺をゆっくりさせてくれよ。」
「どれいはゆっくりしなくていいんだぜ!!まりさがゆっくりしたいんだぜ!!!ゆぎっ、いちゃいいいいい!!!!」
まりさは尋常じゃない動きで暴れだす。
それでも人間の腕力には遠く及ばない。
そしてまりさの体を押さえつけたまま、眼球や歯をえぐりとっていく。
「いぎゃあああああああああああ!!!」
歯を1本もぐごとに、まりさの暴れる動きは強くなる。
ゆっくりの歯は、トウモロコシの粒を一つ一つもぎ取るように簡単に取れていく。
まりさを十分に苦しめた上で、再び頬にかぶりつく。
「ゆふぁああああああああ!!!」
「おや、さっきより少し甘いな。」
苦痛を感じたゆっくりの餡子は甘くなると言われているが、
まさかこんなに早く変化が出るとは。
だが調子に乗って全部食べると腹いっぱいになってしまう。
美味しいところだけを食べるとしよう。
ゆっくりまりさの口を両手で掴み、縦に開いていく。
「ゆああああああああああああああ」
えいっと力を入れると、口から全身がガバっと裂け、中の餡子が丸見えになった。
中身の餡子がまだ少しぷるぷると振動しているが、ゆっくりの原型は留めていない。
ただ、振動する餡子の塊がそこにあるだけだ。
その塊に手を突っ込んで中枢餡だけを取り出し、生でそのまま食べる。
「うん、生の中枢餡も美味い。だがここまで甘いものづくしだとさすがに飽きるな。」
まりさの中枢餡を食べ終え、残りの餡子は全て破棄することにした。
夏ゆさいを堪能し終えたところで、改めて畑に残った夏野菜を収穫する。
量は減ったものの、何とかその晩、夏野菜のフルコースを食べることができた。
夏野菜は、夏ゆさい以上においしかった。
翌日・・・・・・
庭の畑に夏ゆさいが再び生えていた。
甘い畑の土や余った野菜の葉っぱにつられて
20匹ほどの夏ゆさいが庭の畑に集まっている。
夏ゆさい全員が野菜の葉っぱを食べ、
口々にしあわせ~~!!と、のたまっている。
はぁ、と一つため息をついた。
野菜は一生懸命育てないと生えてこないが、夏ゆさいは放っておいても勝手に生えてくる。
いわば害虫や雑草のようなものだ。
この日も仕方なく、生えてきた夏ゆさいどもを駆除することにした。
夏ゆさいどもの悲痛な叫び声が聞こえる中、
野菜の葉っぱを食べる、一匹の小さな虫を見つけた。
申し訳なさそうに葉っぱを食べるその小さな虫を、俺は
見逃がしてあげた
鉄籠あき
過去の作品
anko1922 鉄籠
anko1941 野良まりさたちの行く末
anko1951 ゆっくりの住む牧場
anko1968 正義感
anko1973 あんころ草
anko1993 50%
anko2013 カウンセリング
anko2024 カレーの作り方
anko2047 露店のゆっくり
anko2059 ゆっくりおばさんの船旅
anko2085 赤ゆ合戦
anko2107 たこつぼ
anko2120 線香台
anko2187 生きる
anko2207 野良ゆをゆっくりさせない工夫
anko2235 れいむへの愛情
anko2272 もてないゆっくりの恋